みんなの外壁塗装ガイド
外壁塗装の費用シミュレーション 相場価格と見積書の見方もわかる!
公開日:2018/05/02 / 最終更新日:2021/08/19
自宅の外壁塗装にあたって、次のようなご希望をお持ちの方も多いですよね。
- 大体で良いので、自宅の外壁塗装の費用目安を知りたい!
- オンラインで手軽に正確な見積書が欲しい!
- 外壁塗装の一般的な相場価格が知りたい!
- 外壁塗装の見積書や契約書について知りたい!
このページでは、自宅の外壁塗装の概算がわかる費用シミュレーション、オンラインで見積もりからご成約まで完結する「撮るだけ見積もり」サービスを紹介しております。
あわせて、一般的な相場価格や、見積書・契約書のチェックポイントも解説。
外壁塗装の費用や見積もりのことでお悩みの方は必読です!
- 目次
「外壁塗装の費用シミュレーションをしたい!」とご希望の方へ
「自宅を外壁塗装した場合の費用の目安が知りたい」とご希望の方は、いえふくの費用シミュレーションをご活用ください。
いえふくの費用シミュレーションは、下記3点をご入力いただくだけで、外壁塗装の費用のシミュレーションが可能です!
1. 延べ床面積または、建坪を入力してください
延床面積は、建物の各階の床面積の合計です。
建坪は、建物が建っている面積(建物の外壁や柱で囲われた面積)を坪(1平方メートルを0.3025坪とする)で表したものです。
延床面積と建坪のいずれかをご入力ください。
2.外壁にコーキングされている箇所はありますか?
戸建て住宅で昨今主流のサイディング外壁は、建材同士のつなぎ目のすき間(目地)を「コーキング」と呼ばれる充填材で埋めています。
目地のコーキングは5~10年で寿命を迎え、下の写真のようにひび割れや亀裂が生じてきます。このため、サイディング外壁は塗装工事の際にコーキング工事も実施します。
いえふくは、コーキング工事で必ず打ち替え工法(古くなったコーキングを新しいコーキングに交換する工法)を実施しています。増し打ち工法(古いコーキングの上から新しいコーキングを打ち込む工法)もありますが、増し打ちよりも打ち替えの方が、劣化やトラブルが起きにくいためです。
なお、サイディングだけでなく、ALC(軽量気泡コンクリート)の外壁も目地にコーキングが使われています。
3.何色での塗装をご希望ですか?
単色(1色だけ)で塗るか、2色で塗るか選べます。
いえふくの費用シミュレーションは、下記のリンクからご利用いただけます!
いえふくは、費用シミュレーションだけでなく、「この色を塗ったらどんな感じになるか」を画面上で確認できる「3Dカラーシミュレーション」もご用意しております。
色選びでお悩みの方は、いえふくのカラーシミュレーションをぜひご活用ください。
オンラインで完結!いえふくの「撮るだけ見積もり」
いえふくは、東京都・神奈川・埼玉・千葉で築15年以内の建売住宅にお住まいの方向けに、「撮るだけ見積もり」サービスをご用意しております。
いえふく独自のシステムで、お見積もりからご契約までオンラインで完結!
- 家の外観の写真と図面の写真を送信するだけで、見積もりがとれる!
- ダウンロード不要の「いえふく専用ビデオ通話」で質問・相談できる!
- 契約もオンラインで可能!
ビデオ通話で担当の顔を見て話ができるので、オンライン上のやりとりでありがちな「相手の顔が見えなくて不安」といったこともありません。
オンラインで詳細な費用・見積もりがわかる「撮るだけ見積もり」サービスを、ぜひご利用ください。
いえふくの塗装プランで使用している塗料や外壁・屋根以外の塗装箇所、オプション工事、色見本は下記のページをご覧ください。
「口頭でサービスの説明を聞きたい」「質問がしたい」といったご希望のある方は、「はじめての塗装説明会」にご予約ください。
いえふく専用ビデオ通話で、サービスのご説明や質問受付などさせていただきます。
「はじめての塗装説明会」の詳細は下のリンクをご確認ください。
いえふくは、戸建て住宅の塗装の確かな実績があります。
施工事例:モルタル外壁とベランダを塗装、屋根の重ね葺きも施工したK様邸!(神奈川県横浜市)
施工事例:チョーキングが発生していた外壁を塗装でメンテナンスしたT様邸(東京都町田市)
お住まいが築10年以上の場合や、下の写真のような塗装サインが外壁に見られる場合は、お気軽にチャットまでご相談ください。
ご自宅が築10年を迎えるお客様 今が、外壁塗装のチャンスです。
外壁塗装の見積もり金額の相場は?適正価格はどのくらい?
