塗料の種類はこんなにある!業者に依存しない賢い選び方


家のメンテナンスの中で、定期的に行わなければならないもののひとつが、外壁塗装です。
外壁には常にさまざまなストレスがかかっていて、目には見えづらい劣化が日々進んでいます。
外壁の劣化を放置し続けると、塗装だけでなく補修も必要になり、費用も時間もかかってしまうのです。

そうなる前に、自分あるいは専門業者に頼んでメンテナンスをすることが大切です。
外壁塗装をするときは、まず何から始めればよいのでしょうか。
この記事では、塗装に使われる塗料の種類や選び方を紹介していきます。

目次
  1. 1. 塗料の種類と耐久性
    1. 1-1シリコン
    2. 1-2ウレタン
    3. 1-3ラジカル
    4. 1-4フッ素
    5. 1-5 アポリテック
    6. 1-6 無機
    7. 1-7アクリル
    8. 1-8 光触媒
    9. 1-9エポキシ樹脂
    10. 1-10ポリエステル樹脂
    11. 1-11エナメル
    12. 1-12硝酸繊維素
    13. 1-13そのほか様々な機能に特化した塗料
    14. 1-14各塗料の種類別シェア
    15. 1-15よくある誤解!塗料の耐久年数
  2. 2. 塗料の成分と基本のタイプ
    1. 2-1 合成樹脂が耐久性を左右する
    2. 2-2 油性と水性とエマルション塗料
    3. 2-3 ラッカー
    4. 2-4 1液タイプと2液タイプ
  3. 3. 塗料の選び方
    1. 3-1 基本は6つのポイント
    2. 3-2 目的別の選び方
    3. 3-3 もし迷ったらアポリテック塗料に
    4. 3-4 自治体の補助金対象塗料から選ぶ
    5. 3-5 色の選び方
    6. 3-6 主なメーカー
  4. 4. 塗装工法
    1. 4-1 刷毛
    2. 4-2 ローラー
    3. 4-3 吹き付け
    4. 4-4 ローラーと吹き付けの違い
  5. 5. 塗装に関する知っておきたいこんなこと
    1. 5-1 重要な下塗り塗装
    2. 5-2 外壁材との組み合わせ
    3. 5-3 遮熱塗装と断熱塗装の違い
    4. 5-4 耐火塗装
    5. 5-5 エコ塗装
    6. 5-6 業者選びも重要
  6. まとめ

1. 塗料の種類と耐久性

ひとえに塗料といっても、種類は多いです。
今回は塗装に使われる主な12種類を、外壁塗装によく使われる塗料から紹介します。
住まいの外壁材ごとに適する塗料は異なります。
それぞれの塗料の特徴を把握することで、どの塗料がご自宅に合っているかを選ぶ判断材料になりますよ。

ただし、多くの方が誤解なさっているのが、今回紹介する塗料の耐久年数は、その年数が経過するまで劣化しないわけではない点です。
住まいの立地環境やメンテナンスの間隔、塗装業者の腕前、外壁材によっても塗膜のモチは変わってきます。
塗膜の劣化状況に応じて、早めのタイミングでの塗装を心がけましょう。

1-1シリコン

シリコン塗料は、住宅の外壁によく使用される塗料です。

  • 耐久年数:12~15年程度
  • 相場:2,300~3,000円/㎡程度

値段と耐久年数のバランスがよいことが特徴です。

製品によっては、遮熱機能が追加されているものや汚れにくいもの、ツヤの有無を選べるものなどがあり、カラーバリエーションも豊富に用意されています。
そのため、使う場所や好みで選びやすい塗料といえます。

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1-2ウレタン

昔から塗料として使われていたウレタンですが、耐用年数の長さから今ではシリコン塗料などがよくつかわれています。
そのため、ウレタンは以前より使用頻度が少なくなりました。
とはいえ、木、塩ビ製素材、鉄部などに適している塗料です。

そのため、木製外壁材や雨どい、ベランダのフローリングなど部分的な塗装のほか、防水機能を重視して建物の屋上やベランダにも使用されています。

  • 耐久年数:8~10年
  • 相場:2,000円前後/㎡

ウレタン塗料の特徴は、弾性にあります。
柔らかい塗料なので、素材への密着性も高く、DIYで使うには扱いやすい塗料として人気です。
硬化した後の塗膜もやわらかいので、ヒビ割れがしにくいのも特徴です。

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1-3ラジカル

新しい塗料としてここ数年で注目され始めたのが、ラジカル塗料です。
ラジカル塗料は、太陽光や雨風による劣化を引き起こす物質を抑えることができる塗料です。
とくに、沖縄などの暑い地域や、高知などの降水量が多い地域では使われることが多いです。

  • 耐久年数:13~16年
  • 相場:2,500~3,000円程度/㎡

モルタル、コンクリート、鉄部、木部、金属、アルミなど、さまざまな下地への塗装が可能なため、一般の住宅だけでなく工場、倉庫、ビルなどにも幅広く利用ができます。

ラジカル塗料が気になる人は、こちらの記事を読んでみてください。
ラジカル塗料のメリット・デメリットや主なメーカーなど、ラジカル塗料にまつわる情報が盛りだくさんです!

