ウレタン塗装はこんな方におすすめ!|塗料の特徴やメリット・デメリット


引用:日本ペイント

ウレタン塗料を使った外壁塗装をウレタン塗装といいます。 以前は、外壁塗装によく利用されていたウレタン塗料ですが、現在はシリコン塗料が主流となりました。
しかし、今でも塗る場所や用途によってはウレタン塗料が選ばれることも多く、魅力的な塗料です。

この記事では、ウレタン塗料とはどのような塗料で、どのような場合に向いている塗料なのかをまとめました。
これから外壁塗装を検討される方やウレタン塗装にしようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

目次
  1. 1. ウレタン塗料の特徴
  2. 2. ウレタン塗料のメリット・デメリット
  3. 3. ウレタン塗装が向いているのは
  4. 4. ウレタン塗装の相場
  5. 5. 主なメーカー
  6. 6. まとめ

1. ウレタン塗料の特徴

ウレタン塗料にはどのような特徴があるのか、詳しく見ていきましょう。

ウレタン塗料とは

ウレタン塗料とは、ウレタン系樹脂を主成分とする塗料全般のことをいいます。
このウレタンとは塗装業界での通称であり、合成ゴムや断熱材などに使われるポリウレタンのことを指します。
本来のポリウレタンは、ウレタン結合を有する重合体の総称をいいます。

価格、耐久性、機能性のバランスがとれているとして、以前は外壁塗装において主流でした。
現在はウレタンよりも耐久性があり、価格が下がってきたシリコン塗料が使われることが多くなりました。

しかし、ウレタン塗料にはシリコン塗料にはない良さもあるので、価格を抑えたい場合や塗る場所・求める機能などの条件により、今も選ばれている塗料です。

ウレタン塗料の種類

外壁塗装に使われる塗料は、塗料に水や溶剤などの液体を溶かしてから壁に塗ります。
希釈することで塗りやすくなり、塗装後は溶剤が蒸発して塗料がより壁に密着するのです。
塗料に溶かす液体の種類により、ウレタン塗料は水性・油性・弾性の3種類に分けられます。

水性(水性1液型)

ウレタン塗装をする際に、水で希釈するのが水性塗料です。
水性塗料に対して、シンナーなどの溶剤を溶かすタイプは油性塗料と呼びます。

油性(溶剤1液型)

油性塗料は2種類あります。
1液型は溶剤を希釈するだけで使用できる塗料です。
2液型に比べて使用できる範囲は狭くなりますが、混ぜる手間がかからず、翌日でも余った塗料を使用できます。

油性(溶剤2液型)

2液型は、主剤のほかに硬化剤も混ぜて使います。
1液型よりも混ぜるのに手間が必要なためコストがかかり、余った塗料は翌日に使えません。
しかし、硬化剤による機能が加わるため、耐久性があり高性能です。
使用範囲も広く、あらゆる塗装箇所に利用できます。

弾性塗料

塗料の中には、弾性を持つ塗料が存在します。
弾性塗料は伸縮性があるため、ひび割れが起こりにくくなります。
しかし、使用場所を誤ると熱がこもるなどして塗膜が膨れ、塗装箇所との密着性が損なわれるケースがあるので注意が必要です。
弾性塗料の多くが2液型で、硬化剤に弾性用のものを使用することで、弾性機能を有した塗料となります。

主な塗料

ウレタン塗料の「ウレタン」とは、「ポリウレタン」の通称です。
主剤に含まれる樹脂により2種類の塗料があります。

ポリウレタン樹脂塗料

硬化剤に含まれる「イソシアネート化合物」と主剤に含まれる「ポリオール化合物」の反応で硬化し、ウレタン結合の反応を起こす樹脂をポリウレタン樹脂塗料といいます。
主剤と硬化剤の組み合わせで、さまざまな特徴を持たせることができるのです。

アクリルウレタン樹脂塗料

ポリウレタン樹脂は「ポリオール」が主剤なのに対し、アクリルウレタン樹脂塗料は、「アクリルポリオール」が主剤です。
アクリル樹脂を用いたポリウレタン樹脂塗料をアクリルウレタン樹脂塗料と呼ばれ、現在ウレタン塗料の主流です。

ウレタン塗料が使われるケース

ウレタン塗料は、塗膜が柔らかくて密着性が高く、価格も安いことから「万能塗料」と呼ばれています。
そのため、次のようにさまざまな塗装に利用されています。

外壁塗装

柔らかさと弾性があり、コストが抑えられるウレタン塗料は、外壁塗装に利用されています。
地震などによるひび割れが起こりにくく、誰もが扱いやすい塗料なので、失敗が少なくメンテナンスも楽です。

バイクの塗装

光沢を出して表面がツルツルになるウレタン塗料は、バイクの塗装にも使われます。
ウレタン塗料のスプレーは、ホームセンターでも市販されており、手軽に手に入ります。
ゴム手袋やマスクを着用して使用するように気を付けましょう。

