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施工事例

おしゃれな石目調のサイディング外壁の塗装事例(神奈川県愛川町)

はじめに

この度、外壁塗装を行われたK様邸は神奈川県の茅ヶ崎市にあります。いわゆる湘南です。
ショウナン。何という快い言葉の響きでしょう。
それだけでも憧れますが、建物も実に素晴らしい出来映えとなっています。

家は洋風の瀟洒な3階建で、正面には1階から3階までを貫いて搭屋風の階段室が設けられ、その両側にはその各階ごとのバルコニーが三つ設置されたデザインとなっています。
またその建物を包む外壁面は、おしゃれな石目調のサイディングが採用されています。
場所は湘南の海に近い高台に位置しており、しかも3階建ですから、そこからは相模湾の海原を一望できる、素晴らしいロケーションとなっています。

今のところ、外壁に特に欠点は見られませんが、若い施主様は、この家をとても気に入っておられて、少し早目のお手入れを計画されました。
近隣からの評判が高いだけに、それに応える格好となりました。
その塗装工事を見てまいりましょう。

Before

早めのお手入れとはいえ、それなりの経年劣化は否めない状況となっています。
建物が全体的に塗装の効果を失い、色艶の輝きを無くしつつあります。
海に近い場所は太陽の紫外線が強いとされていますが、そうした影響が大きく及んでいるのかもしれません。

海辺は雨風も強いですが、特に高台は、そうした自然現象にさらされやすい立地条件となっています。
こちらから見て海への見晴らしの良い分だけ、自然からすれば狙いやすい対象となるのかもしれません。
ですから、この度の早めのお手入れは正解となっています。

After

全体の塗装が完了し、ふたたび美しさと麗しさを取り戻しました。
もともとの男前ですが、新しくしつらえたスーツを身に着けると、そのハンサムぶりが一段と引き立つ見映えとなっています。
今にもそのスーツをウエットスーツに替え、小脇にサーフィンボードを抱えて、浜辺に向って歩きだしそうなカッコ良さです。
周りに立つ水着姿の美女たちの衆目を集めています。
しかしそこには目もくれず、ボードに身を任せて沖へ出て行きます。
折から大きな波が押し寄せてきました。
すると、今にも崩れんばかりの激しいうねりの波頭の内側を、彼のサーフボードは軽快に滑ってゆきます。

やがて、その波が崩れ落ちた瞬間に、巻き込まれ沈んで見えなくなりました。
美女たちが遠くから心配そうに眺めていると、しばらくして頭が浮かんできました。
ところがその彼の目に映じたものは、浜辺の美女たちではなく、その向こうの高台にそびえ立つ、今しがた塗装を終えたばかりのマイホームとだったのです。
にくいヤツ、そしてにくい家です。

施工手順

足場設置

外壁塗装に、足場は必定です。
特にこのK様邸のような三階建の高い建物は、その分、高く足場が組まれます。
階下の組み立てを行っていたときはそうでもなかったようですが、2階、3階へと足場を組み立ててゆくにつれて、海への視界が開けてきましたから、足場職人たちは大喜びです。
しばし仕事を忘れて手をゆるめています。
落ちないように気をつけて行ってください。

高圧洗浄

塗装の前には、外壁の洗浄が必要です。
特に、日々潮風に晒されている家屋にとっては、外壁よりも板金や金具の部分の洗浄が大切です。
塩害でさびやすい環境だからです。

家の古さを語るのに、サビほど強く語るものは他にありません。
せっかくの美しい家もそれで台無しになってしまいます。
高速洗浄によって取り除かれるのは、そうしたサビ、外壁のゴミやホコリ、コケやカビ、塩分や鳥獣類のフン、そして古い塗料などとなっています。

