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【外壁塗装をDIY】還暦記念、古希記念の奮闘記 最終話


執筆者:Y,N

木部の修理

我が家の外壁の木部で、特に大きいものは数か所の雨戸の戸袋です。
現代の新しい住宅の場合、戸袋はほとんどアルミ製です。しかし、我が家が建てられた当時は、木製が一般的でした。
木製の戸袋の場合、3年に1度は必ず塗り直しの必要があります。戸袋の表面である鏡板の塗料が剥げてくるからです。

屋根の破風や軒裏も木製です。現在では、耐久性、耐火性の高いサイディングが一般なので、あまり手入れをしなくても丈夫で長持ちします。木製は、まめなメンテナンスが必要です。
しかも、屋根の破風や軒裏は取り付け位置が高い所にあるので、足場を必要とすることから、まめにメンテナンスできません。また、破風や軒裏は木製ゆえに壊れやすく劣化しやすい欠点があり、下からは欠損部分が見えにくい難点があります。

ですから、足場を掛けるときは、破風や軒裏を補修する絶好のチャンスといえるでしょう。そのチャンスを逃すと、メンテナンスの機会はそうはないものとなってしまいます。

今回の塗り替えについて、私には一つの覚悟がありました。こうした古い家ですが、手入れ次第では今後何十年かは使えるものとなるのです。
たとえば、東京の下町を歩いてみると、震災や戦争の空襲に耐え抜いたと思われるような古い木造の家を見ることができます。それらは決して豪邸ではありません。むしろ、建てられた時代性もあって、今の我が家よりも粗末なものだと思われる家が少なくないのです。 それでも、100年近く持ち堪えていると推定されるものもあるのですから、立派です。

つまり、東京の下町の家々と比較するなら、我が家ももう少しは住めるだろうと考えるのです。もし私が今、急に天に召されたとしても、妻はその後も我が家に住み続けねばなりません。後々のことも考えて、塗り替えも含むメンテナンスを考慮しなければならないのです。たとえ、それが妻でなく子どものうちの一人であったとしても、早めに塗り替えることは講じておいた方が親切です。

そうした心残りを残したまま、あの世に旅立つことは私のプライドが許しません。いくら日本人の平均寿命が延びているとはいえ、古希を過ぎたなら、一応はその程度の覚悟をしておくことが大切です。
私の立場としては、「お父さん、本当によくやってくれたわねー」と「遺族」からほめられたいのです。

また今後、仮にこの家の手入れをもう一度10年後にやれと言われても、その時は体力的にも自信がなくなっているかもしれません。 つまり、これが最後の置き土産になるかもしれないのです。

そうなると、直さなければならないところは、たくさん出てきました。そのうち、木部の修理で一番傷みの激しかったのは、家の南面にある2階の切妻屋根の破風部分の飾り破風でした。
高いところなので、恐る恐る足場をつたって傍によって見ると、無残に腐りかけているのです。無理もありません。破風は毎日太陽の紫外線にさらされ、風雨に打ち付けられて休むことなく働いているからです。無事であるわけがありません。

前回の塗装のときも、破風には多少の手入れをしたのですが、今回は多少の手入れでは済みません。しかも、もう2,3年破風の傷みに気付くのが遅かったら、おそらく破損箇所の口が開いて、そこから雨が侵入したことでしょう。

そこで、早速ホームセンターで板材を購入し、寸法を測り板材を破風の形に加工しました。腐りかけている部分を取り除き、新しく加工した板材に取り換えたのでした。

そして、破風の周囲と屋根庇の軒裏も全て塗り直しました。特に、傷みの激しかった南面の切妻屋根の破風部分は、5回も塗り重ねました。

戸袋の鏡板は、表面を入念に磨いて平らにしてから丁寧に塗装を行ったのです。足場がなければ塗装できない2階の雨戸は、鏡面を3回ほど丹念に塗り重ねました。

木部のひび割れには、木材の色をした半練状の茶色のパテを買って、鏝(コテ)を使って入念にひび割れ箇所に埋め込み、丁寧に仕上げて直しました。鏝が乾いた時点で塗装を施し、きれいな仕上がりとなりました。

