戸建て住宅に住んでいれば、10~15年に1度は考えなければならない外壁塗装。
「思い切って外壁の色を変えてみようか」とワクワクしている人もいるかもしれません。
しかし一方で、「業者と何かトラブルになったらどうしよう」「トラブルを防ぐためにできることは何だろう?」とお悩みの人もいるでしょう。
そんな方のために、外壁塗装で起こり得るトラブル事例やその予防策、万が一トラブルになったときの対処法および相談先を解説します。
この記事の内容さえ頭に入れておけば、安心して外壁塗装にのぞめるようになるでしょう。ぜひ参考にしてください。
塗装の最中に起こり得るトラブルには、主に次の2つが挙げられます。
塗装工事の最中、車や自転車、花壇など、住宅のそばにあるものに塗料が飛び散ることがあります。隣の住宅との距離が近いと、隣家の所有物を塗料が汚すこともあるのです。
塗料の飛び散りで何かが汚れているのを見つけたら、まずは塗装業者に相談しましょう。
普通は業者に弁償してもらえます。たいていの塗装業者は「請負業者賠償責任保険」に加入しているからです。
この保険は、工事を請け負う業者が、工事中に誤って何かを汚したり壊したりしたときにその損害費用を補償する保険です。汚れたり壊れたりしたものが、通行人や隣家の所有物であっても適用できます。
どうしても汚されると困るものは、家の中に入れておくと安心です。家の中に持ち込めないものは、工事が始まる前の段階で、汚されると困る旨を業者に伝えておきましょう。
また確認事項に次の2つが挙げられます。
※養生とは、塗料が飛び散って花壇や車などを汚さないよう、専用の養生シートで建物の周囲を囲う作業です。
高圧洗浄とは、塗装前に外壁表面を高圧水流で洗浄する作業です。高圧洗浄の際、水が家の中に侵入することがあります。
原因は主に次の2つです。
ALC外壁については
「【ALC外壁塗装を検討中の方必見!】ALCの特徴やメリット・デメリット教えます」
をご参照ください。
※コーキングとは、目地(継ぎ目)を合成樹脂などを主成分とした充填剤で埋める作業、またコーキングの作業が施された部分です。
水の屋内への侵入に気づいたら、すぐに業者に知らせて侵入した水を除去してもらいましょう。高圧洗浄の水圧が強すぎたり向きが悪かったりして、窓枠のサッシや外壁のひび割れなどから浸水した場合は、浸水箇所の修理なども必要になることがあります。
家主側ができる予防策は、塗装業者から「この期間は窓を開けないように」と指示があった場合、絶対に窓を閉めておくことです。
いえふくは、工事が始まってから「マスキング・養生」から「点検・手直し」までの期間は、窓を開けるのをご遠慮いただいています。
また、大切なのが業者選びです。トラブルを起こさずに高圧洗浄を行うためには、業者側が外壁の種類や状態、部分ごとの適切な水圧や水の向きをわかっていなくてはいけません。
よりよい業者の特徴や選び方については、
「信頼できる塗装業者とは?こんな資格や許可を持っている業者を探そう」
をご参照ください。
塗装工事が終わってからもトラブルは発生し得ます。主なものは次の5つです。
色は光の加減やその色が塗られている面積など、さまざまな条件によって見え方が異なります。そのため、契約前に業者と相談して決めた色が外壁に塗られてみると、思っていたものと全く違う事態が起こりえます。
色の見え方の違いについては、
「面積効果って何?面積効果を知ってイメージ通りの外壁に!」
をご参照ください。
どうしても色を変えたければ、塗り直しは可能です。しかし、仕上がった後に塗り直すと、追加料金がかかります。
「思っていた色と違う!」とならないよう、色を決めるときには次のようなことを心がけましょう。
外壁塗装の色の選び方については、
「外壁塗装で人気の色&失敗しない色選びのポイント【塗装予定者必見】」を、
外壁の色のカラーシミュレーションについては、
「どの色にする?まずシミュレーションしてみよう」を
それぞれご参照ください。
外壁塗装用のほとんどの塗料は、基本的に下塗り・中塗り・上塗りの3度塗りすることを前提につくられています。
ところが業者のなかには、塗料の使用量を減らして塗料代を浮かせたり、塗装工事の工期を短くして人件費を削ろうとして、1度か2度塗りしかしない業者もいるのです。
正しく3度塗りを行わなかった場合、塗料は本来の耐久性や防水性を発揮できず、通常よりも早い時期に剥がれやヒビなどの劣化が生じます。
業者に3度塗りをきちんと行ってほしい旨を伝え、施工をやり直してもらいましょう。業者が対応してくれない場合は、第三者機関に相談することとなります。
