外壁塗装を一生懸命やる会社いえふく外壁塗装を一生懸命やる会社いえふく

お電話でのお問合せ9:00~18:00

0120-900-971

みんなの外壁塗装ガイド

足場の種類や設置費用、注意点を解説!【足場の設置は必ずプロに依頼】

業者が外壁塗装に専念するためには、足場の安全性を確保することが大前提です。足場がしっかりしていないと、塗装の質が落ちたり工事中に墜落事故が起きたりする恐れがあります。

大切な家の塗装をしてもらう業者には、足場にも気を配ってほしいですよね。
塗装に適した足場の種類や設置費用の相場などをあらかじめ知っていれば、見積もりをとる際に、その業者が足場に気を配ってくれそうかどうか判断することができます。

この記事では、足場の種類とそのなかで塗装工事に適したもの、設置費用の相場や知っておきたい足場の常識などを紹介します。
大切なマイホームで、足場まで気を抜かない質の高い塗装工事を実現するために、ぜひ参考にしてみてください。

目次
  1. 足場の種類
  2. 塗装工事におすすめの足場の種類
  3. 足場各部(部材)の名称
  4. 足場にかかる費用の相場は?
  5. 知っておきたい足場の常識
  6. 足場・塗装業者を選ぶポイント
  7. いえふくの足場設置
  8. まとめ

足場の種類

足場の種類は大きく9種類に分けられます。順に見ていきましょう。

くさび式足場


※引用:信和

工事現場で使用される主要な足場の1つです。くさび緊結式足場とも呼ばれます。

足場の骨組みとなる支柱(鉄パイプ)と、作業者が歩く床となるアンチ(踏板)などの部材からなる足場です。部材同士の連結部分はくさびで固定します。

大きく分けてキャッチャータイプ(Aタイプ)、ビケタイプ(Bタイプ)、三共タイプ(Cタイプ)の3種類があります。

これらのうち、戸建て住宅の塗装で使われることが多いのはビケタイプで、ビケ足場とも呼ばれます。ビケ足場の主なメリット・デメリットは次の通りです。

メリット

  • 手早く設置・解体ができる
  • 耐久性が高く、コストパフォーマンスがよい
デメリット

  • 設置に場所をとるため、隣家との間隔が狭いと設置できない

枠組み(ビティ)足場


※引用:日鐵住金建材

単純な支柱ではなく、工場で生産された鉄製の建て枠とアンチを組み合わせて設置します。構造が簡単かつ各部材が軽量で扱いやすいうえに強度もあるため、原則地上45m(14~15階程度)の高さまで組立てが可能です。
主にビルなど高層建築物の工事で用いられます。

メリット

  • 手早く設置・解体ができる
  • 安全性が高い
  • 高く組むことができるため、高層建築物にも対応できる
デメリット

  • 設置に場所をとるため、隣家との間隔が非常に狭い場合は設置ができない
  • 部材が大きいため、幅の広い搬入路や部材の置き場となる大きなスペースが必要になる

単管(鋼管)足場


※引用:大和鋼管

単管とは、支柱となる鉄パイプのことです。この単管を組み合わせて作る足場を単管(鋼管)足場と呼びます。
この後に解説する単管ブラケット足場と区別するため、単管抱き足場(抱き合わせ工法で組み立てた単管足場)と呼ぶことも少なくありません。

床となるアンチが存在しないため、職人は2本のパイプの上に乗って作業することとなります。最近では、より安全性の高いビケ足場が使われることが増えているのに伴い、単管足場が使用されることは減ってきているのが現状です。
ただし、スペースやコストなどの問題もあり、戸建て住宅の塗装工事では昨今でもよく用いられています。

メリット

  • 設置に必要なスペースが小さいため、隣の建物との間隔が狭くても設置できる
  • 組み立ての自由度が高いため、さまざまな形状の建物に対応できる
  • コストが比較的安く済む
デメリット

  • くさび式足場などと比べると安全性は低い
  • 塗料缶など、塗装に必要なものを足場に置けないため、手が塞がりやすくなり塗装の質や作業効率が落ちることがある

単管ブラケット足場


※引用:足場JAPAN

単管の足場に、ブラケットと呼ばれる部材を用いてアンチを固定した足場です。

メリット

  • 床となる踏板がある分、単管足場よりも安全性が高い
デメリット

  • ブラケットを1個1個取り付ける作業があるため、設置に時間がかかる

吊り足場


※引用:千歳商会

上から吊り下げるかたちの足場です。落下などの事故のリスクが高いため、設置作業を慎重に行う必要があります。
橋や工場設備など、足場を地面の上に組み立てることができない工事で使われます。

