外壁塗装を一生懸命やる会社いえふく外壁塗装を一生懸命やる会社いえふく

お電話でのお問合せ9:00~18:00

0120-900-971

施工事例

クリアー塗装で塗り替え!色あせた外壁がピカピカになった事例(東京都八王子市)

はじめに

今回紹介するのは、築10年が経過するN様邸の外壁塗装です。

N様邸は、レンガ風のサイディングを使用したおしゃれな外壁が特徴。

施主様は現在の外壁デザインを非常に気に入っておられるため、透明の塗料で外壁塗装をする”クリアー塗装”を行いました。

今回の記事では、塗装工事の手順を画像とともに紹介しているほか、クリアー塗装のメリットも解説しています。

現在の外壁デザインを残した外壁塗装を実施したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

Before

こちらが外壁塗装施工前のN様邸です。

築10年の比較的新しい住宅であり、それほど汚れているようには見えませんね。ただ、目立つ汚れはないものの、外壁全体が色あせている印象があります。

After

こちらが外壁塗装施工後のN様邸です。クリアー塗装のため外壁の色自体は変わっていませんが、以前はなかったツヤが生まれていることを確認できます。

クリアー塗装をすると外壁にツヤ感が生まれるため、新築のようなピカピカの外壁がよみがえるのです。


施工手順

足場設置

外壁塗装工事の最初の工程は、足場の設置作業です。

足場を設置することには、職人の安全確保や業務効率アップなどの目的があります。

上の画像は、足場の設置工事が完了した様子。

施工中も施主様とそのご家族は住宅を出入りされるので、ケガをしないよう玄関部分の足場にはクッション材を巻いています。

足場を組み終えたら、隣家へ迷惑をかけないよう、飛散防止のメッシュシートを張り巡らせます。

メッシュシートにより、高圧洗浄中の水しぶきや塗装中の塗料などの飛散を防止することが可能です。

メッシュシートは通気性に優れているので、塗料が乾きにくくなる心配はありません。

高圧洗浄

次は、塗装部分の高圧洗浄を行います。

高圧洗浄とは、業務用の高圧洗浄機を使用して外壁や付帯部分(※)などを水で洗浄する作業のことです。

外壁表面には塗装により”塗膜”と呼ばれる膜ができ、外壁材をコーティングすることができます。この塗膜が雨水や汚れを弾いて、外壁材を守るのです。

しかし塗膜は、塗装面が汚れているとうまく密着できず、短期間で剥がれ落ちます。

長持ちする外壁塗装を行うには、塗装面のコンディションを整えなければなりません。だからこそ、事前の高圧洗浄で表面に付着した汚れやホコリを洗い流すのです。

※付帯部分:雨戸や軒天など、屋根や外壁に付随する屋根・外壁以外の部分のこと

養生作業

高圧洗浄の次は、養生作業を行います。

養生とは、窓ガラスや玄関ドアなど、塗料が付着しては困る部分をビニールシートで覆って保護すること。

上の画像をご覧いただくと、窓枠も含めて窓全体がビニールシートで覆われている様子を確認できます。このように隙間のないていねいな養生こそ、高品質な外壁塗装の秘訣です。