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1-4フッ素

合成樹脂に蛍石を原料としたフッ素樹脂を使ったフッ素塗料は、耐久性に非常に優れていることが大きな特徴です。

  • 耐久年数:15~20年程度
  • 相場:4,000円/㎡を超える高価な価格帯のものが多い

汚れをはじきやすい非粘着性と、汚れが滑り落ちやすい非摩擦性に優れているので、外壁塗装に使われることが多くなりました。
耐薬品性や耐候性も高く、酸性雨や紫外線などの外部からのストレスを受けやすい屋根塗装への利用にも適しています。

フッ素塗料は、主に大型物件や橋などで使われることが多く、東京スカイツリーやレインボーブリッジ、六本木ヒルズなどはフッ素塗料で塗装されています。
戸建で使用する際は、外壁をシリコン、屋根をフッ素にすることで、タイミングよく屋根と外装塗装を同時に行うことができます。
すべてをフッ素塗料で塗るのではなく、機能面とのバランスを見て、必要な場所を選んで塗るなど工夫してみましょう。

フッ素塗料については、こちらの記事でより詳しく知ることができます。

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1-5 アポリテック

株式会社GLIが開発した高性能塗料です。

  • 耐久性:20~30年程度

環境にやさしく、高対候性、高反射性、高密着性、耐水性、伸縮性、難燃性、高断熱、セルフクリーニングなどさまざまな機能性を持たせられるのが魅力です。

耐久年数が非常に長く、価格はフッ素塗料の約半額とコストパフォーマンスも良いのが特徴です。
近年流行しているラジカルを遥かに凌ぐスペックです。

塗装可能な外壁材は、モルタル外壁、サイディング外壁、金属系外壁、ALC外壁です。
コロニアル屋根材、各スレート屋根材、金属系などの屋根材の塗装まで幅広く施工できます。

アポリテック塗料の詳細は、以下のページをご参照ください。
アポリテック塗料

1-6 無機

耐久性の高さで選ぶのであれば、無機塗料が最適です。

  • 耐久年数:20~25年程度
  • 相場:4,500~5,500円/㎡程度

塗料の原料は石やレンガ、ガラスといった炭素を含まない無機物です。
無機物は紫外線で劣化しないことから、半永久的に耐久することとなります。

ただし、実際の無機塗料は、無機物に有機物を含む合成樹脂などを混ぜて柔らかくし、塗料として使いやすくしています。
合成樹脂には外壁劣化の原因となる有機物が含まれるため、永遠に劣化が起きないわけではありません。

しかし、含まれる無機物によって高い耐久性を実現しているのです。
色褪せやチョーキングなどの劣化や、有機物を栄養素にするカビや藻が発生しにくいのも、無機塗料の特徴です。

無機塗料の詳細を知りたかったり、無機塗料による塗装を検討していたりする人は、こちらの記事をぜひ一度ご確認ください。

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1-7アクリル

アクリルは、プラモデルなどをスプレーで塗装するときに使われる素材です。

  • 耐久性:5~7年
  • 相場:1㎡あたり1,500円程度
POINT
  • 比較的短いサイクルで塗り替えることで1回にかかる費用を抑えたい
  • 数年しか利用せず、家の取り壊しなどが決まっている

上記に該当する際には、最適な塗料といえます。

現在では、アクリル塗料はあまり使われていません。
しかし、新しい技術により、欠点であった耐久性が改善された、ピュアアクリルやパーフェクトトップといった特殊なアクリル塗料が生まれています。

アクリル塗料については、こちらの記事により詳しい紹介があります。
気になる人はチェックしてみてください。

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1-8 光触媒

自然環境を気にするのであれば、光触媒塗料が最適です。
光触媒塗料は、塗るだけで二酸化炭素などの窒素酸化物を除去し、緑地と同程度の空気浄化効果があります。
塗料の白色顔料の原料として使われている酸化チタンは、太陽光にあたると活性酸素を作り、汚れを分解してくれます。
雨が降ると、超親水状態になった塗膜から、分解した汚れが洗い流されるのです。

さらに、除菌、抗カビ、防藻効果もあるため、汚れやすい外壁に塗装すると、きれいな外壁を維持できます。

ただし、これらの機能は、太陽光が当たっている箇所でのみ機能します。
塗装するときには、太陽光があたるかを確認して利用しましょう。

  • 耐久年数:20年程
  • 相場:5,000円前後/㎡

長期で見るとコストパフォーマンスのよい塗料といえます。
コストと耐久性能がマッチしないため、一般住宅に使用されるケースは少なく、主に商業施設で使用される塗料です。

