みんなの外壁塗装ガイド
外壁塗装でオンライン見積もり・相談・契約が可能?注意点は?
公開日:2021/06/07 / 最終更新日:2021/10/22
家にいながら、インターネットでさまざまなことができるのは便利です。
でも、
- 外壁塗装の費用や見積もりがインターネットでどこまでわかるの?
- 外壁塗装のオンライン相談って、何をどんなふうに話すの?
こんな疑問や不安もありますよね。
このコラムでは、「インターネット上で費用や見積もりがどこまでわかるのか」や「オンライン相談に必要なもの、相談のやり方や注意点」を解説します。
インターネット上で業者を選ぶときの注意点もあわせてご紹介しますので、ぜひご活用ください。
インターネットでどこまで費用や見積もりがわかる?
インターネットでどこまで費用や見積もりがわかるのかは、その業者が提供しているサービスの種類によります。
インターネット上の費用や見積もりサービスは、主に次の3種類です。
費用シミュレーション
住宅の情報をいくつか入力することで、大体の費用の目安がわかるシミュレーションのサービスです。
あくまで目安なので、実際の見積もり額とは異なります。
「とりあえず目安だけ知りたい」とご希望の方向けに、いえふくは費用シミュレーションをご用意しております。お気軽にご利用ください。
概算見積もり
延床面積や階数、築年数などの情報を入力すると、仮見積もりが出るサービスです。
仮見積もり後に現地調査で住宅の構造や外壁の状態を確認し、仮見積もりの通りに施工できそうであれば、仮見積もりそのままの額での施工となります。
現地調査の結果、仮見積もりの額での施工は難しいことがわかり、実際の見積もり額が仮見積もりの額とは違ってくることもある点に注意が必要です。
写真で見積もり
住宅の図面データや外観の写真をもとに見積もりを出すサービスです。いえふくの「撮るだけ見積もり」はこのかたちをとっています。
図面には、住宅の構造や高さなどさまざまな情報が載っており、その情報をもとに外壁や屋根の面積を出すことができます。
塗装費用は外壁・屋根の面積に左右されるところが大きいので、外壁・屋根の面積がはっきりしていれば、見積もりの精度が大幅にアップします。
さらに外観の写真を提供いただくことで、どこの部分塗装が必要なのか、外壁の劣化状況はどのくらいかを判断できますので、正確な見積もりを出すことが可能です。
ただし、築年数が古い住宅だと、インターネット上だけで見積もりを出すのは難しいです。
築10年~15年程度の住宅であれば、劣化状態にはそれほど大きな差はでてきません。ですが、新築から年数が経つほど、経年による外壁の劣化の差は環境の違いによって大きくなります。劣化が激しい外壁は、塗装の下準備として補修や補強が必要です。
そのため、築年数を経た外壁は、現地で実際に建物を見て、見積りをする必要があります。
ご自宅が築10年や15年などであれば、インターネットの見積もりサービスを活用してみることをおすすめします。このくらいの築年数であれば、外壁の状態が比較的良好で、インターネット上でも見積もりを出しやすいからです。
いえふくは、住宅の図面の写真と外観の写真をチャットで送っていただき、それをもとにオンラインで見積もりをお出しする「撮るだけ見積もり」サービスを提供しております。
「オンラインで手軽にスマートに見積もりをとりたい」とご希望の方にピッタリのサービスです。ぜひご利用ください。
オンライン相談・ネット相談ってどんなもの?
以下の4点をご説明します。
- オンライン相談・ネット相談ってどんなかたちで行うの?何が必要?
- オンライン・ネット上の相談で何を話すの?
- オンライン相談・ネット相談のメリットとデメリット
- オンライン相談・ネット相談にあたっての注意点
※「オンライン相談」と「ネット相談」は同じ意味なので、以降は「オンライン相談」で表記を統一します。
オンライン相談ってどんなかたちでやるの?何が必要?
主に次の2つの形式があります。
- インターネットを使ったビデオ通話で行う相談
- 文字でメッセージを送り合って相談するチャット形式の相談
最近では、ZOOM(ズーム)やLINEなどのアプリ・ツールを使ったオンライン相談に対応している塗装業者が増えてきています。
- ポイント
-
ZOOMとは、複数人でビデオ通話ができるアプリです。アプリをインストールするのが一般的ですが、Web上で使うこともできます。
LINEは、文字で手軽にメッセージを送り合うことができるアプリです。電話やビデオ通話機能も付いています。
オンライン相談を利用するには、ネット環境と端末(パソコンやスマホ、タブレットなど)が必要です。
くわしくは、下記のリンクをご覧ください。
いえふくのチャット形式の相談サービスは、いえふくトップページの右下の青いアイコンからご利用いただけます。
オンライン相談で何を話すの?
