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外壁塗装を低価格にする6つの極意と注意点!重要なのはタイミング!

外壁塗装の相場は、延床面積(各階の床面積の合計)が30坪程度の2階建て住宅の場合で、80~120万円ほど。

「高いなあ」「ちょっと安くできないかな」とつい思ってしまいますよね。

このコラムでは、外壁塗装が安く済むタイミング、低価格で外壁塗装をするコツや注意点などを解説しています。

価格を抑え、かつ確かな品質で自宅を塗装するのに、ぜひお役立てください。

目次
  1. 外壁塗装が安く済むタイミング
  2. 外壁塗装を適正範囲で低価格に抑える6つの極意
  3. 外壁塗装を安くしたいときの7つの注意点
  4. まとめ

外壁塗装が安く済むタイミング

外壁塗装のタイミングで一番おすすめなのは、築10~15年のタイミングです。
理由は主に2つあります。

工事費用を抑えられる

家を建ててから20年や30年が経ってから塗装すると、塗料を塗る前の下準備の作業に費用がかかる恐れが高いです。

メンテナンスなしで20年近く、あるいはそれ以上の時間が経っている外壁は、経年で劣化が進んでいたり損傷があったりすることが多いです。そのため、塗装の前に外壁の補修や補強が必要になる傾向があります。

新築の際に使った塗料や立地によりますが、築10~15年であれば、外壁の状態は比較的良好です。そのため、塗装の下準備が高額になることは少ないでしょう。
下準備にそれほどお金がかからなければ、そのぶん、工事の総費用を抑えることができます。

家のメンテナンスのトータルコストを抑えられる

外壁塗装を10~15年周期で実施することには、外壁メンテナンスのトータルコストを抑える効果もあります。

外壁に塗る塗料には、外壁表面をコーティングすることで、外壁が水気や紫外線でダメージを受けることを防ぐ役割があります。
塗料が寿命を迎える10~15年を周期に塗りかえを実施することで、外壁が塗料のコーティングで守られている状態が保たれ、劣化しにくくなるのです。

外壁が劣化しにくい状態であれば、そのぶん、大規模な補修工事や交換工事が必要になる機会が減り、長期的な意味でのトータルコストを抑えることができるのです。

外壁塗装を適正範囲で低価格に抑える6つの極意

外壁塗装を、適正な範囲で低価格に抑えるコツは、次の6点です。

1、グレードが高い塗料は避ける

外壁塗装の塗料にはグレードがあり、グレードが高いほど、高額で耐久年数が長い傾向にあります。
フッ素塗料や無機塗料など、グレードが高い塗料を避けることで、低価格の外壁塗装を実現しやすくなります。

戸建て住宅の塗装でおすすめのグレードの塗料は、シリコン塗料です。
フッ素塗料のように高価でなく、高価でないからといって品質が悪かったり耐久年数が短かかったりすることもない、安心の塗料です。

最近では、シリコン塗料に「ラジカル制御」と呼ばれる機能をもたせた塗料が注目を集めてきています。
従来のシリコン塗料とあまり変わらない価格で、今までのシリコン塗料よりも耐久年数が長い塗料です。

外壁塗装でおすすめの塗料を知りたい方は、こちらのコラムをご活用ください。

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2、キャンペーンを活用する

業者によっては、リニューアルキャンペーンやお正月キャンペーンなど、期間限定の割引キャンペーンを用意している場合もあります。

3、自社施工の業者を選ぶ

大手のハウスメーカーやリフォーム会社の工事は、実際に施工をするのは下請け業者であるため、工事費のほかに仲介料(マージン)が発生し、費用が高くなりがちです。

低価格の外壁塗装を希望するのであれば、自社施工の業者を探しましょう。

業者選びのくわしいことは、こちらからご確認ください。

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4、色は標準色から選ぶ

標準色とは、塗料メーカーが塗料ごとにあらかじめ用意している色です。
ベージュやブラウン、白、グレーなど、外壁で使われることの多い色は大体そろっていることが多いです。