光触媒塗料についてもっと知りたい人は、こちらの記事をぜひ一読してみてください。

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1-9エポキシ樹脂

エポキシ樹脂とは、分子の中にエポキシ基という化合物を複数もった樹脂です。
塗料では、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンから合成されているものがよく使われています。

エポキシ樹脂は、耐水性と耐薬品性に優れ、はがれにくい性質を持っています。
4kg入りの缶で5,000円程度から販売されていますが、性能によって価格差があります。

エポキシ樹脂塗料は、硬化の種類によって常温硬化型と加熱硬化型の2つに分けられています。

常温硬化型 高い防食性と耐薬品性を必要とする船やコンクリート建造物などに利用
加熱硬化型 パイプ内外面や電気・電子部品など熱をもつ箇所に使用

1-10ポリエステル樹脂

ポリエステル樹脂は、多塩基酸と多価アルコールという2つの化合物を水で溶かしながら結合させたものです。
中でも、ペットボトルの原料であるポリエチレンテレフタレート樹脂が有名です。

  • 耐久年数:4~7年程度

ポリエステル樹脂塗料を塗ると、樹脂により表面に膜がつくられるので、厚塗りによって高い硬度を保つことができ、耐薬品性、耐水性、耐湯性に優れた壁面になるのです。

これらの特徴を生かし、ポリエステル樹脂塗料はテーブルなどで利用されています。
ただし、ポリウレタン塗装などに比べると衝撃に弱く、表面に傷がつきやすい欠点があります。

ポリエステル樹脂塗料は、さほど広くない面の塗装に利用されることが多いです。
そのため、DIYショップなどでは0.5kgという小さい容器で販売されていて、2,000円前後で購入できます。

1-11エナメル

模型の塗装などで知られているエナメル塗料は、石油から精製される合成樹脂に、顔料や溶剤を混ぜて作られています。
水性と油性の2種類があり、それぞれ希釈するものが水またはシンナーです。

  • 耐久年数:7~10年

エナメル塗料は、塗装膜が酸素と反応して固形化する酸化反応によって固形化するので、乾くまでに時間がかかります。
水を希釈剤としている水性エナメル塗料は臭いもなく、咳や頭痛を引き起こすシックハウス症候群の原因にもなるホルムアルデヒドの放散量も微量のため、環境を配慮した塗料として利用されています。

エナメル塗料は、少量の溶剤で粘度が落ちる特徴から、スプレー塗装の吹き付け回数が少なく済みます。
また、塗装している表面を覆い隠すことができるので、丁寧な下地処理が必要ない利点もあります。
塗料の伸びがよいので、ハケで塗ったときの表面がきれいに仕上がるのです。
顔料がサビを防止する防錆効果や導電性も併せ持っています。

エナメル塗料は、ホビー用に使われていることから、小さな容器で販売されていることが多く、1/12ℓ缶を1,000円程度で購入できるものもあります。

1-12硝酸繊維素

硝酸繊維素の塗料は、硝酸セルロースを原料にしています。
含まれるアンモニアの硝化(酸化)度が高いものは火薬として使われ、塗料には硝化度の少ないものを使います。
とはいえ、硝酸繊維素の塗料は極めて燃えやすい特徴があるので、取り扱いが難しく十分な注意が必要です。

1-13そのほか様々な機能に特化した塗料

低汚染・セルフクリーニング塗料

引用:エスケー化研

外壁が汚れにくくなる塗料です。
塗装面に特殊なコーティングを施し、塗膜の密度を高めることで、汚れが定着しにくくなります。
汚れが付いても、雨水で洗い流されます。

防カビ塗料

引用:エスケー化研

カビの発生を防止する成分が配合された塗料です。
市販の防カビ剤よりも多くの種類の菌に対応しており、高い効果を期待できます。

防カビ塗料は大きく2種類に分けられます。

  • 一般的な外壁用塗料に添加して使用するタイプ
  • 外壁に単体で塗るタイプ

多彩模様塗料

引用:エスケー化研

多彩模様塗料とは、その塗料を塗った箇所の表面に模様ができる塗料です。
一般的な塗料だと、たとえばベージュ色の塗料であれば、塗料を塗った箇所はベージュ1色になります。
このようになった外壁表面に対して、「殺風景」「のっぺりとしている」と感じてあまり良く思わない人もいます。

しかし多彩模様塗料であれば、御影石など自然石のような模様を外壁表面に再現することが可能です。

引用:日本ペイント

1-14各塗料の種類別シェア

塗料は、塗料の主成分である樹脂の種類(シリコン、フッ素など)よって大別できます。
樹脂の種類で分けた塗料のシェア率は、次のグラフの通りです。

シェア率が圧倒的に高いのがシリコン、その次がラジカルです。

シリコン塗料が1位である背景には、以下の通りです。

  • コストパフォーマンスがよい
  • 現在の日本の戸建て住宅でオーソドックスな塗料である

ラジカル塗料が2位である理由には、シリコン塗料に劣らぬコスパの良さと性能の高さがあります。
ただし、ラジカル塗料はまだ比較的新しい塗料であるため、2位とはいえ認知度や普及率は高くないのが現状です。