相談できる第三者機関は後ほど紹介します。
見積もりの際に、塗装を3度塗りで行うことを確認しておきましょう。
また、2度塗りと3度塗りで塗料の色を変えることも有効です。2度塗りの塗料と3度塗りの塗料で色が異なれば、2度塗りと3度塗りがきっちりと行われているかどうか、一目で判断できます。
3度塗りの重要性については、
「3度塗りは外壁塗装の基本!各工程の重要性と注意事項を徹底解説!」
をご参照ください。
外壁塗装は人の手で行われるものであるため、多少の塗りムラは生じてしまうものです。しかし、塗りムラの程度があまりにひどい場合には、業者の手抜きや技術不足が考えられます。
施工後に塗り忘れや気になる塗りムラを見つけたら、業者に相談して手直しをしてもらいましょう。
業者の技術力が低いほど、塗りムラや塗り忘れが発生する確率は高くなります。施工実績や口コミを確認し、経験が豊富そうで信頼できる業者に塗装を依頼しましょう。
ただし、塗りムラや塗り忘れは優良業者でも起こり得ます。見積もりの際に、塗りムラや塗り忘れを確実に手直ししてもらえるかどうか確認しておくことが重要です。
外壁塗装は年数が経つと、経年劣化で外壁に剥がれや色あせなどが生じてくるものです。塗装後10~15年程が経てば、これは仕方がありません。
しかし、塗装してから1~2年程で外壁に剥がれや色あせが始まった場合は、塗装業者の不手際や手抜きが原因である可能性が高いです。具体的には、塗料が塗料メーカーが定めた規定以上に薄められていたり、3度塗りがされていなかったり、下準備の高圧洗浄やケレン(鉄部などをやすりがけし、汚れやサビを除去すること)が不十分であったことが考えられます。
ブリスターとは、塗装から数カ月後、塗装した部分の表面に生じる水泡や膨れのことで、塗装から数カ月で発生することが多いです。こちらも原因は、業者の不手際や手抜きが挙げられます。
見つけ次第業者に連絡し、補修などの対応を依頼しましょう。これらの原因は業者側の不備なので、まともな業者であれば無料で対応してくれるはずです。
塗装工事を丁寧に行ってくれることと、施工後に不備が発覚したら確実に対応してくれること。
この2点において信頼できる業者に塗装を依頼しましょう。また、作業工程ごとに写真を残してもらうなどして工事の様子をチェックするのもよいですね。
塗装してから1年もしないうちに外壁にサビが見られたら、原因は塗装の不備や塗料と外壁材との相性の悪さなどにあります。鉄部のサビの場合は、ケレンが不十分だった可能性が高いです。
剥がれや色あせと同様、見つけ次第業者に連絡して補修を依頼します。
剥がれや色あせの場合と同じように、信頼のおける業者を選ぶこと、作業工程をチェックすることが予防策です。
塗装工事は、何十万円以上もの費用がかかる大工事。定価が存在しないこともあり、業者と家主の間でトラブルが起こることもめずらしくありません。
違約金とは、契約を結んだとき、「このような契約違反をしたら、この額を払わなければなりませんよ」などのかたちで定められたお金です。
外壁塗装で問題となることが多いのは、「一度契約を結んだ後、契約を取り消しにする場合には、施主側が工事費用の〇%を業者に支払わなければならない」などの形の違約金です。
契約した後に、「やはり解約したい」と思って業者に問い合わせたら、違約金を請求されたケースもあります。
クーリングオフを利用しましょう。クーリングオフが使えれば、お金を払わず契約を解除することが可能です。
ただし、次の条件を満たしている必要があります。
仮に上記の条件を満たしていなくても、次のような場合にはクーリングオフが可能です。
業者との見積もりの段階で、クーリングオフについて確認しておきましょう。その時点で話をごまかしたり、クーリングオフはできないと言ったりする業者とは、そもそも契約するべきではありません。
いえふくのクーリングオフの詳細は、
「クーリングオフ制度について」を、
過去本当にあった外壁塗装のクーリングオフにおけるトラブルの実話は、
「本当にあった外壁塗装業者の怖い話「今さらクーリングオフできませんよ!」」を
それぞれご参照ください。
追加費用が発生する主な原因は、
「塗装を行うのに、どの程度の下準備(外壁の修理やベランダの上の波板の交換など)が必要か」
「塗装範囲にベランダの防水塗装も含むか」
など、業者側が仕事の内容・量を事前に十分確認しておかなかったことによります。
