施工事例
1階と2階で違う色の塗料を使用!O様邸の外壁塗装の施工事例(東京都大田区)
Before
この記事で紹介する施工事例は、築14年ほどになるO様邸の外壁塗装です。
O様邸は、1階部分と2階部分で異なるデザインの“サイディングボード”(外壁の表面に貼りつけて用いる板状の外壁材)が使用されていました。
O様のご希望は「1階と2階で色を変えて塗装がしたい」とのことでした。
この施工事例をご覧いただけば、1階と2階で色を変えて行う外壁塗装の様子を、くわしく確認することが可能です。
外壁塗装を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
施工前のO様邸の1階部分の様子がこちらです。
外壁にはレンガ風のサイディングボードが使用されており、モダンでおしゃれな洋風住宅となっていますね。
O様邸の2階部分の様子がこちらです。
新築時にはきれいな白い外壁だったそうですが、今では全体的に黒い汚れが付着しており、古びた印象がぬぐいきれません。
サイディングボードの表面は、塗膜(塗装された塗料が乾燥し固まって膜状になったもの)でコーティングされることにより、雨や紫外線から保護されています。
サイディング外壁の表面に黒ずみ汚れが目立つようになったら、それは外壁材を保護する塗膜が劣化している証拠です。
そのため、黒ずみ汚れが目立つようになってきたら、そろそろ外壁塗装を検討し始めるのがおすすめです。
After
こちらは、外壁塗装が完成したO様邸の1階部分の外壁。
施工前よりも赤みの強いブラウンカラーをお選びになり、以前とは少し雰囲気が変わっていますね。
外壁塗装のタイミングは、住宅のイメチェンをするいい機会なので、マイホームの外観を一新したい方は今とは異なる色の塗料を選ぶのもいいでしょう。
一方、「現在の外壁デザインを気に入っているから、なるべく同じ色で塗装をしたい」という要望にお応えすることも可能です。
外壁塗装の色選びはとても楽しくてワクワクする時間なので、ぜひご家族とじっくり話し合ってみてくださいね。
外壁塗装が完了したO様邸の2階部分の様子がこちらです。
施工前には全体的に黒い汚れが付着していましたが、塗装を終えると清潔感のある真っ白な外壁に変身しています。
O様は1階部分の色は変更されたものの、2階部分の色には施工前と同じ白い塗料をお選びになりました。
2色以上の塗料を使用する時は、色の組み合わせ次第で住宅の雰囲気が変わってくるので、カラーバランスも重要です。
塗装の様子
こちらでは、O様邸の外壁塗装の工事のうち、いくつかの工程をピックアップして紹介します。
外壁塗装を検討中の方は、外壁塗装ではどんな工程を行うのか、参考にしてください。
高圧洗浄
塗装作業の前に行うのが“高圧洗浄”です。
高圧洗浄とは、水を高圧で噴射し外壁の汚れを洗い流す洗浄方法のこと。
なぜ塗装前に外壁を洗浄するのか。その理由は、外壁材の表面に汚れが残ったまま塗装をすると、塗料の密着力が下がってしまうからです。
塗料の密着力が下がると、塗料が持っている本来の耐用年数よりも短い年数で塗膜が剥がれることが予想されます。
そうならないように、いえふくでは塗装前に高圧洗浄を行うのはもちろん、細かい部分までていねいに洗浄するように徹底しております。
下塗り
外壁塗装では、たった1度だけ塗料を塗って工事が完成するわけではありません。
「下塗り・中塗り・上塗り」と呼ばれる合計3回の重ね塗りを経て、はじめて外壁の塗膜は万全な状態に仕上がるのです。
塗膜が万全な状態に仕上がっていると、塗料が持っている防水機能や汚れにくくする機能を十分に発揮できるようになります。高品質な外壁塗装を実現するためには、3度塗りが欠かせません。
ただし、透明の塗料を使用するクリアー塗装などは、塗料の性質の問題から、2度塗りが最適な施工方法です。いえふくでは使用する塗料の種類に応じて、最適な施工方法を行っております。
こちらはO様邸の2階部分を下塗りしている様子です。
下塗り塗料には、上塗り塗料(中塗りと上塗りで使用する塗料)を外壁にしっかり密着させる役割があります。
もし下塗りを省略すると、高圧洗浄をしなかった時と同じく、塗膜が本来の耐用年数よりも短い年数で剥がれてしまうでしょう。
中塗り
下塗り塗料が十分に乾いたら、次は2度目の塗装作業である中塗りを行います。
中塗りからは色付きの塗料を使用するので、住宅の雰囲気は大きく完成に近づきます。
外壁に色が付いていく様子は、普段塗装の現場と縁がない方には新鮮かと思います。もしもお時間がありましたら、ご家族とご見学されてみてはいかがでしょうか。
なお、上塗り塗料が下塗り塗料と異なる点は、色だけではありません。機能面も異なります。
中塗りの段階から使用する上塗り塗料の機能は、外壁材を雨や汚れ、紫外線などから保護することです。
下塗り塗料と上塗り塗料が両方そろって、塗膜は最適な状態になるのです。
上塗り
中塗りで塗った塗料が十分に乾いたら、3度目の塗装作業である上塗りを行います。
外壁塗装では、塗料を乾燥させる時間が非常に重要です。
塗料が乾き切る前に重ね塗りを行うと、後からピンホール(塗膜に針で刺したような小さい穴が無数に開く現象)や塗膜の剥がれなどの施工不良が発生するリスクが高くなります。
いえふくでは、施工不良のリスクを最大限に減らすために、適切な乾燥時間を必ず確保するようにしております。必要があれば1晩の時間を空けるなどして、塗料を十分に乾燥させてから次の重ね塗りをする形です。
付帯部分塗装
外壁塗装の際には、“付帯部分”と呼ばれる部分にも塗装を行うのが一般的です。付帯部分とは、雨どいや雨戸・戸袋などの外壁に付帯する箇所を指します。
上の画像は、O様邸の破風板を施工した後の様子です。
施工前には色あせて劣化していた破風板も、塗装を終えるとピカピカで美しい状態を取り戻しました。
塗装施工時のポイント
O様邸の外壁塗装における重要なポイントは、塗装作業の前に行った“コーキング”の補修作業にあります。
コーキングとは、樹脂を主原料とし、乾燥して固まると硬いゴム状になる充てん剤のこと。
O様邸のようなサイディング外壁は、目地の部分に建材同士の緩衝や住宅の防水などの目的で、コーキングが打ち込まれています。
新築時に設置されるコーキングは、一般的に5〜7年ほどが耐用年数であり、外壁塗装をするときには寿命を迎えているケースが多いです。
古くなったコーキングはひび割れなどが生じていることが少なくなく、ひび割れから雨水が外壁内部に浸水する恐れがあるため、塗装作業の前に補修しておくことが大切になります。
いえふくでは、外壁塗装を最高品質に仕上げるためのポイントを全て把握し、ひとりひとりの職人が精いっぱい施工に取り組んでおります。
高品質な外壁塗装を適正価格で行いたい方は、ぜひいえふくへお任せくださいませ。