施工事例
木目調のサイディング外壁とトタン屋根をまとめて塗装したS様邸
Before
この記事で紹介するのは、外壁塗装と屋根塗装をまとめて施工したS様邸の施工事例です。
S様邸の外壁材には、近年の新築住宅で用いられることが多い窯業系サイディングボードが使用されておりました。
窯業系サイディングボードとは、セメントに繊維質や無機物などを混ぜて作られる板状の外壁材のことです。
また、S様邸の屋根には金属のトタン製の屋根材が使用されておりました。
この施工事例をご覧いただけば、サイディング外壁やトタン屋根の塗装の様子を確認することができます。外壁や屋根の塗装工事を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
上の画像は、S様邸の外壁を洗浄している作業中のものです。
洗浄済みの部分はきれいになっていますが、未洗浄の部分にはうっすらと黒ずみ汚れが残っていますね。
S様邸の外壁は木目調デザインのサイディングボードで出来ていて、おしゃれで温かみのある印象でした。
しかし、せっかくのおしゃれな美観も外壁が汚れていることで、その魅力は半減してしまっています。
After
外壁塗装が完了したS様邸の様子がこちらです。
施工前の古びた印象はすっかりと消えてなくなり、清潔感のあるピカピカの外壁に生まれ変わっています。
S様は外壁塗装にツヤがあるタイプの塗料をお選びになったため、太陽の光を反射して外壁が輝いていますね!
塗料にはツヤのあるものとないものがあり、外壁塗装の工事では施主様のお好みに応じてお選びいただけます。
次の章では、まずはS様邸の外壁塗装の様子を見ていってみましょう。
外壁塗装の様子
足場設置
外壁塗装でも屋根塗装でも必要になるのが、作業用の足場です。上の画像は、S様邸に作業用の足場の設置が完了した様子です。
足場がなければどんな作業も一向に進められませんので、はじめに組み立てる必要があります。
画像に映っているグレーのシートは、「飛散防止メッシュシート」と呼ばれるもので、塗装中の塗料が周囲に飛ばないようにするためのものです。
また、施主様のご家族が出入りされる玄関の動線部分の足場には、ケガを防ぐためのクッション材を巻いております。職人にも施主様にも安全な現場を作れるよう、細かい配慮も欠かさず行っています。
下塗り
外壁塗装では、「下塗り・中塗り・上塗り」と呼ばれる合計3回の重ね塗りを行います。
上の画像は、1度目の塗装作業である下塗りが完了した後の様子です。
今回のS様邸の施工でもその基本にのっとり、3度塗りでの塗装を実施しました。
中塗り
下塗り塗料が十分に乾いたら、次は2度目の塗装作業である中塗りを行います。上の画像は職人が中塗りを行っている作業中のものです。
画像に写っているように、外壁塗装ではローラーを転がしながら塗装をするのが一般的。
ローラーを使った塗装は一見簡単そうかもしれませんが、ムラなく均一な厚みで塗装をするには、とても高度な技術が必要です。
いえふくの職人はたくさんの修行と経験を積んだベテランばかりなので、高品質な塗装をする技術では誰にも負けません。
上塗り
中塗りで塗った塗料が十分に乾いたら、3度目の塗装作業である上塗りを行います。外壁塗装では塗料を乾燥させる時間が非常に重要。
なぜなら、塗料が乾き切る前に次の重ね塗りをすると、塗膜(塗料が乾燥して形成する膜)が剥がれやすくなったり、「ピンホール」と呼ばれる施工不良が出やすくなったりするからです。
ピンホールとは、外壁の塗膜に針で突いたような穴が無数に発生するトラブル。少しであれば問題ありませんが、大量に発生している場合は施工不良の可能性があります。
いえふくの職人は、こういったトラブルのリスクを最大限に減らすために、十分な乾燥時間を確保するように徹底しております。
付帯部分塗装
外壁塗装の際には、外壁以外にも「付帯部分」と呼ばれる箇所にも塗装を実施します。
付帯部分の例としては、雨どいや雨戸などが挙げられます。
付帯部分の多くは住宅の排水・防水機能を担っており、定期的な塗装メンテナンスが重要です。
上の画像は、S様邸の「軒天」を塗装している作業中の様子です。軒天とは、屋根の壁より外側にせり出している部分の裏側のこと。
軒天が汚れていると、住宅の清潔感が損なわれがち。
定期的な塗装メンテナンスをしていれば、きれいな状態を維持しやすくなります。
屋根塗装の様子
続いて、S様邸で行った屋根塗装の施工の様子を紹介します。
下塗り
屋根塗装でも、基本的な塗装の流れは外壁と同じ3度塗りです。下塗り・中塗り・上塗りの塗装を経て、屋根の塗膜は最適な状態に仕上がります。
ただし、S様邸の屋根はトタン製です。
トタンは金属の分類に入るため、外壁の時とは違って、下塗り時にはサビ止め効果のある塗料を使用しております。
トタン屋根などの金属製の部分を塗装する時は、サビ止め塗料を塗っておけばサビの発生をできる限り抑制できるのです。
中塗り
下塗りのサビ止め塗料を塗り終えたら、十分に乾かしてから2度目の中塗りを行います。
S様は屋根には深緑色の塗料をお選びになりましたので、その色の塗料を使って塗装を進めていきます。
ムラなく均一な厚みに仕上げるために、屋根材を1枚1枚ていねいに塗装することが大切です。屋根塗装でも、外壁の時と同じくローラーを使って塗装を行います。
上塗り
中塗りで塗った塗料が十分に乾いたら、3度目の塗装作業である上塗りを行います。
上塗りが完了すると、S様邸の屋根は上の画像のような仕上がりになりました。
下塗りの際には劣化してサビた屋根が見えていましたが、今ではすっかり美しく整った屋根に変身していますね。
塗装施工時のポイント
S様邸の塗装工事における重要なポイントは、塗装作業の前に行った下地調整にあります。
下地調整とは、塗装を行う部分に塗料がくっつきやすいよう、最適なコンディションに整える作業のこと。
S様邸のようなサイディング外壁の場合は、目地のコーキングを補修する下地調整が必要です。
コーキングとは、樹脂を主原料とし、乾燥して固まると硬いゴム状になる充てん剤。
S様邸では既存のコーキングが劣化してひび割れておりましたので、塗装の前に補修を行いました。
また、S様邸の屋根では「ケレン」と呼ばれる下地調整を行いました。
ケレンとは、やすりなどで表面を磨き、汚れやサビを落とす作業です。トタン屋根など金属製の部分を塗装する時は、古い塗膜やサビなどを落とすために、事前のケレンが重要です。
このようにいえふくでは、塗装作業以外にも重要となるポイントをしっかりと押さえた高品質な外壁塗装を施主様へ提供しております。
いえふくのホームページでは、WEBで簡単に外壁塗装の見積もりができる「ネット見積もり」を行っています。外壁塗装を検討中の方は、お気軽にネット見積もりをご利用ください。