こうした木部の修理と塗装は、本当に細かくて手間のかかる仕事です。その代わり、やり終えた後のすっきり感や安心感は、充実した気持ちで満たされるものとなるのです。
また、得もいわれぬ達成感や充足感、満足感ももたらしてくれるからやりがいを感じます。大切な家ですから、できる限りにおいて、大切に手入れを続けてゆきたいと思います。

Before

見るも無残な飾り破風 見るも無残な飾り破風

内部の一部が腐りかけていた飾り破風 内部の一部が腐りかけていた飾り破風

After

きれいになった破風

きれいになった戸袋の鏡板 戸袋の鏡板もこんなに綺麗になりました。

上塗り(仕上げの塗装)

いよいよ2回目の塗装(上塗り)です。つまり、最終的な仕上げの塗装となります。
これが終われば、ほぼ完成です。

最初に足場がかけられてから、ちょうどひと月が経過していました。作業と暑さにも慣れて、そんなに疲れを感じなくなっていました。終了間近となって、気持ちが軽くなってきたせいかもしれません。
その点では、少し先にゴールの見えてきたマラソンランナーの心境と似ているかもしれません。

近所の人たちの評判も上々です。よくやるよねー、とか、旦那さん偉いねー、とか、本当に器用だね、との称賛が、予想通りに返ってきて満足です。
中には冗談半分の真顔で、うちもお願いしようかしら、と言う人まで現れました。半分本気な証拠は、言った瞬間に目をそらすので、それとなく分かるのです。
確かに外壁塗装は70万~80万円ほどかかる仕事ですから、「うちの外壁塗装もやってもらえれば」との心境が近所の人たちに働いているのかもしれません。

こうした賛辞は、その半分がお世辞とは知りながらも、決して悪い気はしません。程よく私の虚栄心、競争心、挑戦意欲を満たしてくれるのです。鏡に映して見たペイント作業専用の作業服姿は、満身がペイントだらけですが、我ながらそれが実にかっこうよく思えます。まるで凱旋将軍のように誇らしげです。

作業は大変ですが実に心地良く、小休止を足場の上で取っていると、下界の風景は実に美しくきらめいて見えてきます。遠くには夏のスカイツリーが見えたりしています。

足場 ほとんど塗り上げて、あとは足場を外すだけとなりました

自宅全体図 家にロープを付けて、後ろへ引っ張っていきたい気分です

自宅全体図 築10年くらいには、見えそうな出来栄えです

家族を守り続けた我が家に外壁塗装でお礼するのです

塗装作業が主にローラーを転がす作業の繰り返しなので、退屈で飽きないかと質問を受けることがありますが、そんなことはありません。それが、職人さんなら毎日行うことでいざ知らず、何年かに一度の自分の家の塗装のためです。むしろ、一刷毛一刷毛に思いを込めて塗ってゆくと、喜びが湧いてきます。

確かに、単純な作業には違いないのですが、名状しがたい充実感や充足感、達成感や満足感が、繰り返し心の中に湧いてきます。 人様からの賛辞や称賛を受けたいだけの気持ちで外壁塗装をするなら、退屈に感じるようになるかもしれません。
やはり我が家を愛し、家族を愛し、長く住まわせてもらっていることに感謝しながら行うと、自然にローラーへのひと込めに歓びが湧いて来てやまないのです。

最初は自分で外壁塗装を始めたことのキツさに後悔を感じないでもありませんでしたが、作業終了間近になるとそれはありません。
やはり、自分でやって良かったとの満足感で満たされます。体さえ効くなら、もう一度だけ80歳になる直前にでもやってみようかなと、気分さえ湧いてくるのです。