メリット

  • 足場を設置する地面がなくても使用できる
デメリット

  • 事故のリスクが高い

先行足場


※引用:NISSO

建物を新築する工事で使用されるもので、手すり先行工法で組み立てた足場です。足場の組み立ての際、まず手すりから設置するので、作業の安全性が高まります。

足場の全体に二段手すりと幅木(つま先板)が設置されていれば、足場を使用する人の墜落事故のリスクが大きく下がります。

メリット

  • 工事の安全性が高い
デメリット

  • 高く組めないため、低階層(3階程度)の建物に限られる
  • 建設予定地を足場で囲うため、資材の持ち込みに制限がかかる

張出し足場

張り出し材と呼ばれる部材を建物自体に取り付け、その上に組む足場です。隣の建物との間が狭いなどの理由で、地面に足場を設置するスペースが取れないときに使います。

メリット

  • 足場設置のスペースが十分になくても設置できる
デメリット

  • 構造が特殊であるため、設置に際して綿密な計算が必要
  • 非常にデリケートな足場であるため、足場の組み立てと使用の両方の作業で注意が必要

移動式足場


※引用:ピカコーポレイション

下部にキャスターが付いており、一度組み立てれば簡単に移動させられる足場です。ローリングタワーとも呼ばれます。
基本的な構造は枠組み足場で、そこに手すりや昇り降りのためのハシゴなどを組み込んだかたちです。

メリット

  • 簡単に移動できる
  • 組み立てや解体が比較的簡単
デメリット

  • 設置できる場所が限られている

脚立足場


※引用:ナカオ

脚立足場をごく大まかにいうと、脚立と踏み板の組み合わせです。必要なだけの脚立を横に並べ、踏板を脚立同士の間に渡し、ゴムバンドなどで固定します。
簡易的な足場で、主に部分的な補修に用いられます。

メリット

  • 組み立てや解体が非常に簡単
デメリット

  • 簡易的な足場であるため、安全性が低い
  • 脚立がベースであるため、高さが限られる

塗装工事におすすめの足場の種類

戸建て住宅の塗り替えでは、抱き合わせ工法の単管足場(単管抱き足場)がおすすめです。
その理由は、下記の3点です。

  • 設置の手間が少ない
  • 狭いところにも対応できる
  • コストが安い

ビケ足場などの方が安全性は上です。ビケ足場を戸建ての塗り替えで設置するケースもゼロではありません。
しかし、一般的な戸建て住宅だと十分なスペースがなく、ビケ足場を設置するのが難しいことがあります。その上、組み立てに必要な部材の保管は場所をとるため、塗装業者はビケ足場の部材を所有していないことが多いです。
このため、ビケ足場を設置すると、足場専門の業者に外注しなければならなくなり、コストが一気に跳ね上がります。

これらのことを踏まえ、戸建ての塗り替えを検討中のお客様には、抱き合わせ工法の単管足場(単管抱き足場)をおすすめしています。
足場は塗装工事に欠かせないものですが、塗装が終われば撤去するものに多額の費用をかけるのは、お客様からすれば納得のいかない話でしょう。

ビケ足場などより安全性が低いとされている単管足場ですが、この後で解説する「足場業者を選ぶポイント」を参考に選んだ業者の組み立てた足場であれば、不安になる必要はありません。

足場各部(部材)の名称

足場はいくつかの種類の部材を組み立てて固定することで完成します。足場の部材の主なものを紹介しましょう。

支柱


※引用:三共

名前の通り足場を支える柱となる鉄製のパイプです。こぶと呼ばれる緊結部があり、ここにくさびを打ち込むなどして他の部材と接続します。

さまざまな種類や長さがあり、職人はこれらを組み合わせることで、工事に適した高さや形の足場を作るのです。

アンチ


※引用:三共

足場で職人たちが歩く床となる部分です。足場板、踏板とも呼ばれます。
長さや横幅などによって幅広い種類があります。

ブレス

支柱同士の間に斜めに渡す斜材です。足場の耐震性を高める効果があります。

手すり


※引用:三共

作業者の墜落防止の効果があります。種類や長さが豊富なため、幅広い形の足場に対応可能です。

ジャッキ・ジャッキベース


※引用:三共

ジャッキはねじを回して長さを調節できる棒状の部材で、ジャッキベースはジャッキの下に置く敷板です。垂直や斜めの向きで足場の最下部などに設置するもので、足場の高さを調節するために使います。

ブラケット


※引用:三共

直角三角形の形をした、アンチを支える部材です。二側(ふたかわ)足場(アンチの左右を挟む形で支柱を二列で建てる足場)を設置するだけの十分なスペースがなく、一側(ひとかわ)足場(アンチの片側にだけ支柱を建てた足場)を組み立てるときに活躍します。

足場にかかる費用の相場は?

