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施工事例

コケの生えたモルタルをピカピカに新調した事例(神奈川県海老名市)

はじめに

今回外壁塗装をご依頼いただいたO様邸は、新築時から20年が経過する住宅です。

築10年を超えたタイミングで外壁の再塗装を実施されたため、大きな劣化は見られませんでした。しかし、ところどころ汚れている部分があり、前回塗った塗料はそろそろ寿命を迎えそうです。

O様邸は古くから日本で用いられてきたモルタル外壁を使用した住宅です。「モルタル外壁を塗り替える実例をチェックしたい」とお考えの方も、ぜひ最後までご覧ください。

Before

こちらが外壁塗装施工前のO様邸の様子です。遠目から見る限りはあまり汚れておらず、O様がこまめに手入れをなさっていたことが伺えます。O様は家庭用洗浄機を保有していらっしゃって、月に1回程度のペースで高圧洗浄を実施されていたそうです。

高圧洗浄をしていても塗膜の劣化を防ぐことはできませんが、住宅の美観を維持するためには有効なメンテナンス方法です。

ただし、塗膜が寿命を迎えていると、高圧洗浄をしてもまたすぐ汚れてしまうので、外壁塗装が必須であることに変わりはありません。

次に、別のアングルからO様邸を撮影した画像をご覧いただきましょう。

上の画像を見ると、外壁にうっすらとコケが付着していることを確認できます。こちらの画像に写っている外壁は住宅の北側に位置しているため湿気が高く、カビやコケが生えやすい環境なのです。

前回の外壁塗装から10年が経過し、塗膜の耐久性は弱まっているようですね。

After

こちらが外壁塗装施工後のO様邸です。同じく白い塗料で塗り替えましたが、以前と違って外壁は太陽の光を浴びて輝いています。より一層ピカピカで上品な住宅へと生まれ変わりましたね。

雨樋や玄関の柱などは以前より少し暗めのブラウンへ変更したので、落ち着いた大人の雰囲気が漂っています。

付帯部分の色を少し変えるだけでも住宅の雰囲気は違ってくるので、外壁塗装の際にさまざまな箇所の色を変えてみてもいいかもしれませんね!

以前は汚れていたこちらの外壁も、すっかりきれいになりました。白く輝く外壁は、モルタル本来の美しさを完全に取り戻しています。

外壁を塗り替えると住宅周りが明るくなるので、その家に生活する人の気持ちさえも爽やかになる感じがしますね。


施工手順

足場設置

ここからは、O様邸が外壁塗装によって生まれ変わる様子をくわしく見ていきましょう。

外壁塗装で最初に行うのは足場の設置作業です。上の画像をご覧いただくと、鉄パイプで構成された足場がO様邸を囲んでいます。2階以上の建物であっても、足場を組めば安全に塗装作業を実施できるようになります。

今回組み立てた足場の種類は「単管足場」と呼ばれる、鉄パイプだけを組み合わせるタイプの足場です。単管足場以外には「クサビ式足場」や「枠組み足場」などがあり、いえふくでは現場の状況を考慮して最適な足場を選択するようにしています。

画像を見ると2本の鉄パイプが並行に並んでいる部分がありますよね。これこそ単管足場の特徴です。2本並んでいる鉄パイプに足をかけたり、塗料の缶を置いたりして作業を行います。

いえふくの職人は経験豊富なベテランが多いので、鉄パイプだけで組み立てる単管足場の上でもバランスを崩さず作業を行います。

高圧洗浄

足場を組み終えると、塗装部分の洗浄作業へと移ります。上の画像は外壁に発生したコケを洗い流している様子です。

外壁の洗浄作業で使用するのは、O様もセルフメンテナンスに使用されている「高圧洗浄機」という機械です。

ただし、同じ高圧洗浄機でも、私たちが使用しているのは業務用であるのが異なるポイント。

業務用の高圧洗浄機は威力が強く、家庭用よりも効率よく汚れを落とせるようになっています。家庭用では落としきれない汚れも業務用洗浄機なら落とせるので、外壁塗装には欠かせないアイテムです。

養生作業

洗浄作業が完了すると、次は窓や霧除け(窓の上にある小さな屋根のこと)などに養生を行います。

窓は塗装をしない部分であり、塗料が付着すると困るのでビニールシートで覆います。もう一方の霧除けについては後ほど塗装を実施しますが、別の色の塗料がつくと見栄えが悪くなるので、同じようにビニールシートで覆います。

コ-キング

O様邸のようなモルタル外壁は、地震や経年劣化などの要因でひび割れが生じることがあります。ひび割れがある場合は、樹脂が主原料の補修材であるコーキングを用いて補修作業を実施します。