1-15よくある誤解!塗料の耐久年数

塗料の耐久年数は、次の2点で誤解されることが多いです。

耐久年数を迎えるまで全く劣化しないわけではない

外壁に用いる塗料は、種類や製品ごとに耐久年数の目安があります。
しかし、耐久年数を迎えるまで劣化の症状が全く出ないわけではありません。

経年劣化は、塗装が完了した時点から始まって、ゆっくりと進んでいきます。
耐久年数が経った時点で、色あせやひび割れなどが突如として発生するのではなく、時間が経つにつれて劣化症状が部分的に出てきたり、劣化の範囲が広くなったりします。

塗料の耐久年数は、劣化症状が出始める年数ではなく、劣化が進むことで防水などの塗装の機能が本格的に低下してきてくる年数と考えるべきなのです。
ただし、塗膜の劣化の程度(塗装し直すべきかどうか)は、単純な年数ではなく、外壁の状態を見て判断しましょう。
年数はあくまで目安に過ぎません。

外壁塗装時期かどうかの判断方法は、こちらの記事で紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。

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メーカー設定の耐久年数はうのみにできない

外壁塗装で誤解されることが多いもう1つのことが、塗料メーカーが設定した塗料の耐久年数に関することです。

さまざまな塗料メーカーが多種多様な塗料を販売していますが、設定された耐久年数(期待)は、そのままうのみにできるものではありません。
メーカーは自社の製品の性能を測るために実験を行いますが、この実験は実際の住宅に製品を塗って実験するわけではないのです。

メーカーによる塗料の実験は、専用の試験機を用いて行われます。
それは、塗料が長持ちするための条件が整った環境における実験です。
紫外線や風雨を毎日受けている住宅に塗装した場合、実験のときよりも耐久年数が短くなるのは当然といえます。
地域によっては、台風の影響や塩害、凍害も考えなくてはならないでしょう。

実際に住宅に塗装するとなると、塗装の耐久年数は気候や立地だけでなく、塗装を行う職人の技量にも左右されます。

>塗料選びのご相談はこちら

2. 塗料の成分と基本のタイプ

塗料は、含まれる成分や混ぜ合わせる液の種類などで、性能が変化してきます。
用途に合わせ、使い分けるようにしましょう。

2-1 合成樹脂が耐久性を左右する

塗料の成分は、大きく以下の3つに分けられます。

  • 色やツヤを決める顔料
  • 油膜を均等にしたり特殊な機能を塗料に持たせたりする添加剤
  • 合成樹脂

合成樹脂は、耐久性に大きく影響を与える保護機能の役割を持っています。
そのため、耐久年数を考えるときには、合成樹脂に何が含まれているかを見ることが重要です。
合成樹脂には、以下の4種類があります。

種類 耐久年数
アクリル合成樹脂 5~6年
ウレタン合成樹脂 8~10年
シリコン合成樹脂 10~12年
フッ素合成樹脂 15~20年

2-2 油性と水性

合成樹脂は、以下の2つに分類されます。

  • 強溶剤、弱溶剤を利用した油性
  • 水を利用した水性
  • 油性と水性が混ざり合ったエマルション

油性塗料

油性塗料は、シンナーなどの有機溶液を使っているので、内装への利用はできず、保管も注意が必要です。
サビの対策に強い効果があるため、鉄製品の塗装におすすめです。
耐久性に優れ、雨水にも強いのが特徴です。

水性と比較して乾燥時間が長く、臭いが強いので、塗装をする場合には気候などに左右されることがあります。
価格も水性に比べると高いです。

油性塗料は、希釈に利用する溶剤の違いにより、「溶剤系塗料」と「弱溶剤系塗料」に分類されます。
強い溶剤で希釈する「溶剤系塗料」に対し、「弱溶剤系塗料」は弱い溶剤で希釈します。
そのため、溶剤系に比べて弱溶剤系は臭いが少なく、環境や人体にもやさしい塗料です。

塗料の臭いが気になるけれど油性塗料を使いたい場合は、弱溶剤系塗料がおすすめです。
溶剤系塗料と弱溶剤系塗料はそれぞれ、さらに1液タイプと2液タイプの2つに分けられます。
※1液タイプと2液タイプについては、後述します。

水性塗料

水性塗料は初心者向きの塗料で、作業性がよいことが特徴です。
乾燥が早く、臭いも少ないです。
使った道具も水洗いで片づけることができ、手に塗料が付いた場合もお湯で洗い流すことができます。
とはいえ、乾くと水で洗い落とすことが困難になるので、早めに洗うことが重要です。

水性塗料は臭いがほとんどないため、内装でも使うことができ、保管もさほど注意は必要ありません
値段が安いことも大きなメリットです。

しかし、対候性は油性と比べると劣り、耐摩耗性も強くありません。
水性は、さらに1液タイプと2液タイプの2つに分けられます。
※1液タイプと2液タイプについては、後述します。

