施工事例
付帯部分の色を変えて重厚感のある家に(神奈川県海老名市)
はじめに
外壁の色が変わると家の印象も大きく変わります。
例えば黒色の外壁の場合は重厚感や高級感があり、茶色の外壁はナチュラルで落ち着いた雰囲気を感じさせます。グレーやベージュは汚れが目立ちにくく街並みになじみやすい色です。
今回ご依頼いただいたM様邸は白色の外壁です。
白色には明るい雰囲気を放ち、家を広々と見せる効果がありますが、汚れが目立ちやすいという特徴もあります。
M様邸も新築時は輝きを放っていましたが、時が経つにつれて汚れが目立ち、くすんで見えるようになりました。
果たしてM様邸は、外壁塗装により新築時のような輝きを取り戻すことができたのでしょうか?
今回の施工事例を詳しく見ていきましょう。
Before
新築時は真っ白だった外壁には汚れが目立ち、くすんで見えます。戸袋や雨戸などの付帯部分も色あせていて、全体的に古びた印象です。
白い外壁のM様邸がくすんでみる原因は、外壁に付いた黒い汚れです。長い間、紫外線や雨風にさらされ続ける外壁には、空気中のホコリやチリが付着します。
M様邸の外壁は元々白い色だったため、黒い汚れが特に目立ちます。日当たりが悪い壁面には、コケやカビも付いていました。
写真のように、クラックと呼ばれる小さなひび割れもあちこちに見つかりました。放置するとクラックの溝が深くなり、雨漏りする可能性もあります。
After
汚れが付着していた外壁は、新築時のように真っ白に塗り替えられました。
色あせて古びて見えていたM様邸でしたが、1階、2階の大部分を占める雨戸や戸袋を黒色に塗装したことで、家全体に重厚感が増しました。
施工手順
足場設置
まずは家の形に沿って足場を組みます。
高所での作業が伴う外壁塗装には、足場の設置が不可欠です。足場が安定することで、職人たちは安心して塗装作業が進められます。
塗料の飛び散りを防ぐために、飛散防止シートも設置します。
高圧洗浄
高圧洗浄機を使って壁に付いた汚れを落とします。
きれいに洗浄することで、塗料のノリが良くなります。
いえふくの職人は美しく仕上げるために、細部まで丁寧に洗浄します。
白い外壁のM様邸は、洗浄しただけで見違えるほどきれいになりました。
M様もすでに満足されています。
養生作業
塗装すると、塗料が周囲へ飛び散ったり垂れたりします。
そのため塗料を付けたくない箇所は、シートやテープで覆う「養生」をします。
養生は仕上がりを左右する工程なため、気が抜けません。
コ-キング
コーキングは紫外線や外気の温度変化の影響を長年受け続けると、収縮やひび割れを起こします。
定期的な補修が必要です。
M様邸もあちこちにコーキングの劣化が見られました。
古いコーキング材を剥がし、プライマーと呼ばれる下地材を塗ります。
下地材には、これから注入する新しいコーキング材と壁との密着性を高める効果があります。
新しいコーキング材を注入し、ヘラでならします。
最後に養生テープを剥がして、コーキング補修の完了です。
外壁とコーキングの色が違っているのが気になる方もいるでしょう。
これから外壁と一緒にコーキング箇所も塗装するので、心配いりません。
コーキングした箇所は外壁になじみ、目立たなくなります。
下塗り
外壁塗装は3度塗りが基本です。下塗り、中塗り、上塗りの順で行います。
始めに行う下塗りは、この後に塗る塗料をより壁に密着させるための塗装です。壁全体をローラーで塗っていきます。
中塗り
次は中塗りです。中塗りと次の上塗りは同じ塗料を使います。
仕上げの塗装を2度重ねることで、塗り残しや塗りムラのない、美しい塗膜が出来上がります。
上塗り
仕上げの上塗りです。最後の塗装になるため、気泡や塗りムラができないように気をつけながら、慎重に塗装します。
仕上がり
丁寧に重ね塗りされた壁には、ツヤが生まれました。
特に白い外壁は新築時のような明るさが戻ります。
高圧洗浄の段階で満足していたM様でしたが、新築時のような輝きが出た外壁を見て、塗装の威力に驚かれていました。
付帯部分の塗装
塗装で外壁がピカピカになると、雨戸や雨どいなどの付帯部分の色あせが逆に目立ってしまいます。
足場を組む外壁塗装のタイミングに合わせて、付帯部分も一緒に塗装しましょう。
軒天
軒天は普段、汚れに気づきにくい場所ですが、汚れが付くと家がくすんで見えてしまいます。
下から家を見上げた時に真っ白な軒天が家を引き立てるように、丁寧に塗装します。
手を上げたまま、真上を見ながら塗装しなければならない軒天は、塗装しづらい場所のひとつです。
細かい部分は刷毛を使って塗装します。
刷毛は塗りムラが起こりやすい塗装方法なため、慎重に塗装します。
いえふくの職人は、細部の塗装も一切手を抜きません。
破風板・雨どい
塗装前の破風板の状態です。
色褪せて塗装は剥がれています。
耐久性がひどく落ちている状態で
ボロボロだった破風板は、塗装により見事に生まれ変わりました。
雨どいにもツヤが生まれ、耐水性が向上しました。
雨戸
色あせてさび付いた雨戸は、M様邸が古びて見える原因になっていました。
耐久性も落ちている状態です。
色あせていた雨戸にはピカピカと光沢が生まれ、大変身しました。
雨戸にツヤが生まれたことで、家に重厚感が生まれ、印象も大きく変わりました。
まとめ
新築時は家を明るく輝かせて見せる白い外壁ですが、時が経つにつれて汚れが付着すると、黒い汚れが目立つようになり、家がくすんで見えてしまいます。
今回ご依頼いただいたM様邸の外壁も白い色で、汚れが非常に目立ち、耐久性も落ちている状態でした。
再び白い色で塗り直したことで、新築時のような輝きを取り戻すことができました。
また、付帯部分は黒色にしたことで家全体を引き締め、白色との対比が美しい重厚感のある家に変身できました。
外壁の色によって家の印象は大きく変わります。
元の外壁と同じ色を塗装するか別の色を塗装するかで悩んでいる方は、いえふくへお気軽にご相談ください。