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外壁塗装の業者の選び方がわかる!優良業者には10の特徴があった!
公開日:2020/01/30 / 最終更新日:2021/06/24
自宅の外壁塗装を任せるなら、信頼のおける優良業者を選びたいもの。しかし、具体的に何を基準に選べばいいのか、見当がつかないですよね。
このようなとき、塗装業者の見極め術や、優良業者の特徴などがわかると便利です。
この記事では、塗装業者を見極めるためにできることや、優良業者の特徴、悪徳業者の代表的な手口を紹介します。
業者選びで失敗すると、料金トラブルや施工ミスの発覚で嫌な思いをすることも。
大切なマイホームの塗装工事を、トラブルなく気持ちよく終えるために、ぜひこの記事をご活用ください。
外壁塗装業者の見極めのためにできること
塗装業者を見極めるのには、次の7つのことが役立ちます。
外壁塗装の相場を知っておく
外壁塗装のある程度の相場を知っておけば、
- 外壁塗装の料金としては高すぎる金額を請求する
- 激安価格をアピールする裏で、手抜き施工をする
このような業者を避けることができます。
外壁塗装の相場については、こちらの記事をご一読ください。相場の考え方や内訳の目安、相場についての注意点などを紹介しています。
外壁塗装の見積もり書の見方を知っておく
外壁塗装の見積もり書のチェックは、業者選びにおいて重要なポイントです。
- 書き方があいまいすぎて、内訳がどうなっているのかわからない
- 見積もり書に明記しておくべきこと(塗装する箇所や面積など)が明記されていない
このような見積もり書を出す業者に塗装工事を任せると、以下のようなことになりかねません。
- 塗装工事に不可欠な工程がこっそり省かれる
- 工事契約の内容に関して、施主と職人の間で認識のずれが生じてトラブルになる
外壁塗装の見積もり書のチェックの仕方は、こちらの記事で解説しています。良い見積もり書の例も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
外壁塗装の資格・許可を知っておく
外壁の塗装は、資格や許可がなくてもできる仕事です。昔かたぎの現場主義で、資格がなくても腕の良い塗装職人もいます。
それでも、ご自宅の塗装を任せる業者は、資格や許可をもっている業者の方が安心ですよね。
業者選びの指針の1つとして、外壁塗装に関する資格や許可を知っておきましょう。
外壁塗装の保証について知っておく
電気製品と同じように、外壁塗装にも「保証」があります。外壁塗装の施工不良は施工から2~3年で発覚することが多いので、保証の有無や保証期間は大事なポイントです。
外壁塗装の保証についての詳細は、こちらの記事で解説しています。
外壁塗装の業者の種類を知っておく
外壁塗装を請け負っている業者は、塗装専門店や大手リフォーム会社・ハウスメーカーなどの種類で分けることができ、それぞれに長所・短所があります。
塗装業者の種類 | 長所 | 短所 |
---|---|---|
塗装専門店 |
|
|
大手のリフォーム会社・ハウスメーカー |
|
|
中間マージンなしの適正価格で外壁塗装をしたいなら、塗装専門店が最適です。
「工事料金が高くなってもいいから大手に頼みたい」
「外壁と一緒に内装もリフォームしたい」
などの場合は、リフォーム会社やハウスメーカーがよいでしょう。
業者の会社情報や実績を確認する
外壁塗装を依頼する業者の候補が挙がったら、
- Webサイト内の「会社案内」や「運営会社」をチェックする
- これまでの実績や施工事例を調べる
これらのような方法で、会社情報や実績を確認しましょう。
会社情報がしっかりと記載されており(住所や代表など)、実績が多くある(塗装工事を行った住宅が多く紹介されている)業者ほど、信頼度は高いです。
複数の業者に見積もり依頼をする
外壁塗装の業者選びにおいては、相見積もり(複数の業者から見積もりをとること)を行うことをおすすめします。見積もりを出してもらう業者が1社だけだと、その業者の見積もりが適正なのか判断しにくいからです。
見積もりを出してもらう業者を1社に絞るのではなく、相見積もりで複数の見積もり書を比較すれば、
- マイホームの外壁塗装の費用はどれくらいが妥当なのか、見当がつく
- 異なる見積もり書を比較して初めて、違和感や不自然な点に気づくことがある
このようなメリットがあります。
ただし、見積もりをとる業者の数は3社程度にしておきましょう。10社や20社などたくさんの業者から見積もりをとると、相見積もりだけで疲れたり、選択肢が多くなりすぎたりして、選ぶのが困難になったりします。
優良業者の特徴10選!満たしているかチェック!