コ-キング

N様邸のようなサイディング外壁は、目地の部分に”コーキング”と呼ばれる建築材が充填(じゅうてん)されています。

コーキングとは、樹脂を主原料に作られ、固まるとゴム状になる性質を持った素材のこと。

コーキングはその弾力性により外壁材の膨張を吸収し、外壁材の破損を防いでくれています。

耐用年数が5〜7年程度のものが一般的であるため、外壁塗装のタイミングで補修するのが一般的です。

N様邸でも、塗装工事の前にコーキング補修の作業を行いました。

こちらでは、N様邸のコーキング補修の様子を紹介します。

N様邸は”打ち替え”と呼ばれる工法で補修しました。

打ち替えとは、外壁のすべてのコーキングをすべて除去し、新しいコーキングを充填する補修方法です。

コーキング補修では、まずコーキングの密着をよくするために”プライマー”と呼ばれる下塗り材を塗布します。

上の画像では、職人が足場に乗ってコーキングプライマーを塗っている様子がわかります。

画像では”シーリングプライマー”と表記されていますが、呼び方が違うだけで、シーリングとコーキングは同じものです。

プライマーを塗り終えたら、コーキングガンと呼ばれる専用の道具を使用して、コーキングを打ち込みます。その後ヘラなどを使って平らにならしたら、補修作業は完了です。

中塗り

コーキング補修までの作業が完了すると、いよいよ塗装作業を行います。

今回のクリアー塗装で使用する塗料は、日本ペイント製の「UVプロテクトクリヤー」です。

この塗料にはUVカットの性能があるため、紫外線を防いで外壁を美しい状態のまま保ってくれます。

色のついた塗料で行う外壁塗装の場合、その塗装工程は下塗り・中塗り・上塗りの3度塗りが基本です。

一方、クリアー塗装の場合は下塗りに当たる工程が不要であり、中塗りと上塗りの2度塗りでOK。これこそが、クリアー塗装の最大のメリットです。

2度塗りで済むことは、時間も費用も少なく抑えられることを意味します。

工期が短く施工費用も安いので、「できる限り外壁塗装を安くスピーディーに済ませたい」とお考えの方にもおすすめです。

クリアー塗装のメリットとしてそのほかに挙げられるのは、外壁のデザインや色合いをそのまま残せること。

N様がクリアー塗装をお選びになった1番の決め手も、外壁デザインをそのまま残せることでした。

上の画像は、1度目の塗装作業である中塗りを実施している様子。

画像内では”下塗り”と表記されていますが、これはあくまで表現の違いです。

施工業者によって、クリアー塗装の「中塗りと上塗り」を「下塗りと上塗り」と呼ぶことがあります。

上塗り

中塗りで塗った塗料が十分に乾いたら、2度目の塗装作業である上塗りを実施します。

2度目の塗装とはいえ、実施する作業自体は中塗りと同じ。ローラーを使ってコロコロと転がしながら塗料を塗っていきます。

この際注意しているのは、塗膜の厚みにばらつきが出ないよう、均一な厚みで塗り上げることです。

塗膜は厚すぎても薄すぎても最適なコンディションにはなりません。そのため、塗膜が正しい厚みに仕上がるよう注意しながら塗装を行っています。

仕上がり

塗装が完了すると、このようになりました。以前のように色あせて古びた印象は全くなく、ピカピカの美しい外壁がよみがえっています。

外壁が太陽の光を反射して輝いている様子も、まるで新築住宅とも思える仕上がりです。


付帯部分の塗装

こちらでは付帯部分塗装の様子を紹介します。

上の画像は、雨どいの下塗りを実施している様子。

破風板も雨どいと同じ黒色で塗装するので、同時進行で作業を行いました。

下塗りが十分に乾いたら、上塗りをして付帯部分塗装も完了です。

付帯部分塗装では「下塗り・中塗り・上塗り」の3度塗りを実施することもあります。

しかし、今回使用した塗料は中塗りを省略できる2度塗りタイプの塗料であったため、下塗りと上塗りの作業で塗装が完成いたしました。


まとめ

今回の記事では、クリアー塗装を行ったN様邸の外壁塗装の様子を紹介しました。

色あせていた外壁がクリアー塗装でつややかによみがえる様子を実感できる施工事例でしたね。

N様邸の外壁塗装は、工期の間ずっと晴れていたため、工程をスムーズに進めることができました。もし雨が降っていたら、もう少し完成が遅くなっていたかもしれません。

なぜ雨が降ると完成が遅れるのかというと、雨の日は塗装作業を実施することができないから。雨の日に塗装すると塗料が雨水で薄まってしまい、塗膜が本来の性能を発揮できなくなるのです。

そのため、梅雨の時期などは外壁塗装にはあまり適していません。外壁塗装をスピーディーに終わらせたい方は、雨が降りやすい時期を外してスケジュールを立てることをおすすめします。

いえふくでは、できる限り施主様のご都合に添った施工を提案しておりますので、お気軽にご連絡くださいませ。