無機塗料とは?メリットとデメリットを知りましょう!


外壁塗装を考えるとき迷うことのひとつが塗料の選択ではないでしょうか?
10年・20年という長い間、品質が落ちず、かつきれいな外観を保つためには、塗料および塗装業者の選択が大変重要になってきます。
今回は塗料、特に「無機塗料」について、そのメリット、デメリットを中心に説明します。

目次
  1. 無機塗料とは何か?
  2. 無機塗料の価格相場
  3. 実績ある無機塗料メーカーの紹介
  4. まとめ

無機塗料とは何か?

中学の理科の授業を思い出してみましょう。有機物と無機物について習いましたよね。
有機物とは生命体が作り出す物質、無機物とは金属や岩石など生命体が作り出せない物質であると教えられました。

では、無機塗料はどうでしょう?
いま説明した理屈から、無機塗料は無機物でできた塗料と考えてしまいがちですが、実際はそうではありません。
無機塗料とは有機塗料に無機物をブレンドした(混ぜた)塗料なのです。

無機物だけで塗料ができれば理想的なのかもしれませんが、無機物は溶剤に溶けず、また柔らかさがないので壁面に塗装することはできません。
柔らかな物質である有機物(ポリウレタンやシリコンなど)が存在して初めて壁面に塗装することが可能になります。

無機物が何%ブレンドされているのか?

医薬品のように、「○○%以上含まれていると△△ができる」などの明確な基準はありません。
無機物が含まれていれば「無機塗料」ということができます。
無機塗料は無機物と有機塗料のブレンドですから、「ハイブリッド塗料」や「セラミック塗料」という呼び方をする場合もあります。
上記のようにあいまいな基準ですから、無機塗料を選ぶ際には信頼できるメーカーの実績のある塗料を選ぶことをおすすめします。
値段の安さに気を取られて、粗悪な塗料を選ばないことが重要なポイントになるでしょう。

無機塗料のメリット・デメリット

何事もメリットがあれば、必ずその裏側にデメリットがあります。
無機塗料で塗装する際には、必ず特徴を理解しておきましょう。

メリット

無機塗料のメリットとしては以下の3つが挙げられます。

メリットその1:燃えにくい

無機物の特徴は何といっても「燃えない」ことです。
石や鉱物、ガラスやセラミックなどは燃えません。
一方有機物はC(炭素)、H(水素)、N(窒素)、O(酸素)からできているので酸素と化合して燃焼、すなわち燃えます。

無機塗料は前述した通り、有機物(ウレタンやシリコン樹脂、アクリル樹脂など)に無機物を混ぜて作っていますので「燃えにくい」性質があります。
塗料は建築物の表面に塗るものですから、燃えにくいという特徴は非常に大きなメリットになります。

メリットその2:汚れにくい

建築物は長年の雨風に耐える必要があります。
タイルなどの無機物は汚れにくいという性質があります。
無機物が配合されている無機塗料は、この「汚れにくい」という特徴を持っています。
具体的には雨水により、自然に汚れが落ちるという優れものです。

メリットその3:耐候性がある

一番のメリットは耐候性があることです。
耐候性とは太陽光や酸素、雨水などにより塗膜が変質、劣化することに抵抗する性質であり、耐候性があるということは、変形や色の劣化、ひび割れがしにくいことを意味します。

有機塗料は、紫外線や酸素などにより酸化したり、また雨水により劣化したりしやすい性質を持っていますが、無機物であるセラミックなどは紫外線や酸素で酸化されることはなく、また雨水にも強いです。

デメリット

次に無機塗料のデメリット、弱みを説明します。

デメリットその1:価格が高い

まずは、塗料の値段が高いことです。
世の中にあるもののほとんどは、品質が高ければ、それに伴い価格も高いという関係にあります。
消費者は値段の安いものを好むので、あえてデメリットと表現しておきます。