業者側から追加工事・追加費用の申し出があったら、それが本当に必要なものなのか、詳しく説明してもらいましょう。詳細を説明したがらなかったり、威圧的な態度で追加費用を払わせようとしてきたりする業者は、悪徳業者である危険が高いといえます。第三者機関に相談することが望ましいでしょう。
相談できる第三者機関にはどのようなものがあるのかは後述します。
どうしても追加工事が必要である場合に注意すべきは、口約束で済ませず、その追加工事について書面の契約書を交わすことです。書面が残っていないと、万が一トラブルが起こったとき、「言った、言わない」の水掛け論に陥る恐れがあります。
外壁塗装の見積もりは、必ず現地調査(外壁の現在の状況確認)の後に行われます。この現地調査の段階で、塗装の範囲などを業者とともに入念に確認しておきましょう。
外壁塗装の見積もり書は通常、
「塗料代で〇〇円」
「足場代で○○円」
などのように、その内訳が明記されています。
しかし業者のなかには、「一式〇〇円」など、大ざっぱな見積もり書を出したり、見積もりの内訳の説明をきちんとしてくれなかったりする業者もいます。
不透明な見積もりは、お客様を不安にさせるばかりでなく、追加料金の発生などのトラブルの原因にもなります。
業者に対して遠慮することなく、もっと詳細な見積もりを出してもらったり、見積もりの説明を求めたりしましょう。もし渋られたら、その業者と契約を結ぶのは避けるべきです。
悪徳業者の特徴の1つに、「見積もりの詳細をごまかすこと」があります。
見積もりをこれから出してもらう段階で、「何の作業にどのくらいの費用がかかるのか」が明白に記述されている見積もりを出すよう求めましょう。
外壁塗装はその規模にもよりますが、多かれ少なかれ近隣の方々にご迷惑をおかけすることは避けられません。
しかし、迷惑をかけるにしてもその程度を減らしたり、ご近所さまとのトラブルを防いだりすることはできます。
足場の組み立てや高圧洗浄のエンジン音など、塗装工事は騒音が発生します。この騒音に対して、近隣の方が苦情を訴えてくるかもしれません。
丁寧に謝罪し、業者にも苦情があった旨を伝えましょう。
塗装工事が始まる前に、近隣の方々にあいさつをして回り、塗装工事にあたって迷惑をかける旨を伝えましょう。良心的な業者であれば、お客様の代わりにあいさつ回りをしてくれるはずです。
いえふくも、工事の前には必ず近所のご家庭の方々へのあいさつ回りをしています。
たばこのポイ捨てや立小便など、塗装業者の振る舞いに対して苦情を訴えてくる場合もあります。
丁寧に謝罪し、業者にも謝罪をしてもらいましょう。また、同じことを二度と繰り返さないよう業者に徹底させることも必要です。
業者選びを徹底することです。
塗装を依頼する業者は、塗装業者としての技術だけでなく、人としてのマナーやモラルも備えた業者でなくてはなりません。業者選びの詳細については、後述の「契約前にするべきトラブル対策」で解説します。
ここまでで紹介したもの以外でも、外壁塗装では次のようなトラブルが発生することがあります。
自宅を塗装してもらってから数年、あるいは数カ月で塗装業者が倒産することがあります。工事から1、2年後に塗膜の剥がれを見つけて業者に補修してもらおうとしたら、すでに倒産した後だったなどの事態も考えられます。
塗装工事の保証書を確認しましょう。
保証には2種類あります。
塗装会社が倒産しても有効な保証には、次のようなものがあります。
どんな塗装業者でも、その塗装業者の保証期間の満了まで存続しているかどうか、完璧に予測することはできません。
しかし、現時点での経営が安定していそうか否かの判断基準は、次のようなものが挙げられます。
何かあったときの保証が気にかかるようであれば、何らかの組合の保証に加入している業者を探すとよいでしょう。
正式に契約を結んで前金も業者に支払い、工事開始予定日を過ぎているのに工事が始まらないトラブルもあります。
雨天などで工事の開始日が遅れることはありますが、その場合は業者がお客様にその旨を伝えるのが普通です。
業者から何の連絡もなく工事の開始が遅れたときには、なぜ工事が始まらないのか業者に問い合わせましょう。連絡がとれなかったり、業者が言い訳を並べるばかりで工事を始めなかったりする場合には、第三者機関に相談してみることも必要です。相談できる第三者機関は後ほど紹介します。
工事が始まる前に前金を払うのはご法度です。塗装工事の代金は、工事が完了した後に支払うことが通常です。
前払いを要求してくる業者は、お金だけ受け取っておいて工事をせず逃げるつもりでいる危険があります。
