外壁塗装で人気の色&失敗しない色選びのポイント【塗装予定者必見】


家の耐久性を維持するために、外壁は定期的な塗装が必要です。

しかし、どんな色でもいいわけではありません。
外壁の色は家の雰囲気を大きく左右し、一度塗ると次の塗り替えまで10年は同じままです。

自分の好みだけで色を選ぶと、失敗したりトラブルが起こったりすることもあります。
外壁塗装で後悔しないためには、色選びの段階でしっかり検討することが大切です。

これから外壁塗装を検討する人やどの色にするか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてくださいね。

目次
  1. 外壁の人気色ランキング
    1. 1位:ベージュ系
    2. 2位:グレー系
    3. 3位:茶系
    4. 4位:白
    5. 5位:黒
    6. その他の人気色:緑系
    7. その他の人気色:赤系
    8. その他の人気色:オレンジ系
    9. その他の人気色:ピンク系
    10. その他の人気色:黄系
    11. その他の人気色:青系
    12. ツートンカラー・マルチカラー・海外風
  2. 変色しやすい色と変色しにくい色
    1. 変色しやすい色
    2. 変色しにくい色
  3. 虫除け対策になり得る色
    1. 虫は色の違いをどう認識しているのか
    2. 虫が集まりにくい色
    3. 虫が集まりやすい色
  4. 色選びの失敗が原因で起こるトラブル
    1. 希望の色にならない
    2. 近所からクレーム
    3. 景観ガイドラインに違反
  5. 外壁の色選びのポイント
    1. おすすめの色
    2. 部位別のおすすめ色
    3. 風水の効果
    4. 人気のカラー
    5. 色のイメージを言語化する
    6. カラーシミュレーションをしてみよう
  6. 既存の色から他の色に外壁を変更することは可能?
    1. メリット
    2. デメリット
  7. 外壁の色選びのポイント
    1. メリット
    2. デメリット
  8. まとめ

外壁の人気色ランキング

外壁の人気色は時代ごとの流行も反映しますが、近年は「無難」といわれる色選びが人気です。
日本人特有の横並びを重んじる性質かもしれませんね。

まずは、日本の戸建て住宅における外壁の人気色ランキングを紹介します。
色によって受ける印象や効果も変わるので、確認してみましょう。

1位:ベージュ系

現在最も流行しているのが、落ち着いた印象を与え、無難さが魅力の「ベージュ系」です。
シンプルなので他の色や景観と合わせやすく、周りの家からも浮きません
ほこりなどが付いても汚れが目立ちにくいのが人気の理由です。

2位:グレー系

ベージュ系に次いで人気なのが、「グレー系」の外壁です。
白と黒の中間にあたるグレー系は、ベージュ系と同じく他の色になじみやすく、汚れが目立ちにくい色です。
近年ベージュ系かグレー系の外壁を選ぶ人は、戸建て全体の半数以上を占めます。

ベージュには温かみがありますが、グレーはクールな印象を与えます。
他の色と組み合わせて使用し、グレー以外の色を引き立たせることもできますよ。

3位:茶系

外壁の人気色3位は「茶系」です。
茶系の外壁は、平成中期に流行し、とくに薄い色が人気でした。
サイディングなどのタイル張り風の家が増え、レンガ調タイルの色が茶系であることが影響したと考えられます。

茶色は木や土などの自然を感じさせ、温かみのある色です。
落ち着きがありシックで大人の雰囲気を持つ茶系は、飽きのこない色ともいえるでしょう。
汚れが目立ちにくく、周りと調和しやすいので、外壁におすすめの色です。

ただし、一口に茶色といっても、黒に近い濃いものから赤味がかった明るいものまでさまざまです。
想像していたイメージと異なる仕上がりにならないよう、塗装の前に業者としっかり打ち合わせをしましょう。

4位:白

4位は「白色」の外壁です。
昭和の終わり頃から平成の初期まで流行しました。
清潔感がありおしゃれな印象を与えるため、まだまだ人気の色です。

植木の緑や鮮やかな花の色がよく映える白に塗り替えれば、家は新築のように生まれ変わるでしょう。
家を大きく見せる効果もあり、サッシの色を選ばないので洋風、和風のどちらにもなじみます。