工事を注文する側として、やはり気になるのが費用だと思います。
一般的な戸建て住宅で足場を設置するときの相場と、さらに具体的な足場代の目安の計算方法を紹介しましょう。

足場にかかる費用の相場

日本の一般的な戸建て住宅(2階建て/およそ30坪)の塗装工事でかかる足場代の相場は、15~20万円程度です。
ただし、これはあくまで目安で、3階建てや住宅の形状が複雑だったりなど、条件によっては相場を超えることもあります。

自宅の足場代をさらに正確に予測するには、住宅の外周や高さを元にちょっとした計算をする必要があります。

足場費用の算出方法

「足場費用がどのくらいかかるのかを計算で求める」と聞くと、「難しそう」と思う人もいるかもしれませんが、実際には非常に簡単です。
足場費用の目安は、大きく分けて2つのステップで計算することができます。

ステップ1 : 足場の面積の計算

(住宅の外周+8m)× 住宅の高さ = 足場の面積

足場の面積と聞くと、「足場を上から見たときに足場が占める面積かな?」と思う人もいるかもしれませんが、それは誤りです。
塗装工事では、住宅の外壁をぐるりと囲うように足場を設置します。この足場を外から見たときの、足場の側面の面積の合計が「足場の面積」です。

四角形の面積を求めるときには、四角形の横の長さとたての長さを掛け合わせますね。足場の面積の計算では、この横の長さにあたるのが(住宅の外周+8m)、たての長さにあたるのが住宅の高さになります。
住宅の外周に8mを足すのは、住宅の外壁から少し距離をとって住宅を囲う足場の外周は、住宅そのものよりも少し長いものになるからです。

ステップ2 : 足場費用の計算

足場の面積 × 足場代の単価(700~1,200円) = 足場の費用の目安

※足場費用単価は一般に「700~1,200円/平米」です

足場の面積がわかったら、あとはその面積の値に、足場代の単価を掛け合わせるだけです。

知っておきたい足場の常識

塗装工事において絶対に必要となる足場について、知っておきたい常識4つを解説します。

足場は風速何mまでなら耐えられる?

足場の組み立てや解体などの作業は、10分間の平均風速が10m/秒以上であるときは中止するように、労働安全衛生法が定めています。

ただし、足場が倒壊する恐れの有無は、足場の高さなど風速以外の条件も関わってきます。そのため、一概に何m以上は危ないと断言することはできません。

工事期間中に台風などで強風が吹いても、足場を振れ止め(足場を建物の外壁などに固定する部材)などでしっかり固定していれば、基本的に倒壊することはありません。
ただし、養生シートが足場に張られたままだと、風を受けて膨らんだシートが足場に負荷をかけて倒壊させてしまう危険があります。

そのため、足場の倒壊を防ぐためには次の2点が重要です。

  • 足場は設置するだけではなく、入念に固定する
  • 強風が吹いたときや、強風が予想されるときには、養生シートを畳む

足場の安全性は重要!

足場の安全性は非常に重要です。足場が安全なものでないと、次の2つのリスクが高くなります。

  • 安心して作業に集中できないため、工事の質が落ちる
  • 墜落などの事故が発生して工事が遅れる

塗装工事というと、塗装がメインで足場はおまけのようなイメージを持つかもしれませんが、しっかりとした足場なくして質の高い塗装工事はありえません。

足場の設置には国家資格が必須!

住宅の塗装に用いるような、高さ5m以上の足場の設置・解体は、「足場の組立て等作業主任者」という国家資格を有した人の指揮のもとに行うことが、労働安全衛生規則によって義務付けられています。
さらに、平成27年の労働安全衛生法の改正を受けて、足場の組立てを行う作業員の全員が特別教育を受講するよう定められました。
このため塗装業者は、足場の設置は専門の足場業者に委託しているケースも珍しくありません。
※参考:「厚生労働省」

足場代無料”には要注意!

