遮熱塗料は屋根におすすめ!効果や価格、メリットとデメリットを解説


「遮熱塗料で夏の電気代がお得になる」と聞いて、「そもそも遮熱塗料って何?」や「いくらくらいかかるものなの?」などの疑問をお持ちの方もいるかもしれません。

この記事では、屋根塗装におすすめの遮熱塗料の効果や価格、メリット・デメリットを解説しています。

遮熱塗料と断熱塗料の違いやおすすめの塗料製品、色選びやDIYに関する情報なども扱っておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次
  1. 遮熱塗料とは?効果や価格、原理を解説
  2. 屋根の遮熱塗装のメリットとデメリット
  3. 屋根の塗装サイン
  4. オススメの遮熱塗料って?
  5. 遮熱塗装の色選び
  6. 遮熱塗料を使った塗装は補助金(助成金)が使える?
  7. 遮熱塗料をDIYで塗れる?
  8. 【おまけ】屋根以外の遮熱塗料もある
  9. まとめ

遮熱塗料とは?効果や価格、原理を解説

遮熱塗料とは文字通り「熱を遮(さえぎ)る塗料」です。「高日射反射率塗料」とも呼ばれます。

外壁用や屋根用など種類がありますが、基本的に遮熱塗料は屋根に塗るものです。

こちらでは、屋根塗装における遮熱塗料の効果や価格、メカニズムなどを解説していきます。

効果

屋根塗装に遮熱塗料を使用することで、屋根表面の温度の上昇を抑え、室温の上昇を抑えることができます。

遮熱塗料がとくに効果を発揮するのは、夏場です。

太陽光が直接当たる屋根は、夏場には太陽の熱量で表面温度が非常に高温になります。屋根の温度が高くなれば、室内の気温も上昇します。

しかし、屋根に遮熱塗料を塗っておけば、遮熱塗料が日差しを反射することで屋根の温度上昇を抑制し、室内の気温が高くなりにくくなるのです。

メカニズム

遮熱塗料は、太陽光を反射することで、屋根の温度の上昇を防ぐ仕組みです。

太陽光には多量の赤外線が含まれています。赤外線には、物質に吸収されると、その物質の温度を上昇させる性質があります。
このため、屋根に太陽光が当たると赤外線が屋根材に吸収され、屋根の温度が高くなるのです。

遮熱塗料には、主に赤外線を反射する機能(紫外線の反射機能がある遮熱塗料もあります)があり、屋根の温度上昇を抑えます。

耐用年数

遮熱塗料の耐用年数は15〜20年が目安になっています。
外壁塗装でポピュラーなシリコン塗料(耐用年数12〜15年)よりも長寿命です。

相場

遮熱塗料を使った屋根塗装は、意外とリーズナブルです。

使用する塗料製品によりますが、一般的なシリコン塗料を使用する場合と、あまりかわらない平米単価での施工も可能な場合もあります。

エアコンの電気代を削減できる効果と、シリコン塗料よりも長寿命であることも考えれば、トータルコストではシリコン塗料よりもお得になるといえます。

製品ごとの違い

屋根塗装に遮熱塗料を使用する際は、塗料製品選びも重要なポイントです。

選ぶ塗料製品によって、「価格」と「日射反射率」の2点が大きく変わってきます。

いえふくでは、数ある遮熱塗料のなかでも関西ペイントが製造する「アレスクール」をおすすめしています。

おすすめしている理由や塗料の性能は「オススメの遮熱塗料って?」の項目でくわしく解説します。

断熱塗料とどう違う?

遮熱塗料と混同されがちな塗料に「断熱塗料」がありますが、この2種類の塗料にははっきりと違いがあります。
こちらは、遮熱塗料と断熱塗料の主な違いをまとめた表です。

遮熱塗料 断熱塗料
メカニズム 熱を反射して屋根の温度上昇を防ぐ 熱伝導率(熱の伝わりやすさ)を小さくして屋根の温度上昇を防ぐ
成分 赤外線を反射する顔料を混ぜる 熱伝導率の低い樹脂を混ぜる
夏の効果 屋根・室内の温度上昇を防ぐ(断熱塗料よりも高性能) 屋根・室内の温度上昇を防ぐ
冬の効果 なし 室内の熱が外に逃げるのを防ぐ

ご自宅の屋根の状況(屋根材や断熱、立地環境など)にあわせて、遮熱塗料と断熱塗料を検討するといいでしょう。

遮熱塗料の効果が出やすいのはどんな家?

