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雨樋の修理サインや修理費用を解説!火災保険が使える可能性も?

雨樋が曲がったり歪んだりしているのを見つけたとき、まっさきに気がかりになるのは「修理にいくらかかるのか?」ですよね。

このコラムでは、雨樋の点検の方法や雨樋修理の費用、修理業者の選び方などを解説していきます。
状況によっては火災保険が適用されるかもしれないので、雨樋修理と火災保険の関係についてもお伝えしています。

雨樋の修理を、適正な価格でトラブルなく終えるために、ぜひ当記事をご活用ください。

目次
  1. 雨樋の点検ポイント・修理のサイン
  2. 雨樋修理の費用と方法
  3. 雨樋の種類と価格の傾向
  4. 雨樋の修理が必要な理由
  5. 雨樋の修理の業者選びのポイント
  6. 雨樋修理のDIYは可能?
  7. 雨樋修理は火災保険が使えるかも
  8. 雨樋の修理を検討中の方へ
  9. まとめ

雨樋の点検ポイント・修理のサイン

雨樋の点検のポイントや修理のサインを知っておきましょう。

雨樋の点検ポイント

雨樋の日常点検は、次のようなタイミングに目視で実施するとよいでしょう。

  • 梅雨の前後
  • 大雨や台風の前後
  • 大雪の後

大雨の後などは、雨水がスムーズに樋を流れているかどうか確認しやすいですね。
樋から水漏れしているところがないかどうかも確認しましょう。

点検するときは、「樋に修理サイン(異変)がないかどうか」を注意して点検することがポイントです。

雨樋の修理サインとはどんなことなのか、以下にあげてみました。

  • 雨樋が変形していたり、詰まったりしている
  • 雨どいが外れていたり、割れていたりしている
  • ひびが入っているところがある
  • 雨樋に落ち葉や土砂が詰まっている
  • 雨水の排水がスムーズではない
  • 支持金具(樋を固定している金具)に破損や変形があったり、支持金具が外れていたりする

脚立が必要な高い場所は、個人では無理して点検してはいけません。
高い場所はけがをする可能性があるので、きちんとした点検は専門の業者におねがいしましょう。

色あせや汚れ修理サインではありませんが、雨樋の色あせや汚れが気になっている場合には、塗装を検討してみてもよいかもしれません!

雨樋修理の費用と方法

雨樋の修理や塗装の費用目安は、次の表の通りです。

修理内容 費用の目安
部分修理 約3千~6千円(1ヵ所あたり)
部分交換 2万円円前後(1メートルあたり)
全体交換 約25~35万円(延床面積30坪前後の2階建て戸建て住宅の場合)
全体塗装 約4~8万円(延床面積30坪前後の2階建て戸建て住宅の場合)

※足場代は入っていません。
※出張料(3千~6千円程度)が別途発生することもあります。
※あくまで目安なので、実際の工事費は上記の目安通りにいかないこともあります。

部分修理・部分交換は、足場を設置する必要はなく、業者の脚立で作業可能なケースが多いです。

全体交換・全体塗装は足場が必ず必要なので、上記の額に足場代(延床面積30坪前後の2階建て戸建て住宅の場合で、15~20万円程度)がプラスされます。

以下で、部分修理・部分交換・全体交換・全体塗装の方法や内容を、少しくわしく見ていきましょう。

部分修理

樋の一部の小さなひび割れや穴は、「部分修理」で対応可能です。

小さなひび割れや穴が開いている場所を、ホームセンターなどでも購入できる「ゴム製の屋根防水テープ」やコーキング剤※などでふさぐことで対応できます。

材料費は、補修用のテープやコーキング剤の代金だけで修理可能なので、比較的安価です。

ただし、この方法は応急処置ですので、時間がたつとはがれる可能性があります。
梅雨入り前や雨や雪のシーズン前には、部品を交換することをおすすめします。

小さな部分の修理でも、手が届かない高い場所の修理はけがのもとです。
自分で修理することは避けましょう。

※コーキング剤は、建物のひび割れを補修したり、建材同士のつなぎ目のすき間を埋めたりするのによく使われる充填剤(じゅうてんざい)です。

部分交換

ひび割れや破損、ゆがみ、穴などが部分的に発生している場合は、部分交換を検討するとよいでしょう。

部品交換の際には、雨樋のメーカーや部品の型番号を調べて、ぴったり合うものを選ぶ必要があります。
雨樋の修理や交換の業者に相談すれば、型番号の調査や部品の取り寄せにも対応してくれるでしょう。

ただし、雨樋が古い製品だと、部分交換に必要な部品がすでに生産中止になっていて、取り寄せが難しい場合もあります。

全体交換

樋の破損範囲が広い場合や、全体的に部品の劣化がみられる場合は「全体交換」をおすすめします。

全体交換は、家屋全体の樋を交換すること。
すべて交換するので、もともとの雨樋とは違った種類の雨樋にするのも可能です。

全体塗装

「とくに変形や破損はなく、樋の状態は良いけど、色あせが気になっている」といった場合は、樋を塗装する方法もあります。

塗装することで、樋の見た目は見違えるようにきれいになります。また、塗装により塗料の膜で表面をコーティングすることで、紫外線や雨のダメージを受けにくくなります。

【番外編】掃除

雨樋は、雨樋自体の破損やゆがみではなく、落ち葉やほこりなどのゴミで詰まって排水に問題が生じることがあります。
ゴミ詰まりで雨水の排水に問題が起きている場合、必要なのは修理ではなく掃除です。
自分で掃除するには、以下の道具が必要です。