こうして、第2回目の仕上げ塗装も無事終えることが出来ました。実に美しい仕上がりです。早く足場を外してもらい、大勢の人の前に披露したい気分です。

まとめ

約40日をかけての外壁塗装は無事終わりました。約13年前の第1回目の還暦記念もしくは定年記念に引き続いて行った卒寿記念、第2の定年記念のDIYの外壁塗装を見事に成し遂げることが出来たのです。
そして、お金に換算するなら70万~80万円はかかる費用を、足場と材料代を含む17万円程で収めることが出来ました。

建物はもう38年目の古い建物ですが、仕上げを見ているなら築10年目くらいには見えるから不思議です。多少、年増の厚化粧的な感じは否めなくはないですが、無理した若作りのおしゃれながら気持ちは高揚してきます。
体をそらしながら手を高々と差し上げ、ばんざい、バンザイ、万歳と三唱したい気分です。

34歳の若さで手に入れた我が家も、そして私自身も、共に年を取りました。相変わらずの貧乏暮しでいつもさえない私ですが、夏の暑さの盛りに「大仕事」を成し遂げました。達成感と満足感で初秋を迎えている今の心境は、極めて静謐で無欲で穏やかな心境です。

これらの記録を今書き終えて、窓越しに見つめている塗り終えたばかりの外壁の一角には、間もなく葉を散らすことになる名前も知らない木の枝が、柔らかい日差しを受けて少しの風に微妙に揺らめいています。感傷的になっているのかもしれません。

間もなく過ぎ去ろうとしているこの一つの人生、70年有余が稀に見る平和に包まれて流れてきました。もし戦争があって戦地へ赴くことになっていたなら、この私もまた家族も、そしてこの家もおそらく無かったかもしれないのです。

ですから、どんな大義名分であれ、戦争だけは絶対にやってはいけません。こうして世の中が平和に続くからこそ、家はいつまでも美しく立ち続けて人々に幸せを提供してゆけるのです。ボロ家ですが、永遠に平和のモニュメントであってほしい、そんな願いを込めました。

おっと! 未塗装の部分がありました

そういえば、もう一つだけ塗装部分をやり残していることを、今思い出しました。それは我が家の、およそ15メートルはあるブロック塀の外構部分です。外構部分には見事な蔦(つた)があり、塗装しなければならないのです。
今しがたやり残したと言うより、もう2か月ほど後の11月頃の作業となるのかもしれません。

「蔦の塗装とは?」と誰しもが尋ねるかもしれません。
もう2か月ほどすると、蔦が紅葉を始めます。その紅葉の具合が焦げ茶色なのです。それも、我が家が海抜の高い高原や寒い北国の蔦なので、見事な真っ赤に染まるのです。

たとえば、中央高速道路を走ると、そこに架けられた陸橋などの蔦は本当に真っ赤で、実に見事な紅葉です。
ですから、我が家の焦げ茶色の「紅葉」に私は不満です。関東は、北国や海抜の高い地方に比べて暖かいので、赤くはならないのでしょう。

不満が高じた私は、ある日100円ショップで、赤のスプレーペイントを見て瞬間的にひらめきました。
「そうだ!こいつを塗ってやれば紅葉になるに違いない」
そこで、スプレーペイントを数本購入し、試しに夜間にこっそり塗ってみました。

すると、なんと見事な「紅葉」ぶりを発揮したではありませんか。本物とそっくりで、中央高速道路の紅葉と比べて何の遜色もないのです。元々が焦げ茶色ですから、赤をスプレーすると実に自然な艶々した色合いとなって、赤く光るのです。
塗り立ては多少ペンキの臭いが漂いますが、それも乾くと匂いません。

作戦は大成功となりました。そうすると、近所の方たちが外にいて、「Yさんとこの蔦は見事に紅葉するね、Yさんとこだけ何でかね?日当たりが良いからかね?不思議だね」
と語り合っているのが聞こえてきます。まさかペンキを塗ったとは言えませんから、ひとりほくそ笑んでいます。

人の悪い話ですがお許しください。
ですから、この晩秋にその蔦を塗り終えて初めて、私の塗装作業のすべては終わりとなるのです。

終わり



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