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耐久性の高さが自慢!フッ素塗料とは?

住宅は、メンテナンスなしに長年そのまま住み続けられるものではありません。
建物の状態に応じて、適したメンテナンスを施す必要があります。
特に、雨風や気候の変化に日々さらされ続ける外壁は、定期的なメンテナンスが不可欠です。
外壁塗装の塗料にはさまざまな種類がありますが、今回は美しく耐久性の高い外壁作りに最適な「フッ素塗料」についてご紹介します。
東京スカイツリーや六本木ヒルズといった高層ビルによく使われているフッ素塗料の耐久性の高さや、施工する際のコストについてまとめたので、ぜひ参考にしてください。

フッ素塗料とは

フッ素塗料は、耐久性が高く、もっぱら高層ビルや階数の多いマンションに適した塗料といわれていました。
日本一の高さを誇る東京スカイツリーや、東京の一等地にそびえる六本木ヒルズにも、このフッ素塗料が用いられています。
とはいえ、フッ素塗料はビルや高層の商業施設だけに使用するものではありません。
10〜15年ほどでメンテナンスを必要とするほかの塗料とは違い、フッ素塗料は15〜20年メンテナンスいらずです。この耐用年数の高さが注目され、現在では一般住宅の外壁にも使われるようになっています。

フッ素塗料のメリット・デメリット

一見完璧に思えるフッ素塗料ですが、もちろんメリットばかりではなくデメリットもあります。
ここでは具体的なフッ素塗料の特徴について、メリットとデメリットを見ていきましょう。

メリット

フッ素塗料は、「高耐久性塗料」と呼ばれるほど高い耐久性をもつ塗料です。
さまざまな要素が組み合わさることで高い耐久性を実現しているので、それらを7つの項目に分け、ポイント別に見ていきます。

1.耐用年数が長い

フッ素塗料最大のメリットは、15〜20年という耐用年数の長さです。
一般的に、アクリル塗料やウレタン塗料の耐用年数は5〜8年、シリコン塗料は10年とされています。
新しい塗料として注目され始めているラジカル塗料の塗膜は、15年が耐用年数の目安とされていますが、フッ素塗料の耐用年数はおよそ20年。
環境によっては、20年以上メンテナンスいらずという建物もあります。
さらに、耐用年数の長さは、生涯工事費用の節約とも密接に関係しています。
生涯工事費用は、住宅の寿命と各所の耐用年数を照らし合わせ、どのようなメンテナンスを何回実施すべきかによって金額が算出されます。
外壁の再塗装は、大きな戸建て住宅全体を塗り替える工事を行なった場合、多額の費用が必要になるケースもあります。
つまり、耐用年数が高いということは、住宅にかけるメンテナンス費用を節約できる可能性があるということなのです。

2.耐候性が高い

紫外線や雨水といった外部ダメージを受けにくい性質を「耐候性」といいます。
紫外線や雨水は塗膜を劣化させる物質です。
外壁が剥がれ落ちたり、クラックと呼ばれるひび割れ部分にカビが繁殖したりする原因になってしまいます。
フッ素塗料は、分子の結合が強いためにこうした劣化の原因になる紫外線や雨水の影響を受けにくい塗料といえます。また、色あせもしにくく、長い間美しい外観を保つことも特性のひとつです。

3.耐熱性が高い

住宅は外気や太陽光が当たることで熱をもちます。
また塗料自体にも熱を発する性質があり、耐熱性の高くない外壁は室内に熱を籠らせ冷房効率を悪くするなど、室内を快適ではない環境にしてしまいます。
フッ素塗料は、塗料の発する熱や太陽光による熱に耐える力が優れています。

4.親水性が高く低汚染性である

フッ素塗料は水と相性のいい塗料です。
親水性が高いことは水に濡れやすく、また水が外壁に密着しやすいことを意味します。
これは、ほこりや細かなゴミといった空気中を漂う汚染物質や、空中から落とされる鳥のフンなどが外壁に付着した際に効果を発揮します。
すなわち、水が外壁にこびりついた汚れと塗膜の間に入り込むことにより、水の力で汚れを落とすことができるのです。
これが、フッ素塗料のもつ低汚染性です。

5.防藻性、防カビ性にすぐれている

外壁塗装に使われる塗料はどんな種類であっても、防藻、防カビの特性を備えています。
藻やカビが外壁に発生すると、塗膜を傷めてしまうからです。
傷んで劣化した塗膜の隙間などから、藻やカビが外壁内部や室内へと入り込むと、住宅の内部構造にダメージをもたらし劣化させます。
また、住人に対して、鼻炎や肺炎などアレルギー性疾患を生じさせてしまう危険性もあります。
フッ素塗料は防藻性、防カビ性に優れていて、湿気の多い場所や通気性のあまりよくない場所に建てられた住宅においても、藻やカビの発生を防いでくれる塗料なのです。

