みんなの外壁塗装ガイド
外壁塗装はハウスメーカーと塗装業者のどちらが良い?
公開日:2021/11/01 / 最終更新日:2021/11/08
「そろそろ外壁塗装を」と思ったとき、「やっぱりハウスメーカーに頼むのが1番なのかな?」と悩む方も多いかもしれません。
ハウスメーカーは保証が充実していることが多いですし、ブランド力や安心感がありますよね。
しかし、実は「外壁塗装はハウスメーカーにまかせるのが正解!」とはいえません。
外壁塗装をどこに頼むべきか(ハウスメーカーや塗装業者など)は、「外壁塗装で何を重視するか」で異なります。
当コラムでは、ハウスメーカーと塗装業者の違いや、選び方のポイントを解説しています。
「ハウスメーカーに依頼するか、塗装業者に依頼するか」の参考にしてください!
ハウスメーカーor塗装業者、どっちが良い?
結論からいえば、「コストパフォーマンスをとるなら塗装業者、安心感をとるならハウスメーカー」となります。
いちがいに「塗装業者にするべき!」「ハウスメーカーの方が良い!」とはいえません。
大切なのは「自分は塗装工事で何を重視するか」です。
コスパ重視なら塗装業者がおすすめ
くわしくは後述しますが、塗装業者は、次の理由から、ハウスメーカーより安く施工できる傾向にあります。
- 自社施工で下請けを使わないので、マージン(仲介料)が発生しない
- 営業や広告にかけているコストが、ハウスメーカーよりも少ない
「ハウスメーカーより安いってことは、ハウスメーカーよりも工事の質が低いのかも?」と心配するかもしれませんが、そうではありません。
なぜなら、上記のように、施工そのものとは直接関係のないコストが多いか少ないかの問題だからです。
このため、 塗装業者の外壁塗装は、ハウスメーカーよりも安く、安心の品質の工事が可能です。
ただし、ひとくちに「塗装業者」といっても、さまざまな施工店さんがいます。施工店さんによって、工事の得意不得意や実績の有無が異なりますので、業者選びには注意したいですね。
付き合いが長く信頼できる塗装業者さんが身近にいれば、その業者さんから見積もりをとるのが安心でしょう。工事を気持ちよく行うためには、信頼関係が大切です。
付き合いのある塗装業者が身近にいない場合は、自分で塗装屋さんを探す必要があります。
自社施工・営業マンなしのいえふくは、低価格・高品質のコスパに優れた塗装工事が可能です。
塗装専門店のいえふくには、建売住宅の塗装の確かな施工実績があります。
建売住宅にお住まいだと、「ハウスメーカーや塗装店さんとのつながりがないので、工事に不安がある」とお悩みの方が多いですよね。
いえふくは、そんな皆さまのために、建売住宅向けの塗装プランをご用意しております。
「コスパよく、高品質で、安心して塗装したい」という方にぴったりのプランです。
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高額でも安心感がほしい場合はハウスメーカー
ハウスメーカーには、大企業のブランド力と安心感があります。
塗装工事は高額なコストがかかるものなので、「大企業に任せている」という安心感が欲しい方もいますよね。
大企業の安心感によって、工事に対する不安やストレスが減ることもあるかと思います。
メーカー側が、外壁の仕上げや家の構造をわかってくれていることもメリットです。
また、ハウスメーカーによる外壁塗装工事は、リフォーム瑕疵担保責任保険(工事の欠陥や業者の倒産の保証)を設けている場合が多いため、その点での安心感もあります。
ハウスメーカーに依頼した方が良いかもしれない場合
「コスパをとるなら塗装業者、安心感をとるならハウスメーカー」が原則ですが、以下にあてはまる場合は、ハウスメーカーを検討した方が良いかもしれません。
ハウスメーカーとの信頼関係がある
- ハウスメーカーとの長い付き合いがある
-
注文住宅を新築したり、建売住宅の購入の際にハウスメーカーにお世話になったりしてから現在まで、定期点検などを通じてハウスメーカーと関係が続いている場合です。
メーカー側が家の状態をわかっていて、話が通りやすい点もメリットです。
長い付き合いでできあがった信頼関係には、代えがたい安心感がありますよね。
塗装工事を依頼するとき、信頼関係があるに越したことはありません。
- 知人や家族がハウスメーカーに勤務している