エマルション塗料

エマルション塗料とは、油性と水性が混ざり合った塗料です。
「EP」とも省略され、外壁塗装によく利用されています。
油性塗料の特徴である落ちにくさと、水性塗料の特徴である塗りやすさを合わせ持ちます

溶剤で希釈する溶剤系エマルション塗料もありますが、一般的なのは水で希釈する水性エマルション塗料です。
人体や環境への影響がなく、溶剤系塗料と比べて費用もかかりません。

ただし、溶剤系塗料よりも接着力は劣ります。
実績と技術力のある業者が施工しなければ、塗装後に剥がれてしまう恐れのある塗料です。

そのデメリットを解消した2種類の塗料をご紹介します。

架橋型塗料

外壁塗装において、塗装後に乾燥や化学変化を起こしながら塗膜が硬化することを架橋性といいます。
架橋型塗料とは、塗膜が乾燥するとき架橋反応を起こしながら硬化するタイプの塗料です。
架橋することで、より強度の高い塗膜を作ることが可能です。

精密ナノ粒子塗料

ナノとは10億分の1の量のことで、ナノ粒子は非常に小さな粒子のことです。
同じ重さの物質と比較すると、粒子が小さい方が粒子の総表面積が大きくなるため、反応が促進されたり新たな特性が得られたりするのです。
そのため、様々な分野でナノ粒子の研究が行われています。

精密ナノ粒子塗料は、近年注目の塗料です。
ナノ粒子により高密度塗膜が作られるため、強い防水性で密着力が強い塗膜が完成します。
さらに耐火性、遮熱性にも優れ、紫外線の放射率も高いため経年劣化が抑えられます。
耐久性は30年といわれています。

2-3 ラッカー

ラッカー塗料は、乾きが早く耐久性が高く、金属との相性がよいです。
ラッカー塗料には、色が付いているものと透明なものがあります。
ほとんどがスプレータイプなので、初心者でも扱いやすいです。
ラッカー塗料は、専用のうすめ液で希釈して使うこともできますが、ムラになりやすいので注意が必要です。

2-4 1液タイプと2液タイプ

1液タイプ

1液タイプは缶を空けて、そこに水やシンナーを入れて薄めたり、そのまま塗ったりするものです。
1液タイプは価格が比較的安く、混ぜ合わせの手間がないので、塗料が余っても翌日使うことができます。
しかし、耐久性、耐候性が低く、保管しにくいデメリットもあります。

2液タイプ

2液タイプは、主剤と硬化剤の2つを混ぜることで、初めて塗ることができる塗料です。
混ぜ合わせた後に、さらに水やシンナーで薄めることもできます。

2液タイプは、混ぜ合わせた時に硬化反応を起こして固まります。
混ぜた時から固まり始め、数時間ほどでカチカチに固まるので、作り置きができません。
また、2液を混ぜない限り固まらないので、保管がしやすく耐久性・耐候性が高いです。
しかし、価格が比較的高く、一度混ぜてしまったら使い切らなければならないデメリットがあります。

3. 塗料の選び方

塗料の基本的な種類や特徴がわかったところで、次は実際にどう選べばよいかを解説していきます。

3-1 基本は6つのポイント

塗料にはさまざまな特徴があり、塗装をする場所や目的にあったものを選ぶことが重要です。
また、同じ素材の塗料でも、メーカーや製品によってメリットが異なります。

性能だけでなく、塗り替えのサイクルを10~15年を超える長期にするのか、10年以内で細かく行うのかなど、かかる費用なども併せて考えていく必要があります。
塗装する場所によっては、その都度足場をつくる費用がかかります。
そのため、塗料の価格と作業に関わる費用の両方を合わせて考える必要もあるのです。

自分で塗料を選び切れず塗装業者に塗料の選定を依頼する場合でも、一番よい提案を業者からしてもらうためには、

  • 短時間で施工を終えたい
  • 安くしたい
  • 家の雰囲気を変えたい

など、どこにポイントを置いてどのような塗装をしたいか。優先順位をきちんと伝えるようにしましょう。
とはいえ、あれもこれもとなると盛りだくさんになるので、事前に検討しておくべき6つのポイントを、以下にまとめました。

1)予算

まずは予算です。
いくらまで出せるのかを明確にします。
それによって、使う塗料や施工の仕方が変わってきます。

2)塗装範囲

どの範囲を塗装するか明確にします。
特に屋根や雨戸、雨どいなど、細かい場所まで伝えましょう。

3)機能性

塗料には、遮熱、断熱、防水、光触媒などの機能を付加している商品があります。
塗料を選ぶ際には、どの機能が欲しいかを優先順位をつけて提示しましょう。

4)カラー

ちょっとした色味の違いで、外観の見栄えが変わってきます。
どんな色調にしたいかで、いくつか色を提示してもらい、自分のイメージに合うか確認しましょう。

5)修繕箇所

塗装だけでなく、気になっている劣化箇所などがあれば、併せて相談するようにしましょう。

6)メンテナンス周期

メンテナンス周期を明確にし、耐久年数を考えた最適な塗料を業者に選んでもらいましょう。

3-2 目的別の選び方

立地条件により、住まいごとに汚れやすさや劣化のスピードは異なります。
仕上がりや塗料に求める機能性も施主様によりそれぞれです。
次は目的に応じた塗料選びの方法です。

