施工事例
築22年のモルタル外壁の塗装!劣化の激しかった塀もここまでキレイに(神奈川県横浜市)
Before
こちらで紹介するのは、築22年になるモルタル住宅にお住いのT様邸の塗装施工事例です。
T様邸では、12年前に外壁塗装されたのですが、そのときには塀の塗装はされなかったそう。
「当時、お金がもったいなく感じて塀の塗装はしなかったのだが、それもあってか塀の状態がひどいことになってしまった」と、T様はおっしゃっていました。
今回、塀の劣化が激しいため、劣化の跡が全く分からない完全な補修は難しいかもしれないことをお客様にご了承いただいた上で、最善を尽くさせていただきました。
施工が終わると、塗装後の塀をご覧になったT様に、「劣化の跡が目立たなくなった」と喜んでいただけました。
T様邸で使われているモルタル外壁は、1980年代くらいに人気のあった建材です。
「モルタル」とは、砂とセメントを水で練ったものをいい、モルタルを職人がコテで塗り、壁に仕上げたものがモルタル外壁です。
モルタル外壁は、水分を多く含んでいるため、防火性に優れた建材でもあります。
モルタル住宅にお住まいの方や、「外壁の状態が良くないんだけど……」とお悩みの方は、T様邸の外壁塗装の様子をご覧になると塗装の参考になるかと思います。ぜひ最後までご覧ください。
こちらが、T様邸の外壁塗装をする前の外壁の様子です。
全体的に色がくすみ、汚れが目立っていますね。
雨どいや雨戸も黒ずんだ汚れが目立ち、どことなく古びた印象のある外観です。
こちらの画像では、シミのような汚れが目立ちます。
画像の左下部分には、長いひびとモルタルの欠けた部分があるのがわかりますね。
このままにしておくと、ひびと欠けた部分がどんどん広がっていき、壁がもろくなる可能性が。
T様邸の外壁は、メンテナンスの時期であったと思われます。
After
こちらが、塗装施工後の様子です。
目立っていた汚れやシミがなくなり、きれいな壁面になりましたね。
塗りたてのベージュカラーが、柔らかく温かい印象の雰囲気をかもしだしていますね。
汚れが目立っていた雨どいも、塗装により清潔感を取り戻しました。
外壁や雨どいがきれいになると、住宅全体が見違えたようになりますね!
塗装の様子
ここからは、T様邸の塗装工程の中から、いくつかをピックアップしてお伝えしていきます。
後半には塀の補修の様子を紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
下地処理
こちらの画像は、外壁に「クラック」とよばれるひびが入っている様子です。
モルタル外壁は水分をたくさん含んでいる建材ですが、時間の経過とともに含んでいる水分が減少し、ひび割れを起こすことがあります。
クラックの補修は、ひびの割れ目の中に「コーキング」という補修材を注入し、割れ目をふさいで補修します。
こちらが、クラックの補修作業をした様子です。
ひび割れていたところがきれいに埋まり、表面もデコボコにならないよう平らにならしてあります。
下塗り
塗装においては、「下塗り」「中塗り」「上塗り」と3回の塗装工程をします。
こちらの画像は、一度目の塗装である下塗りをしている様子です。
白色の部分が、下塗りを塗ってある部分。
下塗り塗料には、この後に塗る中塗りや上塗りの塗料を壁面に密着させる役割があります。
画像を見るとムラがあるようにみえますが、下塗り塗料はまんべんなく塗ることが大切なので、下塗りの段階ではムラがあっても大丈夫です。
中塗り・上塗り
下塗りが完全に乾いたら、中塗りと上塗りをします。
下塗りが完全に乾いてから、中塗りをします。
こちらの画像は、2回目の塗装である中塗り中の様子。
ベージュの部分が、中塗りをした部分です。
中塗りが完全に乾いてから、上塗りの塗装をします。
画像は、3回目の塗装である上塗り中の様子です。
前の工程で塗った塗料が完全に乾いてから次の塗料を塗ることで、塗料でできた膜が十分な厚みで作られ、雨や紫外線などの刺激から外壁を守ることができます。
こちらは、上塗りが終わった様子です。
細かなデコボコにも、きれいに塗装されているのがわかりますね。
付帯部分
住宅の塗装では、外壁と同時に付帯部分も塗装するケースが多いです。
付帯部分とは、外壁に付属している部分のことで、雨どいや雨戸、軒天などの部分のことです。
T様邸でも付帯部分の塗装をしており、工程の一部をご紹介します。
こちらは、雨戸の「ケレン」をしている様子です。
ケレンとは、画像のようにスチールたわしや紙やすりなどを使って、汚れやサビを落としながら表面を磨いていく作業をいいます。
雨戸のように鉄でできている付帯部分は、ケレンをした後、さび止めの含まれた下塗り塗料を塗り、上塗り塗料を塗って仕上げます。
こちらは、上塗りをしている様子です。ツヤツヤの雨戸になっているのがわかりますね!
塗装施工時のポイント
T様邸の塗装工事では、塀の塗装がポイントでした。
新築から22年経過したモルタルの塀は、モルタルがはがれて劣化が激しい状態に。
こちらが、T様邸の塀の塗装前の様子です。
広範囲にわたって、塀のはがれている部分がありますね。
劣化が激しいために、劣化の跡がわからないような完全な補修は難しいことをT様にお伝えしたうえでの施工となりました。
こちらは、劣化によってはがれた部分を「微弾性(びだんせい)フィラー」で埋めた様子です。
微弾性フィラーとは、下塗りに使われる塗料のひとつで、デコボコを埋める効果のある塗料です。
T様邸では、塀の劣化の状態が激しかったため、微弾性フィラーを厚めに塗布することで対応しました。
こちらは、仕上げの上塗り塗装をしている様子です。
こちらが、塀の塗装が完成した様子です。
塗装前に比べると、劣化の跡がそれほど目立たない仕上がりになりました。
T様は仕上がりをご覧になって、きれいになったと喜んでくださいました。
塀の劣化状況から、跡形なく仕上げることは難しい状況でしたが、目立ちにくい状態に仕上げることができました。
外壁の状態が思わしくないとき、メンテナンスを行わないと、状態はひどくなるばかりです。
いえふくにご相談いただけば、最善の方法を提案させていただきます。
外壁の状態でお悩みの方は、ぜひいえふくまでご相談ください。