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【要注意】外壁塗装の色あせの原因と対策・失敗しない色選びのポイント
公開日:2021/03/01 / 最終更新日:2021/06/30
「あれ、そろそろ外壁の色あせが目立ってきたなあ」「次に外壁を塗り替えるなら、色あせが起こりにくい色を選びたい」など、外壁に関する悩みや希望があるのではないでしょうか。
「外壁の色あせ」は、自然現象や経年劣化でいつかは必ず起こる避けては通れないお家の問題です。
せっかく塗装をするなら、自分の理想に少しでも近づきたいですよね。色あせに関する知識があれば、色選びで失敗したり、またすぐに色あせが起こってしまうことも少ないでしょう。
そこで今回は、色あせが起こる原因から、色あせを予防するための対処法や色選びのポイントなどを分かりやすくお伝えしていきたいと思います。
色あせ自体は避けられない!色あせの主な原因とは
外壁塗装の色あせの主な原因は紫外線
外壁の塗装が色あせする主な原因として、太陽光に含まれる「紫外線」が挙げられます。
塗料の色の元は「顔料」と呼ばれる粉で、紫外線のような強い熱エネルギーを受けると、顔料の化学的な結合が切断されてしまい、本来の色が出せなくなります。そのため、日当たりが良い場所では色あせが起きやすいのです。
だんだんと色あせが進んだ外壁は、汚れがつきやすく落ちにくいのも特徴です。
また、施工不備でも色あせが発生することがあります。
通常の色あせは経年劣化によって起こりますが、塗装後約2、3年で部分的な色あせが発生した場合は、施工の不備で発生したことが考えられるでしょう。
- 色あせとチョーキング現象について
- 「チョーキング現象」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
別名「白骨化現象」とも呼ばれていて、外壁を手でなでた際に白い粉がつく状態のことを言います。風雨や紫外線などにより塗膜の中にある顔料が粉化して表面に出てくることによってチョーキング現象は起こります。
この現象は誰でも簡単にチェックすることができるので、自分の家の外壁を触ってみてください。
「チョーキング=色あせ」ではないのですが、色あせが進んだ外壁ではチョーキング現象が起こっている可能性が高いです。 - 色あせは「塗り替えのサイン」と言えるので見つけた場合は放置せずになるべく早い段階で外壁塗装業者に連絡しましょう。
- <外壁の色あせが気になってきたら…まずはいえふくで無料お見積りとご相談を!
「対処法①:色あせと塗料の耐久性について知ろう」
外壁の色あせは必ずいつかは起こるものなので、避けることは難しいです。しかし、塗料や色の選び方で、色あせが起こりにくい外壁にすることはできます。
この章では、色あせが起きにくい塗料や色選びについて解説します。
耐久性の高い塗料を選ぼう
耐久性の高い塗料を選ぶことも、色あせを避けるポイントです。耐久性の高い塗料は紫外線に強く、色あせしにくいからです。
色あせを避けたい場合は、耐久性の高い塗料を選ぶことをおすすめします。
- 塗料の種類と耐久性の関係
- 塗料の耐久性を見極める基準の1つとして、耐用年数の長さがあります。耐用年数が長い塗料ほど、耐久性が高く、紫外線に強い傾向にあるのです。以下の表にもある通り、15年~のフッ素や無機塗料を塗る方が色あせが起きにくい外壁になるでしょう。
塗料の種類 | 耐久年数 | 1㎡当たりの単価 |
---|---|---|
ウレタン | 8~10年 | 1,800~2,200円 |
シリコン | 12~15年 | 2,300~3,000円 |
フッ素 | 15~20年 | 4,000~4,500円 |
無機塗料 | 20~25年 | 4,500~5,500円 |
※相場は1㎡あたりの単価です。
- 塗料の艶と、耐久性の関係
- 塗料の耐久性と、色あせの関係について説明しましたが、実は塗料の艶も耐久性に関わっています。
塗料には、「ツヤあり」と「ツヤを抑えたもの(ツヤ消し)」の2種類があります。ツヤを抑えた塗料は、ツヤ消し剤を入れて加工したものを外壁に塗るため、その分耐久性が落ちる可能性があります。またツヤがない分、雨などで汚れが流れにくく外壁が汚れやすい傾向です。
色あせが気になる方は、必ず艶ありの塗料を選びましょう。
「対処法②:色あせが起きにくい色を覚えておこう」
色あせが起こりやすい色と色あせが起こりにくい色があることを知っていますか?