遮熱塗料は、どんな家の屋根に使用するかによって効果の度合いが変わってきます。
次のような特徴に当てはまる場合は、より遮熱塗料の効果を実感しやすいのでおすすめです。

  • スレート屋根や金属屋根の場合
  • 日照時間が長い地域の場合

金属屋根は熱伝導率が高く、屋根材のなかで一番熱くなります。

近年の新築住宅で最もスタンダードな屋根材であるスレートの場合も、板の厚みが薄いため、室内へ熱を伝えやすい特徴があります。

ですから、スレート屋根や金属屋根を使用している住宅の場合は、それ以外の屋根よりも遮熱塗料の効果を実感しやすいでしょう。

日照時間が長い地域の住宅の場合も、太陽光の影響が大きいため、遮熱塗料の効果が出やすいです。

そのほか、住宅の構造や断熱材の素材・厚みなどによっても屋根から室内への熱伝導率は変わってきます。

熱くなりやすい屋根だったり日照時間が長い地域だったりしなくても、「夏場の室内がやけに暑い」と感じる場合は、遮熱塗料を検討するのがおすすめです。

遮熱塗料の効果は色によって違う?

遮熱塗料は、選ぶ色によって効果が変わってきます。

その理由は、塗料の色の違いによって日射反射率が変わるためです。色が濃い塗料ほど日射反射率は低く、反対に明るい塗料ほど太陽の光を反射しやすくなります。

遮熱塗料もそれは同様で、濃い色よりも明るい色を選ぶ方が、遮熱性能は高くなるのです。

たとえば、関西ペイントのアレスクールは、塗料の色ごとに「COOLレベル」が分かれています。ホワイトの場合はレベル5である一方、ネオブラックなどの場合はレベル1です。
アレスクールの色一覧とCOOLレベルについては、「アレスクールの色一覧を紹介」の項目でくわしく紹介します。

ただし、「濃い色で屋根塗装をしたいときこそ遮熱塗料を選んだ方がよい」という考え方もあります。
濃い色の塗料ほど熱を溜め込みやすいですが、遮熱塗料を使用することで、たとえ濃い色でも屋根に熱がこもらないように対策できるからです。

屋根の劣化を遅らせることができるって本当?

屋根塗装に遮熱塗料を使用することで、屋根材の劣化スピードを遅くできるメリットもあります。

物質は高温になると膨張し、低温になると収縮して元に戻ります。膨張と収縮を繰り返すと、物質の劣化スピードは速くなります。

夏の昼間の屋根材は高温になり、黒っぽい屋根だと表面温度は70度近くになることも。
夜になれば表面温度は下がりますから、夏場の屋根材は昼と夜で膨張と収縮を繰り返しているのです。

そこで、遮熱塗料で屋根材が昼間に熱くなりすぎないようにすれば、屋根が膨張しにくくなるようにできるのです。

遮熱塗料を塗ると冬寒くなるって本当?

「遮熱塗料で太陽光の熱を反射するのであれば、冬の室内が寒くなるのでは?」と心配される方がいるかもしれません。

しかし、遮熱塗料を塗ることで冬の室内温度が下がる心配はほとんどないため、ご安心ください。

なぜなら、夏と冬では日射角度が変わり、冬場の遮熱塗料による熱反射は、夏場と比べると少ないからです。

屋根の遮熱塗装のメリットとデメリット

屋根塗装に遮熱塗料を使用することのメリット・デメリットを解説します。

メリット

屋根塗装に遮熱塗料を使用することのメリットをまとめると、以下の5点になります。

  • 夏の室内温度を下げて暑さを軽減できる
  • エアコンの冷房効率が上がり電気代の節約になる
  • 屋根材の劣化を遅らせられる
  • 通常の塗料より耐久力(耐用年数)が高い
  • シリコン塗料と価格もほとんど同じ