見積もりが妥当かどうかを判断するには、主に次の2つの知識が必要です。
- 外壁塗装の見積書の一般的な内訳と、内訳の項目ごとの相場
- 条件別(延床面積や塗料の種類など)の外壁塗装の相場
外壁塗装の見積書の内訳と項目ごとの相場
外壁塗装の見積もり書の内訳は、次のようなかたちが一般的です。
- 仮設足場
- 飛散防止シート
- 養生
- 高圧洗浄
- コーキング(サイディング外壁・ALCの塗装工事時に必要)
- 下地処理
- 塗装(下塗り・中塗り・上塗り)
※「下塗り・中塗り・上塗り」を「下塗り1回・上塗り2回」と表記する塗装業者もいます。
※業者によっては、上記のほかに諸経費が付くこともあります。
ただし、いくつかの項目を1つの項目にまとめることもあります。
いえふくは、「仮設足場」と「飛散防止シート」を「仮設足場設置 掛け払い共」の項目に、「下地処理」と「下塗り」を「下地強化剤塗布」の項目にまとめております。
塗装業者が出した見積もり書の内訳を上記と照らし合わせて違和感を感じたら、業者に確認をとるのがおすすめです。
見積もりの時点で、不自然に感じた点や疑問点を業者に指摘・確認しておくことが、トラブル防止につながります。
内訳の項目ごとの相場は、次の表の通りです。
項目 | 相場 |
---|---|
仮設足場 | 600~1,200円/平米 |
飛散防止シート | 100~200円/平米 |
養生 | 250~400円/平米 |
高圧洗浄 | 100~300円/平米 |
下地処理(ひび割れ補修等) | 1,200~4,500円/m |
ケレン | 1,200~3,000円/平米 |
塗装 下塗り | 600~1,000円/平米 |
塗装 中塗り+上塗り | 2,200~5,500円/平米 |
※金額はあくまで相場です。この相場の通りにはいかないケースもあります。
条件別(延床面積や塗料の種類など)の外壁塗装の合計額の相場
外壁塗装の相場は、住宅の規模や用いる塗料の種類などの条件によって異なります。
下記の表に、住宅の規模(延床面積)と塗料の種類ごとの相場をまとめました。
延床面積 | シリコン系塗料 | フッ素系塗料 |
---|---|---|
80~90平米(約25坪) | 61万円前後 | 71万円前後 |
100~110平米(約30坪) | 72万円前後 | 86万円前後 |
110~120平米(約35坪) | 84万円前後 | 99万円前後 |
130~140平米(約40坪) | 96万円前後 | 112万円前後 |
※金額は外壁のみの施工価格です。いえふくの調査に基づいた目安となります。
※金額はあくまで相場です。この相場の通りにはいかないケースもあります。
相場についてよりくわしく知りたい場合は、こちらの記事をおすすめします。
見積もり金額に差が生じるわけ
複数の塗装業者から外壁塗装の見積もりをとると、塗装業者によって見積もり額の差が激しいことがあります。
以前、訪問販売系の施工店様といえふくとで比較検討されていたお客様も、「いえふくの見積りよりも100万円も高かった!」と、驚いておられました。
同じ住宅の塗装であるのに見積もり額に大きな差が出る理由は、主に次の3つです。
マージンの有無の違い
マージンとは「工事の外注代」です。
大手のリフォーム会社やハウスメーカーは、工事を下請け業者に外注しているケースが多いです。
この外注代は、見積もり書に「外注代」として明記されるわけではありません。見積もり書の各項目に少しずつ上乗せされます。
このような会社に塗装を依頼すると、工事費に加えてマージンが発生し、その分見積もり額が高額になるのです。
いえふくは自社施工なので、、中間マージンは発生しません。
塗装面積の出し方の違い
外壁塗装の見積もり額は、塗装面積によって変わってきます。塗装業者は見積もりにあたって塗装面積を出すのですが、このときの塗装面積の出し方で、書面上の塗装面積が少し変わってくることがあります。
最も確実な面積の出し方は、図面を使うやり方です。図面を見れば、外壁や屋根の面積が正確にわかります。
ほかに、現地調査で外壁の面積を測るやり方や、計算式で面積を出すやり方がありますが、図面に比べると、どうしても正確性に欠けます。このような塗装面積の出し方の場合、書面上の塗装面積が、実際の塗装面積より少し大きめになることもあります。
いえふくの「撮るだけ見積もり」は、図面から正確な塗装面積を算出しております。どうぞご安心ください。
塗料や足場の種類など条件の違い
使う塗料や足場の種類などの条件によって、見積もり額は変わってきます。
たとえば、複数の業者に見積もりを出してもらったとき、業者によって使う塗料が違うと、塗装作業の単価に差が出てくるため、見積もりも変わってくるのです。
塗料の種類やそれぞれの特徴については、こちらのコラムをご覧ください。希望や予算に合った塗料を選択できれば、自宅の外壁塗装をより良い買い物にできますよ!