外壁の色あせ予防のためには、「色あせが起こりにくい色選び」がとても重要になってきます。
一般的に言われている色あせが起こりにくい・起こりやすい色を覚えておきましょう。
- 色あせが起こりにくい色
- 「白」「黒」「青」「グレー」「ベージュ」「ブラウン」
- これらの色は、紫外線の影響を受けにくいので、色あせが起こりにくいとされています。
- ただし、「白」と「黒」は、汚れが目立ちやすい欠点があります。
「青」は汚れにも強く、スッキリとした清潔感のある印象を与えてくれますが、青い外壁の住宅が少ないので、悪目立ちしやすいのが難点です。 - そこでもっとおすすめしたいのが「グレー」「ベージュ」「ブラウン」です。
- これらの色は、白が混ざった色でありながら色味がついているため、汚れや色あせが目立ちにくいです。
また、この3色を外壁に使用している住宅は多いので、悪目立ちする心配もありません。
どれも落ち着いた色でお洒落な外壁なイメージなので、とても使いやすいでしょう。
施工事例:濃淡のはっきりした風合いに生まれ変わりました(神奈川県三浦市)
- 色あせが起こりやすい色
- 「赤」「黄色」「緑」「紫」
- 外壁で色あせが起こりやすいのは、原色に近い色や鮮やかな色と言われています。
- 赤や紫などを単体で使用されるお客様は少ないですが、赤が混ざった濃いピンクや、紫がかったブラウンなどを使いたいお客様は多いです。
これらは原色ではないですが、赤や紫の色味が抜けやすく、時間が経つにつれて白っぽく変化してしまいます。 - しかし、「どうしても好きな色を使いたい!」という方もいますよね。
- 原色系の色を使うのであれば、白が多めに入った柔らかい色を選ぶのがおすすめです。
- 薄いピンクや淡いモスグリーン、薄めのライトパープルなど、パステルカラーに近いような色を選ぶことで、色あせをある程度気にせず、自分の好みの色を使った外壁にすることができます。
- また、耐久性の高いフッ素・無機などの塗料を選ぶようにすれば、長く色鮮やかな外壁が楽しめます。
施工事例:ピンク色のK様邸を外壁塗装!メルヘンな住宅がピカピカに!(東京都稲城市)
いえふくは「外壁塗装を一生懸命やる会社」です。東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3県で施工を承っておりますので、耐久性の高い塗料を知りたい方、色あせが起こりにくい外壁にしたい方、まずはお気軽にお問い合わせください。
「塗料と色選びの参考記事をご紹介
ここまで、耐久性の高い塗料を選ぶことや、色あせしにくい色を選ぶことなど、外壁を色あせしにくくするための対処法をお話ししました。
しかし、塗料選びや色選びにあたって考えなくてはならないことは、色あせ対策だけではありません。
この章で、さまざまな角度からの「塗料選びと色選びの参考記事」をまとめたので、参考にしながら外壁塗装を行ってみてはいかがでしょうか。
塗料選びについて
塗料と言っても種類はたくさんあり、同じ素材の塗料でも、メーカーや製品によってメリットや特徴が異なります。
塗料選びには、下記の記事を参考にしてください。
<参考記事>塗料の種類はこんなにある!業者に依存しない賢い選び方
<参考記事>高い耐久性の最新塗料!ラジカル塗料とは?
<参考記事>耐久性の高さが自慢!フッ素塗料とは?
色選びについて
日本塗料工業会が、外壁塗装に使用できる色として発行している「塗料用標準色」の見本には、600以上の色が収録されています。
「600色もあるなんて!選び放題で楽しそう!」と思う方もいるかもしれませんが、自分の好みだけで外壁の色を選ぶと、失敗したりご近所トラブルに繋がったりすることがあるので、注意が必要です。
そのうえ、外壁の色は一度塗ると次の塗り替えまで色の変更ができないので、色選びは慎重に行うことをおすすめします。
外壁の色選びのポイントや注意点は、下記のコラムで解説しています。ぜひ参考にしてください。
<参考記事>外壁塗装で人気の色&上手な色選びのポイント【塗装予定者必見】
- 施工事例を参考に選ぶ色をイメージしよう
- ほかのお家の事例を実際に写真で見ることで、色を塗ったとき住宅がどんな外観になるのか、イメージしやすくなります。
- いえふくは今までの施工事例を505件以上を掲載していますので、ぜひ参考にして頂き、選ぶ色のイメージを膨らませてみてください。
- <いえふくの施工事例は、こちらから!
- カラーシミュレーションの利用
- 外壁の色を選ぶ時に、カラーシミュレーションを使うこともおすすめです。
- いえふくのカラーシミュレーションは、3Dの住宅モデルを使って、色のシミュレーションをすることができます。
ぜひ、ご自身の理想のお家を想像しながらシミュレーションしてみてください。 - <いえふくのカラーシミユレーションは、こちらから!
まとめ
外壁の色あせは、避けては通れないお家の問題です。
外壁塗装における塗料と色選びのポイントをしっかり押さえて、ご自身の希望なども考えつつ、自宅に合った色あせ対策を行いましょう!
- 外壁の色あせの主な原因は紫外線
- 色あせ対策として、耐久性の高い塗料と色あせが起こりにくい色を選ぼう
- カラーシミュレーションや施工事例で理想の外壁を想像してみよう
いえふくは、グループ合計お見積り件数が22,203件以上と外壁塗装の実績多数。
もちろん、外壁の色選びに関するご相談にもお乗りいたします。
お見積り・ご相談は無料で、お電話・ネット・LINEなどで受け付けておりますのでいつでもお気軽にお問い合わせください!