デメリット

屋根塗装に遮熱塗料を使用する唯一のデメリットは、選ぶ塗料製品によってはコストが高くなるケースがある点です。

「遮熱塗料は意外とリーズナブルでシリコン塗料と同程度の価格で施工できる場合もある」とお伝えしましたが、やはり最終的な価格は選ぶ塗料製品によって変わります。

いえふくへご相談いただければ、遮熱塗装をできるだけリーズナブルに施工できるよう、工夫した塗装プランを提案いたします。

屋根の塗装サイン

スレート屋根やトタン屋根は、一般的に10〜15年に1回が屋根塗装の目安とされています。

しかし、上記の期間が経過していなくても、屋根に劣化のサインが表れる場合があります。その場合には、目安より少し早めであっても、屋根塗装を検討した方がよいでしょう。

ご自身で屋根に上って状態を確認するのは非常に危険ですので、もし屋根の劣化が気になる場合は、いえふくまで屋根点検をご相談ください。

こちらでは、屋根塗装を検討するべき屋根の劣化サインを紹介していきます。

塗膜がはがれている

屋根材の塗膜(塗装された塗料が乾燥し固まって膜状になったもの)がはがれている場合、そろそろ屋根塗装を検討するべきでしょう。

一部の塗膜だけがはがれている場合であっても、数ヶ月〜数年すると、はがれが広がってくる可能性があります。

屋根材が色あせている

屋根材に色あせが確認できる場合も屋根塗装を検討するべきサインです。

コケや藻が生えている

屋根にコケや藻が生えている場合も塗装を行うべきサインです。

屋根にコケや藻が多いと、雨の流れが悪くなり、雨漏りのリスクも出てきます。

金属屋根がサビている

トタン屋根などの金属屋根の場合、経年劣化でサビが生じてきます。金属屋根を使用している場合、一部でもサビが見られたら早めの塗装を検討するのがおすすめ。

なぜなら、サビは雨水で流されて周囲に伝染する恐れがあるからです。

屋根に生じたサビが流れると、外壁が金属製の場合には、外壁までサビが広がる可能性もあります。

雨漏りは補修が必要

屋根から雨漏りがする場合は、塗装だけでは問題を解決できないので、塗装とは別に補修が必要となります。

補修では間に合わないほど屋根が劣化している場合には、屋根全体の葺き替え工事が必要になるケースもあります。

屋根の葺き替え工事には屋根塗装の2倍以上の費用がかかるケースが多いため、雨漏りトラブルが発生する前に、塗装などのメンテナンスをすることが重要です。

外壁の塗装サインを見つけたとき

屋根の塗装をするべき劣化のサインを紹介しましたが、屋根塗装は外壁塗装のタイミングでまとめて施工するのもアリです。 なぜなら、屋根と外壁をまとめて塗装すれば足場代を節約できるからです。

外壁の塗装を行うべき劣化のサインは次の記事で紹介していますので、ぜひそちらも参考にしてくださいね。

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オススメの遮熱塗料って?

「遮熱塗料で屋根塗装をする場合、どんな塗料製品があるの?」とお悩みの方に向けて、屋根塗装におすすめの遮熱塗料を紹介します。

関西ペイント「アレスクール」

いえふくでイチオシの遮熱塗料が、関西ペイントの「アレスクール」です。

関西ペイントは、3大塗料メーカーと呼ばれる国内大手3社のうちのひとつ。
アレスクールは、低コストで高性能なコストパフォーマンスに優れた遮熱塗料です。

アレスクールの特徴は、上塗り塗料と下塗り塗料の両方に遮熱成分が含まれている点にあります。
外壁塗装では下塗りから上塗りまで複数回の重ね塗りを行いますが、アレスクールではそのすべての塗料に遮熱成分を含めることで、より高い遮熱性能が実現されているのです。

関西ペイント以外の塗料メーカーも遮熱塗料は販売していますが、アレスクールと比べると、やや価格が高くなる傾向にあります。

価格が安いからといって、アレスクールの性能が圧倒的に劣るわけではなく、他の遮熱塗料と同程度の性能を発揮してくれます。

アレスクールの効果の実証結果や実際に施工された方の声は、こちらのページで紹介しています。

屋根塗装で猛暑対策-おすすめの遮熱塗料について

関西ペイント以外の塗料メーカー

遮熱塗料を販売しているのは関西ペイントだけではありません。関西ペイント以外に遮熱塗料を販売しているメーカーとしては、次の3社が有名です。

  • 日本ペイント
  • エスケー化研
  • ミラクール

おすすめは関西ペイントのアレスクールですが、他の遮熱塗料と比較するのであれば、上記3社の塗料製品を検討するとよいでしょう。

遮熱塗装の色選び

こちらでは、遮熱塗料の色選びに関する情報をお伝えします。

選べる色は塗料製品ごとに異なる

遮熱塗料で選べる色は塗料製品によって違うので、どの遮熱塗料をお選びいただくかで選択肢は変わります。

まずはどの遮熱塗料を選ぶのか考え、その後で色を決めるのがいいでしょう。

アレスクールの色一覧を紹介

いえふくおすすめの遮熱塗料であるアレスクールの色一覧を紹介します。

アレスクールの遮熱塗料は、色ごとのCOOLレベルをメーカーが公表しています。COOLレベルの数値が高いほど、遮熱性能が高いです。

COOLレベル(遮熱性能)
ホワイト 5
新クリーム 5
シティーグレー 4
ミストグリーン 4
グレー 3
新スカイブルー 3
スチールグレー 2
ビーバーレッド 2
ローヤルレッド 2
チョコレート 2
ナイスブルー 2
ブルー 2
コーヒーブラウン 1
新ブラウン 1
カーボングレー 1
ジェットブラック 1
ネオブラック 1
モスグリーン 1
ネオモスグリーン 1
ナスコン 1