ここでは、外壁塗装の優良業者の特徴10選を紹介します。
塗装業者と会うときや、見積もり書を確認するとき、これらの特徴に当てはまる業者かどうかチェックしておきましょう。
1、身だしなみや言葉遣いがしっかりしている
「塗装業者」と聞くと、「荒っぽい」「服が汚れている」などの印象があるかもしれません。
しかし、お客様への誠意がある業者であれば、最低限の身だしなみや言葉遣いは身に付けているものです。
- 見積もりなどでお客様に会うとき、清潔な衣服をきちんと着ている
- お客様とは「ですます調」でお話しし、タメ口や流行り言葉を使わない
- お客様に対して、威圧的な態度をとらない
優良業者は、この3点を徹底しています。
2、現地調査をていねいに行ってくれる
外壁塗装では、見積もりの前に現地調査を行うのが基本です。
高精度のセルフ見積もりをご用意しているいえふくでも、最終的な見積もりの決定の前には、誤差チェックのためお客様のご住宅を調査しております。
優良業者が実施する住宅の調査は、以下のような内容であるものです。
- 「屋根塗装も施工する場合には屋根に登って調査する」など、塗装する箇所の全体をまんべんなくチェックする
- 1時間以上かけてじっくり調査する
きちんとした見積もり書を作ろうと思ったら、住宅の詳細な調査は欠かせません。
3、診断結果(現地調査の結果)を書面で報告する
住宅を調査した結果を、口頭だけでお客様に説明するのではなく、書面に記載してお客様に報告するのは、優良業者の特徴の1つです。
口で説明するだけだと、後になってから「言った言わない」でトラブルになる恐れがあります。
業者側も、記録を残さないと後でトラブルになることはわかっているので、きちんとした業者は報告をしっかり書面に残すのです。
4、見積もり書の内訳が明確に書かれている
業者によって多少書き方の違いはありますが、優良業者の作成する見積もり書は、塗装する部位や面積、塗装の工程ごとの金額が明記されています。
5、見積もり額が相場とかけ離れていない
外壁塗装の費用は、使用する塗料の種類などさまざまな条件に左右されるため、相場から離れた額になることもないわけではありません。
しかし、たとえば「延べ床面積(建物の各階の床面積の合計)が64.48平方メートルの住宅の外壁塗装で150万円」など、あまりにも相場からかけ離れすぎている場合、その塗装業者は悪徳業者である恐れが高いです。
※外壁塗装の相場は、延べ床面積が約66平方メートルの場合で60~80万円。
例に挙げた64.48平方メートルは、東京都の住宅の平均的な延べ床面積です。
ただし、大手のハウスメーカーやリフォーム会社の場合は工事費に中間マージンが上乗せされるので、悪徳業者でなくても費用が跳ね上がることがあります。
※参考:国土交通省 平成30年度 住宅経済関連データ
外壁塗装の正しい相場|比較ができて見積もり書の確認にも便利!
6、見積もり書に塗装面積や重ね塗りの回数、塗料製品名が明記されている
外壁塗装の見積もり書のチェックのときには、以下の3点が重要なポイントです。
- 塗装面積が明記されているか
- 3度塗りであることがわかる見積もり書か
- 使用する塗料の製品名が明記されているか
上記の3点は塗装工事のコスト・品質に大きく関わってくる項目ですが、細かい部分なので見落とさないよう注意しましょう。
見積もりの段階で上記の3点をはっきりさせない業者は、あまり信用できません。
「3度塗りであることがなぜ大切なのか」が疑問の方には、こちらの記事をおすすめします。
7、施工内容を全て書面に残す
業者によっては、
「ついでにあそこも塗装しておきますよ」
「塗装とあわせて補修も必要ですね」
など、“ついでの工事”を書面に残さないことがあります。
このような口約束の契約は、後になってから、「言った言わない」のトラブルになりやすいものです。
優良業者であれば、口約束がトラブルを招くことをしっかり理解しており、施工内容(契約内容)は何ひとつ残さず書面に残します。
契約内容に関するトラブルが心配な方は、こちらの記事を読んでおくといいでしょう。
外壁塗装の契約で必要になる書類や、契約書のチェックポイント、トラブルになったときの公的な相談機関を紹介しています。
8、保証などのアフターフォローがしっかりしている
優良業者とは、絶対に施工ミスをしない業者ではありません。誠心誠意で仕事に取り組み、それでも施工ミスが発生した場合にきちんと責任をとる業者です。
塗装工事の施工ミスは、多くの場合、塗装から2~3年経った頃に発見されます。このため良心的な塗装業者は、3年や5年などの保証期間を設けているものです。
見積もりの際には、以下のことを確認しておきましょう。
- 保証があるか
- 保証を受けられる条件は何か
- 保証のほかにどんなアフターフォローサービスを用意しているか
9、外壁塗装の実績がある
