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施工事例

色あせたサイディングを再塗装!よりお気に入りの住宅に変身した事例(神奈川県厚木市)

はじめに

今回の記事で紹介するのは、F様邸の外壁塗装の施工事例です。

F様邸は、レンガ風のサイディング外壁を採用した住宅。

サイディング外壁とは、“サイディングボード“と呼ばれる板状の外壁材で構成された外壁のこと。

新築時の導入コストが安く抑えられる上に、デザイン性が高いなどの理由から、近年の住宅では主流になっている外壁材です。

この記事をお読みいただいているあなたも、もしかしたらサイディング外壁の住宅にお住まいかもしれません。

この記事では、サイディング外壁の塗り替え工事で欠かせないコーキング補修を含め、塗装工事の様子を画像とともに紹介しています。

サイディング外壁の塗装工事を検討している方が参考にしやすい事例ですので、ぜひ最後までお付き合いください。

Before

こちらが外壁塗装を施工する前のF様邸です。

田畑が広がるエリアにぽつんとたたずむF様邸ですが、おしゃれで堂々とした雰囲気が特徴的ですね。

もう少しF様邸の外壁に近づいて観察してみましょう。

上の画像を見ると、サイディングの模様の隙間に汚れがたまっているほか、表面が少し色あせていることが確認できます。

色あせや汚れの定着などの劣化は、外壁塗装を検討するべきサイン。このタイミングでF様が外壁塗装をご依頼されたのは、住宅を良い状態で維持するために素晴らしいご判断です。

After

外壁塗装を終えたF様邸がこちら。以前の赤茶色の色とはガラリと雰囲気を変えて、クリーム色の塗料で塗り替えました。

住宅の四隅はブラウンカラーで塗り、ツートンカラーのおしゃれな住宅へと生まれ変わっています。

これまでにも増して堂々としたたたずまいに生まれ変わったご自宅をご覧になり、F様は「マイホームにますます愛着が湧くねえ」とお話になっていました。

次の項目では、F様邸の外壁塗装の工事が進んでいく様子を、手順ごとの解説も交えながら紹介してまいります。


施工手順

足場設置

外壁の塗装工事で最初に実施するのが、足場を組み立てる作業です。住宅を取り囲むように、鉄パイプなどの部材を組み立てて足場を作ります。

足場を設置するためには、住宅の周囲にある程度のスペースが必要。

敷地ギリギリまで壁がある住宅だと足場を組み立てるのが大変ですが、F様邸は住宅の周囲のスペースに余裕があったため、難なく足場が完成しました。

また上の画像をご覧いただければ分かる通り、F様とそのご家族が出入りする玄関付近の足場には、緑色と青色のクッション材を巻いています。

このように動線部分の足場にクッション材を巻いておくことで、万が一施主様やそのご家族が足場にぶつかっても、ケガをしにくくなるからです。

高圧洗浄

足場を組み終えた後には、外壁に付着した汚れを洗い流す高圧洗浄の作業を行います。

「Before」で紹介した画像では、サイディングボードの模様に汚れがたまっていましたね。普段の雨では落ちない汚れも、高圧洗浄機で強い圧力の水を吹き付ければ、きれいさっぱり洗い流すことが可能です。

「これから塗装をするなら、汚れが残っていても問題ないのでは?」と感じる方がいらっしゃるかもしれません。

しかし外壁の表面に汚れが残ったままだと、塗膜(塗料を塗ることで生成される膜のこと)がうまく外壁に密着できず、本来の耐久性を発揮できずに早く劣化してしまうのです。

塗膜が持つ最高のパフォーマンスを発揮できるよう、塗装の前には外壁の汚れを落としておくことが大切です。

養生作業

高圧洗浄を終えると、次は塗料が飛んで汚れては困る部分をビニールシートで覆う”養生”を行います。

外壁塗装の際は、外壁以外にも、雨どいや雨戸・戸袋などさまざまな付帯部分をあわせて塗装するのが一般的です。

しかし、付帯部分の塗装では、外壁に使用するのとは別の塗料を使用するもの。外壁の塗装中に外壁用の塗料が飛んで汚れては大変です。

そんな事態を未然に防ぐために、養生作業を行います。

コ-キング

サイディングボードを用いた外壁は導入コストが低いことが魅力ですが、定期的なメンテナンスを要する面もあります。

サイディング外壁に必要なメンテナンスは、大きく分けて次の2種類。

  • サイディングボードの塗装
  • 目地部分のコーキングの補修(交換)

サイディングボードの塗装とは、外壁塗装と同じ意味です。

もう1つのコーキングの補修とは、ボードとボードの隙間に充填(じゅうてん)されている緩衝材(コーキング)を交換することを指します。

コーキングは樹脂を主原料に作られ、固まるとゴム状になる性質があります。そのため、サイディングボードの隙間から雨水が侵入するのを防いだり、地震などの揺れにクッションの役割を果たしたりしています。