デメリットその2:塗装がしにくい

無機塗料を使用する場合、塗装技術が高くないと無機塗料本来の品質が活きてきません。
未熟職人が塗装を行うと、塗膜の剥がれなどが発生し、せっかく高価な無機塗料を使ってもその性能が発揮できないことがあります。

有機塗料は塗りやすいため、それほどの熟練は要しませんが、無機塗料は「塗りにくい」性質があるため熟練した職人が行わなければなりません。

塗装は塗装面の前処理、下塗り、中塗り、上塗りなど工程が多くあり、その工程ごとに正しい作業を行わないと最終的な塗膜品質が得られないのです。

デメリットその3:質感・色の選択肢が少ない

つやが消せないこともデメリットかもしれません。
無機塗料はつやありしかありません。
つやをコントロールすることは塗料開発で重要な技術なのですが、無機塗料は歴史も浅くまだ開発途上であり、つや消し技術は今一歩なのです。

また色のバリエーションが少ないこともデメリットといえます。
無機塗料は前述の通り、発売されて約25年と新しい塗料なので、今後開発が進み、これらのデメリットは解消されていくことでしょう。

無機塗料の価格相場

最初に塗料の価格相場を説明します。
有機塗料の代表格であるアクリル塗料は1.500円/平方メートル、ウレタン塗料は2.000円/平方メートル、有機塗料で一番品質(耐候性)のいいフッ素塗料は4.000円/平方メートルといったところです。

それに比べると無機塗料は5.000円/平方メートルが相場になっています。
大雑把にいってアクリル塗料の3倍程度の価格設定です。
しかし、無機塗料は塗膜の耐用年数がアクリル塗料の3倍ほどあり、ライフサイクルコストを加味すれば無機塗料の価値は十分にあると考えてもよいのではないでしょうか。

それでは代表的な無機塗料を数種類紹介します。
無機塗料は、できれば実績がある一流メーカーの製品を選定するのが無難です。
なにせ20年も付き合うものですから、少し安いからと価格優先で選ばないようにしましょう。

実績ある無機塗料メーカーの紹介

日本ペイントは無機塗料の分野においては関西ペイントと並ぶ老舗メーカーといっていいでしょう。
またエスケー化研もお勧めできるメーカーです。
今回はこの3つのメーカーの代表的な無機塗料をご紹介します。

日本ペイント

「アプラウドシェラスターNEO」

2液性の無機塗料、水性塗料です。
「7分つや」「5分つや」などのグレードがあります。
スプレー、ローラー、刷毛塗共に可能です。コンクリート、モルタル、鉄などに塗装可能です。

「ハナコレクション500コート」

1液性の無機塗料、水性塗料です。
戸建て住宅用に開発された無機塗料です。スプレー、ローラー、刷毛塗が可能です。

関西ペイント

「ムキフッソ」

2液性の無機塗料、弱液性です。2液性といえど弱溶剤化に成功したことから、鉛フリーの環境にもやさしい塗料となっています。
また、下塗りを変えることで様々な外壁素材に塗布可能となりました。

エスケー化研

「スーパーセラタイトF」

1液性の無機塗料、水性塗料です。
超低汚染性・超耐候性が最大の売りで、他にも防カビ・防藻性や水性であることから溶剤中毒などの危険性もなく、安全設計です。

まとめ

一見、価格を見ると有機塗料に比べて高いと感じる無機塗料ですが、ライフサイクルコストや耐候性など品質を考慮すれば「高くない買い物」と言っていいでしょう。

無機塗料は実績のあるメーカーと品番を選んで施工し、また施工業者も熟練の技術者を抱えている専門業者に依頼することが大切な要素になります。
見積もりを出して安い業者に飛びつくことは後悔の原因になります。

大切な家を長い時間にわたって良い品質、良い見栄えを保つためには、適した塗料を選ぶことが大切です。
まだ歴史は浅いのですが、品質のいい無機塗料を選ぶことも選択肢の一つです。

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