戸建て住宅の外壁塗装の実績が多くある塗装業者は、そのぶん信頼度が高いといえます。
自社のWebサイトを持っている業者であれば、そのWebサイトに施工事例や実績が載っているか、チェックしましょう。
10、高齢の方に単独で契約させない
良心的な塗装業者であれば、高齢の方は判断力が鈍りがちであることを考慮し、高齢の方との契約の際には、「本人の家族の方にも確認をとる」などトラブル防止の対策をとるものです。
2016年に消費者庁が発表したデータによると、訪問販売・電話勧誘販売に関しての相談者は、65歳以上の高齢者や、認知症などを患った高齢者の割合が高くなっています。
消費者側が悪徳業者に引っかからないよう気を付けることも必要ですが、業者側も、消費者が後悔したり不安になったりしないよう配慮することが求められる時代です。
悪徳業者の手口!こんな業者に気を付けよう
外壁塗装の悪徳業者(悪質業者)には、共通のパターンがあります。
この共通のパターン(よくある手口)を知っておけば、悪徳業者を回避できる可能性が高いです。
もし悪徳業者と関わった場合には、料金や契約内容などのことで、業者とトラブルになる恐れが高いです。悪徳業者ではなくとも、業者のミスや消費者と業者との間のすれ違いでトラブルが起きることもあります。
外壁塗装で起きる具体的なトラブル事例や、トラブルになったときの対処法については、こちらの記事でご確認ください。
訪問販売や一括見積もりサイトの業者に注意!
外壁塗装の業者のなかでも、以下の2つのいずれかに当てはまる業者には注意が必要です。
- 訪問販売の業者
- 一括見積もりサイトを経由してきた業者
訪問販売の業者
塗装工事を含め、訪問販売のリフォーム工事はトラブルが多いことで知られています。
国民生活センターによれば、2016年から2018年までの3年間、訪問販売によるリフォーム工事に関する相談が毎年6,000件以上寄せられているのです。
年度 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 |
---|---|---|---|---|
相談件数 | 6,595 | 6,385 | 7,209 | 3,232(前年同期 2,864) |
※引用:国民生活センター 訪問販売によるリフォーム工事・点検商法
下記のページでは、見積もりを出してもらった塗装業者への断り方のほかに、もしも自宅に訪問販売の業者が訪れてきたときの断り方を解説しています。ぜひ参考にしてください。
一括見積もりサイトを経由してきた業者
一括見積もりとは、Webサイトに住宅の規模や住所、連絡先などを入力すると、そのWebサイトに加盟している複数の塗装業者から見積もりの連絡がくるサービスです。
便利そうに思えるかもしれませんが、いえふくとしては、一括見積もりサイトの利用はあまりおすすめできません。
一括見積もりサイトの仕組みやメリット・デメリット、利用にあたっての注意点はこちらの記事で扱っております。
いえふくは一括見積もりサイトではないの?
いえふくは、一括見積もりサイトではありません。
一括見積もりサイトは、“複数の業者に一括で(まとめて)見積もりをしてもらう”ためのWebサービスです。
それに対し、いえふくがお客様にお出しする見積もりは1点だけです。お客様のご要望やご住宅の状況に応じ、お客様にとって最適な見積もりを作成いたします。
いえふくのセルフ見積もり
いえふくは、次のようなお客様に、いえふくオリジナルのセルフ見積もりのご利用をおすすめしています。
- 我が家の外壁塗装にどれくらいの予算が必要か、目安がほしい
- 他社との相見積もりのため、参考見積もりがほしい
- 金額の見当がつかないまま業者を見積もりのために呼ぶのは不安がある
いえふくのセルフ見積もりは、ご自宅の階数や外壁材の種類などの情報を入力していただいたユーザー(お客様)に、見積もり書をメールでお送りするサービスです。
使用する塗料の製品名や塗装部位など、細かい内訳まで記載された見積もり書をお届けいたします。
さらに、セルフ見積もりをご利用いただいた方には、3つのお得な特典をゲットするチャンスも。
いえふくのセルフ見積もりにご興味のある方は、下記のバナーをクリックしてぜひご確認ください。
まとめ
外壁塗装で業者を選ぶには、外壁塗装の予備知識(見積もり書の見方や保証)や、優良業者の特徴を知っておくことが重要です。
業者にそれほどこだわらない場合でも、高額をだましとられたり施工トラブルで嫌な思いをさせられたりしないよう、よくある悪徳業者の手口(不安をあおる・急かす・不自然に値引く)は覚えておきたいですね。
いえふくは、「いえふくスタッフ3ゕ条」「いえふくの7つのルール」のもと、お客様のことを第一に考え、真剣に塗装に取り組み、万が一施工ミスが見つかった場合には誠心誠意対応いたします。