施工事例
ひび割れたサイディングを補修して再塗装!ピカピカに変身したF様邸(東京都福生市)
Before
この記事で紹介するのは、新築時から11年ほどが経過するF様邸の施工事例です。
F様がインターネット検索で外壁塗装の業者を探している際にいえふくの存在をお知りになり、ご相談いただきました。
F様は、住宅を新築した頃に業者から「築10年くらいで外壁塗装をしてくださいね」と伝えられていたそう。
しかし、最近まですっかり忘れており、ご友人が外壁塗装されたことを聞いて業者の言っていたことを思い出したそうです。
外壁塗装を実施する前のF様邸の様子がこちらです。
“サイディングボード”(外壁の表面に貼りつけて用いる板状の外壁材)を使用したおしゃれな洋風住宅で、堂々とした家構えが特徴です。
しかし、外壁の隅など細かい部分を見ると、黒ずみ汚れがたまっているところもありました。
F様自身がおっしゃっていたことですが、全体的にややぼろい印象になってしまっています。
F様は施工前点検の際にご自宅を見上げながら、「もう10年以上お世話になってる家だし、ピカピカにしてあげたいねえ」とお話しになっておりました。
また、F様邸では一部のサイディングボードに亀裂(専門用語では“クラック”と呼びます)が入っておりました。
上の画像は、その亀裂の様子を撮影したものです。
地震などで建物が揺れたのか、サイディングボードがずれてしまっていますね。
ずれたサイディングボードを元に戻すのは難しいので、発生している亀裂を埋める形で補修作業を行います。
After
外壁塗装が完了した後のF様邸の様子がこちらです。
施工前の古びた印象はすっかりなくなり、一面ピカピカで清潔感のある外壁へと生まれ変わっていますね!
外壁とあわせて軒天(屋根の、壁より外側にせり出している部分の裏側)や雨どい、雨戸などの付帯部分もまとめて塗装をしたので、住宅全体が丸ごときれいになりました。
施工後のマイホームをご覧になったF様も、満足げな表情を浮かべていらっしゃいました。
次の項目では、F様邸の外壁塗装の各工程のうち、いくつかをピックアップして紹介します。
塗装の様子
足場設置
上の画像は、F様邸の周囲に足場を設置するための準備をしているところです。
施主様の許可をいただいた上で足場の部材を外壁に立てかけておりますが、外壁が傷つかないようていねいに扱いますので、ご安心ください。
外壁塗装の工事には、必要不可欠なものがいくつもあります。その1つが“足場”です。
2階以上の高い場所での作業をともなう外壁塗装では、足場がなければ一向に工事ができません。
コーキング
F様邸のようなサイディング外壁では、サイディングボード同士の隙間に“コーキング”と呼ばれる充てん剤(シーリングともいいます)が打ち込まれています。
コーキングが設置されている理由は、「外壁材の隙間から雨水が外壁内部に入り込まないようにするため」や「地震などの衝撃で外壁材が傷つくのを防ぐため」などです。
コーキングが劣化していると、こういった役割を十分に果たせなくなるので、寿命を迎えたコーキングは、外壁塗装のタイミングで補修する必要があります。
新築時に設置されているコーキングは、およそ5〜7年ほどで寿命を迎えます。
F様邸のコーキング(上画像)もすでに寿命を迎え、“破断”と呼ばれるトラブルが発生していました。
破断とは、コーキングの中心部分が裂けることです。
上の画像は、古くなったF様邸のコーキングを撤去した後の様子です。
コーキングの打ち替え補修では、古くなったコーキングを撤去することからスタートします。
つぎに、コーキング撤去後の目地の内部(溝のような部分)に“コーキングプライマー”と呼ばれる下塗り剤を塗布し、新しいコーキング剤を注入します。
コーキング剤を注入しただけだと表面が凸凹なので、ヘラなどを使って平たくならして、補修作業は完了です。
また、F様邸のサイディングボードに発生していたクラックも、この工程と同時に補修を行いました。
クラック内部にコーキング剤を注入し、表面をならして、クラック補修も完了です。
下塗り
ここからは外壁の塗装作業に入るのですが、その際にお伝えしておきたいポイントがあります。
それは、外壁塗装では「下塗り・中塗り・上塗り」の3度塗りを行う点です。
どの工程も欠かせない大切な作業なので、いえふくの職人は全ての工程をていねいに施工しております。
こちらは1度目の塗装作業である下塗りが完了した後の様子です。
下塗りで塗る塗料には、上塗り塗料(中塗りと上塗りで使用する塗料)を外壁材にしっかり密着させる役割があります。
中塗り
下塗りが完了すると、次は2度目の塗装作業となる中塗りを行います。上の画像は、中塗りを実施している最中に撮影されたもの。
中塗りから使用する上塗り塗料には、サイディングボードを雨水や汚れから保護する機能が備わっています。
サイディングボードの自体は水に弱いので、表面を塗膜(塗装された塗料が乾燥し固まって膜状になったもの)でコーティングすることで、防水性を付加することが必要です。
上塗り
中塗りで塗った塗料が十分に乾いたら、3度目の塗装作業である上塗りを行います。上の画像は、上塗りが完了した後に撮影されたものです。
塗装作業の際には、住宅の周囲に生えている植物に塗料が飛ばないよう、ビニールシートで養生してから塗装を行いました。
植物を完全に覆うと呼吸ができなくなってしまうので、空気を取り込めるように工夫して養生することが大切です。
付帯部分塗装
上の画像はF様邸の雨どいの塗装後の様子です。付帯部分塗装でも、外壁の時と同じく下塗り・中塗り・上塗りの3度塗りで塗装を行います。
ただし、使用する塗料は外壁の時とは別の塗料です。
外壁には外壁専用の塗料があり、付帯部分にも専用の塗料があります。
こちらは雨戸の塗装後の様子です。
雨戸を塗装する際は、隅々までていねいに塗装ができるよう、レールから外して塗装するのが鉄則。
また、雨戸のように金属製の部分を塗装する前には、“ケレン”と呼ばれる下地処理も欠かせません。
ケレンとは、やすりなどで表面を磨き、汚れやサビを落とす作業です。
金属部分の表面に微細な傷をつけて、塗料が密着しやすい環境を整える目的もあります。
塗装施工時のポイント
F様邸の外壁塗装における重要なポイントは、塗装前に行った“高圧洗浄”の作業です。
高圧洗浄とは、高圧洗浄機を使って外壁の汚れを洗い流す作業のこと。
塗装前に外壁の汚れを落とさないと、塗料が外壁材にうまく密着できずに、本来の耐用年数よりも短い年数で塗膜が剥がれることが予想されます。
長持ちする外壁塗装を実現するためには、塗装前の高圧洗浄が必要不可欠なのです。
いえふくの職人は、塗装作業そのものだけでなく、高圧洗浄などの各作業に手を抜かず全力で取り組んでおります。
「適正価格で高品質な外壁塗装を行いたい」と希望される方は、ぜひいえふくの外壁塗装をご検討ください。