養生作業

外壁塗装の前に必要なのは、養生です。
養生とは塗装時に塗料がドアや窓などに付かないよう薄手のビニールシートなど覆いをかけて、それを保護する作業となっています。
そうすることによって職人たちも、心置きなく仕事に励むことができます。
その代わり、部屋の内側から外は見えにくくなりますから、大洋の広がりは見えにくくなります。
施主様にちょっと間の辛抱が必要です。

コ-キング

このK様邸の場合は、劣化が少なく殆んど必要ありませんでしたが、それでもサイディングのつなぎ目であるシーリングの取り換えは、念のため行うこととなりました。
まだ弾力があり使えそうですが、かといって、次の塗り替えまでは持ちそうにありませんから、今しかありません。
既存のシーリングを取り除き、そこに密着性の強い粘液剤を塗って、その直後に新しいシーリングを施します。

シーリングは、サイディングのつなぎ目である細い溝を埋める作業なので、慎重にまた丁寧に行われます。
すると浜辺からは、潮騒と黄色い歓声が届いてきます。
それが、自らもサーフィンが大好きな職人にとっては気になるところです。
しかし仕事とは、そんな自分を叱りながら、がんばるところに意味があるようです。

下塗り

外壁は都合3回、塗り重ねられることになりますが、その第1回目は、「下塗り」となっています。
塗料は粘液性に富んだものとなっており、次に塗られる塗料の密着性を高めるものとなっています。

中塗り

下塗りを終えたら、今度は第2回目の「中塗り」となります。
サイディングは石目調ですから、平板なものよりは塗装に多少手間がかかります。
しかし光の当たり加減によって変化に富んだ仕上がりとなるので、完成が楽しみです。

上塗り

最後の仕上げ塗装を、3回目の「上塗り」と呼んでいます。
中塗りがしっかりと乾いたのを見届けてから、3度目の重ね塗りとなります。
ここで外壁は塗膜が三重となって、耐候性、耐久性、耐蝕性などを増して、厳しい湘南の海風から建物をしっかりと守ることになります。

仕上がり

ここは、海辺にして都会的なリゾート地ですから、その建物の美観を守ることも大切なこととなっています。
その意味で湘南の茅ヶ崎市の此処は、中途半端な家屋は許されないでしょう。
このK様邸のように、極めて意匠性に卓越の建物か。

もしくは反対に、海辺の厳しい潮風に晒され続けても、それにひたすら耐えてきた、その矜持を誇る古い番屋のような建物か。
そのどちらかであることが、海辺に似合う建物の条件となっています。
その意味でK様邸は、これからも外壁塗装を繰り返すことによって、いつまでも美しくまたそのスマートさで海辺を飾る家となることでしょう。
それにしても見事な出来栄えとなりました。

付帯部位の塗装

外壁には、その他の塗装が伴います。
例えば、屋根の破風、雨樋や雨戸、バルコニーの防水塗装や笠木板金の塗装、換気フードや基礎周りの水切り板金などがそうです。
特にこのK様邸の場合は、バルコニーが多くて広く、そのメンテナンスが大切な部分となっています。

バルコニーの床に使われているのは、ボートなどの素材に用いられている防水性の高いFRP製ですが、それを保護するのに大切なのは防水塗装です。
それは、年中、強烈な紫外線にさらされている劣化から、バルコニーを守る塗装となります。

まとめ

お若くして湘南にすばらしいご自宅を持たれたK様。
実は、そのお父様が憧れ続けられた場所柄でもあったようです。
ですから時おり息子さんのこの家に遊びに来ては、湘南の雰囲気を楽しんでおられます。

先ほどから見事に塗り替えられたその家を眺めては、ため息を繰り返しておられます。
自分には果たせなかったその夢を、息子さんがかなえられたことで、心なしか満足そうです。
そうしたお父さんの耳の奥には、いつの間にやら、サザンやチューブの軽快な音楽のリズムがよみがえっていました。
ところが驚いたことに、どうやらそのお父さん世代のJポップスを、息子さんは知らないようです。
時が絶え間なく流れていることを、その外壁のきれいなK様邸が、象徴的に語っていました。