結論からいって、”足場代無料”はありえません。
足場を組むにも、部材の運搬費や組み立て作業の人件費などの費用が発生します。

「今日契約してもらえれば足場代が無料になります」などの謡い文句で契約をとろうとする業者がいます。しかし、実際に無料になるわけではなく、その他の費用に少しずつ上乗せされていることがほとんどです。

“足場代無料”を謳う業者は、まず信用に値しないと思っておくべきです。

足場・塗装業者を選ぶポイント

それでは、実際に業者を選ぶ際に気を付けておきたいポイントを紹介しましょう。
ポイントは全部で5つあります。

保険に入っている

どんな工事でも、どんなに優秀な業者でも、100%事故が起こらないとはいえません。それは足場の組み立て・解体でも同じです。

その業者が請負業者賠償責任保険に加入しているか否か、きちんと確認しましょう。
請負業者賠償責任保険とは、工事中の事故で他人に怪我をさせたり他人のものを壊したりしたときの損害をカバーする保険です。

三井住友海上東京海上日動などが業者向けに用意しています。加入していないと、万が一事故で隣家などに大きな損害を与えたとき、支払い能力が十分にない業者とトラブルになる恐れがあります。
また、保険は保険会社や保険のプランによって、保険金が下りる対象や保障内容が異なるので、その業者が加入している保険がどのようなものなのか確認しておきましょう。

過去に事故を起こしたことがない

工事の管理がずさんであるほど、事故の発生率は上がります。言い換えれば、過去に事故を起こしている業者は、工事の管理がずさんである可能性があるのです。

大切な家の塗装の足場を組み立ててもらうのであれば、過去に事故を起こしたことのない業者に依頼する方が賢明です。

不当に安い見積もりを出さない

どんなものにもある程度のお金がかかり、お金がかかるのには理由があります。
外壁塗装であれば、塗料を購入するお金がどうしても必要ですし、塗料を外壁や屋根に塗る職人たちの人件費も欠かせません。

足場も同じで、ある程度のお金がかかることは絶対に避けられないことです。
もし業者の出してきた見積もりが相場よりも大幅に安かったら、後から追加料金の請求などをされる恐れがあります。

事前の打ち合わせをしっかりと行ってくれる

契約を結ぶより前の段階で、打ち合わせをしっかり行ってくれる業者を選びましょう。
こちらの質問に真摯に耳を傾け、丁寧に答えてくれるかどうかもチェックポイントです。

お客様にきちんと説明しようとする姿勢、お客様の疑問や要望をしっかりと聞く姿勢がある業者は、お客様に対して誠実な業者といえます。

経験と実績が豊富

資格ももちろん重要ですが、やはり実際の現場で物を言うのは経験です。
どのようなタイミングで事故が起こりやすいか、作業を行うとき具体的に何に気を付けておくべきか、プロは経験で知っています。
業者を選ぶときは、実際の工事の経験・実績のある業者を選ぶべきです。

いえふくの足場設置

いえふくは、足場の設置も塗装工事の重要な一貫であると考えています。塗装スタッフが安心して作業にのぞめるように、国家資格を有したプロがしっかりとした足場を組み立てることが、塗装工事の基本です。

もちろん、いえふくが心を配るのは足場の設置のみではありません。いえふくの塗装工事は、まず近隣の方々へのごあいさつから始まります。塗装工事は、塗料を塗るだけが仕事ではないのです。

こちらのページでは、いえふくの塗装工事の施工の流れをご説明しています。足場設置の様子の動画などもご覧いただけますので、ぜひご参照ください。

まとめ

ひとくちに足場といってもいろいろな種類があり、それぞれ向き不向きがあります。
住宅の塗装工事の足場には、くさび式足場(ビケタイプ)や単管足場(単管抱き足場)を採用することが多いです。足場の安全性や安定性は塗装工事の質と密接に関わってくるため、塗装工事において非常に重要です。

いえふくは、足場の設置を含め、お客様のことを第一に考えた塗装工事を実践しています。
塗装が完了した時点のみならず、10年後、15年後に「いえふくに頼んでよかった」とお客様に心から思って頂ける塗装を実施しております。
いえふくはそのために、塗装のプロとしての高い技術とモラルはもちろん、サービスマンとしての礼儀礼節を備えた工事スタッフをそろえています。
「いえふくの工事スタッフ」

大切なマイホームの塗装を検討中の方や、家の外壁・屋根の塗装に不安のある方は、ぜひ一度いえふくにお問い合わせください。いえふくは点検・調査・お見積もりを無料で承っております。
塗装時期かどうかの判断基準は、こちらから確認することができます。
「外壁塗装時期かどうかの判断方法」