その反面、年を経るにつれてコケやカビなどの汚れが目立ちやすくなるため、定期的な洗浄やメンテナンスが必要です。

5位:黒

5位はガルバリウム鋼板の壁材でよく利用される「黒」です。
モルタル外壁に使用されることは稀なため、壁材により人気度が異なります。

黒には「クール」「格調高い」「おしゃれ」「重厚感がある」などのイメージがあります。
外壁に黒色を使うと、スタイリッシュでおしゃれな仕上がりになります。
しかし、熱を吸収しやすいため、外壁の温度を上げてしまうのがデメリットです。
夏場だと外壁の表面温度が60~70度ほどになる可能性もあります。
外壁の表面温度が上がれば室内温度が上昇するだけではなく、外壁に触れることでヤケドする恐れもあります。

黒を選ぶ場合は遮熱・断熱材などを使用して、建物内の温度が上がらないようにしましょう。
黒の外壁は一見汚れが目立ちにくそうですが、実はほこりや砂などの汚れが目立ちやすいのも黒色の欠点です。
紫外線を吸収しやすいため劣化が起こりやすいうえに、黒い外壁なのでチョーキング現象による白い粉も目立ちやすくなります。
汚れにくい外壁材を使うといいでしょう。

その他の人気色:緑系

自然を連想させる「緑色」にはリラックス効果があります。
落ち着いた雰囲気の中でホッと安心できる癒やしの色です。
ナチュラルなイメージの外壁にしたい人におすすめです。

その他の人気色:赤系

赤は「情熱的」「元気」「興奮」「攻撃的」を連想させる色です。
また、原色の真っ赤な外壁にすると周りの景観から浮いてしまい、近隣トラブルの元にもなりかねません。
色あせしやすいデメリットもあります。

近年は、少し濃い色の「レンガ調の壁」や淡いピンク系のかわいらしい雰囲気の壁が流行っています。

その他の人気色:オレンジ系

温かみのあるオレンジは、親しみやすく元気な印象を与える色です。
濃いオレンジは周囲の景観から浮いてしまいます。
薄いオレンジであれば発色がよく仕上がりもきれいで、アットホームな雰囲気に包まれるでしょう。

その他の人気色:ピンク系

「優しさ」「かわいらしさ」が感じられるピンクは女性に人気の色です。
淡いピンクや落ち着いた色のピンクは温かみがあり、柔らかい印象を与えることができますよ。

ただし、派手なピンクはメルヘンチックでかわいらしいですが、周りの景観からは浮いてしまいがちです。

その他の人気色:黄系

黄は「幸福」「元気」「希望」をイメージさせる色です。
注意を促す色としてもよく使われるので、原色の黄色は周りの景観から浮いてしまいます。

しかし、薄い黄色は雰囲気を明るくしてくれるため、外壁に人気の色です。
周りから浮くこともなく、白に近い色なので、新築のような清潔感を出すことができます。

その他の人気色:青系

知的で冷静なイメージの青を使うと、クールで爽やかな雰囲気の外壁です。
水色や薄い青色にすれば、おしゃれで爽やかな印象を与えます。
ただし、原色の青にすると色あせしやすい特性があります。

ツートンカラー・マルチカラー・海外風

一色に決めきれない方、個性的なデザインに塗装したい方、好きな色にしたいけど景観を損ねてしまうとためらっている方は、ツートンカラーやマルチカラーで解決できるかもしれません。