上の表では、ネオブラックやコーヒーブラウンなどの濃い色のCOOLレベルが「1」になっていますね。
これだけを見ると、「濃い色の遮熱塗料はあまり効果がないの?」と思う方もいるかもしれませんが、それは違います。

薄い色のCOOLレベルが高いのは、遮熱塗料の効果というより、色そのものの特性の影響です。このため、「薄い色で屋根を塗るのであれば、色そのものの特性で遮熱効果を得られるので、遮熱塗料を使う必要性はあまり高くない」ということもできます。

逆に、濃い色は色の特性によって熱を遮ることができないので、遮熱塗料の出番です。
普通の濃い色の塗料で屋根を塗った場合と、濃い色のアレスクールで塗った場合とでは、遮熱塗料で塗った方が40%以上の日射反射率(遮熱効果)を得られるケースもあることを示すデータも出ています。

カラーシミュレーションで完成イメージを確認

いえふくでは、外壁塗装や屋根塗装の完成イメージをわかりやすく確認できるよう、3Dカラーシミュレーションのサービスを提供しております。

カラーシミュレーションでは、外壁や屋根、玄関ドアや雨樋の色などを選んで、自分の家に近い完成イメージを確認できます。

「遮熱塗料で屋根塗装をしたいけど、色見本だけではできあがりの想像がつかない」とお困りの際は、ぜひいえふくのカラーシミュレーションをご活用ください。

遮熱塗料を使った塗装は補助金(助成金)が使える?

自宅の外壁塗装を検討している方には、下記の内容にも目を通しておくことをおすすめいたします。

塗料選び

遮熱塗料での屋根塗装をする場合、お住まいの地域や施工のタイミングによっては、屋根塗装に自治体からの補助金(助成金)を使えるかもしれません。

自治体によっては、環境に配慮した省エネリフォームを対象に、補助金・助成金を用意しています。
エアコンの使用量を減らす効果のある遮熱塗装は、省エネリフォームに該当し、補助金・助成金の対象となることがあるのです。

こちらのコラムでは、外壁塗装や屋根塗装で補助金や助成金を利用するための方法や条件について解説しています。ぜひご覧ください。

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遮熱塗料をDIYで塗れる?

DIYでの屋根塗装は、非常に危険なのでやめましょう。
屋根塗装は、プロの職人でも足場を組んで行う工事です。DIYの施工は転落事故のリスクがあります。

また、遮熱塗料の効果を最大まで引き出すためには、正しい施工方法での塗装が必要不可欠。きちんと高圧洗浄や下地処理を行い、何度も重ね塗りをして仕上げる必要があります。

安全のためにも、遮熱塗料の効果を十分に引き出すためにも、屋根塗装はプロに任せるのが1番です。

【おまけ】屋根以外の遮熱塗料もある

遮熱塗料には、屋根用以外の製品もあります。外壁用のものはもちろん、エアコンの室外機に塗れるタイプや、屋上向けに防水効果も付いている遮熱塗料などです。

ただし、外壁に遮熱塗装を行っても大きな遮熱効果は期待できないため、いえふくではあまり推奨しておりません。

遮熱塗装は、屋根に施工するのが1番です。

まとめ

遮熱塗料の特徴は、次の通りです。

  • 遮熱塗料は太陽光の熱を反射して屋根材の温度上昇を抑える塗料
  • 室内温度も下がり、エアコンの電気代節約になるメリットがある
  • おすすめの遮熱塗料は安くて高性能な遮熱塗料「アレスクール」

遮熱塗料を使った屋根塗装は値段が高そうなイメージがありますが、実はシリコン塗料と変わらないくらいのリーズナブルな価格で施工できる場合もあります。

屋根塗装を実施される際には、ぜひこの記事を参考にして、遮熱塗料もご検討ください。

遮熱塗料での屋根塗装をご検討の際は、ぜひいえふくにお任せくださいませ。

点検・調査など無料で承ります。まずはお気軽にご相談ください。

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