標準色であれば、既製品の塗料をそのまま使うことができます。

標準色以外の色にしようとすると、色を調整する作業(調色)が必要になり、そのぶんお金がかかります。費用の節約を考えるのであれば、色は標準色のなかから選ぶとよいでしょう。

外壁の色選びでお悩みの方には、下記のコラムがおすすめです。

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5、屋根塗装もまとめて施工

家のメンテナンス費用を長い目で考えると、外壁塗装と屋根塗装は、まとめて施工した方が結果的にコストカットになります。

外壁塗装と屋根塗装は、どちらも足場の設置が必要です。
まとめて施工すれば、一度設置した足場を外壁塗装と屋根塗装の両方に使えるので、外壁と屋根を別々に塗装する場合よりもコストカットになります。

材質によりますが、屋根も外壁と同じくメンテナンスが必要なので、外壁塗装の際には屋根塗装も検討するとよいでしょう。

屋根の状態や種類によっては、塗装ではなく、重ね葺きや張り替えを実施することもあります。

屋根メンテナンスの費用や時期の目安は、こちらのコラムで解説しています。

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6、助成金やローンを活用

自治体によっては、住宅の塗装工事に使える助成金が用意されていることがあります。

一般的な外壁塗装に助成金を出している自治体もありますが、とくに多いのが、遮熱塗装を対象とした助成金です。

助成金や遮熱塗装については、下記のコラムをぜひご参照ください。

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リフォームローンをくわしく知りたい人には、こちらのコラムがおすすめです。

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外壁塗装を安くしたいときの7つの注意点

「外壁塗装を安くしたい!」と希望するとき、注意しておきたいのが次の7点です。

1、安さだけでなく質にも配慮

外壁塗装では、価格の低さだけでなく質にも配慮することが必要です。

外壁塗装で費用を抑えるのに簡単な方法は、安価な塗料を使うことです。このため、安い塗料に飛びつきたくなる人もいるかもしれません。

しかし、安い塗料はどうしても性能に劣ってしまうので、5年や6年で色あせやチョーキング現象などの劣化が出てくる恐れがあります。せっかくお金をかけて外壁を塗るなら、ある程度長持ちする塗料がよいですよね。

業者や塗料を選ぶときには、価格と品質のバランスを考えましょう。

外壁塗装の価格帯の目安は、こちらを参考にしてください。

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※チョーキング現象とは、塗料に含まれる顔料の劣化で、表面が粉っぽくなる現象です。

2、焦って契約するのはNG

訪問営業の塗装業者から「今なら格安・激安で施工できますよ!」と言われたり、外壁塗装のチラシで期間限定の割引セールを見かけたりして、「いま契約しないと損してしまう」と不安になることもあるかもしれません。

このように不安になったとき、焦って契約を結ぶのは禁物です。

焦って決めようとすると、判断力が鈍って、悪徳業者に引っかかる可能性が高くなります。

3、オリジナル塗料よりメーカー製品が安心

塗装業者のなかには、「会社のオリジナル塗料だから安く施工できる」と宣伝しているところもあります。

しかし、品質の信頼性を考慮に入れるなら、大手塗料メーカーの製品を選んでおくのが安心です。

外壁塗装を施工する技術と、塗料を作る技術は別ものです。
塗装業者はあくまで施工のプロなので、塗装業者のオリジナル塗料より、塗料を作る専門メーカーの塗料を選んだ方がよいでしょう。

4、追加料金を確認する

業者によっては、後から追加料金が発生することを前提にして料金設定をしている場合もあります。
このため、「契約した時点では安く済んだつもりだったが、追加料金がついて結局高くなった」などの事態もあり得るのです。

このようなことを防ぐためには、事前に業者に追加料金の有無について聞いておくほか、見積もり書の内訳を見て、外壁塗装で必ず必要になる費用や工事項目が含まれているか確認しましょう。

見積もり書に違和感を覚えた場合は、相見積もりをしてみるのも選択肢の1つです。

外壁塗装の見積もり書の見方や工程は、以下のコラムからご確認ください。

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5、単価の値切りはおすすめしない

外壁塗装の見積もりでは、「高圧洗浄」や「下塗り(1回目の塗料を塗布する作業)」などの工事項目ごとに「1平方メートルあたり〇〇円」と単価が設定されています。
※作業の性質上、単価ではなく「一式〇〇円」表記の項目もあります。