  • ツートンカラー:建物の上下や凹凸により色を塗り分ける方法
  • マルチカラー:サイディング材のデザインによる凹凸に合わせて色を塗り分ける方法

どちらの塗装方法もデザイン性に優れる仕上がりになります。
また海外の建物をイメージした、地中海風やプロバンス風、ブリティッシュ風の色選びも人気です。

定番人気のベージュ系とブラウン系でおしゃれかつ調和のとれた外壁に。

モノトーンでそろえてよりスタイリッシュな印象に。

ビタミンカラーのオレンジをあわせて。

淡いグリーンを差し色に柔らかい雰囲気を演出。

ベージュ系、ブラウン系にブルーを入れて。

自宅の外壁塗装で「色のシミュレーションをしたい」方は、ペンキ王の3Dカラーシミュレーションをぜひご利用ください。

変色しやすい色と変色しにくい色

外壁の色には、紫外線などの影響によって、変色(色あせ)しやすい色としにくい色があります。
グレードは同じ塗料であっても、色によって変色のスピードが異なるのです。

変色しやすい色としにくい色を把握し、塗装の色選びに役立てましょう。

変色しやすい色

外壁で変色しやすいのは、透明度の高いクリアな色や原色に近い鮮やかな色、暖色系の色などです。
具体的には、次のような色が挙げられます。

  • 黄色

とくに赤と紫は、変色しやすい色として有名です。
どうしても使いたい場合は、外壁の一部にアクセントとして用いる程度にしておくとよいかもしれません。

変色しにくい色

外壁の色で変色しにくいのは、次のような色です。

  • ベージュ
  • ブラウン
  • グレー

ただし、白と黒は汚れが目立ちやすい色でもあるので、住宅の美観を気にかけるのであれば避けた方が無難です。

ベージュ・ブラウン・グレーは汚れの目立ちにくい色でもあるので、色あせと汚れの両方を気にする人はこれらの色を選ぶとよいでしょう。

虫除け対策になり得る色

せっかくきれいに塗り替えた外壁に、たくさんの虫がしょっちゅう引っ付いていたら、良い気分はしないですよね。
外壁の色だけで、虫を1匹たりとも絶対に寄ってこないようにするのは難しいですが、虫が寄ってくる確率を下げることはできます。

ここでは、外壁の色と虫の関係について、

  • 虫は色の違いをどう認識しているのか
  • 虫が集まりにくい色
  • 虫が集まりやすい色

この3点を解説します。

虫は色の違いをどう認識しているのか

色の違いを認識する能力の有無や程度は、虫の種類によって大きく異なってきます。
しかし、数多の種類の虫について、ある程度共通していえることがあります。
それは、虫は色そのものよりも紫外線に反応していることです。

さまざまな色がありますが、色はものによって紫外線の反射率が異なります。
虫は紫外線をよく反射する色に集まりやすく、紫外線をあまり反射しない色には集まりにくいのです。

虫が集まりにくい色

虫が集まりにくい(紫外線をあまり反射しない)色には、次のようなものが挙げられます。

  • グレー
  • ブラウン
  • 赤系(赤、オレンジ、ピンクなど)

ただし、黒は熱を吸収しやすい色でもあるため、室内が暑くなりがちです。
赤やオレンジは色あせしやすい傾向にあります。
虫除けができて、かつデメリットが少ない色はグレーやブラウンです。

虫が集まりやすい色

虫が集まりやすい(紫外線をよく反射する)色には、次のような色が挙げられます。

  • 黄色

虫除けを考えるのであれば、これらの色は避けるべきです。

>外壁塗装の3Dカラーシミュレーションはこちら

色選びの失敗が原因で起こるトラブル

外壁の色をどれにするかで、家の印象は大きく変わります。
外壁の色を現在と違うものに塗り替えることで、新築のような印象をもたせたり、かわいらしい感じからスタイリッシュな雰囲気に変化させたりできるのが、外壁塗装の魅力です。

外観に飽きることなく、自分の家を長く楽しめそうですよね。
しかし、色選びに失敗すると、思わぬトラブルに発展することもあります。
ここでは外壁の色選びが原因で起こるトラブルについて紹介します。

希望の色にならない

せっかく外壁を塗り直したのに、「仕上がりが希望する色と違う」「塗り替える前の方が良かった」などのトラブルは、実はよくあります。
トラブルの原因は主に2つです。

希望する色が業者にきちんと伝わらなかったケース
たとえば「青」といっても、濃いものから淡いものまで幅があります。
色は色相、明度、彩度の3つの要素で決まり、2017年度版の色見本には各要素が異なる色が632もあります。
同じ色に見えても微妙に異なるため、希望する色を正確に伝えるには詳しく具体的に説明する必要があり、難しいのです。
普段あまり色を意識していないと、「外壁は何色がよいですか?」と問われたとき、「茶色です」などのように答える方も多く見受けられます。
しかし、茶色と一口に言っても、以下の画像のようにさまざまな種類があり、種類によって印象が異なるのです。

色の見本と実際に塗られた色が違って見える
外壁の色を決める際には、「茶色」「ベージュ」などのように言葉で色を指定するのではなく、業者と一緒に色見本を見ながら相談しましょう。
しかし色は、見る状況や媒体によって違う色に見えることがあります。
そのため、色見本と実際の外壁の色が違う色に感じてしまうのです。
たとえば、蛍光灯の下で見たときと自然光で見たときの見え方は異なります。
同じように、パソコンの画面上で見た色も、実際とは違って見える可能性があります。
その日の気象状況、日陰かどうか、壁材のツヤの有無によっても、色の見え方は大きく変わるのです。

同じ色でも面積の大きさによって色の見え方が変わる!?

