施工事例
築35年の住宅を外壁塗装!清潔感のある落ち着いた住宅に変身(東京都八王子市)
はじめに
この記事で紹介するのは、S様邸の外壁塗装の施工事例です。
今年で築40年を迎えるS様邸は、今から13年ほど前に大規模なリフォームを行い、サイディング外壁(“サイディングボード”と呼ばれる板状の建材を表面に貼り合わせた外壁)を導入されたそうです。
S様は「我が家をピカピカにしたいのはもちろんだけど、これからも住み続けるから、ちゃんとお手入れしたい」とお話しになっておりました。
この記事をご覧いただけば、築35年のS様邸が外壁塗装でピカピカに変身する様子を確認できます。
外壁塗装を検討中の方は、ぜひ参考にしてくださいね。
Before
外壁塗装を実施する前のS様邸の状態がこちらです。
外壁の方を見ると、とくに地面に近い部分に汚れや泥が集中していますね。雨が強い日などは、地面の泥が跳ねて汚れてしまうようです。
外壁の一部には、コケが生えている様子も確認できます。
S様邸は住宅のすぐ裏手が山であり、いつもジメジメしていて湿気が高いそうです。
湿気が高い場所の外壁は、塗膜(塗装された塗料が乾燥し固まって膜状になったもの)が劣化しているとコケが生えてくるケースが多いです。
ご自宅の外壁にコケが生えているようでしたら、そろそろ外壁塗装を検討してみてもよいかもしれません。
After
外壁塗装が完了したS様邸がこちらです。
施工前にはオフホワイトの外壁でしたが、施工後には少し青みがかったグレーへと変身しています。
S様は「家の裏がすぐ山だから、雨風が強い日には泥が飛んで外壁がすぐ汚れてしまう」とお悩みになっておりました。
そこでいえふくでは、「汚れが目立ちにくいグレーの色にしてはどうか」と提案させていただきました。
S様にもこの提案を喜んでいただけたため、グレーの塗料を使って外壁塗装した形です。
いえふくでは、ご要望に合わせた色選びのアドバイスも承っているので、お困りの方は気軽にご相談ください。
次の項目では、S様邸の外壁塗装の工事が進んでいく様子を、くわしく解説します。
施工手順
足場設置
外壁塗装の工事では、足場を組み立てることから作業がスタートします。
「After」の画像でもわかるとおり、S様邸の玄関周りには傾斜が設けられており、足場設置の難易度が少し高めでした。
しかし、数々の現場を経験しているいえふくのベテランの施工スタッフたちのおかげで、スムーズに足場を設置できました。
高圧洗浄
足場を組み終えたら、次は“高圧洗浄”の工程へと移ります。
高圧洗浄は、業務用の威力が強い高圧洗浄機を使用し、外壁に付着している汚れや砂ぼこりを洗い流す工程です。
S様邸の外壁に付着していた泥やコケについても、高圧洗浄を終えるときれいになりました。
外壁に汚れが付いたまま塗装すると、塗料の密着力が弱くなり、本来の耐用年数より短い期間で剥がれるでしょう。
高品質な外壁塗装を実現するためには、施工前の高圧洗浄が欠かせません。
養生作業
高圧洗浄が完了すると、次は“養生”と呼ばれる作業を行います。
養生とは、窓ガラスや玄関ドアなど、塗料が飛んで汚れては困る部分を、ビニールシートや養生テープなどで覆って汚れないようにする作業です。
上の画像を見ると、養生の様子が確認しやすいですね。
S様邸の窓ガラスやコンセントのほか、雨どいや基礎部分もビニールシートで覆われています。
なお、雨どいは後から塗装を行う付帯部分(雨戸など、外壁に付帯する部分)に該当しますが、外壁を塗装する際はひとまず養生するのが基本です。
雨どいなどの付帯部分は、外壁の塗装が完了してから養生を剥がし、塗装をする流れです。
コ-キング
養生作業が終わると、次は“コーキング”の補修作業を行います。
コーキングとは、樹脂を主原料とし、乾燥して固まるとゴム状になる充てん剤のこと。
S様邸のようなサイディング外壁は、サイディングボードのつなぎ目の隙間をコーキングで埋めています。
コーキングは5〜7年ほどで寿命を迎えるため、外壁塗装のタイミングで補修をするのが一般的です。
それでは、S様邸のコーキング補修の様子を見ていきましょう。