長持ちさせたいなら

次の外壁塗装まで間隔を空けたい、より長持ちする塗膜が良い方は、耐久性に優れる塗料を選びましょう。
もっとも耐久性に優れる塗料は、精密ナノ粒子塗料やアポリテック塗料です。
約30年の耐久性があります。

汚れやカビをつけづらくしたいなら

対汚性に優れる塗料を選びましょう。
雨で汚れを洗い流すフッ素塗料や、光に反応して汚れを分解する機能がある光触媒塗料がおすすめです。

少しおしゃれにしたいなら

近隣の家とは少し異なる雰囲気にしたい方もいるでしょう。
塗膜のチップが配合された塗料は、天然石のような美しく高級感ある風合いを出せます。
また、塗料にはツヤ有りとツヤ無しがあり、ツヤ感の違いでも家の雰囲気が変わります。
外壁材の種類やデザインに合う方や、好みに応じて選ぶといいでしょう。

安くしたいなら

最も安価なのはアクリル塗料です。
数年後に取り壊しが決定している場合や、短いサイクルで塗装する予定の方には向いています。

コストパフォーマンスを重視するなら

今後の補修のスパンや将来も家に住み続けるかどうかにもよりますが、コストと性能のバランスが良いのは、いえふくが一番おすすめするアポリテック塗料です。

3-4 自治体の補助金対象塗料から選ぶ

日本全国のさまざまな自治体で、外壁塗装や屋根塗装に使える補助金制度が設けられています。
まずはお住まいの地域に補助金制度があるか、確認しましょう。

補助が受けられるかどうかの条件は自治体ごとに異なります。
そのため条件に合った塗料の選択が必要になります。

補助金制度についての詳細は、以下の記事をご参照ください。

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3-5 色の選び方

塗料の色は、塗った前と後で大きく印象が変わるため、塗料選びで最も迷うところです。
色は、全体の見栄えを左右する重要なポイントなので、以下で色の基本知識をしっかり確認した上で選択していきましょう。
色には、色相、彩度、明度という3つの要素があり、色味や濃淡、明るさによって印象が大きく変わります。

色相

色相とは、赤、黄、緑、青、紫のような色の違いを指します。
大きく暖色系と寒色系に分けられ、「黄みがかった赤」「緑がかった青」などのように表現されます。

彩度

色の鮮やかさを示すのが彩度です。
一般的に、外壁塗装のときには、彩度の高い色はあまり使われず、低い色で落ち着かせています。
色見本で見たときと実際に塗装したときに違いが現れることです。

これは、塗る場所の周りの風景や塗装場所に置いてあるものなどによって、見え方が異なってくることが原因です。
たとえば、同系統の色が周りにあると新たに塗った外壁の色が目立たなくなる、彩度が周りよりも高い色で塗装すると塗られた外壁が鮮やかに見える、などです。

また、実際に色を塗ると、色見本で見るよりも範囲が大きくなるので、色の印象が強くなります。
そのため、色見本で選んだ色より彩度と明度をひとつ落とした塗料で塗ると、自分がイメージしたものと近くなりやすいですよ。

外壁塗装の際に決める色の選び方の詳細は、以下の記事をご参照ください。

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3-6 主なメーカー

塗料メーカーは国内にもいろいろありますが、特にDIYショップなどで手に入れることができる主なメーカーを紹介します

日本ペイント

創業明治14年の老舗塗料メーカーです。
家庭用としても広く知られていますが、建築用塗料も数多く提供しています。
老舗らしくしっかりとした品質で、価格も手ごろのものが多いです。
URL:http://www.nipponpaint.co.jp/

関西ペイント

大正7年創業の老舗塗料メーカーです。
さまざまな塗料の製造と販売をしていますが、それ以外にも配色設計などの事業を行っていて、塗装にまつわる幅広い事業展開を行っています。
塗料自体は業務用から家庭用まであり、利用する人のニーズに応えたラインナップが豊富に用意されていることが特徴です。
URL:http://www.kansai.co.jp/

エスケー化研

昭和30年創業で、特に建築住宅に多くの実績をもつ企業です。
建築仕上げ塗材では国内シェアNo.1といわれています。
特殊セラミック成分を複合化した油性塗料など特徴のあるラインナップで、建築住宅の塗料業界を牽引しています。
URL:http://www.sk-kaken.co.jp/

ロックペイント

昭和27年創業の塗料メーカーで、建築用、工業用、家庭用塗料に加え接着剤でも強みをもっています。
安定した価格で品質のよい商品を提供していて、フッ素樹脂をベースにした塗料はトップクラスといわれています。
URL:http://www2.rockpaint.co.jp/home_j/index.html

