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サイディングの種類からリフォームのコストまで徹底解説|あなたのお住まいに合うサイディングはこれだ!

外壁材の一種である「サイディング」は、外壁のリフォームについて調べていると、頻繁に登場するワードです。

サイディングとは、近年住宅の外壁によく使用されるボード上の外壁材のこと。自宅や近隣住宅の外壁がサイディングだという方もいるのではないでしょうか。

この記事では、サイディングとは何かから、種類、メンテナンスの方法やリフォームにかかるコストまで徹底解説します。

住宅の外壁材を検討中の方、サイディングのリフォームをお考えの方は必見!
サイディングについてよく知ることが、スムーズな外壁リフォームにもつながります。
業者との打ち合わせのときに困らないためにも、ぜひチェックしてください。

目次
  1. 1. サイディングとは
  2. 2. サイディングの種類と特徴
  3. 3. サイディングのメンテナンス
  4. 4. サイディングのリフォーム方法
  5. 5. サイディングのリフォームのコスト
  6. 6. サイディング塗装工事の相場
  7. 7. 方に合うサイディングはどれ?
  8. 8. サイディングのメーカー
  9. 9. まとめ

1. サイディングとは

サイディングとは、建物の外壁に使用する、ボード状の建材のことです。
サイディングを使用する施工方法は「乾式」と呼ばれ、一定サイズのボードを外壁に張り付けていくものです。

外壁の施工方法にはもう1つ、塗り壁やタイル張りがあり、「湿式」と呼ばれています。
規格に沿った工場生産のボードを張り付けるサイディングでの施工は、現場で職人が施工する湿式と違い、職人の腕や天候に左右されません。
ボードを張るだけなので、施工期間も短く済み、仕上がりが安定しています。

また、ボードは耐久性や耐水性などを考慮してつくられているため、湿式に比べて美観を長く保つことができます。

2. サイディングの種類と特徴

サイディングには、大きく分けて次の4種類があります。

  • 窯業系サイディング
  • 金属系サイディング
  • 木質系サイディング
  • 樹脂系サイディング

それぞれの特徴やメリット、デメリットを紹介しましょう

2-1 窯業系サイディング

特徴

セメントと繊維質を混ぜ合わせた素材でつくられています。
新築戸建ての外壁材の10棟のうち、7棟が窯業系サイディングといわれるほど人気があります。

人気の理由は、石柄やタイル柄、レンガ調、木目調など幅広いデザインがそろっているからです。
また、セメントが原料なので、硬質で、耐震性や防耐火性、遮音性に優れています。

メリット

扱うメーカーが多いため、自分好みのデザインを見つけやすく、理想の外観が実現します。

デメリット

セメントが原料のため、水が染み込みやすいです。
ボードの表面を塗装することで防水機能を持たせているため、表面の塗膜が劣化すると水がボード内に浸入します。
すると、変形や反り、ひび割れを起こしてしまう場合があるのです。

また、ボードのつなぎ目の目地を埋めているシーリングの劣化によって、雨漏りなどのトラブルが起こる可能性もあります。

2-2 金属系サイディング

特徴

柄付けされた金属板(耐食性を高めたガルバリウム鋼板や溶融亜鉛メッキ鋼板、アルミニウム合金板、ステンレス鋼板)と、断熱効果のある裏打材でつくられています。
金属はデザインが限られると思われがちですが、近年は石柄や木目調などさまざまなデザインを選べるようになりました。

メリット

軽量で断熱性に優れ、省エネ効果があります。
耐水性や耐震性にも優れ、他の外壁材で起こるひび割れや凍害の心配がありません。

デメリット

金属板は温度変化により変形したり衝撃に弱いため、へこんでしまったりすることもあります。沿岸では塩風による錆(さび)の心配もあります。

2-3 木質系サイディング

特徴

天然の木に塗装して仕上げたものです。自然素材ならではの温もりが感じられるデザインです。

メリット

天然の無垢(むく)素材を使っているため、断熱性が高いです。

デメリット

天然木ゆえに水に弱く、メンテナンスを怠ると腐食や色あせが起こります。小まめな再塗装やメンテナンスが必要です。

2-4 樹脂系サイディング

特徴

塩化ビニル樹脂でつくられています。流行に左右されないシンプルなデザインが特徴です。
アメリカで誕生した外壁材で、北米では約50%のシェアを占めていますが、日本国内でのシェアは1%ほどといわれています。