テーブル

家具の塗装に使用される塗料の中で、もっとも一般的なのがウレタン塗料です。
ウレタン塗料は、木材の表面に薄く堅い膜を作るので、耐水性や耐熱性に優れ、輪ジミができにくい特徴もあります。
ツヤが出るので、木材に高級感が生まれます。

2. ウレタン塗料のメリット・デメリット

以前は外壁塗装によく利用されていたウレタン塗料ですが、現在はシリコン塗料が主流になっています。
しかし、ウレタン塗料は今もなお、親しまれ利用されている塗料です。
それは、ウレタン塗料にメリット・デメリットがそれぞれ存在するためです。

メリット

まずはウレタン塗料のメリットから見ていきましょう。

柔軟性があり密着性が高い

ウレタン塗料は密着性に優れ、柔らかく扱いやすいのが特徴です。
そのため、塗装に失敗しにくく、メンテナンスが楽に行えます。

硬化後も塗膜に柔らかさがあるため、地震などによるひび割れを抑える機能もあるのです。
木材のように時間が経つにつれて、変形する場所の塗装にも向いています。

色や種類が豊富で価格と性能のバランスが良い

長く親しまれてきたウレタン塗料は、国内外の各メーカーから多くのカラーバリエーションがあります。
溶剤の選択で耐薬品性・耐水性の機能強化を図れるなど、多種多様な塗料が生産されています。
塗る場所や用途に応じて、条件に合った塗料を塗ることができるでしょう。

また、価格と性能のバランスが良い万能塗料であるウレタンは、コストを抑えながらある程度の耐久性が欲しい人におすすめの塗料です。

光沢がある

ウレタン塗装をすると、光沢がでて高級感のある仕上がりになります。
外壁塗装以外にも、高級感を出したい家具やフローリングに使われています。

いろいろな場所に塗ることができる

ウレタン塗料は密着性や柔軟性が高く、いろいろな場所に塗ることができます。
さらに、混ぜる硬化剤の量を変えると、さまざまな場所への塗装が可能です。
たとえば、硬化剤の量が少ないと速乾性が高まります。
作業効率が上がり、塩化ビニールの雨どいや外壁の剥がれた部分など、小さな部分の補修に向いています。
逆に、硬化剤の量を増やすと、密着性や弾性が高まり、丈夫な塗膜を作ることができるのです。

デメリット

続いてウレタン塗料のデメリットについて説明します。

シリコン塗料より耐久性が落ちる

塗料の平均耐用年数は10年程度ですが、ウレタン塗料の耐用年数は6~10年です。
アクリル塗料に比べれば耐用性はありますが、最近主流のシリコン塗料の耐用年数は10~13年です。

シリコン塗料との価格差も小さくなってきたため、耐久性に劣るウレタン塗料よりもシリコン塗料が選ばれることが主流になったのです。

紫外線に弱く黄変しやすい

常に紫外線にさらされる外壁ですが、ウレタン塗料は紫外線に弱く、黄色く変色しやすい弱点があります。
さらに、光沢がでることがメリットのウレタン塗料ですが、紫外線に弱いために光沢が長持ちしません。塗膜の光沢の減少速度が速い塗料です。
シリコン塗料に比べて8割程度しか光沢保持率が発揮できません。

強い毒性のある成分が配合されている

ウレタン塗料の硬化剤に含まれているイソシアネート化合物には、強い毒性があります。
長期間にわたり吸い続けると、ぜんそくや過敏性肺炎の発症、呼吸器への刺激になるのです。
また、皮膚へ触れると痛みや腫れ、水疱ができ、目に入ると角膜を痛めます。
人体に影響を及ぼすため注意が必要です。

水分との相性が良くない

ウレタン塗料で使用する硬化剤には、水と反応しやすい性質があります。
湿度が高いときに塗布すると、水分と結合して、塗膜性能が落ちてしまうのです。
しかし、これはウレタン塗料に限らず、外壁塗装自体が雨天の日や湿度の高い日には基本的に作業を行いません。
塗料が薄まったり、塗料に雨水が落ちてまだら模様になったり、塗装が剥がれやすくなるためです。

防汚性に劣る

ウレタン塗料は防汚性が低く、汚れが付きやすいのがデメリットです。
汚れが付着しやすいと、外壁が汚れて建物が古びた印象を与えてしまいます。

3. ウレタン塗装が向いているのは

外壁塗装では主流ではなくなったウレタン塗装ですが、価格と性能のバランスが良いため、現在でも魅力的な塗料として利用されています。
以下のような場合は、ウレタン塗装がおすすめです。

安く施工したい場合

塗料の中でアクリル塗料の次に安いのがウレタン塗料です。
シリコン塗料に比べると耐久性は落ちますが、コストを抑えて機能性もある程度欲しい人にはおすすめです。

付加機能にこだわりたい場合

ウレタン塗料はバリエーション豊かなため、さまざまな種類の中から希望する付加機能を持つ塗料を選ぶことができます。
塗装する場所に応じ、機能を変えて利用することも可能です。

高級感を出したい場合

ウレタン塗装をすると、光沢が生まれて高級感がでます。
木の部分に塗ればツヤを出すこともできます。

耐久性は落ちるものの、コストを抑えて高級感を出したい方にはおすすめです。
ただし、紫外線に弱く光沢の減少速度は速いので、光沢を長持ちさせたい場合には向いていません。