-
知人や家族経由で、「紹介」のかたちで工事を依頼すると、工事金額が割引されることが多いです。
また、誰も知り合いがおらず付き合いもない会社に施工してもらうよりも、誰か知り合いのいる会社の方が、安心して工事をお願いできます。
外壁の仕様が特殊
外壁材の仕様が特殊な場合、ハウスメーカーで塗装する方が、外壁のデザイン性を損なう恐れを下げることができます。特殊な仕様の例としては、無垢の木材やハウスメーカー独自の仕様の外壁材が挙げられます。
また、「無機コーティング」などの特殊なコーティングが施された外壁の場合には、ハウスメーカーの保証がかけられているケースがある点に注意が必要です。この場合、塗装業者が塗装を行うことで、ハウスメーカーの保証が無効になる恐れがあります。
「外壁が無機コーティングかどうか」の見分け方ですが、築10年ほどでコケが発生しているようであれば、まず特殊なコーティングはされていないと考えていいでしょう。
内装の傷みが目立っている
住宅によっては、築10年くらいの段階で、すでに内装のクロス(壁紙)のはがれや窓枠の傷みなど、湿気や結露が原因の劣化が目立ってきている場合があります。
外壁塗装を検討しはじめたとき、内装にも傷みが目立つ場合には、ハウスメーカーに外壁塗装と内装リフォームをまとめて依頼するのも良いかもしれません。
塗装業者に内装もまとめて依頼するのは難しいですが、ハウスメーカーに依頼することで、内外装まとめて施工ができるメリットがあるからです。
ハウスメーカーと塗装業者の違い①~金額~
ハウスメーカーと塗装業者とでは、ハウスメーカーの方が工事価格が高いケースが多いです。
工事価格に差が出る理由として、主に次の2点が挙げられます。
- 下請け業者を使うか使わないか
- 会社運営の経費が多いか少ないか
下請け業者を使うか使わないか
ハウスメーカーと塗装業者の工事方法の大きな違いは、下請け業者の有無です。
ハウスメーカーの塗装工事には、施主と直接やりとりをするハウスメーカー(元請け)のほかに、実際に工事を行う塗装業者(下請け)が関わります。ハウスメーカーの社員が実際に現場で作業するわけではありません。
一方で、塗装業者の塗装工事は、自社営業・自社施工スタイルであるため、工事に関わるのは1社のみであることがほとんどです。
※足場業者は除きます。
工事に関わる業者が増えるデメリットの1つが、どうしても、中間マージン(仲介手数料)が発生することです。
ハウスメーカーの塗装の見積もりは高いと言われがちな理由の1つは、この中間マージン料にあります。一般的に、ハウスメーカーのマージンの割合は約1~3割です。
単純計算ですが、たとえば、塗装業者に塗装をお願いしたときの価格が100万円だった場合、発生するマージンの額は10~30万です。
マージン設定の割合や基準は企業によってさまざまですが、契約前に値引き交渉があることを前提として、マージンを高めに設定している場合もあります。塗装工事では値引き交渉が行われることが多いため、値引きに対応しつつ損をしないための対策です。
このマージンの割合は、施主がハウスメーカー社員の家族や友人関係である場合、安く設定されることもあります。
- ハウスメーカー勤務の家族や知り合いなんていないから、マージンを高く設定されそう
- 値引き前提の価格設定とわかっていても、値引きのお願いを言い出しにくい
上記のような方は、ハウスメーカーよりも塗装屋さんに工事を依頼した方が良いかもしれません。
会社運営の経費が多いか少ないか
塗装業者を含め、何らかの工事を請け負う業者は、工事価格から会社運営のコストのもとをとる必要があります。
このため、業者が会社運営にかけているコストが高いほど、塗装工事の価格は高くなる傾向にあるのです。
一般に、ハウスメーカーと塗装業者とでは、ハウスメーカーの方が会社運営のコストが高いことが多いです。
特に大手ハウスメーカーの会社運営の経費は、営業マンの人件費や全国的な宣伝広告費などで莫大なものになります。
対して、塗装専門の施工店は会社の規模が小さく、会社運営の経費も少ないため、経費のもとをとるため工事に上乗せされる額が軽くなります。
ハウスメーカーと塗装業者の違い②~工事に関わる人数~
ハウスメーカーの塗装工事は、塗装屋さんの塗装工事に比べ、工事に関わる人の数が多いことも特徴です。
