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施工事例

クリアー塗装で外壁をきれいに!屋根とバルコニーも同時に塗装(神奈川県三浦市)

はじめに

今回紹介させていただくS様邸の施工事例は、外壁塗装・屋根塗装・バルコニー塗装と盛りだくさんの内容になっています。

それぞれの塗装工事を検討されている方はもちろん、これら3種類の塗装を同時に実施しようかと考えている方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。

Before

こちらが外壁塗装施工前のS様邸です。

S様邸はサイディングボードを用いたおしゃれな外観が特徴の住宅。1階と2階では異なるデザインのサイディングボードが使用されていて、S様の外観へのこだわりが伝わってきます。

S様邸の裏側に回ってみると、上の画像のように外壁にはコケが発生していました。北側の外壁は湿気が高い傾向にあるので、南側よりもコケが生えやすい環境です。

コケが発生するのは、サイディング表面の塗膜が寿命を迎えている証拠。まさに外壁塗装が必要なことを示しています。

After

こちらが外壁塗装施工後のS様邸です。S様は現在の外壁デザインを非常に気に入られていたため、”クリアー塗装”と呼ばれる透明な塗料を用いた塗装をご提案いたしました。

クリアー塗装であれば、もとのデザインはそのままに塗膜の耐久性を復活させられるので、今のサイディングの模様を気に入っている方におすすめです。

施工前にはなかった縦の細いラインが、外壁にいくつも入っていることを確認できます。これは”コーキング”と呼ばれるサイディングの目地の補修跡です。

クリアー塗装ではこの補修跡を隠すことができないので、外壁の色に馴染むようにベージュの補修剤を使用しています。

外壁塗装施工後のS様邸の裏側の様子です。コケが生えていたこちらの外壁も、塗装によりすっかりきれいになっています。

次の項目からは、S様邸の外壁塗装の施工手順を紹介してまいります。


外壁塗装の施工手順

足場設置

外壁塗装の工事をする際に絶対に欠かせないのが足場です。職人が2階以上の高い場所で作業をする際には、バランスを崩して転落する危険性もあります。転落事故の危険性をできる限り低くするために、足場の設置工事は欠かせません。

足場を設置することには、職人の安全確保以外の目的もあります。足場があることで作業効率が向上し、工期短縮にも役立つのです。

さらに、安定した場所で作業をすればより正確な塗装ができるので、外壁塗装の品質も向上します。

高圧洗浄

足場を設置し終えると、高圧洗浄を実施します。業務用の威力が強い高圧洗浄機を使用し、外壁についた汚れを洗い流していくのです。

上の画像は、S様邸の外壁に発生したコケを高圧洗浄機で落としている様子。未洗浄の部分は緑色のままになっているのに対して、洗浄済みの部分は外壁本来の色が現れています。

高圧洗浄機による効果を実感しやすい画像ですね。

養生作業

高圧洗浄が終わると、次に行うのは養生の工程です。

養生とは、窓ガラスなど塗装しない部分が塗料で汚れないよう、ビニールで覆う作業のこと。外壁塗装で使う業務用の塗料は一度付着すると簡単には落ちないので、塗料の飛散を予防することが大切です。

コ-キング

サイディングボードを使用した外壁は、経年で劣化するコーキングの補修メンテナンスが欠かせません。S様邸では場所によりコーキングの劣化状況が異なっていたため、劣化の程度に合わせた補修方法で対応しています。

こちらの外壁はコーキングの劣化が激しく、コーキングごとに交換する”打ち替え”と呼ばれる補修方法で対応することになりました。まずはプライマーと呼ばれる下塗り材を塗り、コーキングが下地に密着しやすいようにします。

プライマーを塗ったら、新しいコーキングを充填します。

コーキング補修は白い色のコーキングで行うのが一般的ですが、先述したようにS様邸ではクリアー塗装を実施するので、補修跡が目立ちにくいようにベージュのコーキング材を採用しました。

補修を終えると、このようになりました。劣化していたコーキングが、見違えるようにきれいになっています。

続いて窓枠の周囲に充填(じゅうてん/詰める・埋めること)されているコーキングを補修します。窓枠の周囲に充填されたコーキングは、あまり劣化していませんでした。

そのため、古いコーキングの上から追加でコーキングを打ち込む”増し打ち”と呼ばれる方法で対応します。増し打ちの場合も、先ほどと同じくまずはプライマーを塗布します。

プライマーを塗り終えたら新しいコーキングを追加で打ち込み、作業は完了です。

中塗り

外壁塗装の基本は「下塗り・中塗り・上塗り」の3度塗りです。しかし、クリアー塗装の場合はそうではありません。クリアー塗装は塗料の性質上、下塗りの工程を実施する必要がないので、「中塗りと上塗り」の2度塗りが基本となります。