オンライン相談で話す内容は施工店さんによって異なりますが、基本的には、次のような内容であることが多いです。
- サービス内容(施工内容)の説明や質問
- 使用する材料の種類や色などの相談
- 施主様のご要望やお悩みのヒアリング
- 現地調査後の場合は、現地調査の結果の報告や説明
- 見積もり後の場合は、見積書の内訳の確認や説明
オンラインだからといって、話す内容自体は特別なことではありません。
何か不安であれば、「具体的に何を話すのか」を相談の前に業者に確認しておいたり、業者に何を聞きたいのか書き出しておいたりするとよいでしょう。
いえふくのビデオ通話「はじめての塗装説明会」は、いえふくのサービス説明や外壁塗装のポイントについてのお話がメインとなります。
もちろん、お客様からの質問やご要望にもていねいにおこたえいたします。
オンライン相談のメリット
オンライン相談のメリットは、次の3つです。
気苦労が減る
外壁塗装では、業者に自宅まで来てもらって、見積もりや塗料などの相談をすることが多いです。
業者が家に来るとなると、「居間を片付けなきゃ」「お茶を出さなきゃ」といったことで気を揉みますよね。
オンライン相談であれば、このような気苦労が減ります。
3密(密集・密接・密閉)を避けられる
非対面の相談なので、3密を避け、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のリスクを下げることができます。
外出不要なので、移動で他者と接触する可能性もありません。
気軽に質問・相談しやすい
画面で資料を見ながら話せる
オンライン相談のデメリット
オンライン相談のデメリットは、パソコンやスマホに不慣れな人は少し苦労する恐れがあることです。
オンライン相談に必要な操作は基本的に簡単なものですが、それでも、「どうすればよいのか、よくわからない」と困る人もいるかもしれません。
事前にアプリの使い方を業者に聞いておいたり、パソコン・スマホ操作に不安がある旨を伝えておいたりしておくとよいでしょう。
家族で誰かパソコンやスマホに強い人がいれば、オンライン相談のとき同席してもらうのも1つの方法です。
いえふくも、お客様から「操作に不安があって……」とご相談があれば、できる限りのサポートをいたします。
オンライン相談にあたっての注意点
オンラインのビデオ通話で業者と相談するときの注意点は、次の4つです。
マイク機能・カメラ機能は付いている?
ビデオ通話のオンライン相談では、使用するパソコンまたはスマホに、マイク機能・カメラ機能が付いている必要があります。
スマホは基本的にマイク機能・カメラ機能が付いているので心配いりませんが、パソコンのなかにはマイクやカメラがない機種もあるので、確認しておきましょう。
アプリ・ツールのインストールが必要?
オンライン相談で使うアプリ・ツールが、業者とお客様の両方の端末にインストールされていないと、オンライン相談ができない恐れがあります。
ただし、すべてのオンライン相談でインストールが絶対に必要なわけではありません。使用するアプリ・ツールによっては、インストールしなくても使用可能な場合もあります。
「オンライン相談に何のアプリ・ツールを使うのか」「アプリ・ツールのインストールが必要か」を、業者ごとに確認しましょう。
弊社の「いえふく専用ビデオ通話」は、アプリダウンロード不要のビデオ通話です。ご安心ください。
マイク・スピーカーがオンになっている?
マイク機能・スピーカー機能が付いていても、オンになっていなくては使えません。
オンライン相談が始まる前に、オンになっているか確認しましょう。
映したくないものが映る可能性はない?