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4. 塗装工法

外壁塗装は3度塗りが基本ですが、塗装工法により塗膜の厚さが異なるため、重ね塗りの回数も変わることがあります。
最近では4度塗りを勧める業者も出ています。

ただし、化粧と同じようにただ厚塗りをすればいいというわけではありません。
厚塗りになるほど、塗膜が剥がれるリスクも高まるのです。
厚塗りが原因で、次の塗り替えの際に下地強度が低下して、施工前に外壁を剥離しなければならないとなると大変です。

重要なのは技術力のある業者を選ぶことと、塗装面に適した施工方法を選択することで、より短時間できれいに仕上げることができます。
塗料の施工方法は、以下の3つです。

4-1 刷毛

外壁塗装では、外壁材と塗装道具によって塗装工法がかわります。
その中でもよく使うのが、刷毛を使った塗装です。

刷毛のサイズはさまざまで、細かい部分まで塗装するのには最適です。
しかし広い面を一度に塗装することには不向きです。

4-2 ローラー

ローラーに塗料をつけて、転がしながら塗装を行います。
ローラーの大きさによって幅広い面を一気に塗装することができ、使い方も簡単なので、手軽にできる工法です。
広い面は塗装しやすいですが、隅っこや細かい塗装には不向きです。

こちらの記事で、ローラーの種類やメリット・デメリットなど、ローラーについてより詳しいことをまとめてあります。
気になる人はぜひチェックしてみてください。

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ローラー

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4-3 吹き付け

塗料を噴射する機器を使って塗装を行う工法です。
広い面を一度に塗装できますが、塗料が飛び散ってしまうので、場所によっては行えない場合もあります。
DIYなどで行う場合は、スプレータイプの塗料で行うことが可能です。

外壁の吹き付け塗装の詳細は、こちらの記事でまとめてあります。
ぜひ参考にしてみてください。

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4-4 ローラーと吹き付けの違い

仕上がりが均一になるローラーに対して、吹き付けは多様な仕上がりになります。
どちらの工法がいいかという質問をよく受けます。

外壁の塗り替えには、手間がかかってもローラー工法で手塗りするのがおすすめです。
塗装する際は、塗料を水またはシンナーで希釈してから使用します。
吹き付けをする場合は、ローラーに比べてさらに希釈率を上げなければなりません。
つまり、吹き付けの方が塗料を薄める必要があるのです。

吹き付け工法は近隣へ塗料が飛散するトラブルも起こりやすくなります。
塗料の密着性や近隣への配慮から考えると、一般的な外壁塗装ではローラーで塗装する方がいいでしょう。
ローラーで塗装する場合は、塗りづらい細部は刷毛を使うことで、全体を塗り残しなく塗装できます。

塗装の工程について詳しく知りたい方は、
施工の流れ
をご参照ください。

5. 塗装に関する知っておきたいこんなこと

塗装をより美しく仕上げるためのいくつかのポイントを紹介します。

5-1 重要な下塗り塗装

塗装をよりきれいに仕上げるためには、下塗り塗装が欠かせません。
壁全体はローラーを使って塗装し、細かい部分は刷毛を使って塗装します。
塗りムラや塗り残しに気をつけながら塗装するのがポイントです。

下塗り塗装には、下塗り用の塗料を使います。
下地調整材の色はほとんどが白色で、その後に行う中塗りと上塗り塗装の密着性を良くして塗装面をきれいに整える役割があります。

ちなみにいえふくでは下塗り、中塗り、上塗りのそれぞれの工程で違う色を塗ることをおすすめしています。
ただし下塗り、中塗り、上塗りの順に色がどんどん濃くなるように塗らなければなりません。
塗装の工程ごとに色を変える方が、お客様にとってはどの工程が行われているかわかりやすく、丁寧な仕事であるといえるためです。

外壁塗装する際は仕上げとなる外壁塗料の種類にばかり気を取られがちですが、劣化した外壁の状態に応じて最適な下地調整剤を選ぶことも重要です。
下地調整剤には次のような種類があります。

プライマー

外壁材や屋根材などの下塗りに使われ、上塗りの密着性を高める役目があります。
とくに傷んでいる塗装面には、できるだけしっかりとプライマーを吸収させて密着性をよくなるようにします。
鉄部にはサビ止め塗料として使用されます。

シーラー

プライマーと同じく、外壁材や屋根材の下塗りに使われ、上塗りの密着性を高めます。
表面に塗膜を作るタイプのプライマーに対して、シーラーは素地に吸い込ませるタイプの塗料です。
モルタル外壁の下地剤としてよく使われます。