上の画像は、外壁のつなぎ目から古くなったコーキングを撤去した後の様子です。
サイディング外壁のコーキング補修では、まずは古くなったコーキングを撤去します。
その後、撤去した後の溝に“コーキングプライマー”と呼ばれる下塗り塗料を塗ります。
コーキングプライマーには、下地とコーキングの密着を助ける働きがあります。
コーキングプライマーを塗り終えたら、新しいコーキングを打ち込み、表面を平たくならして補修作業は完了です。
下塗り
コーキング補修が完了すると、いよいよ外壁の塗装作業へと移ります。
上の画像は、1度目の塗装作業である下塗りが完了した後の様子です。
外壁塗装では「下塗り・中塗り・上塗り」と呼ばれる3度塗りをするのが基本。
下塗り時に使用したのは、“プライマー”と呼ばれる下塗り専用の塗料です。
プライマーには、コーキング補修で使用したコーキングプライマーと似た働きがあり、外壁材と上塗り塗料(中塗りと上塗りで使用する塗料)を密着させる役割を持っています。
プライマーとコーキングプライマーは、機能だけではなく名前も似ていますが、別のものです。
外壁には外壁専用のプライマーがあり、コーキングにはコーキング専用のプライマーがあるのです。
中塗り
プライマーが十分に乾いたら、次は2度目の塗装作業である中塗りを行います。
上の画像は、中塗りが完了した後に撮影されたものです。
上塗り
つづいて、3度目の塗装作業となる上塗りを行います。
下塗り・中塗り・上塗りと、それぞれの塗装工程には異なる名前が付いていますが、塗装方法自体はいずれも同じ。
ローラーを使って、職人の手作業で塗装を行います。
仕上がり
改めて、S様邸の外壁塗装完了後の様子をチェックしてみましょう。
汚れていた外壁が、塗装工事によりピカピカに生まれ変わっています。
外壁塗装は雨が降ると工事を進めることができません。
S様邸の施工期間中には、少し雲行きが怪しい日もありましたが、なんとか予定通りに工事を終えられました。
雨が降ると工事がストップする理由は、まだ乾いていない塗料に雨が混じると、塗料が薄まり塗装の品質が下がるからです。
なるべくスケジュール通りに外壁塗装を終わらせたい方は、雨が降りやすい季節を避けて施工した方がよいでしょう。
付帯部分塗装
最後に、ここまででは紹介しきれなかった付帯部分塗装の様子を紹介します。
まずは、雨戸塗装の様子を見てみましょう。
雨戸のように金属製の部分を塗装する前には、“ケレン”と呼ばれる下地処理が必要です。
ケレンとは、やすりなどで表面を磨き、汚れやサビを落とす作業のこと。上の画像は、ケレン作業中のものです。
ケレンが完了したら、外壁と同じく3度塗りで塗装をしていきます。
この時のポイントは、金属部分の下塗り時にはサビ止め効果のある塗料を使用することです。
金属部分は普通の塗料を塗るだけではサビを防ぎにくいですが、下塗りでサビ止め塗料を塗っておけば、サビの発生を遅らせることができます。
下塗りが完了したら、中塗り・上塗りと重ね塗りをして、雨戸塗装は完了です。
こちらは施工前の雨どいの様子を撮影したものです。
S様邸の雨どいは、もともとは濃いブラウンカラーだったそうですが、今ではすっかり色あせてしまっています。
色あせた外壁も、このようにピカピカに塗り直しました。
S様は雨どいの色を、雨戸と同じベージュに塗装するよう希望されました。
もう少し遠くからS様邸の付帯部分の様子を見てみましょう。
雨戸と雨どい、水切り(住宅の基礎に水が浸入しないようにする部分)の色がベージュで統一されており、やわらかで落ち着いた印象に仕上がっています。
付帯部分の塗料の色も施主様のお好みで選べます。外壁の色とのバランスを考えながら選んでみてくださいね。
まとめ
この記事では、築40年のS様邸を外壁塗装した施工事例を紹介しました。
施工前には泥やコケで古びた印象のあったS様邸が、外壁塗装で清潔感を取り戻す様子を確認できましたね。
いえふくでは、外壁塗装工事はもちろん、屋根塗装やバルコニー塗装などさまざまな施工実績を豊富に有しております。
「塗装工事は経験豊富な業者に任せたい」と考えている方は、ぜひいえふくまでご相談くださいませ。