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あなたの家の屋根は大丈夫?屋根メンテナンスの基礎知識

住宅にはさまざまなメンテナンスが必要です。
適切な頻度でメンテナンスや修理・修繕を行うことで、住宅そのものの寿命を延ばすことができます。

この記事では、「屋根のメンテナンス」に焦点を当てていきます。
屋根は、常に日差しや風雨に晒されながら、住宅全体を守る重要な存在です。
屋根のメンテナンスを適切に行うことで、住宅の劣化を大幅に遅らせることにもつながります。

ぜひ、ここで自宅の屋根に合ったメンテナンス方法を見つけ、屋根メンテナンスの参考に役立ててください。

目次

屋根の種類

実は、屋根の適切なメンテナンス時期やメンテナンス方法は素材によって異なるのです。
この章では、日本の住宅で主に使われている屋根の素材について紹介します。
まずは、自宅の屋根がどれに当てはまるか、確認してみましょう。

瓦ぶき屋根

日本家屋の屋根の素材には、和瓦(わがわら)などがよく使われています。
和瓦の他にもセメント瓦などがあります。
瓦屋根の特徴を以下の視点より、それぞれ説明していきます。

  1. デザイン性
  2. 耐久性
  3. 断熱性

デザイン性

デザイン性が高く、遠目で見ても和風建築の美しさがよく引き出される屋根の素材です。
焼きものならではの色味や風合い、温かみが建物全体の高級感を引き出してくれます。

耐久性

瓦ぶき屋根はデザイン性が高いだけでなく、耐久性にも優れています。
瓦は金属ではないため、サビの心配がありません。

和瓦(わがわら)と呼ばれる粘土系の瓦は、塗料を使用していません。
つまり、塗料の剥がれが起こらないため、再塗装などのメンテナンスは不要です。

それに対して、セメント瓦やモニエル瓦など、セメント系の瓦には注意が必要です。
セメント系の瓦は防水性が低いため、雨水や湿気を吸い込んでしまいます。
このため、セメント系の瓦が屋根に使用されている場合は、塗装などの定期的なメンテナンスが必要となります。

断熱性

瓦が持っているもう一つの特徴として、断熱性が挙げられます。瓦は熱を伝えにくい性質を持っています。
夏は日差しや外気の熱を内に通さず、冬は住空間を冷気から遮ってくれる屋根なのです。
また、瓦と屋根の面との間に空気の層があることも、断熱性の向上につながっています。

化粧スレート屋根

「スレート」はあまり聞きなれない単語ですが、セメントを薄く固めて塗装した板のことです。
「コロニアル」や「カラーベスト」、「(軽量)スレート瓦」、とも呼ばれています。

少しややこしいですが、

  • 「コロニアル」や「カラーベスト」:商品名
  • 「スレート」:この素材の総称

という違いです。

化粧スレートは、瓦などの屋根素材に比べて薄く、厚さは5㎜ほどで比較的軽い素材です。
デザインの種類も豊富なため、現在日本全国で最も多く採用されている屋根素材といわれています。
最近の新築の住宅にはほとんどこの化粧スレートが使われています。

以前は、天然繊維のアスベスト(石綿)が素材に使われていましたが、健康被害の問題を受け現在は使用されていません。
現在、化粧スレート板の基盤となっているのは、紙類と同じパルプ繊維です。
化粧スレートは軽量で加工も行いやすく、施工の方法も簡単なため、工事費用が安く上がる点も魅力のひとつです。

トタン屋根

トタンとは亜鉛メッキ加工をされた鋼板であり、トタン屋根は正式には「亜鉛メッキ鋼板葺き」と呼ばれます。
化粧スレート屋根ほどポピュラーな存在ではありませんが、トタン屋根も比較的多くの建物に使われています。
「トタン屋根」と聞いて、すぐにその外観を思い浮かべることができる人も多いのではないでしょうか。

トタン屋根は軽量で、他の屋根の素材に比べ工事費用を低く抑えることができます。
施工工程も比較的簡単です。
戦後の混乱期には、この簡単さと軽さ、安さのおかげでトタン屋根が大流行しました。

しかし、瓦ぶきの屋根や化粧スレート屋根などに比べると、トタン屋根の断熱性は低く、遮音性も期待できません。
雨音などが強く反響してしまいます。
腐食による雨漏りなども心配されます。
雨どい部分周辺などを中心に腐食が進み、穴が開いてしまうのです。

ガルバリウム鋼板屋根

「ガルバリウム鋼板」とは金属の名称ではなく、日鉄住金鋼板株式会社から発売された製品の名称です。
もともとは、アメリカのベスレヘムスチール社が開発した製品でしたが、現在は全世界で生産されています。

