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施工事例

付帯部分の塗装で家を際立たせる(神奈川県愛川町)

外壁塗装を引き立てる脇役塗装

外壁塗装は、外壁だけを塗ればよいのではありません。
家には外壁の他に塗装を要する箇所がたくさんあります。
例えば、雨樋や破風、雨戸や霧よけ、換気扇のフードや軒裏、他にはバルコニーや縁台、外構などがあります。

細かい部分も見落とさず、丁寧に塗装することで、家全体の美しさが際立つからです。
では、外壁塗装の具体例を見ていきましょう。

Before

U様邸はたいへん意匠的に優れており、人目を引くデザインに富むものとなっています。
そのため、塗装後は期待できる仕上がりとなることでしょう。

まずは足場を掛け、養生シートで覆い準備が整いました。

After

外壁が見違えるようにきれいになりました。
外壁塗装の主役は面積の大きい外壁です。
しかし、家の外観は、外壁という主役を支えるたくさんの脇役があってこそ成り立ちます。
今回の工事でどのような外壁塗装を行ったかを説明していきます。

施工手順

洗浄

まずは、高圧洗浄を行います。
破風や軒樋を洗浄しています。
建物の外壁はもちろん、細かい箇所も洗浄していきます。
業者が扱う高圧洗浄機は、頑固な汚れも落とすことができます。

コーキングの打ち替え

外壁はALCのため、接続部にコーキングが施されています。
コーキングは年月を経ると劣化し、取り換えが必要です。

まず、古いコーキングを取り除き、粘着剤を塗り、新しいコーキングを施します。
コーキングは外壁の接続部の防水性と気密性を高め、外壁の耐久性を高める役割を果たします。

コーキングがきれいに施されました。

下塗り

外壁塗装には、主に3つの段階があります。
「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3重の塗装です。

写真は、外壁と軒裏天井と屋根の破風板の下塗り風景です。
下塗りには、通常シーラーやプライマーと呼ばれる粘着性の高い下地剤が用いられます。
下地剤は壁面の凹凸を整えるとともに、その後の塗装の密着性を高めるのです。

中塗り

次は中塗りです。
中塗りには上塗りと同じペイントが用いられますが、塗り残しを防止するために、色は多少異なるものを用います。

上塗り

 

上塗りは最後の仕上げです。
中塗りが十分に乾いた後、同じ塗料が再度塗られます。
塗膜を増やすことにより、外壁の耐久性を高めることになるからです。
また、上塗りは仕上げの塗装のため、美観を高めるためにも大切な塗装です。

ここまでが主に外壁塗装の基本的な部分です。
住宅には他にもたくさんの付属箇所があります。
次は、付属部分の塗装方法を見てみましょう。

雨戸の塗装

写真は雨戸の上塗りです。
雨戸は、住宅の壁面の中でも面積が大きい部分のため、ムラのないようにきれいに塗装します。

外構の塗装

次は外構です。
正面の門構えや塀や垣根などの外構もきれいにしなくてはなりません。
U様邸の場合、外構のモルタル壁の塗膜が剥げていました。
住宅の外壁と同様に、下地の手入れを行い、新しく塗装し直しました。

霜除けの塗装

次は、出窓の屋根に相当する霜除け部分の塗装です。
霜除け部分は、徐々に塗膜が劣化してさびたりしてきます。
下塗りに相当するさび止め、中塗り、上塗りを行い、きれいに仕上げていきます。

笠木(かさぎ)の塗装

笠木とは、バルコニー壁の上部や屋上の手すり上部に、帽子のように被せられる金属板のことです。
今でも笠木で「木」と呼ばれているのは、昔木で作られていた名残りかもしれません。
しかし、今ではほとんどが金属製です。
金属製でも劣化は否めないので、塗料の性能や外壁の美観を維持するには、定期的な塗装が必要です。

濡(ぬ)れ縁の塗装

濡れ縁は文字通り雨風にさらされ濡れる部分なので、塗装の劣化が著しい箇所です。
特に、U様邸の場合は木製であるだけに、劣化の度合いが激しかったです。
今では、木目調の塩ビ系の素材で出来た耐久性の高いものも出回っていますが、自然の風合いを好まれる方は、木製を採用する場合も多いようです。
ただし、木製は、マメな手入れが求められます。

完了

すべての外壁を塗り終え、全体がきれいに仕上がりました。

この写真は、雨戸や雨樋、破風や軒裏、霜除け部分などの仕上げ部分です。

まとめ

外壁塗装は外壁のみならず、雨樋や破風などの付帯部分も同時に塗装することが多いです。
付帯部分も同時に塗装してきれいにすることで、塗装された外壁の美しさをさらに引き立てます。