メリット

材料に色の基となる顔料が練り込まれているため、長期間使用しても色のはげや色落ちがありません。
撥水性(はっすいせい)もあり、塩害や凍害などにも強い素材です。
シーリングを使わないので、目地の補修などのメンテナンスは必要ありません。

デメリット

デザインバリエーションが少ないため、選べるデザインが限られます。また、デザインに飽きても上から塗り直すことができません。

3. サイディングのメンテナンス

それぞれの特徴やメリット、デメリットを踏まえ、より美しい状態を保つためのメンテナンスについて紹介します。
サイディングの耐用年数はいずれも30~40年ですが、メンテナンスの周期はそれぞれ異なります。
そこで、4種類のサイディングのメンテナンス周期と劣化のサイン、劣化を防ぐための日常の手入れ方法を紹介しましょう。

3-1 窯業系サイディング

メンテナンスの周期

5~10年
サイディング自体は長持ちしても、シーリング部分やサイディング表面の塗装に劣化のサインが表れます。

劣化のサイン1

シーリング部分のはがれやひび割れ
シーリング材の耐用年数は約5年といわれています。劣化し、はがれやひび割れが生じると、その隙間から水が内部に浸入し、腐食の原因になります。

劣化のサイン2

サイディング表面の色あせ、チョーキング現象(触ると白い粉状のものが付着する現象)

劣化のサイン3

内部の腐食

3-2 金属系サイディング

メンテナンスの周期

7~10年
窯業系サイディングに比べ、水の染み込みやひび割れの心配はありませんが、メンテナンスは必須です。さびないといわれるステンレスでも、上に塗った塗膜の剥がれによって劣化します。

劣化のサイン1

細かい傷。
傷がつきやすいので注意が必要です。放っておくとさびにつながります。

劣化のサイン2

ジョイント部分から発生する赤さび、サイディング表面に発生する白く小さな粒状の白さび

3-3 木質系サイディング

メンテナンスの周期

10年前後
天然木の性質上、水を含むと腐食が進むので、表面の塗膜が剥がれる前にメンテナンスが必要です。

劣化のサイン1

色あせ、こけ、藻の発生

劣化のサイン2

腐食

3-4 樹脂系サイディング

メンテナンスの周期

10~20年
耐久性に優れた樹脂系サイディングの大敵は紫外線です。
紫外線を浴び続けることで、徐々に劣化してしまいます。

劣化のサイン1

色あせ

劣化のサイン2

亀裂の発生

3-5 手軽にできる日常の手入れ方法

メンテナンスの周期

メンテナンスは業者に頼む場合がほとんどですが、劣化を防ぐために自分でもできるメンテナンスがあります。

それはクリーニングです。年に数回、表面をホースか雑巾を使って水洗いし、よく乾燥させるだけです。
汚れはもちろん、さびなどの原因を取り除くことが大事です。

水だけでは落ちない汚れは、中性洗剤(台所用洗剤など)を使って落としましょう。
アルカリ性や酸性の洗剤は、窯業系や金属系のサイディングボードと相性が悪い可能性があります。

4. サイディングのリフォーム方法

劣化のサインを見つけたら、リフォームを検討するべきです。
サイディングのリフォーム方法は、塗装・重ね張り・張り替え・打ち替え・打ち増しの5つあります。
劣化の状態に合わせた最適なリフォーム方法を選びましょう。

4-1 塗装(塗り直し)

洗浄後に、サイディングボードの上から保護機能を持つ塗料で塗装する方法です。
色あせ、つやがなくなった、チョーキング現象、こけ、藻の発生、さびなど、塗膜表面の樹脂が劣化した場合に行います。
(塗装できない外壁材もあります)。

