施工事例
ひび割れが生じたモルタル外壁を補修し、約13年ぶりに再塗装!(神奈川県横浜市)
Before
今回の記事でご紹介するK様邸は、築27年のモルタル外壁の住宅です。
以前外壁塗装を行ったのは13年ほど前だそうで、「外壁の汚れやひび割れが気になるようになった」と、塗装をご依頼くださいました。
施工前のK様邸の様子がこちら。外壁に汚れやほこりが付着し、施工前には全体的に色がくすんでいる印象を受けました。
玄関先の外壁をより近くで撮影してみると、黒ずみが目立っているのがよくわかりますね。
こちらが、K様邸の外壁に生じたひび割れの様子です。
モルタル外壁は、セメントと砂を水で練って作られる素材で、新築時には外壁内に多くの水分が含まれています。
経年によってこの水分が次第に蒸発していき、それに伴って外壁の収縮が起こります。そのため、モルタル外壁はK様邸のようにひび割れが起きやすいのです。
今回、ひび割れの補修は「コーキング」と呼ばれるゴム状の建材を用いて行いました。
幸い、K様邸の外壁に生じたひび割れは比較的初期の段階でしたが、ひどいひび割れが生じている住宅では、大規模な補修工事を要する場合もあります。
外壁のひび割れが気になるという方は、ぜひこの記事を参考に、外壁塗装をご検討くださいませ。
After
施工を終えたK様邸宅の様子がこちらです。
一面、白の塗料で塗装されたK様邸は、汚れや黒ずみもなく清潔感のある印象に生まれ変わりましたね。
外壁の定番カラーである白系の塗料は、どのようなご住宅にもマッチしやすく、住宅の外観を明るい印象にしたいという方におすすめです。
施工前に見られた外壁のひび割れの補修作業については、のちほど詳しくご紹介します。
塗装の様子
K様邸の外壁塗装の工程のうち、実際の作業の様子を交えながら、いくつかの作業をピックアップしてご紹介します。
足場設置
外壁塗装や屋根塗装を行う際には、上の画像のように足場を設置する必要があります。
職人は、この足場の上で作業を行うのです。
外壁塗装は高所での作業となりますので、作業の安全性を高め、効率よく作業するために足場の設置は欠かせません。
いえふくでは、安全な作業環境を確保するために、全ての塗装工事において足場を組み立てるよう徹底しております。
また、設置した足場全体を囲むようにして飛散防止メッシュシートの取り付けも行いました。これは、近隣の住宅や通行人に塗料が飛び散るのを防ぐために必要な作業です。
高圧洗浄
足場の組み立てが完了したら、高圧洗浄機を用いて外壁の汚れを洗い流す「高圧洗浄作業」を行います。
上の画像では、外壁の汚れが茶色い水となって流れている様子が確認できますね。
雑巾やブラシでこすっただけでは簡単に落ちない汚れも、強い威力を持つ高圧洗浄機であれば、スピーディーに落とすことが可能です。
外壁塗装を行う前に高圧洗浄を行っておくと、塗料が壁面に定着しやすくなります。
養生
外壁の高圧洗浄を終えると、次は「養生」と呼ばれる作業を行います。
上の画像を見ると、玄関ドアがビニールシートやテープで覆われている様子が確認できますね。
養生作業では、窓ガラスや玄関ドアのように、塗料が付着してはならない部分を専用のシートで保護していきます。
お客様の大切な住宅を汚すことがないよう、ていねいな養生作業を行っております。
下塗り
こちらは、外壁の下塗り作業を行っている様子です。
外壁塗装では、「下塗り・中塗り・上塗り」の3工程に分けて重ね塗りの塗装を行うのが一般的です。
K様邸の施工で使用した下塗り塗料は「プライマー」と呼ばれるもので、はじめにプライマーを塗ることで、中塗りや上塗りで使用する塗料が外壁材に定着しやすくなります。
中塗り・上塗り
下塗り塗料が乾燥したら、2度目の塗装段階である「中塗り」作業に移ります。
外壁塗装では、均一な厚みで塗料を塗るために、上の画像のようなローラーを用いて塗装を行います。
中塗りや上塗りで使用する塗料は「上塗り塗料」と呼ばれ、接着剤の役割を果たす下塗り塗料とは性質が異なる塗料です。
上塗り塗料は、防水性や防汚性などのさまざまな機能が備わっています。
中塗りを終えると、3度目の塗装作業「上塗り」を行います。
下塗りや中塗り同様、均一な厚みになるようていねいに塗装していきます。
K様邸の外壁塗装の仕上がりがこちらです。
色むらのないきれいな仕上がりは、長年の経験を積んだ職人の為せる業です。
このように3度の重ね塗りを行うことで、塗料の膜(塗膜)が形成され、塗料の持つ機能を十分に発揮することができます。
住宅の美観を保つことはもちろん、外壁を雨や紫外線から守るために、住宅の定期的な外壁塗装はとても大切です。
塗装施工時のポイント
K様邸の塗装施行時のポイントとして、「クラック補修」の工程が挙げられます。
K様邸の外壁には、上の画像のようにひび割れが生じていました。このようなひび割れを「クラック」を呼びます。
クラックにはいくつかの種類があり、外壁にひび割れがあるからといって、必ずしも早急に補修しないと危険なわけではありません。
しかし、クラックを長期間放置し続けると、クラックが大きくなり、すき間から建物内部へと雨水や湿気が侵入し、住宅の柱などを傷める恐れが出てきます。
劣化が進んでからでは大掛かりな工事が必要となる場合もありますので、なるべく早い段階で補修を行うのが安心です。
こちらは、クラックの補修作業を行っている様子です。
K様邸のようなモルタル外壁のクラックは、「コーキング」と呼ばれる建材で補修を行うのが一般的です。
コーキングとは、弾力や防水機能があるゴム状の建材で、外壁塗装の工事ではさまざまな場面で用いられています。
K様邸の施工では、以上のようにクラック補修作業を行ってから外壁塗装を行いました。
いえふくに寄せられる相談の中で、K様のように外壁のひび割れを心配される方は多くいらっしゃいます。
外壁に関してお悩みや不安をお持ちの方は、いえふくまでお気軽にご相談くださいませ。