フィラー

凸凹や段差のある下地の表面をなだらかにするために使われる下塗り塗料です。

アンダーフィラー

シーラーとフィラーの機能を備えた下地調整剤です。
日本ペイントから販売されています。
アクリル樹脂エマルションを主体とした下地調整塗料です。

微弾性アンダーフィラー

シーラーとフィラーの機能を兼ね備えた下地調整剤です。
日本ペイントから販売されています。
水性フッ素樹脂塗料、水性シリコン樹脂塗料、水性ウレタン樹脂塗料を組み合わせてできた、対候性、対汚性に優れる塗料です。
キメが細かいので吸い込みが少なく、光沢ある仕上がりになります。

5-2 外壁材との組み合わせ

塗る箇所の外壁材によって、外壁塗装のタイミングが変わってきます。
特に、セメントや石灰、砂などを水に混ぜて作られたモルタルの外壁では、塗料の効果がなくなるとヒビ割れなどの劣化が起りやすくなるので、早めの再塗装が必要になります。

■窯業系サイディングボード:凍害に弱いため、寒い地域ではきちんとメンテナンスを行う必要があります。
■金属系サイディングボード:潮風に弱くさびが発生しやすいので、サビ止めの効果のある塗料を使います
■ALC外壁材:吸水性が非常に高いため、塗料により壁の防水性を高めなければなりません。
防水性の高い塗料を選びましょう。
■リシン外壁:表面に凹凸があるため汚れが付きやすく、雨水も溜まりやいのでひび割れも起こりやすい特徴があります。
対汚性や耐水性に優れる塗料を選び、ひび割れが気になる場合は弾性塗料を選びましょう。
■タイル外壁:外壁塗装が不要といわれています。
しかし、タイル同士をつなぐ目地にあるコーキング部分は劣化が起こります。
外壁にも汚れが付着するので、定期的な洗浄も行いましょう。
■樹脂系サイディングボード:耐久性にすぐれた外壁材で一般的によく使われています。
■木質系サイディングボード:素材が木材なので劣化しやすいです。
カビの発生を防ぐ防カビ塗料のように、劣化を最小限に抑えることができる塗料を使いましょう。
木独特の色合いや風情を長く楽しむことができます。
■コンクリートの壁:強度が高いため、頻繁に使用される外壁材ですが、防水機能がなくなると劣化が急激に進みます。
防水機能をもつ塗料で、早めのメンテナンスを行うことが大切です。

外壁材の詳細は、以下の記事をご参照ください。

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5-3 遮熱塗装と断熱塗装の違い

外壁や屋根には、熱伝導率を抑えることができる塗料を使い、室内の温度を保てるようにします。
この時に使われる塗料として、遮熱塗料と断熱塗料があります。

遮熱塗料 太陽からの熱を反射することで、室内への熱伝導を防ぐ塗料。
夏の強い日射から室内を守る役割を果たす。
遮熱塗料の詳細は、
エコの切り札!?外壁塗装で使われる「遮熱塗料」の効果とは
をご参照ください。
断熱塗料 室内外からの熱伝導を抑える塗料。
夏は屋外からの熱の浸入を、冬は室内からの熱の放出を防ぐ。
断熱塗料の詳細は、
屋根の断熱材が暑さや寒さの原因?断熱塗装で断熱性能をアップしよう
をご参照ください。

5-4 耐火塗装

火災が起きた建物の建材を炎から守ることは、火災を最小限に食い止めることにつながります。
耐火塗装は、展示場、倉庫、工場などで多く用いられており、個人住宅の外壁塗装にはあまり使われていません。

5-5 エコ塗装

生活環境の改善や地球環境の保護の観点から、より快適でエコロジーな環境を提供する塗装がさまざまな場所で提案されています。
たとえば、有害な物質を発生させないための塗料や断熱機能を持たせた塗料で外壁の劣化を補修することで、環境にやさしい省エネ住宅を実現できるのです。

5-6 業者選びも重要

外壁の劣化状況にあった塗料や機能性を重視した塗料選びができても、手抜き工事をする業者に依頼したのでは意味がありません。
実績が豊富で技術力のある業者を選ぶことが重要です。

見積もり書をすみずみまで確認し、誠実に対応してもらえる業者を選びましょう。
施工中も塗装工程で手抜きがないか、すみずみまで丁寧に高圧洗浄をしているか、養生がまっすぐ丁寧かなど、施主様が直接現場をチェックするといいでしょう。

また、中塗りと上塗りでは同じ塗料を使用する業者も多いのです。
しかし、色を変えて塗装してくれる業者の方が、施主様にとっては工程がわかりやすく、より親切な業者といえます。

業者選びのもっと具体的な方法については、こちらの記事をご確認ください。

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まとめ

外壁塗装は家を長持ちさせるだけでなく、雨漏りを防止したり、メンテナンス費用が抑えられたりと、さまざまなメリットがあります。 塗料の耐久性を理解して最適なタイミングで外壁塗装を行うことで、コスト面でのメリットだけでなく、快適な生活環境を継続することができるのです。

“外壁塗装を一生懸命やる会社”のいえふくは、東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3県で施工を承っております。

さまざまな塗料製品がありますが、そのなかで当社がよく使用するおすすめ外壁用塗料は…
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