施工事例
外壁の藻に悩まされるH様邸を外壁塗装でピカピカに塗り替えた事例(神奈川県南足柄市)
Before
この記事で紹介しているのは、築8年の住宅を外壁塗装した施工事例です。
H様は8年前に注文住宅でマイホームを新築され、それから初めての外壁塗装だそうです。
H様は「初めての塗り替えだから、何をすればいいのか全くわからない」とお困りになっていました。そこで、いえふくに在籍している専門知識を持ったアドバイザーが、相談を承った次第です。
ご相談の際のヒアリングから、H様は外壁に藻が生えてきたことが一番のお悩みだったそう。
外壁塗装をすれば壁に生えた藻もきれいに落とせる旨をお伝えすると、H様はご安心なさっておりました。
今回の施工事例をご覧いただくと、藻が生えるほど劣化した外壁が、塗装工事により美しく生まれ変わる様子を確認できます。
H様と同じように外壁の藻にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
外壁塗装を施工する前のH様邸の様子が、上の画像です。
上の画像を見る限り、それほど汚れがひどいようには見えません。しかし、住宅の裏側に回ってみると、たしかに緑色の藻が生えておりました。
次の画像をご覧ください。
この画像を見ると、H様邸の外壁が緑色になっている様子が確認できます。これこそ、H様のお悩みの種である『藻』ですね。
H様邸のようなサイディング外壁(“サイディングボード”と呼ばれる板状の建材を表面に貼り合わせた外壁)は、表面を塗膜(塗料が乾燥して形成する膜)でコーティングすることにより、汚れから外壁を守っています。
しかし、塗膜が経年で劣化すると外壁を保護する力が弱まり、汚れがひどくなったり藻が生えてきたりするのです。
もし、あなたのご自宅にも藻が生えているようなら、それは塗膜が劣化しているなによりの証拠。お早めに外壁塗装を検討するのがおすすめです。
After
無事に外壁塗装工事を終えたH様邸がこちら。
施工前とはがらりと雰囲気が変わり、一面ベージュの外壁へと変身しています。
壁に生えていた藻はすべて取り除いてから塗装をしたので、もうH様が藻に悩まされる心配もありません!
H様がお選びになったシリコン塗料(塗料の一種。外壁塗装の塗料は種類により耐久力が異なる)は、10〜13年ほどの耐久力を持った塗料。
気候などの条件にもよりますが、塗膜が寿命を迎えるまでは、藻が生えてこないことが期待できます。
外壁の藻がきれいさっぱりなくなったご自宅をご覧になり、H様も満足した表情をしておられました。
次の章では、H様邸の外壁塗装の工事における重要なポイントを、いくつかピックアップして紹介させていただきます。
塗装の様子
足場設置
外壁塗装の工事で必要になるのが足場です。
足場を設置することには、「職人の安全確保」と「作業するスペースの確保」の2つの目的があります。
高い場所での作業が必要になる外壁塗装は、熟練した職人であっても常に落下事故の危険と隣り合わせ。少しでも事故のリスクを減らせるように、いえふくではすべての外壁塗装現場において足場の設置を義務付けております。
また、安定した足場があればバランスを崩して手元が狂う心配もなく、高品質な塗装が行えます。
このように外壁塗装と足場には、切っても切れない密接な関係があるのです。
H様邸の周囲に足場を設置した様子がこちらです。
鉄の部材でできた足場にかかっている青いシートは、塗料の飛散を防ぐメッシュシートです。
これを張ることで、施主様のお庭や隣の住宅などに塗料が飛んでしまうのを防ぎます。
高圧洗浄
足場設置が完了すると、外壁に付着している汚れを洗い流す”高圧洗浄”の作業を行います。
外壁に生えている藻についても、高圧洗浄のタイミングできれいさっぱりと洗い流すことが可能です。
コーキング補修
サイディング外壁は、ボードとボードの隙間に“コーキング”と呼ばれる緩衝材が詰め込まれています。
コーキングとは、樹脂を主原料とし、乾燥して固まると硬いゴム状になるものです。
コーキングがあることで、地震などが起きても衝撃を受け流し、外壁の破損リスクを軽減できるのです。また、コーキングは高い防水性を備えているので、隙間からの雨水の浸入も防いでいます。
そんな大活躍のコーキングですが、耐用年数は5〜7年と短め。ですから、外壁塗装のタイミングで補修を行う必要があります。
コーキングの補修方法はいたってシンプル。上の画像のように古いコーキングを撤去してから下塗り剤を塗り、新しいコーキングを打ち込めばOKです。
シンプルな作業ではありますが、外壁全体のコーキングを補修するとなると、作業は1日がかりになります。
職人全員で別々の外壁を担当し、効率よくコーキング補修を進めていきます。
上の画像は、下塗り剤として“コーキングプライマー”を塗っているところ。
コーキングプライマーを塗らないと、新しく詰め込んだコーキングは下地に密着できず、剥離(コーキングと外壁の間に隙間ができる現象)トラブルが発生するでしょう。
上の画像は“コーキングガン”と呼ばれる専用の道具を使い、新しいコーキングを打ち込んでいるところです。
この後にはヘラなどでコーキングの厚みを均一にならし、補修作業は完了です!
外壁の塗装
上の画像は、外壁の塗装作業を行っているところ。テクノロジーが発達した現代においても、塗装工事は手作業で行うのが基本です。
なぜなら、塗膜を最適な厚みに仕上げるには、熟練した職人の繊細な塗装技術が必要不可欠だから。
塗膜の厚みがバラバラだと、塗料が持っている本来の耐久性は発揮できないのです。
いえふくの職人は、現代でも人の手による作業が必要な塗装工事に、大きな誇りを持って仕事を行っています。
付帯部分塗装
外壁塗装の工事では、外壁以外にも“付帯部分”と呼ばれる箇所の塗装をするのが一般的です。
付帯部分とは「外壁に付帯する部分」の意味で、具体例を挙げると雨戸や雨どいなどです。
上の画像は、施工前のシャッターボックスを撮影したもの。画像を見ると、窓の上に設置されたシャッターボックスが赤茶色にサビた色をしているのが確認できます。
シャッターボックスのような金属部分を塗装する際は、事前の下地処理として“ケレン”が欠かせません。
ケレンとは、タワシやヤスリなどを使って塗装面を薄く磨く作業のこと。
ケレンにより塗装面のサビを落とし、表面に微細な傷をつけることで、新しい塗料が密着しやすい環境を整えるのです。
シャッターボックスの塗装を終えると、このようになりました。
サビ止め塗料を塗ってから黒い塗料を塗ったので、施工前よりも防サビ性が向上しています。
上の画像は、雨どいと破風板を塗装しているところ。
雨どいも破風板も住宅の防水性を担う重要な部分なので、くまなくしっかり塗装するのが大切です。
塗装施工時のポイント
今回の外壁塗装における重要なポイントは、外壁や付帯部分の塗装時に「下塗り・中塗り・上塗り」の3度塗りを実施している点です。
外壁塗装の工事は、たった1度だけ塗料を塗れば塗装が完成するわけではありません。
下塗りから上塗りまで、合計3回の重ね塗りをしてはじめて、塗膜は万全なコンディションに仕上がるのです。
塗膜のコンディションが悪いと、本来の防水性が発揮できません。
外壁塗装でも屋根塗装でも、3度塗りは工事の基本です。
いずれの工程も手を抜けない重要な作業なので、いえふくでは1回1回の塗装工程に魂を込めて作業を行っています。