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屋根塗装の色選びは慎重に!おすすめの人気色もチェック
公開日:2018/09/25 / 最終更新日:2021/07/01
屋根の色が変わると家の雰囲気も大きく変わるため、屋根の色選びは非常に重要です。
「せっかく屋根を塗装するのだから、違う雰囲気に変えよう!」と好みの色を塗った結果、家全体のバランスが悪くなることもあります。
塗装後に「思っていた色と違った」ということのないように、色選びは慎重に行いましょう。
今回は、屋根の色を選ぶポイントや失敗しないコツについて説明します。
人気の屋根の色も紹介するので、ぜひチェックしてくださいね。
屋根塗装の色選びは慎重に!
色選びは、屋根の塗装前に行います。
「メンテナンスができればいいから何色でもいい」と思う方もいるでしょうが、屋根の色選びは慎重に行う必要があります。
屋根の色で家の印象が変わる
家全体で見ると屋根が占める割合は大きいため、屋根の色が変わると家の雰囲気も大きく変わります。
ですので、屋根塗装では色選びが重要なポイントになってきます。
和風住宅か洋風住宅かによっても、なじむ色合いがそれぞれあります。
家のデザインや質感を活かせる色選びをしましょう。
色選びのポイント
屋根の色を決定するときに気をつけるポイントをいくつか紹介します。
暗めの色を選ぶ
屋根は、直射日光による色あせや雨水による汚れの付着が、明るい色ほど目立ちやすくなります。
定期的にメンテナンスをする予定のない方は、暗めの色を選ぶことで、落ち着いた印象を継続できます。
遮熱効果を考える
屋根は直射日光が当たる場所なので、明るい色の方が熱を吸収せず、遮熱効果が高いため室内温度が低くなります。
しかし明るい色の屋根は対候性が低いと同時に、屋根の反射光が隣家へ差し込み、トラブルになるケースもあります。
遮熱効果の高い屋根の色を選ぶ際は、近隣住宅へ反射光の影響がないかどうかも検討する必要があります。
近年は遮熱効果が高く汚れが目立ちにくいグレーの屋根が人気です。
外壁や付帯部分の色とのバランスに気をつける
屋根の塗装には、外壁や付帯部分など、他の箇所とのバランスも大切です。
外壁と屋根の色のバランスを考えず、それぞれをバラバラの色で塗ってしまうと、落ち着かない雰囲気の家になってしまう可能性があります。
窓のサッシや破風板などの付帯部分との色合いも重要なポイントです。
街並みと調和する色を選ぶ
周囲の街並みと雰囲気を調和させることは、非常に重要です。
いくら自分が好きな色だからといって、派手な色や奇抜な色にすると悪目立ちして景観を崩してしまい、近隣からクレームが出る恐れもあります。
色選びをする際は、近隣住宅の外壁や屋根の色をチェックして、参考にするといいでしょう。
市区町村によっては、街の景観を損なわないために建物の色に決まりを設ける「景観ガイドライン」が定められている地域があります。
自治体ごとに内容は異なるため、お住まいの地域に景観ガイドラインがあるかどうか、塗装前に確認しておきましょう。
面積効果に注意する
面積効果とは人間の目の錯覚のひとつで、面積の大小により同じ色でも異なる色に見えてしまう現象です。
明るい色は小さい面積で見るよりも大きい面積で見た方がより明るく見え、暗い色は小さい面積で見たときよりも大きい面積で見たときの方がより暗く見えます。
希望する色と異なる仕上がりにならないように、できる限り大きいサイズの色見本を用意してもらうといいでしょう。
また、色見本は光の当たり方でも見え方が違います。
蛍光灯の下で見るよりも自然光の下で確認し、日陰や日向でそれぞれ見え方を確かめましょう。
色選びで失敗しないための対策方法
思っていたのと違う屋根の色になり、塗装後に後悔したくないですよね。
「塗り直しで追加料金がかかってしまった」ということのないように、色選びで失敗しないための対策法を紹介します。
カラーシミュレーション
塗装する住まいをカメラで撮影し、画像を加工して塗装後の色に変身した住まいのイメージを作るのがカラーシミュレーションです。
さまざまな色でシミュレーションができ、塗装後のイメージがつかみやすいのが特徴です。
ただし、カラーシミュレーションの色と実際の色は全く同じ色ではありません。
パソコンのディスプレイ越しに見た場合や、蛍光灯の下で見た場合、印刷機による色の違い、面積効果などが原因です。
カラーシミュレーションは、塗装後のざっくりとしたイメージを知りたいときに効果的な方法として知っておきましょう。
試し塗り
実際に塗る塗料を家の屋根材やベニヤ板に試し塗りして、仕上がりの色を確認する方法です。
施工会社によっては試し塗りを断られることもあるので、できるかどうか確認しましょう。
屋根塗装に人気の4色
現在、屋根の色で人気なのは次の4色です。
ブラック
黒色の屋根は、色あせや雨染みが目立ちにくい特徴があります。
重厚感があり、さまざまな色の外壁にも良く調和する色です。
特に外壁がホワイトの場合はコントラストが美しく、家を引き締めて見せる効果があります。
グレー
グレーの屋根は汚れが目立ちにくく、ブラックよりも遮熱効果が高いため、近年人気の色です。
強めのアクセントとなるブラックと比べると、グレーの屋根はシンプルな雰囲気の住まいになります。
和風住宅でも洋風住宅でも似合う色です。
ブラウン
ブラウンの屋根は温かみがあり、落ち着いた雰囲気の住まいになります。
相性が良いのは同じく落ち着いた雰囲気を持つベージュの外壁です。
ブラウンの屋根といっても色合いで印象が変わります。
ダークブラウンは黒色に近い仕上がりで無難ながらもシックな印象に、少し赤が混ざったブラウンは個性的でオシャレな雰囲気を出すことができます。
グリーン
遮熱効果のあるグリーンの屋根は、自然を連想させる癒しの色です。
ベージュやホワイトの外壁とよくなじみ、ナチュラルな雰囲気の住まいになります。
まとめ
屋根の色は、住宅の外観に大きく関わってきます。
色の見え方は隣り合っている色の影響を受けるため、屋根の色によって外壁の色の見え方が異なってくることも珍しくありません。
屋根の色は、屋根の色選びのポイント(遮熱効果や街並みとの調和など)を踏まえつつ、住宅全体の外観を考えながら選ぶことが重要です。
屋根と外壁の色の組み合わせのバランスや、住宅全体の外観をイメージするのには、カラーシミュレーションの活用が役立ちます。
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