4-2 重ね張り

既存のサイディングボードを生かし、その上に重ねて張り付ける方法です。
ひび割れ、塗料のはがれ・膨れなどが生じた際に行います。

4-3 張り替え

既存のサイディングボードを撤去して新しく張り付ける方法です。
破損、腐食などの重度な劣化が生じた際に行います。

4-4 打ち替え

既存のシーリングを撤去し、新しいシーリングを打つ方法です。
シーリングのはがれ、ひび割れなどが生じた際に行います。
シーリング部分の劣化だけでなく、サイディングボードの重ね張りや張り替えの場合にも使われます。

4-5 打ち増し

既存のシーリングの上から新しいシーリングを打つ方法です。
シーリングの傷など比較的軽い劣化の場合に行いますが、ほとんどが打ち替えによるメンテナンスをすることとなります。

5. サイディングのリフォームのコスト

リフォーム方法が分かったところで、最も気になるのは費用です。
リフォーム費用は、リフォームの方法により異なります。

ここでは30坪(約111.8㎡)の場合の例を紹介します。
あわせて、重ね張りや張り替えの場合のサイディングボードの単価も知っておきましょう。
※以下に示す価格は、おおよその目安です。

リフォーム費用の例(30坪(111.8㎡)の場合)

塗装 60万~150万円 重ね張り 130万~200万円
張り替え 180万~300万円 シーリングの打ち替え、打ち増し 1日(ケレン・シーリング補修)15万~40万円

サイディングボードの単価

窯業系 4,000~6,000円/㎡ 金属系 3,000~5,000円/㎡
木質系 2,000~3,000円/㎡ 樹脂系 3,000~4,000円/㎡

6. サイディング塗装工事の相場

おおよそのリフォーム費用が分かったところで、その内訳と比較的コストが安いサイディングの塗装工事の例を紹介します。

サイディング塗装工事の内訳

※以下で示す割合は、おおよその目安です。

塗料 20%
足場代 20%
施工費(人件費) 30%
その他雑費 30%

シリコン塗料を使用したサイディング塗装工事の相場(30坪(約111.8㎡ )の場合)

※以下で示す金額は、税別価格です。

足場 約72,000円(単価:約600円)
高圧洗浄約24,000円(単価:約200円)
養生 約42,000円(単価:約350円)
飛散散防止ネット約18,000円(単価:約150円)
シーリング〈打ち増し〉約90,000円(単価:約750円)
飛散散防止ネット約18,000円(単価:約150円)
下地補修約20,000円
下塗り(シーラー)約84,000円(単価:約700円)
シリコン系塗料約約300,000円(単価:約2,500円、中塗り、上塗りの2回)
廃棄物処理・ゴミ処理、雑費約20,000円
合計約670,000円

上記はあくまでも一例です。
リフォームの内容や、リフォーム業者によって金額は変わるので、必ず複数の業者から見積もりを取りましょう。

7. 自宅に合うサイディングの選び方

自宅に合うサイディングは、どうしたら見つけられるのでしょうか。
コツは、何を一番に優先するかです。譲れないポイントを明確にして、以下を参考にしてみてください。

理想の外壁イメージにこだわる方には……

豊富なデザインから選べる窯業系サイディングがおすすめです。

安全性や性能に価値を求める方には……

断熱性、耐震性、耐水性に優れた金属系サイディングがおすすめです。

心和むナチュラルなデザインが好きな方には……

木のぬくもりを生かした木質系サイディングがおすすめです。

メンテナンスの簡単さを優先する方には……

メンテナンスの手間がかからない樹脂系サイディングがおすすめです。

8. サイディングのメーカー

どのサイディングを選ぶか決まったところで、代表的なサイディングのメーカーとその特徴を紹介します。
メーカー選びの参考にしてください。

8-1 窯業系サイディングのメーカー

ニチハ株式会社

窯業系サイディングの最大手メーカーであり、サイディングの商品数は随一といってよいほどです。
サイディングの継ぎ目が目立たない独自のドライジョイント工法を採用しています。
建物の角近くや窓周りにシーリングの目地がないので、すっきりスマートに見えます。
URL:https://www.nichiha.co.jp/