他にはないガルバリウム鋼板独自のデザイン性に惹かれ、自宅の屋根に導入している人も少なくありません。

一般的な亜鉛メッキ鋼板(トタン)と比べると、ガルバリウム鋼板はその約4倍という高い防錆性を持っています。
重量も抑えられており、一般的な瓦と比べると約1/6の軽さで、耐震にも大きな効果が期待できる素材です。

ガルバリウム鋼板の組成はアルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%です。
ガルバリウム鋼板は、亜鉛鉄板の防食作用とアルミメッキ鋼板の長期耐久性と耐熱性を合わせ持ったアルミ亜鉛合金メッキ鋼板です。
先ほど紹介したトタン屋根は断熱性の低い素材でしたが、ガルバリウム鋼板は金属なのに断熱性が高い点で優れています。

屋根の種類ごとのメンテナンス時期・方法

瓦屋根

メンテナンス時期:

瓦は高温で焼き上げられおり、表面はガラス質のゆう薬で覆われています。
このため、長期に渡って劣化による色落ちがあまり見られません。

  • メンテナンス時期:10年に1度程度
  • 葺き替え:30~35年の間隔

メンテナンス方法:

和瓦は、塗り替えのメンテナンスはほぼ必要ないといえます。
ただし、屋根の下地部分やしっくいは定期的なメンテナンスが必要です。
セメント系の瓦が使用されている場合は、傷みの状態をチェックし再塗装などのメンテナンスを行う必要があります。

しっくいの傷みが軽い場合は、劣化した部分を新しく詰め直します。
瓦の一部に割れがみられる場合は、部分的に瓦を交換します。

台風や地震などの災害によって瓦がずれたときは、既存の瓦をそのまま利用して瓦を葺き直す「締め直し」と呼ばれる工事を行います。
瓦と屋根の下地部分両方の傷みが激しい場合(しっくいが広範囲にわたって剥がれ落ちてしまっている、瓦が大部分崩れてしまっているなど)は屋根の葺き替え工事を施します。
屋根からすべての瓦を取り外し、下地の交換を行ってから瓦を積み直すため時間がかかり、費用も比較的高額になってしまいます。

化粧スレート屋根

メンテナンス時期:

  • 葺き替え:25年前後
  • 塗装:10~15年に1度

瓦に比べると耐久性の低い化粧スレートを使った屋根は、25年前後を目安に葺き替えが推奨されています。
色落ちや塗料の剥げ落ちも心配されるため、塗装などのメンテナンスは10~15年に1度行なっておいたほうが安心です。

メンテナンス方法:

屋根全体の葺き替え工事は工期が長く、費用もかさんでしまいます。
そこで考え出されたのが、既存の化粧スレートの上に軽い屋根材を重ねて貼る「カバー工法」です。「重ね張り」や「重ね葺き」、「かぶせ工法」と呼ばれる場合もあります。

塗装を行う際は、塗料が屋根のすき間をふさいでしまうことがあります。
ふさがれたすき間部分に水が溜まると、屋根の下地部分にある板が腐りやすくなり、雨漏りなどのトラブルを引き起こします。
これを防ぐため、ふさがれた屋根のすき間に、再び切れ目を入れる「縁切り」と呼ばれる作業も欠かせません。

トタン屋根

メンテナンス時期:

トタン屋根の耐用年数は10年ほどです。
トタンはサビに弱い材質のため、サビが発生すると急速にそのサビが広がり、屋根全体が傷んでしまいます。

サビの発生を防ぐためには、定期的なさび止めのメンテナンスが必要です。
また、塗料も剥がれ落ちやすい素材のため、再塗装もさび止めと同様に定期的に行わなければなりません。

メンテナンス方法:

ほかの屋根素材と比べると寿命の短いトタンですが、こまめにさび止めや再塗装のメンテナンスを行うことで、耐用年数の長期化が期待できます。
「ケレン」と呼ばれるサビを削り落とすための作業が必要となる場合、それを業者に依頼すると場合によっては高額な費用がかかります。
屋根全体がさびついているトタン屋根は、すべて葺き替えて新しくするほうがコストパフォーマンスがよく、経済的です。

ガルバリウム鋼板屋根

メンテナンス時期:

ガルバリウム鋼板のメーカー保証期間は10年~30年です。
最近のものは、耐久性が向上しているため、さらに長持ちする場合もあります。
しかし、台風や地震などの災害によって、水漏れなどのアクシデントが起こる場合もあります。
不慮の事故を防ぐためにも、油断せず定期的なメンテナンスを実施しましょう。

メンテナンス方法:

汚れやごみなどが付着しにくい作りのガルバリウム鋼板は、塗料も乗りにくいため専門的な塗装によるメンテンナンスを必要とします。
必ず専門の業者にメンテナンスをお願いしましょう。

トタンと比べると圧倒的にさびにくい材質のガルバリウム鋼板ですが、傷やビス留め部分、切断面がむき出しになっていると、そこからサビが発生する可能性があります。
とくに塩害のある地域では、ガルバリウム鋼板の耐用年数も短くなる傾向があります。
サビに強いガルバリウム鋼板ですが、そういった地域ではメンテナンスのスパンを短くしたほうが安全です。

再塗装メンテナンス時の見積書について

上記でも紹介しましたが、屋根の再塗装のメンテナンスを業者に依頼する場合には塗装だけでなく「縁切り」と呼ばれる作業も必要になってきます。
縁切りを行わないと屋根のすき間に水が溜まりやすくなり、屋根材の劣化を早めてしまいます。
塗装のメンテナンスを考えている人は、見積もりの時点でこの「縁切り」が工程に含まれているかどうか確認しておきましょう。

再塗装が必要とされる際のサイン

ひび割れや塗料の剥がれ、触ると手に白い粉がつくチョーキングなどが発生している場合は、標準メンテナンス時期にかかわらず再塗装が必要かもしれません。
詳しくは以下の記事にて詳しく解説しています。
再塗装の時期に迷っている人はぜひ参考にしてください。
外壁塗装時期かどうかの判断方法

屋根本体以外のメンテナンス

屋根の寿命を長持ちさせるためには、いうまでもなく屋根本体のメンテナンスが重要です。
しかし、屋根だけのメンテナンスでは不十分かもしれません。
屋根周辺部分の劣化や亀裂などにより、屋根本体へ思わぬダメージが加わる場合があります。
ここでは、見落としがちな屋根本体以外のメンテナンスについて紹介します。

防水シート(ルーフィング)

屋根本体の下に敷く防水シートは「下葺き材」や「ルーフィングシート」と呼ばれ、屋根には欠かせない重要な建材です。
この防水シートが破れたり剥がれたりすると、雨漏りが引き起こされます。

古い防水シートの耐用年数は15~20年程度です。
ルーフィングの貼り替えを行うには、一旦屋根材をすべて外します。
瓦など表面の屋根材を葺き替えた後にルーフィングのメンテナンスを行うと、二度手間になってしまいます。
つまり、ルーフィングの交換をするなら、屋根材のメンテナンス時期と同時に行った方が効率がよいのです。

雨どい

屋根から落ちる雨を受け止める雨どいは、梅雨などの雨の多い季節には、とくに負担がかかります。
こまめにメンテナンスを行い、トラブルを防ぎましょう。
金具のゆるみや傾き、継ぎ手や軒樋の割れ・ゆがみなどが、主なチェックポイントです。

ケラバ

ケラバとは、屋根のうち軒先より外側に出ている部分のことで、雨どいがついていない部分です。
屋根を塗装する際、ケラバも同時に塗装されます。
ひび割れ等が見られた場合は、屋根に使われている素材の補修と同様の補修方法を取ります。

ケラバ部分の瓦が割れたり、崩れたりしていた場合は、瓦を新しいものに交換します。
金属製のケラバの場合はさび止めや再塗装を行います。

野地板


引用:21st住宅の建築用語辞典

野地板(のじいた)とは、屋根の下地部分に使用される木製の薄い板です。
メンテナンスを怠ると雨によって腐食し、雨漏りなどを引き起こす可能性があります。

野地板の工事には、「重ね張り」と「張り替え」の2つがあります。
張り替えでは古い野地板を取り外す大規模な工事です。

野地板の耐用年数は約30年程度といわれていますが、屋根自体に問題が起こって雨などが流れ込むと、急速に劣化してしまいます。

太陽光パネルを設置した屋根のメンテナンスは?

太陽光パネルを設置した屋根の再塗装を行うには、先に設置した太陽光パネルを移動させなければなりません。
太陽光パネルを移設する工事を専門業者に頼み、その後から屋根自体を塗装することになります。
太陽光パネルを設置する前に、屋根自体のメンテナンスを行う方が効率がよいといえます。

まとめ

この記事では、屋根の種類や種類別のメンテナンス方法について解説してきました。
普段の生活の中でなかなか目に入りにくい自宅の屋根ですが、メンテナンスを忘れて放置していると思わぬアクシデントを引き起こすかもしれません。
家族の安心・安全な生活のためにも、こまめに適切なメンテナンスを行いましょう。
屋根のメンテナンスとして塗装をお考えの方は、いえふくまでお気軽にお問い合わせください。
24時間365日お問い合わせが受付中です。