色の見え方を変えるものは、気象や日の当たり具合だけではありません。
その色が塗られている面積によっても変わってくるのです。

面積によって色の見え方が異なることを、一般に面積効果と呼びます。
面積効果について詳しく知りたい人は、こちらの記事をぜひ参考にしてみてください。

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外壁塗装をする際には、色選びを行う必要がありますよね。この色…

塗り直しに追加費用がかかる

希望する色が業者に正しく伝わらなかったり、玄関ドアやサッシ枠などの色とマッチしなかったりしたことで仕上がりに納得がいかず、塗り直しを考える人もいます。
しかし、工事後の色変更は想像以上に大変なのです。

新たな塗料代に人件費、足場代がかかり、少なくとも30万円は必要でしょう。
塗料の種類によっては、上塗りできない場合もあります。
また、「希望する色にならなかったら、追加料金なしで塗り直しますよ」と業者に言われたのに、料金が発生したトラブルもあります。
口約束ではなく、契約書類に記載してもらうことが重要です。

近所からクレーム

自分の好む派手な色に塗り替えたところ、近隣の景観と合わず浮いてしまい、「色が派手すぎて不快だ」とクレームが出ることもあります。
一生住むことになるお家ですから、ご近所トラブルは起こしたくないですよね。
とくに、赤や青など原色系の色の場合に起こりやすいので注意しましょう。

景観ガイドラインに違反

街の景観を損なわないよう、市区町村によっては景観ガイドラインが定められていることがあります。
景観ガイドラインとは、各都市がきれいな景観を守るために定めた独自のガイドラインのことです。
外壁を街並みにそぐわない奇抜な色にしてしまうと、景観ガイドラインに違反する恐れがあるのです。

京都など歴史的建築物の多い地域では、外壁に決まった色しか使えないこともあります。
お住まいの地域に景観ガイドラインがあるかどうか、調べてみましょう。

外壁の色選びのポイント

外壁を塗装する際、色選びに失敗するとさまざまなトラブルが起こることが分かりましたね。
後悔しないためにはどのように色を選べばいいのでしょうか。
続いては、外壁の色選びのポイントを紹介します。

家の周りの景観を観察する
両隣や向かいの家の色をチェックしましょう。
外壁を新しい色に塗り替えたとき、自分の家だけが浮いて見えないか想像します。

できれば、スマートフォンなどで自宅の写真を撮影し、近隣の街並みの景観と照らし合わせて確認しましょう。
住宅街か商店街かによっても、自分が塗ろうとしている色と調和がとれるかが変わります。
希望する色を詳しく業者に伝える
「仕上がりが希望する色と違う」というトラブルを防ぐためにも、業者に詳しく色を説明しましょう。
お互いの認識に差が生じないように、“青と白の2色”などの説明ではなく“白に近い薄い青と真っ白”と、具体的なイメージを伝えます。
理想的な色の家の写真を見せるのも効果的です。
業者が使用する塗料のカタログの色を必ず確認し、自分のイメージと擦り合わせましょう。
混色による細かな色の調整を、有料でお願いできる業者もあります。
希望する色が家に合うかチェックする
希望する色が家に合うかも大切なチェックポイントです。
窓枠やサッシ、玄関ドアの色などとマッチするか確認しましょう。
また、好みで派手な色を希望しても、家の雰囲気や周りの景観に合わない色は浮いてしまう恐れがあります。
打ち合わせの中で、好きな色をベースに発色を抑えたり親しみやすい色にしたりしながら決めていきましょう。
住んでいる市区町村に景観のガイドラインがあるか確認
市区町村によっては、景観ガイドラインが定められている場所があります。
ガイドラインが適用される場所で派手な色や奇抜な色にすると、塗り直しになる可能性があるのです。
事前にガイドラインがあるか確認し、場合によっては周辺の街並みや自然環境に調和する色を選ぶ必要があります。
色の組み合わせは2~3色にする
使う色は3色までに抑えると、仕上がりが美しくなります。
それ以上色を増やすと、まとまりのない家になってしまいます。
2色のツートンカラーにする場合は、調和のとれた同系色か、同じような薄さの色を選ぶといいでしょう。
割合は1:1ではなく、多く塗るベースカラーともう1色のアソートカラーの比を、6:4か7:3にするとバランスがよくなります。
上下に色分けする場合は、上よりも下を濃い色にする方が落ち着いた雰囲気になります。
ベースカラーとアソートカラーの境目に、差し色で3色目のアクセントカラーを入れる方法もあります。
個性的でスタイリッシュな雰囲気に変えることができますよ。