ケイミュー株式会社

屋根材や外壁材、雨どいの製造・販売を手がける外装建材の大手メーカーです。
サイディングのデザインバリエーションが豊富で、変わったところではミッキーマウスやくまのプーさんのデザインなどもあります。
独自のセルフクリーニング機能を備え、汚れや色あせしにくくなっています。

URL:http://www.kmew.co.jp/

旭トステム外装株式会社

旭硝子株式会社とトステム株式会社(現・株式会社LIXIL)の外装部門を統合して設立されました。
サイディングのデザインバリエーションはニチハやケイミューに及びませんが、機能が充実しています。
継ぎ目が目立ちにくいシーリングレス工法を採用することでシーリングが不要になり、シーリング切れや汚れの心配がありません。
自動洗浄機能、色あせ防止機能も備えています。

URL:https://www.asahitostem.co.jp/

8-2 金属系サイディングのメーカー

アイジー工業株式会社

金属系サイディングの最先端の商品を発表し続けているリーディングカンパニーです。
「SF-ビレクト」という商品が2017年のグッドデザイン賞を受賞し、デザインも高い評価を受けています。

URL:https://www.igkogyo.co.jp/

YKK AP株式会社

YKKグループでファスナー事業と並ぶ、中核事業を担うアルミ建材メーカーです。
寒冷地や海岸沿いにも強いアルミ外装材「アルカベール」を開発・推奨しています。

URL:http://www.ykkap.co.jp/

東邦シートフレーム株式会社

金属建材からイベントツールまで、時代のニーズに応える最新技術の金属製品を提供しています。
金属系サイディングの主力製品に「TOHOスーパーサイディングシリーズ」があります。
URL:https://www.toho-sf.co.jp/

8-3 木質系サイディングのメーカー

高広木材株式会社

1918(大正7)年に材木店として創業され、北米材の卸売り専門に転身しました。
北米の先住民族から「生命の木」と呼ばれるウエスタンレッドシダーを建材として扱っています。
内装・外装ともにウエスタンレッドシダーを採用した社屋は一見の価値ありです。
URL:http://takahiro-mokuzai.co.jp/

株式会社ナガイ

1772年に材木販売を開始し、現在では住宅建材からインテリア、メンテナンスやDIYの情報提供まで、幅広い事業を展開しています。
外装材としてウエスタンレッドシダーのほか、ニュージーランド産のパイン材を取り扱っています。
URL:https://www.nagai.co.jp/

プレイリーホームズ株式会社

木材や建材の輸入・販売、オリジナル建材の開発を行っています。
木質系サイディングに合わせた妻飾り、玄関飾り、シャッターなども取りそろえています。
木にまつわるノウハウを持つ精鋭集団によるコンサルティングも定評があります。
URL:https://www.prairie.co.jp/

8-4 樹脂サイディングのメーカー

ゼオン化成株式会社

合成ゴムを中心とした化学品メーカー日本ゼオン株式会社のグループ会社として設立されました。
現在、国内唯一の樹脂サイディングのメーカーです。
施工エリアは東京都、千葉県、茨城県、埼玉県、神奈川県、栃木県、群馬県です。
URL:http://www.zeonkasei.co.jp/

9. まとめ

今や、住宅の外壁材として主流になったサイディングの4つの種類の特徴やメリット、デメリット、扱うメーカー、コストを紹介しました。
サイディングを選ぶときは、これらをじっくり比較検討した上で結論を出すことが大切です。
また、外壁のリフォームを検討する場合、比較的コストの安い外装塗装も選択肢に含めることをおすすめします。

いえふくでは種類にかかわらず、外壁塗装のご相談を受け付けております。気軽にお問い合わせください。