単価が低くなりすぎると、その工事項目の施工品質を維持するのが難しくなります。
このため、施工品質を担保する意味で、単価を値切ることはしない方がよいでしょう。

ただし、「相場よりもあまりにも高すぎる」といったことがないか、確認は必要です。

外壁塗装の単価相場は、こちらのコラムからご確認ください。

外壁塗装の見積もりをとってみて、「各工程の単価って、こんなものなのかな?」「使う塗料によって、どれくらい単価が違うのかな?」といった疑問にぶつかるのは、珍しいことではありません。こんなとき、外壁塗装の単価の知識があれば、見積書の単価が妥当かどうか、塗料選びをどうするかの判断に役立ちますよね。この記事では、外壁塗装の各工程の単価の目安や、塗料別の単価相場などを紹介しています。外壁だけでなく、雨戸や雨どいなどの付帯部分の塗装単価の話題も取り扱っています。外壁塗装の見積もりをとった方はもちろん、こ...

6、大幅な値引きは理由を確認

業者が10万円単位の大きな値引きをしてきたときには、値引きできる理由を確認しましょう。

外壁塗装が高いのは、足場代や塗料代、人件費などで大きなコストがかかるためです。
利益率が通常よりも高く設定されていたり、本来必要なコストを削ったりしない限り、10万円単位の値引きは難しいのが普通です。

  • 値引きに喜んでいたが、高かった利益率が平均的な利益率になっただけだった
  • 安くなったと思っていたら、材料が安いものに変えられただけだった

値引きの理由や背景をしっかり確認しておくことは、このようなことを避けるのに役立ちます。

7、DIYよりプロの塗装

「外壁をすべて自分で塗ろう」と考える人はあまりいないかと思いますが、「ちょっとでも安くするために、雨戸やベランダなど自分で塗れそうなところは自分で塗りたい」と考える人はいるかもしれません。

しかし、プロに外壁を塗ってもらうなら、雨戸やベランダの塗装もまとめてやってもらうのがおすすめです。

なぜなら、部分的であっても、初心者が塗装をするのは大変な作業だからです。

たとえば雨戸を塗装する場合、下準備として表面全体を入念に研磨しなければなりませんが、これは大きな手間と時間、根気が必要になります。
また、雨戸の塗装は外壁などと同じく塗料の重ね塗りが必要ですが、1度目の塗料を塗り、乾くのを待って、2度目の塗料を塗り……というのは、仕事や家事の片手間でやるには負担の大きい作業です。

このようなことを考えれば、プロに塗装してもらう方が圧倒的に楽ですし、施工不良が起こる恐れも低くなります。

自分で塗装するとしても全くお金がかからないわけではなく、塗装に必要な材料や道具を買うのにお金がかかることも考えれば、プロに塗装してもらう方が割りが良いといえるでしょう。

まとめ

自宅の外壁塗装を低価格で実現するためには、次のようなポイントを押さえることが重要です。

  • 築10~15年のタイミングで塗装
  • 自社施工の業者を選ぶ
  • グレードの高い塗料は避ける
  • 色はメーカーの標準色から選ぶ

可能であれば、業者のキャンペーンや自治体の助成金も活用できるとよいですね。

また、外壁だけでなく家全体のメンテナンスコストで考えるのであれば、屋根塗装もまとめて施工するのが良策です。

自社施工の塗装専門店いえふくは、リーズナブルで安心の塗装工事を提供しております。
「気軽に見積もりや相談をしたい」とご希望の方向けに、オンラインの各種無料サービスもご用意。

自宅の外壁塗装でお悩みの方は、ぜひ一度お問い合わせください。

ライタープロフィール

須藤 瑶子(いえふくライター)

住宅メンテナンス診断士です。皆さまの大切なマイホームの外壁塗装をお手伝いするべく、コラム制作・監修を担当しております!お住まいの外壁塗装は、いえふくまでお気軽にご相談ください。