おすすめの色

さまざまなポイントからおすすめの色やその組み合わせを紹介します。
ぜひ参考にしてください。

色の組み合わせ
「白×黒」のようにコントラストのはっきりした組み合わせは、おしゃれで洗練された雰囲気が出ます。
しかし、おすすめは同系色や彩度が同じ色の組み合わせです。
調和がとれて家にまとまりが出ますよ。
たとえば「茶×ベージュ」「オレンジ×ベージュ」「グレー×白」「緑×白」などがおすすめです。

汚れが目立たない色はグレー
外壁に付着するのは、砂やほこりといった黄土色の汚れや、コケやカビなどの緑が混じった薄い茶色の汚れです。
この汚れと同化する最も目立ちにくい色はグレーです。
アイボリーや薄いブラウン、ベージュ系もおすすめです。
逆に、汚れが目立ちやすいのは白や黒です。
色あせが起こりやすい原色の赤や青も、汚れが目立ちがちなので気を付けましょう。
無難なのはベージュ系
外壁の色は、近隣と調和する飽きのこないものがおすすめです。
無難なのはベージュ系で、グレー系もおすすめです。
奇抜な色ではなく薄い色にすることで、上品さや高級感を出すことができますよ。

部位別のおすすめ色

外壁や屋根以外も塗装する場合、どのような色を選べばいいのでしょうか。
部位別に説明します。

軒天:薄めの色
軒天とは屋根の真下部分にある壁のことで、外壁から外側に出ている屋根の裏側です。
この場所は日が当たらず、色が暗く見えます。
立体感のある家にするために、影になることを考えて薄めの色にしましょう。
白か外壁よりも薄い色にすると、室内から見たときも外が明るく見えるのでおすすめです。
雨どい:外壁と同じ色
雨どいをアクセントに使うこともできますが、外壁と同系色にして雨どいの存在感をなくす方が無難です。
ただし、白は劣化が目立つので気を付けましょう。
ひさし:屋根と同じ色
ひさしは、外からは屋根のように見える場所です。
屋根と同じ色にするのがいいでしょう。
サッシの色に合わせても構いません。
雨戸:サッシと同じ色
雨戸の色は窓などのサッシにそろえると統一感が生まれます。
破風板(はふいた):屋根と同じ色
破風板とは屋根と外壁の間にある部分で、屋根の下や横から風が吹き込むのを防ぐ役割があります。
屋根と同じ色にすると一体感が生まれていいでしょう。

風水の効果

とくに希望する色がない場合は、風水で決めるのもひとつの方法ですよ。
自分をいつも包んでくれる家の外壁の色は、風水の効果が強いといわれています。
色ごとに具体的に見ていきましょう。

効果
オフホワイト 愛情豊かで仕事熱心な気持ちにさせるため、仕事や家庭が順調になります。浄化の作用もあり、悪い気を落としてくれます。
茶は堅実で信頼感のある色です。安定感も与えてくれるので、家庭が安泰になるといわれています。
南西の方角に使用するといいでしょう。
緑は発展や成長を意味する色で、仕事運や貯蓄能力、不動産運が上がるといわれています。
リラックスしたいときにも効果的です。
水色 勤勉さや若さを表す色といわれています。幸福をもたらし人間関係が良くなるカラーです。ビジネス運も上がります。
鮮やかな黄色は金運や人気運、幸福を呼び込むカラーです。はなやいだ気分にしてくれます。特に西側に使用すると効果がアップします。
オレンジ 元気や前向きな行動力をもたらす色です。明るい家庭や夢の実現に効果があり、自分自身を勇気づけてくれます。
ピンク 心身共に若返るアンチエイジングの効果があり、女性ホルモンを活性化してくれます。

人気のカラー

外壁の色の中でも人気があるのは、ベージュ系、グレー系、白、茶系、クリーム系です。
無難で周辺の景観に調和しやすい色が人気のようですね。
どれもシンプルで飽きがこない色といえます。

