施工事例
定期的なメンテナンスと光触媒塗料で白く輝く外壁をキープ!(神奈川県三浦市)
はじめに
清潔感がありシンプルな印象を与える白色の外壁は、人気のカラーのひとつです。しかし、汚れが目立ちやすいデメリットもあり、定期的なメンテナンス(塗り替え)が必要です。
今回の施工事例は築20年のH様邸で、前回から8年ぶりで2度目の塗り替えです。下のBefore写真からもわかるように、築20年とは思えないほどの白色の外壁が美しいお住まいです。
美しさの秘訣は、施主様自身が普段から外壁のお掃除をされていることです。また、今回のように早めのタイミングでのメンテナンスも心がけていらっしゃいます。
園芸が趣味のH様は、庭木を美しく見せるために外壁の白さにもこだわっているそうです。
今回の施工事例は、白い外壁の家にお住まいの方必見の外壁塗装です。外壁を汚れにくくするための塗料の選び方やメンテナンスのタイミングなど、ぜひ参考にしてください。
Before
定期的なメンテナンスを行い、日頃から外壁の掃除もしているH様邸です。柔らかいスポンジを使い、チリやホコリなどの汚れを細目に落としています。
前回の塗装から8年が経ちますが、白色の外壁にはほとんど汚れが付いていません。
施主様ご自慢の庭木のグリーンと白色の外壁が美しいお住まいです。
普段のお手入れにより外壁にひどい汚れは付着していませんが、プロでないと解決できないトラブルも起こります。
室外機のホースと外壁の隙間を埋めるコーキング部分にカビが生え、ひび割れが起きています。放っておくとヒビから雨漏りなどのトラブルが起きる可能性もあります。
外壁も汚れは付着していませんが、ツヤが損なわれている状態です。
After
塗り替えにより白色の外壁にツヤが戻りました。庭木のグリーンがより映える白色の外壁に生まれ変わりました。
汚れに強い塗料を選んだことで、今後のメンテナンスもしやすくなりました。普段から外壁のお手入れをされる施主様も、今回の塗装の効果を実感されていることでしょう。
施工手順
足場設置
外壁塗装は足場の設置から始まります。高所で作業を行うため、職人の足場が安定しないと丁寧な作業ができず、落下する恐れもあります。
施主のH様は隣家との距離が近いことを気にされていました。
外壁塗装工事では、塗料の飛散や臭い・足場を設置する際の騒音により近隣トラブルになるケースがあります。
いえふくでは施工前に必ず近隣の方へご挨拶に伺いますが、施工中も細心の注意を払って作業をします。
騒音に気をつけながら足場を組み、飛散防止シートを設置して塗料の飛散や臭いの充満を防ぎます。
高圧洗浄
つづいて外壁に付いた汚れを高圧洗浄機で洗い流します。壁に付いた汚れを落とすことで塗料が密着しやすくなります。
普段から施主様自身が壁の掃除をされていることもあり、外壁にひどい汚れは付着していません。大切にお住まいになっている施主様の想いを胸に、丁寧に一つ一つの工程を進めます。
養生作業
塗装時はどんなに慎重に作業をしても、塗料が飛び散ったり垂れたりします。塗料を付けたくない箇所は、塗装前にビニールやマスキングテープで保護する「養生作業」を行います。
養生作業は、仕上がりを左右する重要な工程です。丁寧な養生を行うことによって、塗装する箇所としない箇所の境目がはっきりし、美しく仕上がります。
まっすぐでピッタリとした養生は、良い業者かどうかを判断するポイントのひとつです。
コ-キング
サイディング外壁の場合、ボードとボードの継ぎ目にコーキング(目地材)が施されています。コーキングも紫外線や雨風の影響で、ひび割れや剥がれなどの劣化が起きるため、定期的な補修が必要です。
まず古いコーキングを剥がし、新しいコーキング剤と外壁との密着性を高めるためにプライマーと呼ばれる下地材を塗布します。
つぎに新しいコーキング剤を注入し、ヘラを使って均一にならします。
コーキング剤が乾燥する前に養生テープを剥がして、コーキング補修の完了です。外壁と一緒にコーキング部分も塗装することで、壁になじんで目立たなくなります。
下塗り
外壁塗装は3度塗りが基本です。重ね塗りすることで丈夫で耐久性に優れ、見た目も美しい塗膜が完成します。
最初の塗装は「下塗り」です。下塗りには、これから塗る塗料と外壁との密着性を高める役割があります。
中塗り
つづいての塗装は「中塗り」です。
写真から下塗りと中塗りは色が異なり、違う塗料を使っていることがわかります。
密着性を高める目的の下塗りに対して、中塗りに使うのは仕上げとなる塗料です。3度目の塗装と同じ塗料を使って重ね塗りすることで、ムラのない美しい仕上がりになります。
白色の外壁を長く保ち続けるために、普段からお手入れを行うH様に、いえふくは光触媒塗料の提案を致しました。光触媒塗料は価格が高めですが、太陽が当たることで汚れを分解し、雨によって汚れを洗い流す作用があります。
防汚性に優れるため、汚れが目立ちやすい白色の外壁にピッタリの塗料です。
上塗り
最後に「上塗り」です。中塗りと同じ塗料を使って仕上げていきます。
仕上げの塗装を重ねることで、塗り残しがなく、つややかな塗膜が完成します。
仕上がり
丁寧に下準備を行い、3度塗りを行った外壁には、新築時のような輝きが戻りました。光触媒塗料を使用したことで、耐久性や防汚性に優れる塗膜が完成しました。
付帯部分の塗装
破風板や雨どいなど、外壁や屋根以外の部分を付帯部分といいます。
外壁の塗り替えで足場を組む機会に、付帯部分も一緒に塗装しましょう。今後の補修のタイミングもそろうため、メンテナンス計画も立てやすくなります。
付帯部分は白色の外壁とコントラストの美しい黒色で塗装しました。付帯部分の黒色が白色の外壁のアクセントとなり、家を引き締めて見せます。
まとめ
今回は白色の外壁が美しいH様邸の施工事例でした。普段から外壁掃除をされているためひどい汚れは付いていませんでしたが、ツヤは無くなっている状態でした。白色の外壁は汚れが目立ちやすいため、今回のように早めのメンテナンスが理想的です。
今後のメンテナンスのことも考えて、防汚性に優れる光触媒塗料を使用しました。新築時のようなツヤが戻り施主様も喜んでくださいました。汚れにくくなった外壁を実感して、今後さらに今回の塗装の効果を感じていただけることでしょう。
いえふくではそれぞれのお住まいの状態や施主様のご要望に応じて、さまざまな外壁塗装のご提案を致します。外壁塗装のことでしたら、いえふくにどうぞお気軽にご相談ください。