下塗りを省けることは、クリアー塗装を採用する大きなメリットです。工期が短くなる上に材料費も少なくて済むので、3度塗りをする場合と比べて安価になります。

もちろん、先述のように「もとの外壁デザインをそのまま残せる」メリットもあります。

上塗り

中塗りが十分に乾いたことを確認して、2度目の塗装作業である上塗りを実施します。

塗膜の厚みが均一になるように注意しながら塗装を行います。厚みがまばらになっていると、塗膜の耐久力が低下してしまうからです。

仕上がり

外壁塗装を終え、上の画像のような仕上がりになりました。

以前は色あせて古びた印象のあった外壁が、ツヤツヤとして輝いています。塗装をすることで外壁は汚れにくくなり、コケの発生も予防できます。


屋根塗装

次はS様邸の屋根塗装の様子を紹介します。上の画像は施工前の状態を写した画像です。

もともとは黒い屋根だったようですが、経年劣化により色あせてしまっています。外壁と同様に、屋根の塗膜も寿命を迎えていたようですね。

外壁と同じタイミングで屋根も高圧洗浄を行い、その後に金属部分のサビ止め塗装を実施しました。

屋根板金などは金属でできているので、サビ止めをしないと雨で濡れてサビが発生します。サビ止め用の塗料を塗ればサビの発生防止になるため、金属部分への塗装には欠かせない作業です。

S様邸の屋根には、”スレート”と呼ばれるセメントなどを固めた板状の屋根材が使われています。一部のスレートにひび割れが見られたので、塗装の前に補修作業を行いました。

こちらが補修を実施した後の様子です。

スレートのひび割れには、補修材(コーキング)を使用します。外壁に用いたコーキングとは異なる色のコーキングです。スレート屋根が黒いので、それに合わせて黒いコーキング材を使用しました。

屋根塗装はクリアー塗装ではなく、顔料を使用した通常の塗装を実施しました。そのため「下塗り・中塗り・上塗り」の3度塗りで塗装を行います。

上の画像は下塗りと中塗り、さらに上塗りも完了した後の様子です。もとは色あせていたスレート屋根が、見違えるほど美しい黒い屋根に変身しています。

塗装により屋根の防水性も向上したので、これから先もS様邸を風雨から守ってくれることでしょう。


バルコニー塗装

次は、バルコニーの床を塗装する様子を紹介します。

S様邸のバルコニーにはエアコンの室外機が設置されていました。室外機を動かさないと床の塗装ができないので、画像のように吊り上げて対応しました。

もちろん、室外機を吊り上げる際には衝撃を与えないよう丁寧に扱っているので、ご安心ください。

これで、室外機の下の床も問題なく塗装できます。

室外機を吊り上げたら、バルコニーの清掃とプライマー塗布を行います。

プライマーとは下塗り材のことで、この後に塗るトップコートを床面に密着しやすくさせる役割があります。

バルコニーの床面は、下から順に下地・防水層・トップコート(塗料の膜)の3層で構成されています。つまり、最も表面にあり外気に触れている層がトップコートです。

プライマーが乾いたら、2回の重ね塗り(中塗り・上塗り)をします。

上の画像は上塗り塗料を塗装している途中の様子です。バルコニーの塗装においても、基本である「3度塗り」を忠実に守って施工しています。


付帯部分塗装

最後にS様邸の付帯部分塗装の様子を紹介します。付帯部分とは、外壁や屋根などの主要な部分以外のことを指していて、例を挙げると雨どいや雨戸、戸袋などです。厳密にはバルコニーも付帯部分の1つですが、わかりやすいように項目を分けて紹介しました。

上の画像をご覧ください。こちらはS様邸の帯板(おびいた)です。住宅の美観を保つために重要な部分ですが、かなり汚れていますね。S様邸のおしゃれな外観を保つために、帯板部分も塗装させていただきます。

帯板は幕板(まくいた)とも呼ばれ、1階と2階の境界線の意味合いで使用されるのが一般的です。S様邸ではバルコニーの外側など、デザイン性を高める目的でさまざまな場所に設置されていました。

帯板の塗装を終えると、上の画像のようになりました。

S様は「外壁デザインは残しつつ、外観の雰囲気を変えたい」と希望されていましたので、帯板の色の変更をご提案いたしました。帯板部分についても下塗り・中塗り・上塗りの3度塗りで塗装をしています。

こちらは”霧除け”と呼ばれる、窓の上などに設置される小さな屋根です。霧除けなどの鉄でできている部分には、屋根の時と同じようにサビ止め塗料を塗布します。

その後中塗り、上塗りと重ね塗りをして、鉄部分の塗装は完了です。金属の塗装はサビ止め塗料を塗ることが下塗りの役割を果たすので、サビ止め塗料と別に下塗りをする必要はありません。


まとめ

今回の記事では、外壁塗装と屋根塗装、バルコニーをふくめた付帯部分塗装を全てまとめて実施した施工事例を紹介しました。これらの塗装工事は全て、足場を設置する必要がある施工です。

全てを同時に塗り替えることで足場を何度も組む手間を省き、足場代の節約も実現しています。つまり、別々に工事するよりもまとめて工事した方がお得になるのです。

外壁塗装と屋根塗装、そしてバルコニー塗装などを同時に実施したい方は、ぜひいえふくへご連絡ください。