  • 雨樋に手が届くようにするための脚立
  • ゴミを取りのぞくためのトング
  • 取りのぞいたゴミをまとめるためのゴミ袋
  • 掃除が終わった後、水がきちんと流れるようになったか試すためのホース

脚立に乗って掃除する際には、必ずもう1人に脚立を押さえてもらいましょう。高所作業になるので、転落しないようくれぐれも注意してください。

高所作業に少しでも不安がある場合は、専門の業者に掃除を依頼するのがおすすめです。

雨樋の種類と価格の傾向

雨樋の交換の費用は、新しく取り付ける雨樋の種類に左右されます。種類によって、雨樋の価格は異なるからです。
この章では、雨樋の種類と価格の傾向を解説します

雨樋の形の種類

雨樋の形は、大きく3種類の形に分けられます。

半円型


引用:モノタロウ 【パナソニック(Panasonic) 軒とい(アイアン丸)】

昔からあるなじみ深い半円形の樋です。20年以上前に建てられた住宅には多く使われています。
単純な形なので生産コストが少なく、比較的低価格なものが多い傾向です。

角型


引用:モノタロウ 【パナソニック 軒とい(PC50)カット1800mm】

角型は、近年の戸建て住宅で主流の形状。ゲリラ豪雨などにも対応できるよう、雨水の流水量が多くなるよう開発されました。

特殊型

雪国仕様の特別な型。雪かきのときに、スコップなどで樋を固定している支持金具をひっかけて樋を壊さないように特別につくられた形です。
特別な仕様で複雑な形状であるから、価格は比較的高価になります。

雨樋の素材

雨樋選びには、先ほど紹介した形のほかに、素材選びも大切な要素です。

塩化ビニール製塩化ビニール製は、軽量で組み立てが簡単にできますが、太陽光から受ける紫外線などの影響で劣化が早い素材でもあります。流通量が多いため、価格は安いというメリットも。

合成樹脂製合成樹脂製は、見た目は塩化ビニール製と変わりなく見えますが、素材に紫外線に強い処置が施されているため、塩化ビニール製よりは耐久性に優れています。塩化ビニール製よりは価格が少し高くなります。

ガルバリウム鋼板製ガルバリウム鋼板製は、近年人気になってきている素材で、金属でありながらサビにくく耐久性に優れている素材です。金属の中では、価格は安価な部類です。

銅製金属の中でも耐久性に強く、輝きが高級感を増す素材の銅。年数を増すごとに輝きが変わっていくことが銅の特徴。価格はかなりの高額です。

アルミニウム製アルミニウム製は、雨によるサビに強いことが特徴ですが、流通量は少ない傾向です。
価格は、少し高額になります。

ステンレス製ステンレス製は、アルミ同様サビにくく、耐久性に優れている素材です。しかし、流通量が非常に少ないため、アルミニウム製よりは安価ですが、それなりの金額にはなります。

価格の傾向

形や素材ごとの雨どいの価格目安は、以下の通りです。

1本あたり

半円型 角型
塩化ビニール製 1,000~1,600円 1,700~2,700円
他の合成樹脂製 1,600~2,600円 2,700~3,700円
ガルバリウム製 5,000~6,000円 6,000~7,000円
銅製 10,000~11,000円 11,000~12,000円
アルミニウム製 15,000円~ 20,000円~
ステンレス製 15,000円~ 20,000円~

※あくまで目安です。

特殊型は、特殊な形状から半円型や角型よりは高額になる傾向です。
また、製品や販売業者により価格差が激しいため、相場については控えさせていただきます。

表に示したように、価格は半円型よりも角型の方が高い傾向であることが分かりました。

価格の相場は、雨樋の素材や修理面積によって変わってきますので、数社で見積もりを取ってみることをおすすめします。

雨樋の修理が必要な理由

雨樋が壊れる原因や雨どいの役割、壊れたままにした場合に起こりうる二次被害についてお話しします。

雨樋が壊れる原因

雨樋が壊れる原因は、主に次の4つです。

  • 雨樋に枯れ葉などのゴミが詰まって雨水が正常に流れなくなり、樋に負荷がかかって、樋が変形する
  • 大雪が降ったときに、雪の重みで破損や変形を起こす
  • 台風や強風でによる飛来物が雨樋に当たって、割れたり壊れたりする
  • 紫外線や風雨を長年浴びつづけ、経年劣化により部品が弱る