耐久性をそれほど考えなくても良い場合

ウレタン塗料の耐久年数は8~10年で、それほど長くありません。
10年以上の耐久性を求める場合は、ウレタン塗装はおすすめしません。

建て替えや引っ越しなどで10年以上、現在の家に住む予定がない方やこまめに塗装をしてイメージチェンジを楽しみたい人には、低価格でバリエーション豊かなウレタン塗装が向いています。

木部や雨どいなどの細かな部分

柔らかく弾性のあるウレタン塗料は、木部や雨どいなどの細かい部分の塗装に向いています。
密着性が高く、色々な素材にもぴったりと密着します。

4. ウレタン塗装の相場

それではウレタン塗料とウレタン塗料で外壁塗装する場合の相場について見ていきましょう。

塗料の相場

外壁塗装や木部塗装の場合、1㎡あたりの塗料の相場は1,700~2,200円です。
価格は「水性ウレタン<1液型ウレタン<2液型ウレタン」となっています。

塗装の相場

外壁塗装は下塗り・中塗り・上塗りの3度塗りが一般的です。
130平米をウレタン塗料で中塗り・上塗りすると、下塗りと合わせての塗料代は35万円前後になります。
また、塗装に必要な下地調整や高圧洗浄、養生代を加えると、約50万円がウレタン塗料で外壁塗装するときの相場です。
さらに、雨どいや破風板、軒天など付帯部分の塗装や、足場が必要な場合は、合計で約80万円前後が必要になるでしょう。

5. 主なメーカー

次は、ウレタン塗料を製造している主なメーカーとそのおすすめ商品を紹介します。
ウレタン塗料は国内外問わず製造されており、以下のメーカーのほかにもたくさんのウレタン塗料が販売されています。

日本ペイント

https://www.nipponpaint.co.jp/biz1/building/products/prd_31.html

ファインウレタンU100

外壁・鉄部・木部と幅広く適用していて、使いやすい塗料です。
肉持ちの良い(十分な膜厚)塗膜が得られます。

一液ファインウレタンU100

環境にやさしく、コンクリートやモルタルなどのセメント素地や木部に向いた塗料です。

エスケー化研

http://www.sk-kaken.co.jp/products/data/c-mild-dansei.htm

弾性クリーンマイルドウレタン

セラミックが配合されており、他のウレタン塗料に比べて光沢保持率が高く、環境にやさしい塗料です。
外壁や鉄部に向いています。

一液NADウレタン

使いやすく高性能で作業効率が考えられた塗料です。
外壁や鉄部に向いています。

関西ペイント

http://www.kansai.co.jp/products/catalog/pdf/243.pdf

セラMレタン

2液型で耐久性、低汚染性に優れた高性能なウレタン塗料です。

ロックペイント

http://www2.rockpaint.co.jp/home_j/products/architecture/product/63-YUMEROCK-114.html

ユメロック

ウレタン樹脂でありながらシリコンも加わった2液型塗料です。
ウレタン樹脂とシリコン樹脂の良い面を、それぞれ併せ持っています。

ロックウレタントップ

2液型の塗料で、外壁・鉄部の塗装に向いています。
対候性に優れていて、光沢も保持することが可能です。

6. まとめ

ウレタン塗料は柔軟性や密着性が高く、価格も安いバランスの取れた塗料です。
長く親しまれてきた塗料のため、機能性やカラーバリエーションといった種類も豊富で、場所や目的に合った塗装が行えるでしょう。
そのため、シリコン塗装が主流となった現在でも、ウレタン塗装は用途によって利用されています。

シリコン塗料に比べて耐久性は落ちるので、10年以上の耐久性を求めるのであれば、ウレタン塗装は向いていません。
安く施工ができたとしても、長い期間でみるとトータルコストがかかってしまいます。

どのような塗料が自分の家に合うのか、将来のメンテナンス計画や予算、性能などから業者に相談して決めるといいでしょう。

いえふくでは、ウレタンのほかに、シリコン・ラジカル系、フッ素などの塗料も対応しております。
塗料について、お気軽にお問い合わせください。お問い合わせは、24時間365日受付中です。

点検・調査など無料で承ります。まずはお気軽にご相談ください。

まずはスタッフと直接お話したい方 フリーダイヤル

0120-900-971

受付時間:9時〜19時(土・日・祝日も営業中)

メールでお問い合わせをしたい方 24時間受付中

ご相談・お問い合わせフォームへ

1営業日以内に必ずご返信しています


  • よくある質問
  • 外壁塗装ガイド
  • 外壁塗装の適正価格について
  • 失敗しない色選びのためのお役立ちコラム集
  • 座談会
  • 無料相談会実施中
  • LINE相談・お見積もり
  • 失敗しない!業者の選び方
  • どうする?雨漏り対策
  • 別荘の外壁塗装
  • 遮熱塗料について
  • 屋根塗装のあれこれ
  • 外壁塗装用語集
  • 採用情報
ページ
トップへ

お問い合わせ