ちなみに、日本流行色協会から発表された2018年を象徴する色は、爽やかなブルーです。2019年を象徴する色は、「明るいオレンジ」です。

色のイメージを言語化する

外壁の色の決める方法のひとつとして、イメージを言語化してから探す方法もあります。
家の外観をどのようなイメージにしたいのかをいくつかの言葉で表し、それらの言葉から1つの単語を導き出して、その単語に合った色を選択するのです。

ここでは、イメージを最終的に1つの単語にして、その単語から色を検討する具体的な手順と、単語ごとの配色の仕方の2点を解説します。

具体的な手順

イメージを最終的に1つの単語にして、その単語から色を検討するまでの具体的な手順は、以下の通りです。

1、表1の「言葉」のうちから、外壁に望むイメージや雰囲気に近いものを幾つか選ぶ。

表1

分類 言葉
ロマンチック 可愛い、愛らしい、甘い、メルヘンな、ドリーミーな
ナチュラル 自然な、フレッシュな、温かみがある、柔らかな、くつろげる、親しみやすい、優しい
シンプル スマートな、すっきりとした、爽やかな、クリアな
カジュアル 元気な、鮮やかな、大らかな、明るい、楽しい
エレガント 上品な、優雅な、おしゃれな、つややかな
シック 都会的な、静かな、洗練された、シャレた
モダン 近代的な、個性的な、理知的な
フォーマル 大人っぽい、どっしりした、かっちりした、格調高い
クラシック 風情のある、懐古的な、奥ゆかしい、落ち着いた、伝統的な、味わい深い
ゴージャス 華やかな、凝った、ぜいたくな、派手な
2、1の段階で出た言葉が、表1の「分類」のうちどれに属するものが多いか確認する。

3、2の段階で出た「分類」の単語に則って色を検討する。

単語ごとの配色の仕方

自分たちが外壁に望むイメージが、どんな単語で表されるものか(「ナチュラル」や「シック」など)がわかりましたね。
次に問題となるのが、その単語のイメージを外壁で演出するには何色を使えばよいのかです。

単語ごとの色のイメージは、次の図のようになります。

「LIGHT」に近いほど色が明るくなり、「DARK」に近いほど色が暗くなります。

それぞれのイメージの代表的な色は以下の通りです。

  • 「LIGHT」:パステルカラー
  • 「DARK」:ブラックやダークブラウン、ダークグリーンなど
  • 「WARM」:赤やオレンジなどの暖色
  • 「COOL」:青や紫などの寒色

もちろん、この図に100%則って色を選ばなければならないわけではありません。
メインの色は図に即した色にしつつ、アクセントとして全く違う系統の色を入れるのもいいでしょう。

色選びの仕方はたくさんありますが、単語ごとにおすすめの色を紹介していきましょう。

ロマンチック

パステル系など、淡く、明るく、柔らかな色を使うとよいでしょう。
具体的には、淡い色調のピンクやベージュなどが挙げられます。
2色の組み合わせでロマンチックな雰囲気を演出したいのであれば、「ピンクベージュ/ホワイト」「淡いピンク/淡いレッド」などが考えられるでしょう。

ナチュラル

自然を連想させたり、気分を和ませたりする柔らかい色や落ち着いた色を使うとよいでしょう。
具体的には、明るめのブラウン系やグリーン系が挙げられます。

2色の組み合わせでナチュラルな雰囲気を演出したいのであれば、「ブラウン/ベージュ」「グリーン/ホワイト」などが考えられます。

シンプル

シンプルな外観にしたいのであれば、寒色系やグレー、ブラックやホワイトを用いるとよいでしょう。
複数の色の組み合わせでシンプルな雰囲気を演出したいのであれば、「ブルーグレー/ホワイト」「ブラック/ホワイト」などの組み合わせがおすすめです。

カジュアル(明るい・元気な・鮮やかな・楽しい、など)

鮮やかな暖色系の色や、原色に近く発色の強い色などを使うとよいでしょう。
具体的には、明度の高いオレンジやイエロー、明るいグリーンなどが挙げられます。

2色以上で塗装する場合、「オレンジ/イエロー」「イエロー/ブラウン」などの配色の方法があります。

エレガント

紫やピンクなどをグレイッシュに抑えた色や、ベージュ系統の色などを使うのがおすすめです。
2色以上の配色のパターンとしては、「グレイッシュピンク/ホワイト」「紫/ホワイト」などがあります。

シック

発色を抑えた寒色系の色や、ブラック、グレーなどを使うとよいでしょう。
複数の色で塗装する場合の色使いの例は、「ブルーグレー/ホワイト」「グレー/ブルーグレー」などが挙げられます。