関連記事:塗料の種類はこんなにある!業者に依存しない賢い選び方
外壁塗装見積書のチェックポイント
外壁塗装の見積もり書でチェックしておきたいポイントは、次の10項目です。
- 塗装面積が「平米(平方メートル)」表記で記載されているか
-
外壁や屋根などの塗装面積の表記は「平米」「平方メートル」が望ましいです。
- 塗装箇所は全て記載されているか
-
外壁だけでなく、雨戸や軒天など、塗装する箇所すべてが漏れなく明記されているかチェックしておきましょう。
塗装箇所の記載漏れがあると、塗装工事が始まってから「〇〇の部分の塗装料金が見積書から抜けていた」などの理由で追加料金が発生する恐れがあります。
- 塗装面積が大きすぎないか
-
自宅の外壁の面積を大ざっぱにでも把握しておき、見積書に記載された外壁面積(塗装面積)が大きすぎないか確認しましょう。塗装費用は塗装面積に大きく左右されるため、
塗装面積が間違っていると見積もり額も間違ったものになります。
- 塗料のメーカー名と商品名が明示されているか
-
「シリコン塗料」「フッ素塗料」などの塗料種別ではなく、用いる塗料のメーカー名・商品名がきちんと記載されていることを確認しましょう。
同じシリコン塗料でも、メーカーや商品によって価格や性能が異なります。
信頼性の高い塗料メーカーとしては、日本ペイント・関西ペイント・エスケー化研などが挙げられます。
いえふくが外壁に使用している塗料は、関西ペイント「アレスダイナミックトップ」です。
「ラジカル制御」と呼ばれる特殊な技術で耐用年数をのばしたシリコン塗料で、コストパフォーマンスに非常に優れています。
使用塗料をふくめ、いえふくの塗装プランについては下記をご確認ください。
- 塗装面積に対して必要なだけの塗料が使用されているか
-
外壁塗装の塗料は、「1缶あたりの塗り面積が〇平米」のような表記で、製品ごとに適切な使用量が規定されています。
規定より少ない塗料で塗装すると、塗膜(塗料の膜)が本来の性能を発揮できず、通常よりも早く剥がれるなどの不具合が出る恐れもあります。
見積もり書の確認の際には、塗装面積に応じた量の塗料がきちんと使用されるかも押さえておくべきです。
- 見積書に記載されていない施工には要注意!
-
施工に入った後、塗装業者が、
「ついでに○○も塗装しておきますよ」
「気がついたので△△も塗装しておきました」
など気を利かせたような口ぶりで、見積もり書にない工程を追加することがあります。
無料で施工してくれるのであればいいのですが、実際には施工後に追加請求をしてくることもあり、トラブルの元となりがちなのが現状です。
追加施工の申し出があった場合には、料金が発生するか否かをはっきり確認しましょう。
- 値引きの金額が大きすぎないか
-
最初に出した見積もり額が大幅に(10万円以上)値引きされたときは、値引きを喜ぶ前にちょっと注意が必要かもしれません。
外壁塗装の見積もりは、最初から綿密な計算をして適正に出していれば、塗料を安価なものに変更したり工法を抜本的に変えたりしない限り、そう大きな値引きはできないのが普通です。仮に値引きするとしても、数万円が限界でしょう。
外壁塗装の大幅な値引きは、そもそもの見積もり額の設定が高かったり、手抜きをせざるを得ない無理な値引きをしていたりする可能性もあります。
- 工事期間が短すぎないか
-
塗装工事は、どんなに短くても1週間以上はかかります。
塗装工事には「高圧洗浄」「養生」「下塗り」など、いくつもの工程がある上に、外壁に付いた高圧洗浄の水や塗料が乾くのを待つ時間も必要だからです。
施工期間がやけに短い業者より、必要な施工期間をきっちり確保している業者の方が安心です。
- 足場の項目があるか
-
2階建て以上の戸建て住宅を塗装する場合、足場なしの外壁塗装は原則としてありません。
高さが2m以上の場所で足場なしに作業することは、労働安全衛生法によって禁止されており、木造2階建て戸建て住宅の軒高(住宅の屋根を支える柱の高さ)は6m以上あるのが普通だからです。
足場の項目がなかったり、足場代が無料になっていたりする見積書には注意しましょう。
足場の設置には必ず費用がかかります。足場代が無料と謳われている場合、足場代はほかの費用に少しずつ上乗せされている可能性もあります。
- 3度塗り以上することになっているか
-
外壁塗装は、下塗り・中塗り・上塗りの3度塗りが基本です(塗料の種類によっては例外もあります)。多くの塗料は、3度塗りが行われてはじめて、防水性や耐候性などの機能を十分に発揮できるように作られています。