6.弾性があり防水性にすぐれている

ゴムのように弾む質感を弾性といいます。
商品名に「弾性」とつけられたフッ素塗料は、経年劣化のひとつであるひび割れ(クラック)を防ぐ効果が期待できます。
外壁は紫外線を浴びて小さな膨張と収縮を絶えず繰り返しています。
膨張と収縮を繰り返すうちに外壁を覆う塗膜は耐えきれずひび割れ、その部分から外壁内部へ雨水が侵入する場合があります。
弾性のあるフッ素塗料は、この膨張と収縮の繰り返しに柔軟に対応し、塗膜がひび割れにくい性質をもっています。
ゆえに塗膜が保たれ、外壁内部への雨水やカビの侵入を防ぐことができるのです。

7.耐摩耗性が高い

光沢を長期間保持できる、高い耐摩耗性もフッ素塗料のメリットです。
アクリル塗料やウレタン塗料は5年で、シリコン塗料は10年で光沢が20%減少するとされていますが、フッ素塗料は20年で10%程度しか光沢が損なわれないとされています。
ずっと施工当時の光沢を維持することで、いつまでも新築のような美しい景観を保つことが可能です。

デメリット

どのような塗料にも、メリットとデメリットがあるものです。
フッ素塗料の場合、導入を迷う理由の1つとして「価格が高い」ということが挙げられますが、価格を含めた4つのデメリットを紹介します。

1.価格が高い

フッ素塗料は、高額な塗料です。
外壁に用いる塗料にはグレードがあり、アクリル塗料、ウレタン塗料、シリコン塗料、ラジカル塗料、フッ素塗料の順に価格が上がります。
この後に費用の相場について解説しますが、フッ素塗料の㎡あたりの相場は、もっとも安価なアクリル塗料の2倍近い価格になります。
とはいえ、高価なフッ素塗料はその耐用年数の高さから、ほかの塗料よりも比較的長期間の工事保証期間(7〜10年)が設けられていることがあります。
アフターサービスの安心感や、長年メンテナンスいらずで過ごせることと高額な初期費用のどちらをとるかが悩みどころといえるでしょう。

2.一般家屋の施工実績が少ない

フッ素塗料は東京スカイツリーや六本木ヒルズなど、高層の建物に利用されてきました。
また、レインボーブリッジや後楽園ホールなど、ランドマークとして人々から愛される大きな建物にもフッ素塗料が使用されています。
高層ビルや大きな施設の再塗装は大掛かりな足場設置が必要となり、塗替えのコストが膨大になることが、フッ素塗料を使用している理由です。
約20年塗り替えいらずのフッ素塗料ならば塗り替えの回数を減らすことができ、結果として再塗装のコストを節約できるからです。
近年、一般住宅の施工が増え始めたとはいえ、高層ビルやマンションの施工例と比べると施工実績はまだ少ないのが現状です。
そのため、業者の中にはフッ素塗料についての知識が乏しく、扱い方をよく知らないまま工事を請け負う会社もあります。
汚れに強く耐用年数の長いフッ素塗料ですが、古い塗膜を充分に除去しないまま新しい塗料を重ねる、下地調整材を雑に塗るなど間違った扱いをしていると、塗料本来の性能を発揮できません。
耐久性の低い、粗悪な塗膜になってしまいます。
フッ素塗料による外壁塗装は、知識や施工実績のある業者に依頼するようにしましょう。

3.粗悪なフッ素塗料も出回っている

フッ素塗料は、成分量に明確な規定があるわけではなく、少しでもフッ素が含まれていれば「フッ素塗料」として流通してしまいます。そのため、悪徳業者が巧みなセールストークで消費者をだまし、粗悪な塗料で施工を行う事例も散見されます。
施工を依頼する際は、国内大手メーカーから販売されている塗料を使っていることを確認しましょう。
主なフッ素塗料については、価格相場の次に一覧を掲載しているので、チェックしてみてください。
いえふくでは、その他の塗料においても信頼と実績のある日本ペイントのフッ素塗料を使用しています。

4.塗膜が硬い

耐候性や耐久性の高いフッ素塗料ですが、塗膜が硬いため、地震や台風といった影響によって家屋が揺れると塗膜が割れてしまうことがあります。
これを防ぐには、塗膜の柔軟性が比較的高い弾性タイプのフッ素塗料製品を使うと良いでしょう。
またフッ素塗料の塗膜は、サッシなどの隙間を埋めるシーリング剤の塗布によっても割れることがあります。
この場合は、フッ素塗料を塗装した後に、シリコン塗料に対応しているシーリング剤で打ち替えをすれば防ぐことができます。