他人に見られるのは好ましくない個人情報(パスワードのメモ書きなど)や、見られたくないもの(パジャマ姿の家族など)が画面に映っていたり、映る恐れがあったりしないか気をつけましょう。
可能であれば、壁を背にしておくと安心です。
外壁塗装Webサイト(ホームページ)の種類
外壁塗装に関するWebサイト(ホームページ)にはいくつかの種類があり、種類によって、提供しているサービス内容やWebサイトの主旨が異なります。
外壁塗装に関連するWebサイトの主な種類は、次の4つです。
施工業者が自社運営しているWebサイト
塗装会社やリフォーム会社など、外壁塗装の工事を自社で受注している会社が運営しているWebサイトです。
Webサイトの運営元の会社に、外壁塗装について相談したり、見積もりや施工を依頼したりすることができます。
ビデオ通話アプリを使ったオンライン相談サービスが利用可能なのは、このタイプのWebサイトが多いです。
Webサイトを運営している会社と、見積もりや施工をしてくれる会社が同一なので、Webサイトに記載されている内容の信頼性が高いです。
このWebサイトも、「施工業者が自社運営しているWebサイト」にあたります。
業者を紹介するWebサイト
外壁塗装を請け負っている業者の紹介が載っていたり、問い合わせをすると数社の業者を紹介してくれたりするWebサイトです。
運営元の会社が、第三者の立場で相談に乗ってくれる場合もあります。
Webサイトの運営元の会社が工事をするわけではありません。
たくさんの業者の情報を集めて比較したい人や、第三者の意見がほしい人向けといえます。
一括見積もりサイト
自宅の情報や連絡先などを登録すると、複数の業者から見積もりの連絡がくるWebサイトです。
Webサイトによりますが、基本的には、運営元の会社は情報登録などのシステムを提供するだけで、ユーザーに深く関わってきません。
とにかく手っ取り早く、たくさんの業者から見積もりをとりたい人は利用してみてもよいかもしれません。
他社のWebサイトを紹介するWebサイト
外壁塗装に関する知識を解説しつつ、見積もりや施工の依頼ができる他社のWebサイトを紹介してくれるWebサイトです。
過去に塗装の仕事をしていた人や、業者に自宅を塗装してもらった経験のある人が運営している個人サイトであることが多いです。
個人の意見や経験を参考にしたい人向けといえるでしょう。
インターネットで塗装業者を選ぶときのポイント
インターネットで塗装業者を選ぶときのポイントは、次の4つです。
Webサイトの種類をチェック
Webサイトの種類をチェックし、自身の希望に合ったサービスを提供してくれるタイプのWebサイト・会社なのかをチェックしましょう。
施工実績をチェック
施工実績を公開している会社は、それだけ信頼できる可能性が高いので、施工実績を公開している業者が望ましいでしょう。
契約は必ず書面で
インターネットを通じて見積もりや施工の相談をする場合でも、契約や工事に関する書面を必ず確保するべきです。
契約内容を明記した書面が残っていないと、後で「言った言わない」の争いになってしまう恐れがあります。
外壁塗装の契約で確認しておきたい書類としては、次のようなものがあります。
- 工事請負契約書
- 請負契約約款(うけおいけいやくやっかん)
- 請負代金内訳書
- 請求書
- 保証書
業者選びでは、これらの書類をきちんと用意してくれるところを選びましょう。
いえふくは、お客様のために、電子書類の契約書をご用意しております。
電子書面ですので、紙の書類のようにかさばったり失くしたりする心配がありません。
契約書のチェックポイントについては、こちらのコラムをご参照ください。
外壁塗装の契約書のチェックポイント!信頼できる契約書の見本付
追加費用の有無をチェック
オンラインの見積もりサービスは、サービスの内容によっては次のようなことが起こりやすいです。
- 追加費用が発生する
- オンライン見積もりの際の価格と、その後の現地調査後の見積もり価格にずれが出る
このため、オンライン見積もりを利用する際には、下記2点を事前に確認しておきましょう。
- どんな場合に追加費用が発生するのか
- オンライン見積もりと最終的な見積もりにずれが出るのは、具体的にどんな場合か
いえふくの「撮るだけ見積もり」で追加費用が発生する(「撮るだけ見積もり」で作成した見積もり以外で費用がかかる)のは、写真ではわからない、塗装以外の施工が必要となった場合です。
追加費用の発生がわかった時点で契約をとりやめることも、もちろん可能。
追加費用がかかる旨をお客様にご説明し、新しく見積もりを作成し、お客様のご了承を得てからの契約・施工となります。
また、次の場合も追加で費用が発生します。
- お客様より、塗装以外の工事の要望があった場合
- 塗料発注後、色の変更があった場合
上記の場合も、見積もりを作成し、お客様のご了承のうえ改めて契約をしてからの施工です。
まとめ
パソコンかスマホ、それにネット環境があれば、業者と直接会わずに見積もりや相談が可能です。
ビデオ通話で業者と話す際には、マイクやカメラ、アプリ、映っては困るものが映る恐れがないか確認しておきましょう。
「オンラインで手軽にスマートに外壁塗装を進めたい」とご希望の方は、いえふくの「撮るだけ見積もり」をぜひご活用ください。
「撮るだけ見積もり」は、住宅の図面の写真と外観の写真をチャットで送ることで正確な見積もりをとれる、外壁塗装の新しいサービスです。
「まずは外壁塗装やサービスの説明を聞きたい」とご希望の方は、下記をご利用ください。
- ライタープロフィール
-
須藤 瑶子(いえふくライター)
住宅メンテナンス診断士です。皆さまの大切なマイホームの外壁塗装をお手伝いするべく、コラム制作・監修を担当しております!お住まいの外壁塗装は、いえふくまでお気軽にご相談ください。