外壁塗装の契約をする際には、見積もり書に「3回塗り」や「下塗り・中塗り・上塗り」(「中塗り・上塗り」を「上塗り2回」と表記することもあります)などの記載があるか、しっかり確認しましょう。
外壁塗装の見積書の例
見積書を見極めるために重要なことの1つが、「良い見積もり書とはどんなものか」を知っておくことです。
良い見積書とは、項目ごとの数量や単価などがきちんと明記されており、誰が見てもわかりやすい見積書です。
いえふくでは上記のチェックポイントを踏まえ、わかりやすい見積書を心がけております。下記が、いえふくの見積書です。
いえふくの見積もりは、図面から正確な塗装面積を出し、「高圧洗浄」や「下地強化剤塗布」、「中塗り」など、項目ごとの単価・金額をしっかり明記しております。
お見積りのご依頼は、「撮るだけ見積もり」からご用命ください。
見積書の基本的な構成や見方についてくわしいことは、こちらのコラムをご確認ください。
外壁塗装の見積もり・契約についての豆知識
外壁塗装の契約書、一括見積もりサイト、相見積もりについて解説します。
外壁塗装の契約書のチェックポイント
外壁塗装の契約では、見積書のほかに、次の5つの書面を取り交わします。
- 工事請負契約書
- 請負契約約款(うけおいけいやくやっかん)
- 請負代金内訳書
- 請求書
- 保証書
「難しそう」と思う人もいるかもしれませんが、これらの書面もチェックしておくことが、トラブルの防止や安心につながります。
それぞれの書面に書いてある内容やチェックポイントは、下記のコラムがくわしいです。
関連記事:外壁塗装の契約書のチェックポイント!信頼できる契約書の見本付
一括見積もりサイトは向き不向きが激しい
最近インターネット上でよく見かけるのが、外壁塗装の一括見積もりサイトです。
一括見積もりサイトとは、住宅の規模や連絡先などの情報をサイトに登録すると、サイトに加盟している複数の業者から見積もりの連絡がくるサイトです。
これだけを聞くと、「便利そう」「使ってみたい」と思う人もいるかもしれません。しかし、一括見積もりサイトは向き不向きがとても激しいシステムです。
サイトによりますが、たくさんの業者から頻繁に連絡がきて疲れてしまう利用者もいます。
こちらの記事では、一括見積もりサイトの仕組みやメリット・デメリット、万が一利用するときの注意点などを紹介しています。一括見積もりサイトが気になっている方は、ぜひご一読ください。
関連記事:外壁塗装の一括見積もりサイトの真相!塗装店だから分かる仕組みや注意点を大公開!
相見積もりがおすすめのケース
相見積もりとは、複数の塗装業者から見積もりをとることです。
見積もりをたくさんとりすぎると、書類の管理や最終的な業者選びが大変になるので、相見積もりをするなら3社程度にしておくのがおすすめです。
手間はかかりますが、次のような場合には相見積もりをしてみても良いかもしれません。
- 1. 1社目の業者の見積もりに違和感を覚えたとき
-
別の業者の見積もりと比較することで「1社目の施工単価を高く感じてたけど、これくらいが相場なんだな」「2社目に比べると、1社目の見積書は雑だな」といったように、「自分の違和感が正しかったかどうか」や見積書の良し悪しを判断しやすくなります。
- 2. 訪問販売の業者から見積書を受け取ったとき
-
訪問販売の塗装業者から営業を受けて見積書をもらったときは、その場ですぐに契約するのではなく、別の業者からも見積もりをとってみることをおすすめします。訪問販売の業者の施工は割高な傾向にあるためです。
オンラインで完結する「撮るだけ見積もり」は、住宅の図面と外観の写真さえあれば、手軽でスピーディな見積もりが可能です。相見積もりにもぜひご利用ください。
まとめ
外壁塗装では、見積書の見極めが重要です。見積書を見極められれば、価格設定がやけに高い業者や悪徳業者に引っかかる確率は低くなります。
外壁塗装の見積書のチェックは、ぜひこの記事と照らし合わせながら行ってみてください。
いえふくは、オンラインで手軽に正確な見積もりがとれる「撮るだけ見積もり」をご用意しております。
営業を使わず、自社施工でマージンも発生しないことで、低価格で安心の工事品質の外壁塗装を実現。
ご自宅の外壁塗装をご検討中の方は、ぜひお気軽にご利用ください。
- ライタープロフィール
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須藤 瑶子(いえふくライター)
住宅メンテナンス診断士です。皆さまの大切なマイホームの外壁塗装をお手伝いするべく、コラム制作・監修を担当しております!お住まいの外壁塗装は、いえふくまでお気軽にご相談ください。