自然災害や経年劣化で雨樋が壊れるのは、仕方のないことです。
定期的に雨樋をチェックし、必要なタイミングで修理や交換を実施することが大切になります。

雨樋の役割と、雨樋が壊れたときの二次被害

雨樋の役割は、屋根から流れてくる雨水を樋が受け、樋をつたい地上に流すことです。

もしも雨樋が正常に機能しなかったら、屋根から流れ落ちた雨水が、住宅の外壁や土台部分に大量にかかる恐れがあります。

さらに、屋根からの雨水が直接地面に落ちることで、地面に溝ができ、建物の基礎部分のまわりに影響が出る可能性もあるのです。

壊れたままの雨樋をそのままにしておくと、次のような二次被害が起こる恐れが出てきます。

  • 外壁に大量の雨水が頻繁にかかることで、外壁が傷みやすくなる
  • 雨水が屋内に侵入し、雨漏りが起きたり、カビや白アリが発生したりする

二次被害が起こると、大規模な修繕工事やリフォームが必要になってしまうかもしれません。

雨樋の修理の業者選びのポイント

雨樋の修理の依頼先や、業者を選ぶときのポイントを紹介します。

現地の状況を確認してくれるか

電話やネットでの見積もりは手軽なように思えますが、雨樋がどのくらいの損傷なのかは実際に見てみないと細かい状況がわかりません。

現地でしっかり確認してくれる業者が信頼できるでしょう。

くわしい見積書の内容を提示してくれるか

見積もりができたら、内訳を必ず確認しましょう。

「工事一式」とくくられているような見積書では、くわしい内訳が確認できません。
くわしい内訳が確認できていないと、工事する範囲や使用する材料をめぐり、後でトラブルになる恐れがあります。このため、内訳がくわしく書かれた見積書を出してくれる業者が望ましいのです。

また、説明を求めたときに、丁寧に説明してくれるかどうかもポイントです。

工程の説明があるかどうか

雨樋を修理する手順の説明や、近隣の住宅への配慮などの説明をしてくれる業者は安心できます。

雨樋修理のDIYは可能?

自宅の雨樋をDIYで修理しようとするのはあまりおすすめできません。
おすすめできない理由は、次の2つです。

初心者の雨樋補修は難しい

日曜大工に自信のある方は、「ホームセンターで材料はそろうので、自分で修理できそう!」と思うかもしれません。

しかし、雨樋の修理や交換は、次のように細かく難しい作業を必要とする作業です。

  • 雨水がスムーズに流れるように、新しい雨樋を適度な傾斜をつけて設置する
  • 外壁にまっすぐ並行にそわせるように、繋ぎ手を組み合わせる
  • 部品同士のつなぎ目に、すき間ができないようにする

何か不備があれば、雨水が正常に流れなかったり、部品同士のつなぎ目から水があふれたりする恐れがあります。

高所作業なので危険

素人が雨樋の修理や交換をしようとすれば、どうしても時間がかかるでしょう。
慣れない人が高所で長時間作業するのは、転落の恐れが高く大変危険です。

雨樋修理は火災保険が使えるかも

大雨や強風、雪などで壊れた雨樋の場合、修理費用は、火災保険が使える可能性があります。

まず、自宅の火災保険の契約内容を確認してみましょう。契約内容に「風災・水災・雪災補償」が入っていれば、雨樋の修理費用に保険が使える可能性があります。

ただし、経年劣化による老朽化の場合は保険の対象外です。

火災保険の申請には、申請書類のほかに、壊れた雨樋部分がわかる写真の提出も求められます。申請する場合は、作業前後の写真を用意しておきましょう。

ただし、火災保険の申請をすれば絶対にタダ(0円)になる保証はありません。

火災保険が適用されるかどうかは、鑑定人の判断に委ねられるためです。

いえふくは、外壁塗装・屋根塗装の際に、雨樋の修理工事も合わせて施工することが可能です。
見積もりなどのご相談の際、「雨樋は火災保険を申請したいので、申請にあたって必要な見積書や破損個所の写真を用意してほしい」とご希望の場合は、対応いたします。

雨樋の修理を検討中の方へ

ご自宅の雨樋の修理を検討されているなら、外壁や屋根の塗装も一緒に検討してみてはいかがでしょうか。

とくに、雨樋全体の交換・塗装を視野に入れている場合、まとめて施工するのがおすすめです。
足場を有効活用できるからです。

雨樋全体の交換・塗装には、15~20万円の足場代が必要になります。雨樋の交換・塗装だけのために足場を設置するのは、少しお金がもったいないかもしれません。

しかし、雨樋の交換・塗装を、外壁や屋根の塗装とまとめて実施すれば、1つの足場を3つの工事(雨樋の工事・外壁の塗装工事・屋根の塗装工事)に活用できるのです。

自宅の雨樋が気になっている方は、下記のページを参考にして、外壁にも劣化サインが出ていないか、ぜひ確認してみてください。

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屋根のメンテナンス工事については、こちらをご確認ください。

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まとめ

雨樋は、住宅において大切な役割をもっています。

お金はかかりますが、雨樋に破損やゆがみ、ひび割れなどが見られたら、早めの修理を検討した方がよいでしょう。

いえふくでは、塗装工事の際に雨樋の修理や交換も承っております。
「雨樋の修理のついでに、外壁や屋根の塗装も検討してみてよいかもしれない」とお考えの方は、ぜひいえふくまでご相談ください。