モダン

トーンが暗く濃い寒色、ダークブラウン、ブラックやホワイトなどをメインにするのがよいでしょう。
複数の色を使う場合の配色としては、「ブラック/ダークブルー」「ホワイト/グレー」などのようなパターンが挙げられます。

フォーマル

ダークブラウンや暗めのベージュ、ブラックやグレーなど、適度に地味で落ち着いた色を用いるのがおすすめです。

2色以上の色分けでフォーマルな雰囲気を作り出すには、「ダークブラウン/ライトブラウン/ブラックのアクセント」「ダークブラウン/ホワイト」などの組み合わせがよいでしょう。

クラシック

ダークグリーンやダークブラウンなど、暗めの色をメインにしてみましょう。
他の色と組み合わせるなら、「ダークグリーン/ホワイト」「ダークブラウン/ベージュ」などのパターンが考えられます。

ゴージャス

ワインレッドなど、高級感のある暗めの暖色を用いるとよいでしょう。
2色で外壁を色分けするなら、「ワインレッド/ブラック」「ワインレッド/ホワイト」などのパターンが考えられます。

色とは話が少しずれますが、ゴージャスな雰囲気を出すなら、レンガ調やタイル調の柄を外壁の一部に取り入れる方法もあります。
たとえば、白い外壁のうちベランダの塀の部分を暖色のレンガ調にするなどです。

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既存の色から他の色に外壁を変更することは可能?

基本的には外壁塗装により、現在の外壁の色から別の色に変えることが可能です。
次のようなメリット、デメリットがあります。

メリット

現在の外壁と異なる色の塗料を塗装することで、外壁の色を変えることができます。
外壁の耐久性を高めるだけではなく、家の雰囲気も大きく変えられるのが外壁塗装の大きな魅力です。

グレー系からブラウン系の家に大変身した「神奈川県大磯市S様邸の施工事例」をご覧ください。
塗装により、クールな印象から、ナチュラルで温かみのあるお住まいに生まれ変わりました。

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デメリット

外壁を薄い色から濃い色に塗装するのは問題ありませんが、濃い色から薄い色に塗り替えたい場合は、注意が必要です。
きれいに発色しなかったり、下地の色が透けたりすることもあります。

そのため3度塗りだけではなく、4度、5度とさらに重ね塗りしなければならないことも。
塗料の量が増えて労力もかかるため、当然コストもかさみます。

中塗りと上塗りで色を変えるのはNG?

外壁塗装は下塗り、中塗り、上塗りの3度塗りが基本です。
中塗りと上塗りでは同じ塗料を用いて塗装するケースが多いのです。
しかし、お客様を第一に考えるペンキ王としては、中塗りと上塗りの色を変えることをおすすめします
その理由をメリットデメリットから考えてみましょう。

メリット

悪徳業者の代表的な手抜き工事として、中塗りを省く手口があげられます。
中塗りと上塗りの色を同じ色にした場合、遠目からではどこからどこまで塗装しているのかがはっきりわからないためです。

中塗りと上塗りの色を変えれば、塗装した箇所がはっきりわかるため、手抜き工事を見抜きやすくなります。
また、中塗りと上塗りの色がはっきりと変わることで、業者もわずかな塗り残しなどのミスを起こしにくくなります。
ただし、中塗りは上塗りよりも薄い色になるようにしましょう。

デメリット

塗料には消費期限があるため、一度開封すると余った塗料は廃棄したり、お客様にプレゼントしたりすることになります。
そのため、中塗りと上塗りで別の塗料を使う場合は、それぞれの塗料を用意する必要があるため、コストが余分にかかります。

また、外壁が劣化して塗膜が剥がれると、中塗りの色が出てしまって色ムラが起きることもあります。
肝心なのは、塗膜が剥がれる前に外壁塗装をすることです。
早め早めのタイミングでのメンテナンスを心がけましょう。

まとめ

色選びで大切なのは、自分が希望する色を決めた上でどのような雰囲気がいいのか、その色が家や景観に合うのかをチェックすることです。
色選びのときに業者との間に認識に差が生じないよう、詳しくイメージを伝えましょう。

ペンキ王のカラーシミュレーションを使ってみてください。屋根と外壁のみならず、雨どいや雨戸の色も設定でき、よりリアルなシミュレーションが可能です。

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