足場の設置を含め、塗装工事は正式に契約を結んだ後に始めるのが通常です。
契約前に足場を建て始めることは、お客様の意思を尊重していない悪徳業者としか言いようがありません。
クーリングオフの一択です。お客様の承諾を得る前に足場を組み始める業者にろくな業者はいません。
業者選びを徹底することが挙げられます。とくに、訪問販売の業者には警戒しておくことをおすすめします。
訪問販売業者は、前金だけ受け取っておいて工事をしないなど、詐欺のようなことを行う悪徳業者の割合が高い傾向にあるのです。
天候などの条件によっては、工事に多少の遅れが出るのは仕方ありません。塗料は雨が降っていたり気温が非常に低かったりするときに塗ると剥がれやすくなるからです。
何らかの理由で工事が遅れそうであれば、業者の方からお客様にその連絡が入るはずです。何の通達もなく工事が遅れている場合には、遅れの理由を業者に問い合わせましょう。
天候などの諸条件による遅れはどうしようもありません。
天候で工期が左右されにくい、おすすめの外壁塗装時期は、3~5月と11月です。
外壁塗装の季節についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事をご確認ください。
「外壁塗装の季節はいつがよいか」
バイオ洗浄とは、バイオ洗浄液と呼ばれる薬品を使った洗浄です。バイオ洗浄液は、とくにカビやコケなど生物系の汚れに効果を発揮します。
※引用:コムスター
一見便利そうですが、庭の植木やペットなどに危害が及ぶ恐れもあります。
少し昔ではありますが、バイオ洗浄を行ったところ庭の池の鯉が全滅してしまったという話を、いえふくは他の塗装業者から聞いたことがあります。
人体への影響はあまりないといわれていますが、植木があったりペットがいたりする家庭は注意が必要です。
植木やペットなどに何か異常が見られたら、即刻洗浄を中止しましょう。被害がバイオ洗浄によるものと認められれば弁償はしてもらえるはずです。
次のいずれかに当てはまるのであれば、バイオ洗浄はやめておくか、業者に事前に相談して対処してもらうことが必要です。
塗装の作業中、植木や置物など住宅の周りの物を、業者が誤って破損させることもありえなくはありません。
塗料の飛び散りの場合と同じように、業者に相談して弁償してもらいましょう。塗料の汚れと同じく、「請負業者賠償責任保険」が下りるはずです。
これも塗料で汚されては困るものと同様ですが、できるだけ屋内に入れておき、それが無理であれば傷つけないでほしい旨を業者に伝えておくことが必要です。
また契約を結ぶ前に、その業者が「請負業者賠償責任保険」に加入しているかどうかも確認しておきたいですね。
塗料には独特の臭いがあります。種類によって臭いの程度は異なりますが、とくに油性(水ではなくシンナーなどを混ぜて使う塗料)は臭いが強い傾向にあります。
人によっては、塗料の臭いで吐き気やめまいを起こすかもしれません。小さなお子様や妊婦の方、アレルギーを持っている人、臭いに敏感な人はとくに注意が必要です。
一番確実な対処法は、塗装工事の間は住宅を離れて別の場所に住むことです。
しかしこの方法は、通勤・通学先の都合や別に住む場所の確保などの問題で難しい人が多いでしょう。
施工期間は別の場所で暮らす以外の方法は、塗装の現場にできるだけ近づかないようにすること、防毒マスクを着用することなどが挙げられます。
外壁に使用する塗料は、水を混ぜて使う水性塗料とシンナーを混ぜて使う油性塗料に分けられ、水性塗料の方が臭いが弱い傾向にあります。塗料の臭いによる健康被害が心配な場合は、水性塗料を選ぶ方法もあります。
ただし、水性塗料に限ると塗料の選択の幅が狭まり、水性塗料は油性塗料と比べ、「固まるのに時間がかかる」「アルミやステンレスなどの金属には密着しにくい」などの欠点があることを覚えておかねばなりません。
もし可能なら、塗装工事の間、実家やウィークリーマンション(1週間など短期間から利用できる賃貸)に身を寄せるとよいでしょう。全員は無理でも、妊娠している人や乳幼児だけを別の場所に移す方法もあります。
塗料の臭いはつわりを悪化させたり、小さな子どもにアレルギーを引き起こさせたりするケースがあるからです。
我が家の外壁塗装でトラブルが起き、
「業者がきちんと対応してくれない」
「業者に不信感がある」
「どうすればよいのかわからない」
などのことになったら、第三者機関に相談してみることができます。
外壁塗装でトラブルになったときの相談先として、おすすめの連絡先3選を紹介します。