しかし、O様邸ではモルタルのひび割れが見られませんでしたので、補修作業は行いませんでした。

下塗り

ここからは塗装作業を実施します。上の画像は今回の塗装作業で使用する塗料です。

外壁塗装の基本は下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りであり、それぞれの工程で異なる塗料を使用します。外壁塗装に「塗料をただ塗るだけの工事」というイメージを持っている方もいますが、実は1種類だけではなく複数の塗料を使い分けて施工するのが普通です。

1回目の塗装作業である下塗りを終えた様子です。施工前は若干黄ばんでいた外壁が、真っ白になっていることを確認できます。

しかし、この時点での白さは施主様がお選びになった「白」ではなく、下塗り塗料の「白」色です(透明など白以外の下塗り塗料もあります)。

この後に中塗り・上塗りと塗装を重ねていく際に、施主様がお選びになった色を塗っていきます。

なお、下塗りには外壁材と中塗り・上塗りで使用する仕上げ塗料とを密着させやすくする役割があります。接着剤や化粧下地に例えられることもあり、仕上げ塗料のベースとなる重要な部分なのです。

中塗り

2回目の塗装作業である中塗りを終えました。下塗りの時に発生していた塗料の色ムラが消え、均一な白さになっています。すでに外壁は十分美しい見た目になっていますが、中塗りを終えた段階ではまだ完成ではありません。

それぞれの塗料には、塗料メーカーが指定した正しい重ね塗り回数が存在します。

今回使用する塗料は下塗りと中塗り、そして上塗りの計3回の重ね塗りをするよう指定されていました。その正しい塗装方法を厳守し、作業を行います。

上塗り

中塗りを十分に乾かしたら、3回度目の塗装作業である上塗りを実施します。

塗料を重ね塗りするときは「十分に乾いていること」が重要。塗料が乾ききらないうちに次の塗装をすると、塗料がうまく密着せず、施工後に塗膜の剥がれや浮きなどのトラブルが発生することもあります。

高品質で長持ちする外壁塗装を施主様へ提供するためにも、基本に忠実な外壁塗装を心がけています。

仕上がり

上の画像が施工後の外壁です。以前の古びた印象はどこへやら、美しい外壁がよみがえりました。

こちらの画像はすでに霧除けなどの塗装も完了した様子ですが、付帯部分塗装についてはこの次の項目で手順を解説します。


付帯部分の塗装

付帯部分(雨戸、軒天などの部分)の塗装手順を画像とともに見ていきましょう。

トタン(金属)でできた霧除けと排気口カバーを塗装していきます。上の画像は施工前の様子。霧除けはところどころ塗装が剥がれていて、下地がむき出しになっています。むき出しになった下地も、塗料を塗り直して覆い隠せば問題ありません。

ただし、塗装の前には”ケレン”と呼ばれる下地処理を行わなければなりません。ケレンで表面に細かな傷をつけることで、塗膜が密着しやすい状態を作り出すのです。

トタンなどの金属でできた部分には、サビ止め処理(サビ止め塗料を塗る作業)を実施する必要があります。サビ止めを行わなければ、塗膜で表面が覆われていたとしてもサビが発生しやすくなるからです。

サビが進行すると部材がボロボロになってしまうこともあるので、金属部分へのサビ止め処理は欠かせません。なお、サビ止め処理には5年ほどの耐用年数があるので、5年が経過したら劣化状況により再塗装が必要となることもあります。

サビ止め塗料が乾いたら、中塗り・上塗りと重ね塗りして塗装完了です。

付帯部分の塗装には「下塗りと上塗りの2回」の場合もあれば、今回のように「下塗り・中塗り・上塗りの3回」であるケースもあります。これについても、塗料メーカーが指定した正しい施工方法で対応するように徹底しています。


まとめ

今回は、モルタル外壁を取り入れたO様邸の外壁塗装の様子を紹介しました。こまめに外壁の洗浄メンテナンスを実施されているO様ですが、どんなにていねいに洗浄を行っていても塗膜はいずれ劣化します。

塗膜の劣化を放置すると外壁材自体が傷んでしまう可能性もあるので、それを防ぐために定期的な外壁塗装を行わなければなりません。

「初めての外壁塗装だからどこに任せればいいかわからない」という方や、「前回の外壁塗装にあまり納得がいかなかった」という方は、ぜひいえふくへご相談ください。塗装のプロとしての技術と経験、親切なサポート体制で、外壁塗装の相談に乗らせていただきます。