コーキングの耐用年数は5〜7年程度なので、外壁塗装を実施する際には劣化して寿命を迎えているケースがほとんどです。

そのため、多くの場合、外壁塗装のタイミングでコーキングを丸ごと交換する補修を行います。この補修方法は”打ち替え”と呼ばれています。

コーキングの打ち替え補修では、まず劣化した古いコーキングを撤去します。

上の画像のように、コーキングへカッターナイフで切れ目を入れ、手で引っ張って取り除くのです。

古いコーキングを取り除いたら”コーキングプライマー”と呼ばれる下塗り材を塗ります。

コーキングプライマーとは、下地とコーキングとが密着しやすいよう助ける役割を担う下塗り剤です。

プライマーを塗り終えた後には、新しいコーキングを”コーキングガン”と呼ばれる専用の道具で注入していきます。

その後、ヘラなどを使って均一な厚さにならしたら、コーキングの打ち替え補修は完了です。

コーキングは外壁全体に存在するので、全ての補修を終える頃には、その日の作業時間が終了しています。日にちを改めて、塗装作業へと移ります。

下塗り

外壁塗装では「下塗り・中塗り・上塗り」の3度塗りをするのが一般的。

まずは1度目の塗装作業である下塗りの様子を紹介します。

こちらが下塗りをしている様子。

外壁塗装では、いきなり施主様がお選びになった色を塗るのではなく、まずは下塗りとして白や透明の塗料を塗るのが基本です。

下塗りを終えると、このようになりました。

下塗りをすると中塗り塗料が外壁に密着しやすくなり、塗膜が短期間で剥がれるのを予防できます。

下塗りの作業は、外壁塗装を長持ちさせるために欠かせません。

中塗り

下塗りで塗った塗料が十分に乾いたら、2度目の塗装作業である中塗りを実施します。

F様邸の中塗りで使用したのは「コスモシリコン」と呼ばれるシリコン系の塗料。

シリコン系塗料は、価格が安い割に10〜12年とある程度長持ちします。コストパフォーマンスに優れていることから、外壁塗装では定番かつ人気の塗料です。

上塗り

最後に、3度目の塗装作業となる上塗りを実施します。

この時のポイントは、上塗りでは中塗りの時とはわずかに色の違う塗料を塗っている点です。

上の画像を見ると、上塗りを終えた部分の色が、中塗りの時と異なっているのがわかります。

これはいえふくが、中塗りと上塗りで色を変えて塗装することにより、施主様に外壁塗装の進捗を実感してもらいたいと考えているからです。

ツートンカラーの部分を塗装

F様は、住宅の四隅をブラウンの塗料で塗るツートンカラーを希望されました。

施工する外壁の面積にもよりますが、今回はツートンカラーに仕上げる部分の面積が小さかったため、ひとまずクリーム色を塗った後にブラウンの塗料で塗る方法を採用しました。

上の画像は、ツートンカラーに仕上げるためにブラウンの塗料を塗っている様子です。

仕上がり

塗装工事を全て終えると、このような仕上がりになりました。玄関上部の庇(ひさし)など細かい部分も塗り直したので、住宅全体が清潔さを取り戻しています。


付帯部分塗装

こちらでは、先ほどは紹介しなかった付帯部分塗装の様子を紹介します。

付帯部分の代表例として挙げられるのが雨どい。上の画像は、雨どいの上塗りをしている最中に撮影されたものです。

雨どいをご覧ください。ツヤがある部分とそうでない部分がありますね。

ツヤのある部分がすでに塗装を終えたところで、そうでない部分がこれから塗るところです。

雨どいの塗膜が劣化したまま長く放置していると、紫外線などによる経年劣化で、雨どいに亀裂が発生する可能性があります。

そうなれば、雨どいから雨が漏れるので、住宅の屋根に降った雨水の排水がうまくいかなくなるのです。

外壁塗装のタイミングで雨どいも塗りなおしておくと、このようなことになる恐れを減らすことができます。

こちらは”軒天”と呼ばれる部分を塗装した直後の様子です。

軒天を塗装する際は、外壁に塗料が飛ばないように養生を行いました。


まとめ

今回の記事では、長い年月を経て色あせてしまったレンガ風のサイディング外壁を、塗り替え工事で美しく変身させた施工事例を紹介しました。

もとのままでもおしゃれだった住宅が、外壁塗装で装いを一新し、さらにおしゃれ度の高い住宅へ生まれ変わりましたね。

サイディング外壁を塗り替え工事する際は、塗装だけではなくコーキング補修も同時に行います。

「そろそろ外壁の汚れが目立ってきた」と感じているあなた。塗装とコーキング補修をまとめて実施できる外壁塗装を、ぜひご検討ください。