ハウスメーカーの塗装工事では、営業マン(元請け)、積算担当(元請け)、現場監督(元請け)、作業員(下請けの職人)と、必ず複数の会社の複数の人間が工事に関わります。
一方で、塗装業者の塗装工事は自社施工であることから、現場責任者と作業員(職人)のみが関わります。現場責任者も作業員も、同じ会社の社員です。
「関わる人数が多くなる」と聞いて、「そのぶん、工事の質が上がるんじゃない?」と思うかもしれません。しかし、むしろ、工事に関わる人数は最小限におさえた方が良いのです。
なぜなら、工事に関わる人が多いほど、伝達ミスが起こりやすくなるからです。
伝言ゲームをご存知でしょうか?大勢で1列に並んで、列のはしからはしまで、同じ言葉を伝言していくゲームですね。同じ言葉を伝言しているはずなのに、最後の人が伝言された内容を発表してみると、最初の人が次の人に伝言した内容と違っていることが少なくありません。
施主様のご要望などの情報を現場で共有するときには、絶対にミスがあってはいけないものです。しかし、伝言ゲームと同じ原理で、工事に大勢が関わるとどうしても伝達ミスが起こりやすくなる心配があります。
ハウスメーカーと塗装業者の違い③~営業マンの有無~
多くのハウスメーカーには、実際に現場に関わる人とは別に、営業専門の営業マンがいます。
大手のハウスメーカーほど、営業マンがたくさんいるものです。
営業マンはお客様と接することが専門の仕事なので、人あたりが良くにこやかで、しゃべるのが上手なことが多いです。
一方で、塗装屋さんは営業マンを置いていないことが少なくありません。なので、施工管理など現場に関わる人が、お客様とのやりとりも担当します。
お客様側としては、塗装屋さんよりもハウスメーカーの人の方が、困ったときに相談できる窓口として接しやすく、安心感があるかと思います。
塗装業者はハウスメーカーの営業マンとは異なり、人と接することが専門ではないので、話しにくく感じたり怖く感じたりすることもあるかもしれません。
ただし、同じ塗装業者でも、すべての施工店さんが話しにくかったり怖かったりするわけではありません。ひとくちに塗装業者といってもさまざまな方がいますし、お客様側と業者側の相性の問題もあります。
「建売の外壁塗装をコスパよく」ならいえふくへ
- とにかく安ければいい
- とにかく工事品質が高ければいい
- とにかく安心感があればいい
このように考える方はあまりいないかと思います。
「予算の都合も考えつつ、しっかりとした工事品質と安心感がほしい」というのが、切実な願いではないでしょうか。
自社施工・営業マンなしの体制のいえふくは、施工そのものとは直接関係のないコストをおさえ、お客様の切実な願いにおこたえします。
「塗装屋さんって話しにくそうなイメージがあって……」とためらっている方も、心配いりません。
いえふくの「撮るだけ見積もり」は、オンラインで見積もりが完結。
現地調査には、施主様とのやりとりの経験豊富な施工管理担当が参ります!
※施主様のお宅へ伺う際は、必ずマスクを着用しております。ご安心ください。
建売住宅にお住みだと「ハウスメーカーとの付き合いがなく、塗装業者の知り合いもいない……」と不安になりがち。
そんな方も、いえふくまでお気軽にご連絡ください。
いえふくは、建売住宅のための塗装プランをご用意しております。
まとめ
「外壁塗装をハウスメーカーに依頼するか、塗装業者に依頼するか」で迷ったときの基本的な考え方は「コストパフォーマンスをとるなら塗装業者、安心感をとるならハウスメーカー」です。
ただし、ハウスメーカーと長い付き合いがあったり、自宅の外壁材がとても特殊な材質だったりする場合は、1度ハウスメーカーさんに相談してみるのが良いでしょう。
塗装業者を探すときは、施工実績の有無などを確認することをおすすめします。戸建て住宅の塗装を依頼するのであれば、戸建て住宅の塗装の施工実績がある施工店さんが望ましいです。
いえふくは、戸建て住宅塗装の施工実績を豊富にもっております。
戸建て住宅の外壁塗装は、ぜひいえふくまで!
- ライタープロフィール
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佐藤ゆうか(いえふくライター)
2級建築士の資格あり。外壁塗装を知ってもらうために、いえふくライターとして活動中。外壁塗装をはじめ各種住宅リフォームの経験があります!