7つのメリットと4つのデメリットを紹介しました。
これを総合的に考慮し、ご自身の住宅にとって最適な塗料を選ぶことが大切です。

主なメーカーと価格相場

高いといわれるフッ素塗料ですが、具体的な相場は㎡あたり4,000〜4,800円です。
アクリル塗料やウレタン塗料が㎡あたり2,000円程度で施工できることを考えると、やはりフッ素塗料の塗装費用は高額に感じられるかもしれません。
しかし、一度塗装すれば15〜20年程度塗膜が保たれるので、初期費用を惜しまないという人には向いています。
初期費用が高額であっても、メンテナンスいらずの期間が長く、ランニングコストを考えると充分に初期費用を回収できるという考え方もあるでしょう。
いえふくでは、特に塗り直しの施工に力を入れています。
従来の塗料からフッ素塗料に塗り直したい、より長持ちする塗料で外壁を塗装したいという際はぜひご検討ください。
また、外壁塗装は塗装費用とは別に、足場設置費用がかかります。
見積もりをとる際は、その費用も事前に確認するようにしてください。
もし足場を組む必要があるメンテナンスが複数ある場合は、同時に行うことで足場設置費用を節約できます。
フッ素塗料による塗装は、使用する塗料の種類によっても多少価格が変動します。
フッ素塗料を生産している主なメーカーを挙げたので、それぞれの価格も併せてチェックしてみましょう。

フッ素塗料の主なメーカー

フッ素塗料を販売している主なメーカーは、日本ペイント、エスケー化研、AGCコーテックの3社です。

日本ペイント「ファイン4Fセラミック」

「ファイン4Fセラミック」は、「ターペン可溶2液超低汚染形4フッ化フッ素セラミック変性樹脂塗料」です。
業者からの評判も高くトップクラスのシェアを誇っており、弊社が使用している塗料でもあります。
通常の塗料のほか、「高弾性ファイン4Fセラミック」も取り扱いがあります。
ツヤ別の商品展開は、3分ツヤ、5分ツヤ、7分ツヤ、ツヤありの4タイプです。
サイディング、コンクリート、モルタルなどの下地に適用しており、耐久性、防カビ性などすべてにおいて優れているのが特徴です。
平滑部の塗りは3工程で3,590円/㎡となっています。

エスケー化研「クリーンマイルドフッソ」

「超低汚染弱溶剤ふっ素樹脂塗料」が、エスケー化研の「クリーンマイルドフッソ」です。
系列商品として「弾性クリーンマイルドフッソ」もあります。
ツヤは日本ペイントと同様に、3分ツヤ、5分ツヤ、6分ツヤ、ツヤありを展開しています。
適用下地はサイディング、コンクリート、モルタル、ステンレスなどです。
塗装の単価は、3工程で4,200〜4,800円/㎡が目安となります。

AGCコーテック「ルミステージ」

「ルミステージ」は、AGC旭硝子による「フッソ樹脂ルミフロン」を使用したフッ素塗料です。
ナチュラルなセラミック調でデザイン性が高い「ルミステージパレ」、漆くい風の
質感を出せる「ルミステージつち」、クリアな質感の「ルミステージ水性UVカットクリヤー」など、豊富な商品展開が特徴です。
屋根に用いる塗料は、ツヤありのみの取り扱いです。
外壁は、ツヤあり、半ツヤに加え、ルミステージマットというツヤ消しがあります。
ツヤ消しのフッ素塗料を扱っているのは、大手メーカーではAGCコーテックのみです。
メーカーや認定施工店が品質管理をおこなっているので、保証が確かな分単価はほかの2社と比較するとやや高く、3工程の塗りで4,200〜5,500円/㎡が相場とされています。

フッ素をわずかに含んでさえいれば「フッ素塗料」と名乗ることができるフッ素塗料は、充分に機能を果たさない粗悪な塗料も時折見受けられます。
小さなメーカーや独自生産の塗料がすべてそうとは限りませんが、ここに挙げた大手メーカー以外の塗料を用いる場合は、事前にきちんとしたメーカーであるかどうかチェックした方が無難です。

まとめ

高層ビルやランドマークに使われてきたフッ素塗料は、住宅の塗装にも活用されつつあります。
ビルやドームといった建物を守ってきた高い耐久性、美しさを保つことができる低汚染性といったクオリティを、一般住宅でも実感できるのはとても魅力的といえるでしょう。
いつまでも新築のままの美しさを保てるような、フッ素塗料独特のツヤも魅力のひとつです。
再塗装をご検討の際は、メリットとデメリットを把握し、ご自宅に最適な塗料をチョイスすることをオススメします。