※引用:中小企業庁
別名「住まいるダイヤル」。国土交通省から指定を受けている住宅専門の相談窓口です。
「住宅リフォーム・紛争処理センター」
電話番号 : 0570-016-100
電話相談も可能ですし、ホームページでは過去の相談事例や住宅紛争の処理のされ方の流れ、紛争処理の実施状況のデータなどを見ることができます。見積もり書のチェックサービスや、専門家相談サービスなどの制度も用意されています。
※引用:横浜市消費生活総合センター
外壁塗装に限らず、商品の購入・使用や契約など幅広い消費者問題の相談の窓口となっている独立行政法人です。
「独立行政法人 国民生活センター」
全国各地に設置されており、電話番号はセンターによって異なります。ただし、あくまで消費生活全般の窓口であるため、塗装などリフォームの専門性には欠けています。
業者を法的に訴えたり、損害賠償を要求したりすることを考えている場合は、相談料などを払って弁護士に依頼する手もあります。住まいるダイヤルや国民生活センターでは解決しそうにない場合にも活用できるでしょう。
外壁塗装でトラブルが起きるか否かは、業者と契約を結ぶ前の段階で、どれだけのトラブル予防策をとることができるかにかかっています。もちろん、トラブルを100%の確率で予防するのは不可能ですが、確率を大きく下げることはできます。
外壁塗装におけるトラブルの多くは、業者のミスや手抜き、プロ意識の欠如が原因です。業者選びで優良業者を見極められるかどうかが、トラブルの発生率に大きく関わってきます。
業者を選ぶときの目安の1つに、業者の身だしなみがあります。
業者が見積もり相談のため自宅を訪れたときには、服が塗料で汚れていないか、シワだらけでないかなど、身だしなみが整えてあるかチェックしましょう。
プロとしての意識がしっかりしている業者は、お客様のご自宅を訪問する際、絶対に身だしなみを整えていくものです。
そのほかの業者選びのポイントは、以下の記事にも解説されています。
業者の選び方以外に、塗装が必要なサインや塗料の種類なども記載された外壁塗装ガイです。ぜひご一読ください。
「初めての人のための外壁塗装ガイド」
見積もり書をしっかり確認し、あいまいなところや疑問点をなくしておくことも、トラブル回避に有効です。
その理由には次のようなことが挙げられます。
見積もり書の確認方法は、こちらの記事にまとめられています。ぜひ参考にしてみてください。
「外壁塗装の見積もりの確認方法 落とし穴はここにある!」
施工内容の確認書や契約書など、塗装業者との契約に関する書面は全て、控えを受け取り保管しておきましょう。細かいことやごく小さなことでも、気になることは業者に質問し、契約書の備考欄など書面に残しておくのも必要です。
口頭の確認だけだと、業者とお客様間での記憶違いなどからトラブルに発展する可能性があります。
契約の内容を書面に残すことを怠る業者も要注意。まともな業者であれば、口頭の契約はトラブルの元となり得ることを心得ており、トラブルを避けるよう細かいところまで書面に残そうとするはずです。それをしないのは悪徳業者である確率が高いです。
外壁塗装の契約書の詳細については、以下の記事をご参照ください。 いえふくに外壁塗装工事をご依頼いただいたお客様にアンケートを…
外壁塗装の契約書のチェックポイント!信頼できる契約書の見本付
外壁塗装はときにトラブルが起こるものですが、さまざまな予防策によって、トラブルが起きる可能性を減らすことが可能です。また、仮にトラブルが起こっても、良心的な業者であれば誠意ある対応をしてくれるでしょう。
運悪く誠意に欠けた業者にあたってしまった場合は、クーリングオフ制度を活用したり、紹介したような第三者機関に相談したりすることができます。
いえふくは、お客様に不安や不快感を与えることなく、塗装をスムーズに進めるため最新の注意を払っています。細かいところまで明確にした見積もり書を出すこと、契約の内容を一つ一つ書面に残すことはもちろん、近隣の方々へのごあいさつ回りや、塗料を飛び散らせないための養生などを徹底。
万が一トラブルが発生した場合には、できるだけお客様の手を煩わせないように、不満を残さないように、誠心誠意対応いたします。
外壁・屋根塗装を検討中のお客様は、ぜひ一度いえふくにお問い合わせください。いえふくは、点検・調査・お見積もりを無料で承っています。
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